MINI ブログ
【新入社員紹介】ミニのスペシャリスト!ミニとともに歩んで20年。
皆様はじめまして、6月に入社致しました川谷昌弘と申します。
普段はバックヤードの仕事がメインですので、表に出ることはあまりありませんが、簡単な自己紹介と私が過去20年に渡って付き合ってきたミニのことなどを簡単にご紹介させていただきます。
INDEX
輸入中古車業界一筋
1978年生まれ、神奈川県藤沢市出身、3人の子持ち、真面目にコツコツがモットーです。
輸入中古車一筋20年、今までローバー、ローバーミニ、ランドローバー、プジョー、シトロエン、ボルボ、BMWミニ、BMW、アウディ等に関わってきました。
元々車が好きでしたので輸入中古車の仕事はまさに趣味と実益を兼ねた天職。
セールスマンとしては2009年、2010年にミニ認定中古車部門でセールスランキング全国1位を取らせていただき、その後は管理職として一歩引いた形で中古車の色々なセクションの仕事を経験させて頂きました。
F1観戦が英語上達の秘訣!?
モータースポーツ好き
小学生の頃、夜更かしをしている時にテレビから流れてきたF1中継。今思い返すと、その瞬間から私のクルマ好きの人生は始まりました。
当時はアイルトン・セナやアラン・プロストの全盛期で、テレビでF1中継がある日は夜遅くまで頑張って起きて、テレビにかじり付いていたのを思い出します。
免許を取得した20代は運転の楽しさを覚え、サーキット走行に没頭しました。
「いつかサーキット隣接のガレージを借りて、毎週走りたい!」実現こそしていませんが、今でも叶えたい夢の一つです。
画面越しに見ていたF1も、いつか直接観に行きたいと思っていましたが、なかなか機会に恵まれず・・・
月日は過ぎ、2019年!鈴鹿サーキットで開催された日本グランプリを直接観にいくことができました。
念願だった「生」のF1。スタートの瞬間は、長年の夢が叶った感動と、緊張と、それを掻き消すほどのものすごい迫力で全身の鳥肌が立ちました。
2019年、念願のF1観戦。グランドスタンドからの景色です。
物凄い音と共に空気を切り裂いて疾走していく姿に感動!夢のようなひと時でした。
英会話の勉強中、その訳は・・・
もう一つ最近はじめた趣味として、英語の勉強をしています。
きっかけは、F1ドライバーのレース中の会話を通訳無しで理解することができれば、もっとF1観戦が楽しめるのではないか!?と思ったところから始まりました。
大学生以来の英語だったのではじめは苦戦しましたが、単位取得の為の勉強ではなく、今回は目的がはっきりしているので英語の能力が段々と上がっていくことが楽しく、全く苦になりませんでした。かれこれ2年ほど続けたこともあり、今ではF1ドライバーが何を言っているのか、なんとか聞き取れるようになり結果F1観戦が10倍楽しくなりました。
いつか海外F1観戦ツアーに行くことを目標に、これからも毎日コツコツ続けていきたいと思います。
こちらは2016年スーパーGT、富士スピードウェイにて。息子の後ろ姿です。
ミニと歩んだ20年
ローバーミニとの出会い
2000年はじめごろ。当時私は中小企業向けの損害保険のセールスをしていましたが、魅力を感じない商材に、やりたくもない飛び込み営業・・・罰ゲームのような日々を過ごしていました。
そんな私を見兼ねた父が、『車が好きなら車を売る仕事がいいんじゃないか』と勧めてくれたことをきっかけに、ROVERとLANDROVERを販売する正規ディーラーの門を叩きました。ここから私の人生の半分を占めることになる中古車販売に携わるキャリアがスタート。
正規ディーラーといえど、当時は「ディーラー認定中古車」という制度や概念がなく、ローバーミニを中心に色々な輸入車を販売していました。
毎日見たことのないような輸入車に出会い、触れ、試乗し、それをお客様にオススメするという仕事内容が、とにかく楽しくて仕方なかったです。
そんな時に出会ったのがローバーミニ。
初めて見た時は、おもちゃのような小さな車体とダイレクトな走行フィールが印象的で「こんな車があるのか」とびっくりしました。
当時はまだローバーミニの新車販売終了から数年経過していただけでしたので、中古車といえど新車同様の個体もたくさんありましたが、メンテナンスの大変さは今とさほど変わらず。きちんと可愛がってあげないといけない車でした。
また見た目の可愛さに惚れてローバーミニに興味を持っていただけることも多かったので、パワステのないローバーミニの独特の感覚や乗り心地を体感してもらうために試乗をしてもらったり、可愛がってあげて欲しいことをしっかり伝えたうえで販売することを心がけていました。
ローバーミニからBMWミニへ
私が中古車販売店の業界に飛び込んだ2000年のはじめ頃。ミニの歴史はというと、ROVERミニからBMWミニという新時代に突入したばかりの頃でした。全く新しいデザインで発表されたBMWミニは、新規ユーザーからは好評で、一方、古くからのローバーミニオーナーの中には『こんなのはミニじゃない』とBMWミニのことをミニとして受け入れて貰えず、乗り換えのご提案なども聞き入れてもらえなかったことを覚えています。
ただ当時は、ローバーが倒産してからすでに数年が経過していたので、ローバーミニのパーツの供給が少なくなっていき、このままでは維持やメンテナンスが困難になっていくのでは???と不安になっていたのも事実。
