MINI BLOG

2016.11.04公開 / 2020.03.10更新

新型MINIクロスオーバー(F60)デビュー/現行モデルとどっちが買いか比較してみました!

shimodaira

 

新型MINIクロスオーバー(F60)が遂に発表されました。今回発表された新型ミニクロスオーバーは、BMW X1や新型ミニクラブマンと共通の『UKL2』というプラットフォームが採用され、発表前からボディの大型化が噂されてました。今回、新型ミニクロスオーバーの写真と共にスペックも明らかになりましたので、今日は新旧クロスオーバーを比較しながらご紹介したいと思います。

また、新型クロスオーバーの日本発売時期は未定ですが、現行型と新型のどちらがお得かについてもiRなりに分析してみたいと思います。

 

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新型クロスオーバーのデザインは現行モデル(R60)に比べると全体的に角ばったイメージになりましたが、基本的にはキープコンセプト。ヘッドライトの形状やボンネット中央の盛り上がりは現行モデルから引き継がれています。しかし新型には随所にF系モデルに共通するデザインアイコンが見受けられます。特にリアハッチやテールレンズは、ハッチバックモデルに近いデザインになりました。ナンバープレートの位置も変更されています。

 

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ボディカラーも、今回からエレクトリックブルーよりも深みある色合いの『アイランドブルー』と、ソリッドで濃いブラウンカラーの『チェスナット』が新色として追加されています。

 

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バンパー形状も2タイプあり、スッキリとした印象のノーマルタイプに加えて、押し出しの力強いブラックのバンパーとアンダーガードが追加されるタイプがあるようです。

 

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インテリアもクラブマンと共通化されていると思われるパーツが多く、旧型よりも高級感ある仕様となりました。クラブマンで採用された電気式パーキングブレーキも装備され、メモリー機能付き電動パワーシートもオプション選択可能となりました。リアシートは40:20:40の3分割となり、5人乗りモデルのみの設定となるようです。

 

詳細スペック

ガソリンモデル

 

新型ミニクーパークロスオーバー

(F60)

新型ミニクーパーSクロスオーバー

(F60)

排気量1499cc1998cc
最高出力100kW/136ps141kW/192ps
最大トルク220Nm280Nm
ミッション6AT8AT

 

ガソリンモデルのエンジンスペックは、3drハッチバックなど現行型MINIシリーズと共通。またクーパーSには新型クラブマンで採用された8ATが搭載されます。

 

ディーゼルモデル

 ミニクーパーDクロスオーバー(F60)ミニクーパーSDクロスオーバー(F60)
排気量1995cc1995cc
最高出力110kW/150ps140kW/190ps
最大トルク330Nm400Nm
ミッション8AT8AT

 

ディーゼルモデルはクーパーD、クーパーSDともに8ATが搭載されます。低回転でトルクに優れるディーゼルエンジンと8ATの組み合わせは、街乗りでの実燃費向上に大きく貢献してくれそうですね。

 

 

大型化されたボディサイズ

新型クロスオーバーで気になるのは、なんと言ってもそのボディサイズ。新型クラブマン登場の際にもボディの大型化に賛否両論ありましたが、クロスオーバーも大型化路線へと進む事になりました。2011年にクロスオーバーが登場した際には「ミニじゃ無い!」という声がたくさん聞こえてきましたが、更に大型化するって・・・。

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新旧ボディサイズ比較

 旧型ミニクロスオーバー(R60)新型ミニクロスオーバー(F60)
全長4,105mm4,299mm(+194mm
全幅1,790mm1,822mm(+32mm)
全高1,550mm1,557mm(+7mm)
ホイールベース2,595mm 2,670mm(+75mm)
最小回転半径5.8m

※()内はR60比

 

先代モデルに比べて「全長が約20cm、車幅が約3cm、ホイールベースで7.5cm」の拡大がされました。これにより全長、車幅、全高、すべてがMINI全モデル最大サイズとなりました!(iRのショールームに入るかな・・・)

ちなみに新型のホイールベースは、共通プラットフォームのクラブマンやX1と同じ数値。回転半径はまだ発表されていませんが、仮にクラブマンと共通だとすると「5.5m」、X1と共通なら「5.4m」と言う事になります。ボディは大きくなりましたが取り回しは少し改善されるかも知れないですね。

 

MINI初のプラグインハイブリットも追加!

