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【スタッフ紹介】中古車査定士歴17年の私がiRに入社して驚いた5つのこと
ミニ中古車専門店iRのブログをご覧の皆さまこんにちは。
昨年iRに入社し、iRトレードチームにて車両仕入れを担当している水上隆之(ミズカミタカユキ)と申します。
今回は私が中古車の買取販売に関わる業界に入った経緯や、中古車業界17年の振り返り、そしてiRに入社して驚いた点などをお話ししたいと思います。
学生時代の作文以来、長い文章を書くことが久しぶりなので、拙い文章になってしまいましたが最後までお付き合いいただけると幸いです。
まずは簡単に自己紹介から。
INDEX
アメリカナイズされた味覚と純和風なネーミングセンス
出身は東京都の西の方で近くに動物園や米軍基地があり、東京23区内ではできない体験ができると隠れた人気スポットです。
米軍基地では毎年「友好祭」という施設開放と地域交流を主としたイベントを開催しており、アメリカンな体験ができると、毎年多くの方が街に訪れます。
これぞアメリカ!というような巨大なステーキやハンバーガーなどの美味しいものがたくさんありますが、私のおすすめはとんでもなく甘いケーキです。
普段お金を出して買おうとは思いませんが、この町に40年以上も住んでいるうちにアメリカの食文化が染み付き、年一で必ず食べたくなります。
我が家は子供2人を含む4人家族と2匹の犬がいます。
こちらがうちの愛犬たちで、黒い方がおはぎ、白い方がおもちといいます。
見た目の色で直感的に名付けました。
おもちの方は特に足が早く、ドッグランでは走り回って戻ってこないことがよくあるので、
「おもちー!戻ってこーーい!」と叫ぶこともしばしば。
この時ばかりはこの名前にしたことを少し後悔しながら、恥ずかしくなっているおじさんが私です。
趣味はクルマ、だけど〇〇専門!?
甘いものも犬も好きですが、やっぱり一番好きで趣味と言えるのは「クルマ」です。
20歳で免許を取得してから一気にクルマに興味が湧き、街を走るクルマや専門雑誌から常に情報収集!
米軍基地があることから地元ではド派手なアメ車もよく見かけました。
以前所有していたトヨタ 71クレスタ。
自分のクルマを所有できるようになってからは洗車やカスタムを楽しむようになり、友人知人のこだわりのカスタムカーや、レアな車種を見るのが好きで、モーターショーにもよく行ってました。
時系列は前後しますが、iRでも紹介していたこの時期のオートサロンには私も参加していました。
クルマ好きではあるのですが、唯一・・・・運転することや乗ることだけはあまり得意ではありませんでした。
昔から長時間運転すると眠くなってしまいますし、助手席に乗るとすぐに寝てしまうんです。
以前、上司が自慢のクルマに乗せてくれる機会がありましたが、助手席で爆睡してしまい怒られた記憶があります。
鉄道オタクにも「撮り鉄」や「乗り鉄」がいるように、私のクルマ好きも見る専門なのかもしれません。
あえて”3K”を選んだ就職活動
就職活動をしている時期にはすでにクルマを趣味にしていたのですが、好きなことを仕事にした時にいつかキライになってしまうのが嫌でした。
そんな不安があったので「だったらはじめから嫌いな仕事をしよう!」と単純な思考で思いついたのが、当時「きつい」「汚い」「危険」の3Kが揃った製造業でした。
もともと手先が器用だったこともあり、入社後どんどん昇格することができこのまま一生この職場で働いていくのかな、と考えていました。
そんなある時、自動車業界で働いている友人が毎日楽しそうに仕事をする姿を見て「1日中好きなクルマの事を考えていられるのはやっぱり車屋さんしかない!」と思い、7年務めた製造業をあっさり辞める決意をしました。
期待半分・不安半分で自動車業界にチャレンジ!