乗り換え時期が迫ったお客様方は、他の何かに乗るのなら少しでもミニらしいBMWミニを。と選択される方も増え、時間の経過とともにローバーミニオーナーの仲間内でもBMWミニに乗り換える方がちらほら出はじめ、ようやくBMWミニが世の中に浸透していくのを感じました。
ミニはクルマに非ず
今でいう第1世代のBMWミニの販売台数が、新車・中古車共に増加していく一方、納車後の機関トラブルの対応も増えたのを覚えています。
その頃の欧州車は機械の信頼性が低く、路上で止まってしまうことも多々ありました。また今ほどロードサービスも普及していなかった為、止まってしまったミニを救出に行くことも月に一度や二度ではありませんでした。
ただROVERミニから乗り換えられたBMWミニオーナーが多かったせいか、機関トラブルに対して寛大なお客様が多く、ミニオーナーの懐の深さを改めて感じました。
ミニというクルマとそれを愛するオーナー。
今までミニはクルマだと思って販売していましたが、ミニは趣味であり、ミニというライフスタイルなんだと気がつきました。
その後2009年、2010年にはミニ認定中古車部門で、セールスランキング全国1位を獲得。
プジョーをはじめ他ブランドのセールスを担当していた時期もありましたが、ミニとは第1世代から現行モデルの第3世代まで、気がつくと約20年の付き合いとなりました。
(プジョーもいい車でしたが、当時のフランス車は故障が多くて大変でした・・・)
ミニと歩んだ20年の間にはセールスや管理、バックヤード業務等中古車に関する色々な仕事を経験させていただいて大変ありがたいことでしたが、この先の人生あと20年働くに当たって、仕事の延長線上でキャリアを終えるよりも、経験を生かして新しいことにチャレンジしたいと考え、この度イールに入社させていただくこととなりました。
iRでは・・・
イールでは業者専用の中古車オークションから、商品車の仕入れを行う業務を担当しています。
1日に数百台、週に数千台と出品される中古車ミニの中から、イールらしいミニと、コンディションの良い車を見極めてセレクトすることを心がけています。
このイールらしいミニというのが難しく、ディーラーでラインナップしていた選定基準とは異なる為、イール世田谷やイール横浜の営業マン、そしてお客様の声に耳を傾け、照準を合わせられるよう日々努力しています。
あとは、「リクエストミニ」のご依頼をいただいた場合の車両をお探しするのも私の役割となります。
20年間ミニを見続けてきた経験と目を駆使し、あなたにぴったりの一台をお探しします。
広大な敷地にオークションに出る車両が並んでいます。この中から良質なミニをピックアップしていきます。
実際のオークションの様子です。一台あたり20秒前後で次々とセリが行われています。
中古車オークションはほぼ毎日、日本全国どこかの会場で開催されていますが、日曜日だけはどの会場もお休みとなります。その為イールでは日曜日にお休みを頂いているのですが、今まで20年近く週末休みだったことがないので、生活リズムの変化と、外出先での人の多さに戸惑いました。今は週末に家族と過ごせる時間も増え、更には週末開催のサーキットイベントに気軽に参加できることを考えワクワクしています。
ミニの魅力
いままで色々な国産車、輸入車に触れてきましたが、ミニは独自の世界観とコミュニティがあり、運動性能が高くスポーティなのに日常使いに不便がなく、且つファッション感覚でも乗れるというとんでもない間口の広さが人気の秘訣なのではないかと思います。
第二世代ミニクーパー。クラシカルなスタイリングは今見ても魅力的です。
私がセールスマンとして現役だった頃は第1〜第2世代のミニが中心で、当時のミニはナビも無ければヘッドライトも一番暗いハロゲンヘッドライトが主流。それでもミニは存在自体が唯一無二で、ミニに乗れるならその点は受け入れる!という方が多く、言い方はアレですが、不便さをキャラクターが掻き消していて、すごい車だなと改めて思いました。
BMWミニがデビューした後、今まで色々なメーカーが似たようなキャラクターの車を作りましたが、やはりミニに敵う車はないと思います。
マイベストミニ
もちろんミニはどのミニに乗っても楽しい車なのですが、個人的にはすべてのミニの基準となる3ドアハッチバックが一番ミニらしくそのスタイリングや走りの良さを気に入っています。特に気に入っているのは第2世代のミニクーパーS(R56)です。
ミニ専用設計のボディで前後のオーバーハングを切り詰めた「THE MINI」といえるスタイリングと、ゴーカートフィーリングに象徴される軽快な走りは他の車では味わえない一面といえます。
第2世代(R56)は現行型(F56)よりも足回りが固めでハンドルも重たいのですが、高速道路等で走るとそれらがすべて辻褄が合っていき、軽快な走りなのに大きい車に乗っているような安定感のあるフィーリングになります。
いつかはミニチャレンジに・・・
ミニを使用したワンメイクレースでミニチャレンジというレースが全国各地で開催されていて、そこにはミニ正規ディーラーやミニを扱うチューニングショップ等もチームとして参戦しています。
今まで在籍してきた会社では「仕事は仕事!与えられたことをこなすのみ」といった風潮がありましたが、イールの皆さんはみんな和気あいあいと楽しく仕事をしていて、しかも日本有数のミニ販売店であるイールでチームを作りミニチャレンジに出場できたら、きっと楽しいだろうなあと妄想しています。
若くて勢いのあるイールメンバーの中では少し浮いた存在ですが、私の経験と知見が少しでも皆さんの助けになればいいなと思っております。