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今回もう一つのトピックとして、MINI初となるプラグインハイブリッドモデル『クーパーSE ALL4』が発表されました。

1.5Lのターボ付きガソリンエンジンにモーターを組み合わせ、4輪を駆動するALL4が搭載されます。かつて「MINI E」という電気自動車が発表(未発売)されましたが、今回のプラグインハイブリッドは開発がほぼ完了しているとアナウンスされており、市販化が濃厚となっています!

 

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プラグインハイブリッド

 クーパーSE ALL4 (F60)
排気量1499cc+モーター
エンジン出力/トルク136ps / 220Nm
モーター出力/トルク88ps / 165Nm
システム総出力/総トルク224ps / 385Nm
EVモード走行距離約40km
駆動方式4WD

 

発売は来年のMINIの日!?

新型クロスーバーのワールドプレミアは11月のロサンゼルスオートショー。残念ながら現時点で日本での発売日は未定です。しかし、新型ミニコンバーチブルが昨年11月の東京モーターショーで発表され翌年3月2日発売だった事を考えると、クロスオーバーも3月2日(ミニの日)に発売になる可能性が高そうですね。

 

 

新型の発売を待つか、それとも直ぐに現行型を買べきか。

さて、詳細画像とスペック紹介だけではつまらないので、MINI専門店のブログらしく新型と旧型のどちらが買いなのかを考察してみたいと思います。

 

先ず、単純に車両価格で比べようと思います。しかし残念ながら新型クロスオーバーの日本での販売価格はまだ発表されていません。ですが、昨年発売の新型クラブマンと同様にボディの大型化と内装の高級化が図られてた事を考えると、販売価格が上がる事は必至と言えそうです。ちなみにクラブマンはモデルチェンジに伴って新車価格が約40万円も値上がりしました。

 

旧クーパークラブマン:3,029,000円 ⇒新クーパークラブマン:3,440,000円(+41.1万円

旧クーパーSクラブマン:3,410,000円 ⇒新ミニクーパーSクラブマン:3,840,000円(+43万円

 

このことから、新型クロスオーバーも40万円程度の値上がりとなるのではないかと予想されます。

 

 現行モデル(R60)新型(F60)
ミニクーパークロスオーバー3,210,000円約350~370万円(予想価格)
ミニクーパーSクロスオーバー3,650,000円約390万~410万円(予想価格)

 

 

メーカー希望小売価格( 8% 消費税込)

モデル希望小売価格

MINICooperSE Crossover ALL4

新世代ハイブリッド・システム

¥ 4,790,000

MINI CooperD Crossover

クリーン・ディーゼル・エンジン

¥ 3,860,000

MINI CooperD Crossover ALL4

¥ 4,140,000

MINI CooperSD Crossover ALL4

¥ 4,830,000

※2017年2月23日加筆

 

また、新車ディーラーは新型車の発売前に旧型の在庫処分のために大幅な値引きを行うケースもありますので、今から発売までの約半年、現行クロスオーバーの新車購入をお考えの方には大チャンスかも!(ただボディカラーやオプション装備など選べない可能性もありますが)

納期についても新型発売直後は数ヶ月~半年待ちなんて事もありますが、国内在庫のある現行モデルなら数週間で納車されます。

 

一方中古車マーケットに目を移してみると、いままでの傾向から新型が出たからと言ってすぐに旧モデルが値下がりすることはないと思われます。新型クラブマン(F54)発売後の現在も、旧型クラブマン(R55)の相場が下がることもなく推移しており、これは旧モデルの手頃なボディサイズを求めるユーザーがまだ多く存在しているからなのではないかと推測されます。ですので現行クロスオーバー(R60)にお乗りの方も相場が下落することはすることは考えづらいのでご安心を!

 

また現実的な問題として、一般的な機械式駐車場の上限サイズは『全幅1850mm/高さ1,550mm』程度ですので、ボディサイズの大型化は機械式の駐車場には収まりきらないと言う危険性もあり、都市部にお住まいの方は駐車場選びも大変かも・・・。もし乗換えを検討している方で機械式駐車場をご利用の方は駐車場サイズの確認をお忘れなく。

と、なんとなく新型クロスオーバーに対するネガティブな面ばかりをお伝えしてしまいましたが、新型はエンジン出力もUPして、現行モデル以上にダイナミックな走りが楽しめそうです!また、室内空間も広がっているので大人数での移動やレジャーでは更に使い勝手が良くなっていそうですね。既にJCWモデルのスパイショットも出回っているので、今後のグレード展開にも注目です!実車を見られるのは少し先になりますが、日本仕様車の価格や詳細が分かったら改めてご紹介させて頂こうと思いますのでお楽しみに♪

 

 

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