それでも結局、好きを仕事にすると、いつかキライになるかも・・・という不安は払拭できないままでしたが、勢いで転職活動をスタート。
車は好きですが正直何をしたいのか、何から始めたらいいのかもわからず、まず2社に応募しました。
1つが国産新車ディーラー、もう1つが大手中古車買取販売店です。
大手中古車買取販売店「G社」に入社
決め手は、色々なメーカーの車を扱えるから楽しそうという理由で、大手中古車買取販売店「G社」への入社を決意。
中古車買取業界で全国TOP5に入る規模で全国各地に店舗展開している大きな会社です。
入社まではトントン拍子で進みましたが、買取や販売の営業には接客が必要ということを聞きある大事なことを思い出します。
それは【車は好きだけど、そもそも人と話すことがあまり得意でない】ということ。
しばらくは緊張が原因で、接客はおろか、店舗のスタッフとの会話もぎこちなかったのを今でも覚えています。
入社後の研修では接客の「いろは」を学びました。
人と話すことが苦手なことには変わりありませんでしたが、話す内容のほとんどは好きなクルマの話であることに気がつき、それからは自然と話せるようになったのを覚えています。
また、査定のためにクルマを見ることが仕事でしたが、クルマを見ることを専門に趣味としていた私にとっては天職のような仕事で、1日に何台でも見続けられました。
人見知りを克服したことで徐々にコミュニケーションスキルも上がり、クルマを見るという趣味も高じた結果、当時2,000人の社員がいる中で「買取部門 全国3位」「販売部門 全国4位」の個人成績を残すことが出来ました。
G社は実力主義の社風でしたから、実績を評価され順調にステップアップし、店長も経験しました。
しかし、当時G社は異動が多く在職12年の間に14店舗を渡り歩きました。
群馬県前橋市に単身赴任している時、近くにあったマニアックな遊園地「るなぱあく」。乗り物が一回50円で乗れます。
業界未経験から入社し、エキサイティングで刺激的な12年間でしたが、当時イケイケな社風が歳を重ねていく自分と合わなくなっていくのを感じ、もう少し落ち着いた職場環境を求め転職を決意します。
大手中古車買取販売店C社へ転職
2019年に転職したのが、大手中古車買取販売店の「C社」。
前職の経験も評価いただき、入社2年目には出張査定専門店舗の立ち上げ責任者を経験しました。
この時の立ち上げは店舗引き渡しの前日に電気、水道の契約をしていないことが判明しオープン直前までバタバタしていたのを覚えています。
その後、買取販売の新店の立ち上げと同時に店長も経験。
ちなみにC社でも異動は多く、約3年で3回の異動がありました。
順調に管理職の階段を登っていましたが、一方で査定士として現場でクルマをみることが少なくなっていくことにやり甲斐が減っていく感覚もありました。
自分が本当に好きなものは何か?
なんのために自動車業界に入ったのか?
改めて自分の気持ちに向き合い整理した時、まだまだ査定の現場でガンガン仕事がしたいという答えに行きつき、更なるやりがいと仕事量を求めて転職を決断しました。
iRに入社して驚いた5つのこと
そんな時、G社時代の先輩で、2017年に一足早くイールに入社していた中山から声を掛けてもらい、この度イールに入社しました。
私自信、気付けばこの業界ではベテランと言われる経歴と年齢になっていましたし、ミニの査定経験や様々な環境での店長経験もあったので、ミニの中古車の買取査定という仕事に対しては正直不安はありませんでした。
しかし!
実際にイールに入社してみると、大手中古車販売店との違いに驚いたことがいくつかあったので、お話しします。
【安すぎる買取は禁止!?】
中古車に限らず、小売のビジネスで儲かる方法は「安く買って、高く売る」こと。
過去に経験した大手中古車販売店ではこれが常識で、1円でも安く仕入れることに全集中していましたし、私自身も店長として部下にそういった教育をしてきました。
しかしiRは違いました。
相場を知らないお客様に対し、適正価格を大きく下回る金額で買い取ることはNG!
つまり、他社との比較査定をしていなかったり、お客様が相場や適正価格を知らないことを良いことに、安すぎる買取をすることはNGですし、そんなことをすると会社に怒られます。
【ミニといえばiRというお客様が多く、任せていただける】
ミニを所有されているオーナー様の中にはiRのことをご存知の方も多く、お客様のご自宅に出張査定でお伺いする際に、暖かく迎え入れていただけることに驚きました。
それだけでなく、中古車の一括査定などで現場に他の買取業社が複数社いる場合や、仮に金額が他社さんと同額の場合でも「イールさんにお願いします」と任せていただけることもよくあります。
その為か、ミニの査定現場では他社の買取担当者から「イールさんがいるなら今回は諦めよう・・・」という声が聞こえてくることも。
【厳しすぎるノルマが無いので、心からお客様に優しくなれる】
どこの車屋さんの査定士も、お客様と商談する能力と結果が求められる営業マンなので、もちろん目標の数字というものはあります。
特に昔ながらの車屋さんだと、商談に出ると上司から「決めるまで帰ってくるな!」とおどされたり、「こんな数字で休めると思ってるの?」と休みの前日にツメられたりと、今の時代ではパワハラとなるようなシーンをよく見かけました。(今でも見かけます)
そんなことを言われた営業マンは上司が怖いので、お客様に対して「売ってくれるまで帰れません」なんてことを言い出すわけです。
しかし、イールの場合は目標の数字をチーム全員で追いかけているので、個人個人にかかる厳しいノルマや精神的負担が無く、上司からの激しいツメもありません。
そうすると自然に、お客様に対して心から親身になって接することができますし、その気持ちが伝わりお客様が心を開いてくれることも。
イールのトレードチームが、全員で役割分担をしながら協力して働いているのも納得のいく光景です。
【MINIブランドでの取扱台数が桁違い!】
MINIの在庫台数が世田谷と横浜の2店舗で常時250台以上!
