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2017.05.06公開 / 2020.02.22更新

【中古車購入前にチェック!】BMWミニモデルチェンジ遍歴まとめ【ハッチバック&コンバーチブル編】

shimodaira 

ミニの中古車を購入する時に気になるポイントの1つが、フルモデルチェンジマイナーチェンジ(フェイスリフト)を行ったタイミング。フルモデルチェンジでは一目で分かる大幅変更が行われますが、マイナーチェンジでは対策パーツによる信頼性向上など、細かなアップデートが行われています。実際iRへご来店頂いたお客様からも、「何年ぐらいの年式がオススメですか?」なんて質問をよく頂きます。

 

そこで今回は、BMWミニのモデルチェンジ、マイナーチェンジの変遷を時系列でまとめてみようと思います。と言っても全てのモデルを一緒にまとめると少々長くなってしまうので、基本構造やコンセプト毎に『ハッチバック』『コンバーチブル』『クラブマン』『クロスオーバー』『その他派生モデル』を軸にまとめてみたいと思います。今回はその第1弾として、ハッチバック&コンバーチブル編をご紹介します。

 

中古車を買ってから「もう1年新しい年式にすれば良かった・・・」なんて事にならないようにこれを見て予習してください!

 

 

ミニ(ハッチバック)

第1世代

 

2002年3月 初代BMWミニ登場

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往年のローバーミニに変わり、新生BMWミニが登場。クライスラー共同開発のエンジンを搭載し、トランスミッションはMTとCVT(無段変速)を搭載。40年間続いた基本設計が抜本的に見直された事で、ローバーミニに比べて耐久性や快適性が大幅に向上しました。

 

 

2004年9月 マイナーチェンジ

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BMWミニで初となるマイナーチェンジ。バンパーや灯火類のデザインが変更され、キセノンヘッドライトも導入されました。

 

主な変更点

  • 全モデルにMTが追加
  • ヘッドライトにキセノンが設定(クーパーSは標準)
  • バンパーのデザイン変更
  • グリルのデザイン変更
  • 灯化類のデザイン変更

 

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マイナーチェンジ前

 

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マイナーチェンジ後

 

2005年3月 ミニクーパーSにATモデルが追加

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6速MTのみの設定だったミニクーパーSに6速ATが搭載されました。ワン、クーパーで採用されているCVT(無段変速機)に比べて信頼性が高く、フィーリングも向上したことで安心して乗れるATになりました。

※iRでは多くのCVT搭載車に問題があると判断し、安心してお客様におすすめできないため、MTモデル及びクーパーSの6速ATモデルのみお取扱いしています。

  

 

第2世代

2007年2月 MINI初のフルモデルチェンジ、第2世代のBMWミニ(R56)が登場

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BMWミニ初となるフルモデルチェンジで第2世代へ進化。ボディサイズは大きな変更はありませんが、エンジンはクライスラー製からPSAグループ(プジョー・シトロエン)との共同開発のエンジンへ変更されました。排気量は従来と同じ1.6Lながら、クーパーSの過給機がスーパーチャージャーからターボに変更され、ATミッションも従来のCVTからアイシンAW製の6速ATに変更され、信頼性が大幅に向上しています。故障しやすかったパワステ機構も見直しが行われました。

 

 

2010年4月 エンジンのマイナーチェンジ/中期型モデルの登場

マイナーチェンジを受けた後期型エンジンが搭載。バルブトロニック(可変バルブ機構)やブレーキ回生システムが採用され、出力・燃費ともに改善。水漏れし易いといわれていたサーモスタットハウジングが対策品に変更されています。

※2010年4月のエンジン変更~10月のデザイン変更までのモデルを『中期型』と呼びます(前期型デザイン&後期型エンジン)。

 

主な変更点

  • ワンの排気量が1.4Lから1.6Lに拡大
  • バルブトロニック(可変バルブシステム)を採用
  • ブレーキエネルギー回生システムを搭載
  • エンジン・スタート・ストップ機能(アイドリングストップ)を搭載(※MTのみ)

 

 

 2010年10月 デザインのマイナーチェンジ/後期型モデル登場

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エンジンの仕様変更から遅れること約半年、デザインのマイナーチェンジが行われました。これを受けてバンパーや灯火類のデザインに変更が加えられ、クーパーSではフロントバンパーにダクトが追加されました。内装ではインパネスイッチの配色がシルバーからブラックへ変更になっています。

 

主な変更点

  • フロント&リヤバンパーのデザイン変更
  • ボンネットの形状変更
  • テールランプのデザイン変更
  • サイドスカットルのデザイン変更
  • インテリアのスイッチ類のカラー変更(シルバー → ブラック)
  • ダイナミック・ブレーキ・ライト機能を搭載(急ブレーキ時の自動点滅ブレーキ)

 

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マイナーチェンジ前

 

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第3世代

2014年4月 2度目のフルモデルチェンジ、第3世代のBMWミニ(F56)が登場

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2度目となるフルモデルチェンジを果たし第3世代へ。ボディ剛性が向上し、乗り心地や静寂性が大幅に向上。LEDヘッドライトの採用や張り出しの強いフロントバンパーなど、よりアクティブなイメージに。ボディも大型化し3ナンバーサイズ(全幅172cm)となっています。

