MINI ブログ
これを知ってれば安心!平成最後の夏は人間もクルマも熱中症にご注意ください!
まだまだ暑い日が続きますね〜
あっ、どうも!
最近熱中症(っぽく)になり、ダウンして病院で「水だけでの水分補給じゃダメ!タブレットでも良いから塩分も摂ってね」ってお医者様に怒られた阿部です!
この暑さ、人間の身体同様クルマにもシビアな環境ですが、自動車でも熱中症になるのを知っていますか?
そう!オーバーヒートです!!
人間の熱中症と同じように自動車もオーバーヒートしてしまうと動くことができなくなり、お金も手間も大変掛かってしまいます。
そこで、今回はオーバーヒートの原因と対策をお伝えしたいと思います。
こんな症状はオーバーヒートの可能性あり
まずは症状から。
ポピュラーな症状は以下の通りです。
・ボンネットから煙が出る
・冷却水の甘い香りがする
・オイルの焼けた臭いがする
・エンジン回転数が不安定
・スピードが出ない
・エンジンから異音がする
上記の症状以外でも何かいつもと違う感じがしたら、まずはクルマを安全な場所に停めて、原因と対策を考えてみてください。
症状が軽ければ自分で応急処置をして、その場を乗り切ることも出来るかもしれませんので、以下の項目を頭の片隅に入れておいていただくか、iRのWebサイトをブックマークしておいてください!
冷却水不足
エンジンを冷やす冷却水が足りていないのが原因です。
まずはエンジンを止めてからボンネットを開けて、ラジエターにつながる冷却水のリザーブタンクの液量を見てみてください。
冷却水が少なくないですか?少ない場合は冷却水の補充が必要です。
ここで注意!
エンジンが十分に冷えてからでないと、リザーブタンクの熱い冷却水が噴出し、大火傷の恐れがあります。
車内に冷却水を常備していたり、近くにカー用品店やホームセンターなどがあれば、冷却水を補充することができますが、冷却水を用意できない場合は、水道水でも良いので入れましょう。
余談ですが、若い頃に友達の車に自動販売機で買った天然水を入れたことを思い出しました(笑)
そして応急処置だけでは、まだ終わりではない!
冷却水が少ないと言うことは、どこかで漏れていると言うこと。
近日中に近くのディーラーや整備工場できちんとチェックしてもらってください。
エンジンオイルを補充
エンジンオイルが少なくてもオーバーヒートは起こります。
補充用のエンジンオイルを常備している方は、あまりいないと思いますし、自動販売機で代用出来る物も売っていないので、ここは諦めて近くのガソリンスタンドでも良いので相談に行きましょう。補充か交換で対応してください。
半年に1度、定期的にエンジンオイルを交換していれば、そんなにオイルが無くなる事もないですし、もしオイルが漏れているようでしたら、オイル交換の時に整備士が教えてくれます!
その他の原因と対策
・冷却用ファンの故障
・冷却システムの故障
・サーモスタットの作動不良
・ウォーターポンプの不具合
・エンジンオイルなどの潤滑システムの異常
大変残念ではありますが、簡単にできる対策はありません。
整備工場に直行になります。(泣)
昔なら、冷却用ファンベルが切れてくらいなら、誰かのストッキングをベルト代わりに巻いて対処しましたね。(懐かしい)
近年の自動車は頑丈!
それ自体はすばらしいことなのですが、頑丈過ぎてちょっとした不具合が出ても普通に走れてしまう事があるので、ドライバーは気付き辛くなってます。
そのちょっとした不具合が後々大きなトラブルを引き起こしてくる事があるので、そうならない様に定期点検が重要になってきます。
車検は2年ごと(新車購入時以外)にやってきますが、オイルや冷却水がどんなに汚れていても、量が少なくても、車検は通ります(漏れていては車検は通りませんが・・・)
すなわち、オーバーヒートしそうな車でも車検は通ります。
特に中古車の場合は前の所有者がどのようなメンテナンスをしていたか分からないので、ユーザー車検でただラインを素通しするのではなく、きちんとオイルや冷却水の点検交換したうえでお乗りになられたほうがいいですよ。
まとめ
まずは自分で出来ること、それは日常点検です。
先にも書きましたが、オイルの量や汚れの点検。冷却水の量の点検。これは簡単に出来るオーバーヒート対策です。オーバーヒート対策の趣旨から外れますが、日常点検では他にタイヤの空気圧点検、ヘッドライトなどの灯火類点検、ワイパー作動(拭取り)点検が簡単に出来ます。
人間と同じように日常のメンテナンスにより体調不良を未然に防ぎ、健康的な状態で楽しいドライブをしたいですよね!
そして弊社工場iR MAKERSの若林工場長いわく、今年は例年以上に暑さが厳しいようで、急にエンジンが掛からなくなったり、走行中にエンジンストール(エンスト)を起こすローバーミニが急増しているようです!
それは異常な暑さによって燃料タンク内の高温化から起こる燃料ポンプの焼付きが原因です。
ローバーミニの燃料ポンプはガソリンによって冷やされることを前提にしており、タンクが空に近いと燃料ポンプが冷やされることなく焼きついてしまうのです。
もし出先でローバーミニのエンジンがかからなくなったら、
1)燃料カットスイッチを押して見る→エンジンがかかればOK
2)キーを一段階回して燃料ポンプの作動音を確認(トランクルームから「キーン」という音がすればOK)
3)もし音がしない場合は取扱説明書を参考に燃料ポンプのヒューズが切れていないか確認(97年式以降の場合は運転席ステアリングコラム右横の黒いBOXがヒューズBOXです)
4)切れていたら予備のヒューズと交換して再度エンジンを掛けてみる
5)切れていない場合は燃料ポンプが死亡しているためリカバリーを諦める
ちなみにローバーミニ以外でもどんなクルマもできるだけガソリン満タンにした方が良いようです!
理由はガソリンタンク内の結露防止で燃料に水分が混ざるのを防ぐためです。(この時期はあまり関係ありませんが)
これから特に夏場はちょい足し給油ではなく、一気にガソリン満タンを強くお勧めします!