こんなに大量のミニを一度に見られるお店は、日本全国いろいろな中古車販売店を見てきましたが、他には無いです。
2023年の販売台数は2店舗で1,000台以上!
1店舗で月に40〜50台以上販売していることになります。
輸入車ブランドでこれだけの台数を販売し続けるお店は珍しいと思います。
「ミニといえばイール」という声は前職の頃からよく耳にしていましたが、ここまですごい会社だったとは、入社するまで知りませんでした。
【速報!2023年版】これを見れば丸わかり!1,000台を超えるiRの年間販売データから紐解くミニの人気ランキング発表!
【全スタッフ、ミニに対する知識や愛情がすごい!】
イールに入社する前はMINIブランドのクルマは全て「ミニ」と呼んでいましたが、イールはミニしかないミニ専門店。
当然ですが「ミニの査定行ってきます!」と言っても「どのミニ?」って話になります。
なので入社後は専門店のスタッフとして恥じぬよう、ミニの知識を一から身につける努力を続けています。
驚いたのは、アルバイトさんや事務サポートさんを含めたイールにいる全てのスタッフさんが、ミニのモデルコードや色の正式名称、限定車名などを記憶しており、業務中にはミニ用語が飛び交っていること。
イールで働く人たちはミニを愛していて、知識も本当に素晴らしいです。
現在担当している業務内容
今までの中古車買取の実績を活かし、iRではトレードチーム所属として「ミニの買取」を担当しておりました。
が、私の入社後、そしてこのブログを書いている間に、新たな新規事業が発足しました!
それが、輸入車出張買取専門店『The Car Bee(カービー)』です。
新規事業立ち上げに抜擢いただき、この度CarBeeチームのマネージャー兼、買取査定士として都内各地を飛び回っております。
オフィスが環状八号線(通称カンパチ)沿いにあるので、「八=蜂=Bee」 というトリビアは社内でもあまり知られていないかも!?
今は『BMW』の買取をメインで行なっておりますが、今後は少しずつ対象メーカーを増やしていく予定です。
専用サイトも鋭意作成中なので、温かい目で引き続き見守っていただけると嬉しいです。
詳細は後日追ってご紹介させて頂きます。
首都圏を中心に出張査定を行っておりますので、気になった方は、まずはお気軽にご連絡ください。
輸入車出張買取専門店 The Car Bee(カービー)
TEL 03-5797-9400
もちろんMINIの買取のご依頼がiRに殺到している時には、私もヘルプで出動します!
ミニの売却のご相談はこちらまで。
【DX推進】
もう一つの仕事は、今までの自動車販売買取経験を生かし、イールでのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進も担当しています。
イールでは、大手にも負けないシステムやツールが積極的に導入されており驚きました。
また新たなシステムもすぐに使いこなしてしてしまうイールスタッフの皆さんも、中古自動車業界でも珍しい存在だと思います。
しかし、新たな法律・規制に対応する為にまだまだ改善できる点もあるので、私の経験とコネクションを活用し更に便利なツールの導入も進めております。
現在、買取契約書をメインに印鑑不要の電子契約も可能となりました。
よりスムーズで、お客様に安心いただけるサービスを提供し、中古車業界の最先端を目指していきたいと思っています!
さいごに
人生で初となる長文ブログに最後までお付き合いいただきありがとうございました。
査定で直接お話しすることがあれば、ブログには書けなかった別の面白いお話もできると思います!
皆様が大切にされてきたミニやBMWに対し、想いを汲み取ったうえで査定し、お引き取りからお支払い完了まで責任を持って行います。
われわれ買取担当者が行なっているのは「愛車との最後の日に立ち会わせていただくお仕事」だということを常に意識し、親切丁寧な対応を心がけてまいりますので、皆さまこれから宜しくお願いします。