従来は全グレード共通で1.6Lだった排気量もグレード毎に細分化。ワンは1.2Lターボ、クーパーでは1.5Lターボ、クーパーSでは2.0Lのターボエンジンを搭載。

 

2014年10月 ハッチバックモデルに5ドア(F55)が登場

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ハッチバックのボディをストレッチ、リヤにもドアを追加した5ドアモデルが登場しました。ハッチバックのMINIらしい外観デザインのまま、後部座席は70mm拡大されて乗り降りや荷物の積み込みがし易くなりました。3ドアを敬遠していたファミリー層にも支持されています。

 

2015年8月 マイナーチェンジ、デザイン変更と燃費が向上

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第3世代となって始めてのマイナーチェンジ。クーパーの燃費が向上(0.4m/L)し、一部装備の見直しが行われました。デザインにも変更が加えられ、クーパーSのフロントバンパーのダクト、テールゲートフィニッシャー、リヤバンパーパーツがクロームメッキからブラックへ変更されています。

 

主な変更点

  • 外装クロームパーツがブラックタイプへ変更(オプションでクロームも選択可)
  • クーパーSのアームレストがオプション装備に変更
  • クーパーSにETC車載器内蔵ルームミラーを標準装備

 

 

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マイナーチェンジ前

 

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マイナーチェンジ後

 

2016年4月 クリーンディーゼルモデルを追加

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燃費、環境性能に優れたクリーンディーゼルエンジン搭載モデル「クーパーD」と「クーパーSD」が追加されました。低速トルクに優れたエンジン特性により、力強い加速が味わえます。

(参考:新型MINIにクリーンディーゼル追加!)

 

 

BMWミニコンバーチブル

第1世代

2004年9月 MINIコンバーチブルの登場

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ハッチバックをベースとしたオープンモデル、ミニコンバーチブルが登場しました。プラットフォームやエンジンはハッチバックと共通ながら、自動開閉式の幌をそなえ、ミニらしいコンパクトサイズながら大人4人が乗れるオープンカーとして話題に。ハッチバックが2004年9月にマイナーチェンジしてますが、コンバーチブルはマイナーチェンジ後の仕様で登場しています。

 

第2世代

2009年4月 ミニコンバーチブルがフルモデルチェンジ、R57が登場

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ハッチバックから遅れること約2年、2009年にミニコンバーチブルもフルモデルチェンジ。基本設計はハッチバックモデルと殆ど共通ですが、電動の幌やボディ補強が入る分だけリヤシート周りはハッチバックより少しだけ狭くなっています。R52では後方視界を妨げていたロールバーが、R57ではプッシュアップ式に変更され後方の視認性が向上しています。

 

 

2010年4月 エンジンのマイナーチェンジ/中期型モデルの登場

マイナーチェンジを受けた後期型エンジンが搭載。バルブトロニック(可変バルブ機構)やブレーキ回生システムが採用され、出力・燃費ともに改善。水漏れし易いといわれていたサーモスタットハウジングが対策品に変更されています。

※2010年4月のエンジン変更~10月のデザイン変更までのモデルを『中期型』と呼びます(前期型デザイン&後期型エンジン)。

 

主な変更点

  • バルブトロニック(可変バルブシステム)を採用
  • ブレーキエネルギー回生システムを搭載
  • エンジン・スタート・ストップ機能(アイドリングストップ)を搭載(※MTのみ)

 

2010年10月 デザインのマイナーチェンジ/後期型モデル登場

ハッチバックと同じ2010年10月、コンバーチブルもデザインのマイナーチェンジが行われました。これを受けてバンパーや灯火類のデザインに変更が加えられ、クーパーSではフロントバンパーにダクトが追加されました。内装ではインパネスイッチの配色がシルバーからブラックへ変更になっています。

 

主な変更点

  • フロント&リヤバンパーのデザイン変更
  • ボンネットの形状変更
  • テールランプのデザイン変更
  • サイドスカットルのデザイン変更
  • インテリアのスイッチ類のカラー変更(シルバー → ブラック)
  • ダイナミック・ブレーキ・ライト機能を搭載(急ブレーキ時の自動点滅ブレーキ)

 

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マイナーチェンジ前

 

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マイナーチェンジ後

第3世代

2016年3月 ミニコンバーチブルがフルモデルチェンジ(F57)

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ハッチバックから遅れること2年、コンバーチブルもフルモデルチェンジ。搭載エンジンや基本デザインは、ベースのハッチバックモデルと殆ど共通です。リヤシート後部のロールバーがF57では完全に隠されており、後方の視認性が改善し開放感もUPしています。

 

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R57(ロールバー有り)

 

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F57(ロールバー無し)

 

 

いかがでしたでしょうか。こうやってまとめてみるとBMWミニの変遷がスッキリしますね。とは言えコレだけの内容を全て暗記するのは大変だと思うので、迷った方はご来店時にお気軽にiRスタッフまでお問い合わせ下さい。

 

ローバーミニから進化を続け、新たなシステムも続々と投入されるBMWミニ。ますます目が離せませんね!(覚える事が多くて大変です(-_-;)

 

 

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