MINI BLOG
2016.03.05公開 / 2020.03.10更新
【ローバーミニ】モデルの特徴/メイフェア編【保存版】
現在iRで取り扱っているローバーミニの中古車のほとんどが、97年以降に発売された最終型(通称Mk-10)になります。
ところで皆様、97年~2000年に発売されたミニの全モデルとその特徴、わかりますか?
ミニフリークな方なら即答(!?)レベルの簡単な質問かもしれませんが、これからローバーミニの購入を考えている方のために、今回からシリーズとして各モデルの特徴を紹介して行こうと思います。街で見かけるミニは何?自分が憧れていたミニがどのモデルだったのか。是非この機会に詳しくなって下さい!
※年式ごとの特徴や変更点に関しては、別のシリーズでご紹介いたしますのでお楽しみに!
ちなみにモデルは全部で8タイプ。
スタンダードモデルで3タイプ、限定モデルで5タイプとなります。
スタンダードモデル | 限定モデル |
---|---|
・ポールスミス・ミニ ・ミニクーパー BSCC LTD ・ミニクーパー 40thアニバーサリー LTD ・ミニ 40thアニバーサリー LTD |
一見すると違いが分かりにくいローバーミニ。詳しくない人が見たら全部「ミニクーパー」って言われてしまいそうですが、細かく見ていくと各モデル毎に色々な違いがあるんです。
今回はスタンダードモデルの『ミニメイフェア』を取り上げたいと思います。
Contents
名前の由来
ロンドンの歴史ある住宅地区「メイフェア」が名前の由来です。バッキンガム宮殿の北、グリーンパークの東に位置し、ロンドン有数の高級住宅地として発展してきたメイフェア。
現在は商業地区として旧住宅を改装したブティックやホテルが立ち並んでいます。
ブティックが建ち並ぶ「ボンドストリート」
高級5つ星ホテル「THE MAY FAIR」
そのメイフェア地区の伝統的且つファッショナブルなイメージをモチーフに生産されたのがローバーミニ・メイフェアです。
外装の特徴
ボディーカラー&ルーフカラー
ミニはツートンカラーのイメージが強いかも知れませんが、メイフェアはボディとルーフ、ドアミラーが同色となります。ツートンカラーのポップな印象とは違い、クラシカルで落ち着いた雰囲気。
ホイール
メイフェアのホイールは、複数の丸穴が開いたデッシュ型12インチホイールが採用されています。
バッヂ
筆記体で書かれたMayfairの文字。お洒落です。
サイドストライプ
ボディサイドには、ピンストライプがさり気なく貼られており、主張しすぎない落ち着いた印象に仕上がっています。
フロントグリル
フロントグリルは、クーパー/ケンジントンの8本タイプ(Mk-Ⅱタイプ)よりも本数が多い11本タイプ(Mk-Ⅲタイプ)。また、スポーティーな印象になるフォグランプはメイフェアには標準では装備されていません。
内装の特徴
シート
ベージュレザーとチェック柄のクロスシート(布地)が採用されています。このシートは他のモデルでは選ぶ事が出来ない、メイフェアの一番の特徴と言えます。
ちなみにこちらのチェック柄。調べてみるとガンクラブチェックという名称のチェック柄でした。もともとはイギリスのガン(狩猟)クラブの会員ユニフォームに使用されていた柄でしたが、クラシカルな雰囲気が人気となり男性向けジャケットやツイードスカートなどにも使用されるようになりました。お洒落なブティックが立ち並ぶメイフェア地区のイメージと、ミニの持つクラシックなイメージを融合さるのにピッタリなチェック柄だったというわけですね。
ドア内張り
シートと同じカラーのベージュレザーになっています。ベージュレザーで統一された室内は、クーパーのブラックレザーに比べ、より明るくカジュアルな印象。クーパー/ケンジントンでは装備されるドアモールのウッドキャップは、メイフェアでは非装備となっています。
メーター
3連メーターのバックパネルはブラックタイプを採用しています(クーパーはホワイト)。
車両スペック
※全長×全幅×全高(cm)
型式 | 発売年 | 車輌寸法 ※ | 駆動方式 | ハンドル | ドア数 | 定員 |
---|---|---|---|---|---|---|
E-XN12A | 1997y~ | 307×144×133 | FF | 右 | 2ドア | 4名 |
ミッション | 排気 | 馬力 | トルク | 新車価格 |
4AT | 1300cc | 53ps/5000rpm | 9.3kgm/2600rpm | ¥1,889,000 |
---|---|---|---|---|
4MT | 1300cc | 62ps/5700rpm | 9.6kgm/3900rpm | ¥1,789,000 |
ローバーミニの中ではスタンダードモデルとしてとして位置づけられるメイフェア。単純に装備だけで他のモデルと比較すると、フォグランプやサイドドアモールが非装着となっていますが、チェック柄のハーフレザーシートはメイフェアの専用装備だったりと、決してクーパーの廉価版ではなく実用性と上質さを兼ね備えたモデルと言えます。
また、スポーティーなクーパーの印象とは異なるファッショナブルな雰囲気は、より多くのミニファンを作るきっかけとなったモデルであり、そのクラシックな雰囲気は今もなお愛され続けています。
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