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【速報】ミニ新モデルMINI ACEMAN(ミニ エースマン)の販売開始!MINIの他モデルと比較し判明した、独自のポジショニングとは!?
2024年(令和6年)6月6日、MINIは新モデルとなるMINI ACEMAN(ミニ エースマン/J05)の販売を開始しました。
先日発表された大型化した電気自動車×SUVのMINI COUNTRYMAN(ミニカントリーマン/U25)に続き、電気自動車×コンパクトSUVというMINIの中では完全新作のモデルとなります。
コンパクトで扱いやすいボディを電気の力強い加速で走り抜ける、まさにシティコミューターとして活躍しそうな1台。
発表されたばかりのミニエースマンを、過去に発表されたミニの他モデルと比較してみるとその独自の個性やポジショニングが見えてきました。
※2024/06/13 更新 エースマンモデルコード「J05」を追記
※2024/06/13 更新 サイズ比較表にTHE NEW MINI COOPER(F66)を追加
※2024/09/27 更新 カタログページのリンクを追加
エクステリア
まずは発表された内容に沿って、ボディサイズから見ていきましょう。
全長4,080mm
全幅1,755mm
全高1,515mm
交通量が多く狭い道の多い日本の道路事情とマッチした、運転のしやすいコンパクトサイズ。
全長・全幅は大きすぎず、全高もほぼ全国の機械式駐車場に対応できる1,550mm以下とちょうど良い印象。
デザイン面では、MINIらしさとクロスオーバー(カントリーマン)の要素を継承しつつ、電気自動車らしいミニマルなデザインに仕上がった印象。
そこにミニ エースマンオリジナルのデザインが所々に見受けられます。
丸いデザインが多いMINIですが、ヘッドライト、フロントグリル、ホイールデザインはそれぞれ多角形を用いた力強い印象。
ボンネットスクープや、サイドスカットルなどは廃止されスッキリとした見た目に。
独特なデザインのテールライトは、定番のユニオンジャック以外にも、3種類のデザインからカスタマイズができる遊び心のあるギミックです!
インテリア
新型ミニ3ドアやミニカントリーマンを踏襲したインテリアとなっており、大型の円形有機ELセンターディスプレイをメインに、シンプルなレイアウトとなっています。
広々としたダッシュボードにはリサイクル素材を使用したファブリックを採用。
運転に必要なメーター情報などはもちろん、ナビやエアコン調整、メディア選択などすべての操作をセンターディスプレイで完結します。
「MINIエクスペリエンスモード」によりインテリアの雰囲気もガラッと変えることができます!
EVモデル専用モデル。気になるバッテリー性能は!?
発表されたグレードはEとSEの2種類。
ミニエースマンSEは、最大出力やトルクがよりスポーツ性能の高いスペックに設定されている他、大容量のバッテリーを搭載し、一充電での走行距離はカタログ値で406kmと、ミニエースマンEと比べ約100km長く航続可能となっております。
一方で、ミニエースマンEは比較的小さいバッテリーとはなりますが、その分充電時間は短くなり、車重も多少軽くなっていることが予想されます。
そのせいか、絶対的なトルク値こそ違うものの加速性能には大きな差はなく、両グレードにおいて十分すぎる動力性能を持ち合わせていることがわかります。
各種データ一覧
MINI ACEMAN E | MINI ACEMAN SE | |
メーカー希望
小売価格 |
¥4,910,000 | ¥5,560,000 |
最高
出力 |
135kW | 160kW |
最高
トルク |
290Nm | 330Nm |
0-100km/h
加速 |
7.9秒 | 7.1秒 |
バッテリー
容量 |
42.5kWh | 54.2kWh |
満充電時
航続可能距離 |
310km | 406km |
カタログページはこちら
ミニ エースマンの全幅は2mの予定だった!?
最近の車は大型化するのがトレンド。
MINIも例外ではなく、例えば新しく発表されたミニカントリーマン(U25)も、先代モデルであるミニクロスオーバー(F60)から大型化したモデルの一つ。
ミニエースマンも、きっと大型モデルとして発売されるだろうと予想していました。
というのも実は私、昨年3月にコンセプトモデルとして先行発表されていたミニエースマンを一足先に見に行っていたんです。
当初公表されたデータによると全幅は1.99m。
ミニで2m!?これはさすがに運転に気を使う・・・と怯えて震えていましたが、実際に今回発表されたモデルは1,755mmと比較的コンパクトなサイズ感でリリースされ安心しました。
また全高もコンセプト発表時の1,590mmから、今回の販売モデルは1,515mmまで下がっていました。
冒頭でも記載しましたが、機械式立体駐車場の高さ制限1,550mmをクリアできるこの数センチの差は大きい!
過去モデルと比較してわかるちょうど良さ
ミニの別モデルと比較してみましょう。
5ドア
(F55) |
エースマン
(J05) |
クロスオーバー
(R60) |
|
全長 | 4,040 | 4,080 | 4,105 |
全幅 | 1,725 | 1,755 | 1,790 |
全高 | 1,445 | 1,515 | 1,550 |
販売年 | 2014〜2024 | 2024〜 | 2011〜2017 |
(長さの単位は全てmm)
ちょうど良いコンパクトなサイズ感と使い勝手を兼ね備えたミニ5ドア(F55)にお乗りの方の中には「もう少し後ろのドアが広ければ」「もう少し高さがあれば乗り降りしやすいのに」と感じている方も少なくはないでしょう。
一方では、コンパクトSUVであるミニクロスオーバー(R60)にお乗りの方やご検討中の方に「もう少し小さくしたい」「このサイズで選べるのは2017年までか…」と頭を悩ませていた方もいるはずです。
そんなミニ5ドア(F55)と第2世代ミニクロスオーバー(R60)の良いとこ取りをしたようなポジショニングを実現したのが、このミニエースマンというわけです。
続いて、現在新車オーダー可能な4つのモデルのサイズを比較してみましょう。
THE NEW
MINI COOPER (F66) |
MINI E
(J01) |
エースマン
(J05) |
カントリーマン
(U25) |
|
全長 | 3,875 | 3,860 | 4,080 | 4,445 |
全幅 | 1,745 | 1,755 | 1,755 | 1,845 |
全高 | 1,455 | 1,460 | 1,515 | 1,660 |
乗車人数 | 4人 | 4人 | 5人 | 5人 |
(長さの単位は全てmm)
なんと全幅は4人乗りのミニE(J01)と同じ。
とはいえ5人乗車のためにカントリーマン(U25)を選択するには大きすぎる…
このラインナップで見ても、大きすぎず小さすぎない使い勝手の良いモデルであることがわかります。
まとめ
現在発表されてるのは全て完全電気自動車なので自宅で充電が可能。
EVならではのトルクフルな加速で、街中から近郊のオフロードまで駆け抜ける、ちょうど良いサイズのコンパクトSUV、ミニエースマン(J05)。
新車販売開始はしているものの、デリバリーは2024年第4クオーターからということなので最短でも10月以降の納車となりそうですね。
完全新型は2014年のミニ5ドア以来なので、早く見て触れて乗ってみたくてウズウズしています。
もし試乗する機会があれば、試乗インプレッションをお届けします!