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【ローバーミニ】モデルの特徴/クーパー編【保存版】
ローバーミニ最終モデル(通称Mk-10)の特徴について紹介するシリーズの第2弾。前回はミニメイフェアについて取り上げましたが、今回は「ミニクーパー」を取り上げたいと思います!
世間では「ミニ」=「ミニクーパー」と認識している方もいるようですが、改めてミニクーパーの特徴を解説していきます!
ちなみに前回のおさらいになりますが、97年以降モデルは全部で8タイプ。スタンダードモデルで3タイプ、限定モデルで5タイプあります。
スタンダードモデル | 限定モデル |
---|---|
・ポールスミス・ミニ ・ミニクーパー BSCC LTD ・ミニクーパー 40thアニバーサリー LTD ・ミニ 40thアニバーサリー LTD |
今回はスタンダードモデルのミニクーパーについてご紹介していきます。
ミニクーパーの名前の由来
「ミニクーパー」というモデル名は『ジョン・クーパー』という人物に由来しています。
ミニを設計したアレック・イシゴニスの友人であり、F1史上初めて2年連続でタイトルを獲得するなど輝かしい経歴の持つ、往年の名チューナーです。(詳しくはジョン・クーパーについてのブログをご参照下さい)
ジョン・クーパー氏は、大衆車として開発されたミニの持つ走行性能の高さをいち早く見出し、彼によってチューニングされ誕生した「ミニクーパー」は、モンテカルロラリーで事実上の4連覇を果たすなど大活躍。その後、1971年に一度クーパーモデルは生産中止になるも、1990年に限定車として復活。また翌年1991年からはインジェクションの導入に合わせレギュラーモデルのスポーツタイプとしてミニクーパーが完全復活。そして2000年のローバーミニ最終モデルに至るまで、MINIのスポーツモデルに「ミニクーパー」の名が与えられたのでした。
外装の特徴
ボディーカラー&ルーフカラー
ミニクーパーは、ボディカラーに関係なくルーフとドアミラーが白でペイントされ、ボンネットには2本のストライプが入ります。
BMWミニでも採用され続けている白ルーフ&ボンネットストライプの組み合わせは、ローバーのミニクーパーが元になっているんですね。
ホイール
ホイールは12インチの8本スポークタイプが標準装備されています。ケンジントンも同型のホイールですが、クーパーはセンターキャップに「MINI COOPER」マークが入ります。
サイドストライプ&サイドステッカー
ボディサイドにはダブルピンストライプが引かれており、後方には「MINI COOPER」のステッカーが貼られています。(メイフェアはピンストライプ&マーク無し)
フロントグリル
メイフェアでは11本タイプ(Mk-Ⅲタイプ)が装備されていたフロントグリルですが、クーパーでは8本タイプ(Mk-Ⅱタイプ)となり、よりワイルドな印象を与えています。また、ラリーカーをイメージさせるフォグランプも標準で装備されています。
内装の特徴
シート
クーパーはブラックのレザーシートが標準装備されています。ベージュを基調とするメイフェアに対し、クーパーはブラックを基調とする事でスポーティーな印象を与えています。また、フロントの背もたれ部分には「MINI COOPER」マークがエンボス加工されています。
※ちなみに今回紹介した以外にも「ヘリテイジコレクション」と言う60~70年代カラーの復刻版モデルもあります。
ドア内張り
ドアにもシートと同じカラーのブラックレザーが貼られています。ドア上部にはウォールナット(くるみ)のウッドドアキャップが装備され高級感を演出しています。
メーター
3連メーターのバックパネルはホワイトタイプが採用されています。(メイフェア/ケンジントンはブラック)
ステアリング
ステアリングはブラックとベージュのツートンレザーとなります。ハンドルセンターにもしっかりと「MINI COOPER」マークが入っています。また、アクセルペダルも穿孔加工されたスポーツタイプになるのもクーパーの特徴です。マニュアルモデルはシフトノブも革巻きになる等、操作性にこだわって仕立てられています。
車両スペック
※全長×全幅×全高(cm)
型式 | 発売年 | 車輌寸法 ※ | 駆動方式 | ハンドル | ドア数 | 定員 |
---|---|---|---|---|---|---|
E-XN12A |
1997y~ |
307×144×133 | FF | 右 | 2ドア | 4名 |
ミッション | 排気 | 馬力 | トルク | 新車価格 |
4AT | 1300cc | 53ps/5000rpm | 9.3kgm/2600rpm | ¥2,099,000 |
---|---|---|---|---|
4MT | 1300cc | 62ps/5700rpm | 9.6kgm/3900rpm | ¥1,989,000 |
ちなみにエンジンは1.3Lで全モデル共通となります。しかし、ローバーミニの中でスポーツモデルとして位置づけられるミニクーパー。一番目に付く特徴はツートンのボディカラーとボンネットストライプだと言えますが、細かく見ていくと多くの専用装備があります。ミニクーパーはiRでも一番人気が高いモデルで「ミニに乗るならやっぱりミニクーパー!」とお考えの方も多いかも知れません。
なお、今回紹介したノーマル状態のミニクーパーは大変希少です。中古車は大抵の場合、前オーナーが取り付けたパーツが付いています。アフターパーツの豊富さもミニの特徴と言えますので、これから購入を検討している方は、ノーマル状態からどの位変わっているのか、このブログを参考にして頂けたら嬉しいです♪
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