MINI BLOG

2018.12.14公開 / 2020.02.22更新

【絶滅危惧種のローバーミニ!?】すでにレッドリスト入りしているROVER MINIを手に入れる最後のチャンスは今かも!

 

早いもので私がiRへ入社して間もなく4年を迎えます。入社したばかりの頃はローバーミニの在庫も多く、ローバーミニだけで50台近くの在庫車両を保有していた時期もありました。ですが最近はすっかり数が減ってしまい、本日(2018年12月14)現在、販売中のローバーミニは16台となっています。

 

 

おかげ様で12月も3台のローバーミニがご納車予定となっておりますが、それに反してなかなか思うように仕入れが出来なくなっています。直ぐに商品化できるような状態の良い中古車はほとんど見かけなくなり、お買取りしても泣く泣くオークションで売却したり、ドナーとしてまだ使えるパーツを取り、そのまま廃車になるケースも多くなってきました。。。

そこで今回は、iRがどういった基準でローバーミニを仕入れているのか、そしてどんな車両が商品車としてショールームに並べられるのかをご紹介したいと思います。

 

目 

  1. ローバーミニの買取りと商品化の基準
  2. 納車前にも徹底整備を行います
  3. 厳しい基準をクリアしたiRの在庫車をご紹介
  4. 最後にお願い。iRでローバーミニをご購入のオーナー様へ

 

 

ローバーミニの買取りと商品化の基準

未だに根強い人気を持つローバーミニは、日本の中古車マーケットでもまだまだ販売されている台数も多く(年々減少傾向ではありますが)、程度を気にしなければいくらでも購入することができます。iRでもウェブサイトからの査定依頼は毎日数件あるのですが、しかしそれだけ多くのお問い合わせを頂きお買取りをさせていただいても、なかなか自信を持って小売できる車両を確保することができないのが実情です。

ではなぜ販売車両が増えないかと言うと、iRならではの厳しい基準を設けており、その基準をクリアし小売できると判断した車両だけが販売車両としてショールームに並べられるからです。

ではどんなミニが厳しい基準をクリアして商品として店頭に並べられるのかご説明します。

 

【商品化できるローバーミニの基準】

  • 低走行であること(メーター交換歴が無く、走行距離の裏付けが取れること)
  • 事故歴がないこと(※事故歴とはボディの骨格までダメージが及ぶような修復歴のある車両)
  • 整備履歴がきちんと残っており、過去のヒストリーが追えること
  • ボディシェルに致命的な錆やダメージが無いこと
  • エンジンやトランスミッションといった基幹部品に致命的なダメージが無いこと

 

 

このような厳しい基準をクリアできる車両が生産終了から20年近くたって見つからなくなってきました。特にボディや内装に関しては、買い取った車両をそのまま販売するケースは非常に稀で、ボディ表面のクリアが剥げていたり、ドア下に錆が浮いていたり、何かしら問題のある車両がほとんどなので、鈑金工場で徹底的にボディ修復してから販売をしています。

このままでは販売できるローバーミニが無くなってしまうのでは?ミニを眺めながらの仕事は出来なくなるのでは?と個人的な危機感を感じている今日この頃です。

 

納車前にも徹底整備を行います

 

もともとの素性の良いローバーミニを在庫するように努めていますが、更に良い状態でご納車する為に納車前点検整備にも力を入れています。詳しくは納車点検整備の内容をご覧頂きたいのですがコレだけの内容の整備を行ってから納車しているお店は全国的にもiRぐらいのはず!←これだけは声を大にして伝えたい!

 

実際の納車整備の様子を紹介した過去ブログをまとめましたので、下のリンクから是非ご覧下さい。

実際の納車整備の様子(過去ブログ)

 

厳しい基準をクリアしたローバーミニをご紹介 (2018年12月14日時点)

では、それだけ厳しい基準をクリアしてiRのショールームに並んでいるローバーミニたち。どんな車があるのか、特にオススメを数台取り上げて、特徴やオススメポイントを在庫情報ページとは違った切り口で紹介してみようと思います!

 

ミニクーパー/フレームレッド

[1998年式/5,000km/4MT] 車両本体価格:311万円(税込)

 

ミニクーパーと言えばモンテカルロラリーで活躍した赤と白のツートンという印象を持っている方は多いはず!ある意味定番ともいえるカラーですが、こちらは実走行5,000kmという超低走行のミニクーパー!しかも置きっぱなしにされていたデットストックではなく、過去にiRで販売した車両なのでiRメーカースでの納車点検履歴も残っています!ボンネットストライプを剥がしている以外ほぼノーマルの外観ながら、モトリタのウッドステアリングがワンポイント。

 

 

内装もほとんどと言っていいほどヘタリがありません。ちなみにこのミニクーパー、車検が残っている段階で名義変更に品川陸運局まで自走した事がありますが、全くヘタっていないスコスコ入るミッションの感触に感動した事を鮮明に覚えています。まさに新車と同等といえるコンディションです!

 

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ミニクーパー/タヒチブルー

[1997年式/67,000km/4AT] 車両本体価格:SOLD OUT (I様ご成約ありがとうございます)

 

タヒチブルーが鮮やかなこちらのミニクーパー。走行距離67,000kmと先程のミニクーパーと比べると少し走ってはいますが、iRでご購入頂いたユーザー様からの買取(買戻し)車両です。整備履歴もびっしりと残っており、そのほとんどが自社工場iRメーカースでの点検記録!きちんと整備されていたら、このぐらいの走行距離なんてどうって事ないと分かる一台です!

お客様へ販売する時に人気のオプションを沢山取り付けるというケースは多く、この車両もそんな一台。ナビやETC、USB対応オーディオ、ドリンクホルダー等々、ローバーミニには嬉しい装備が盛り沢山。後から付けると何だかんだお金が掛かってしまいますが、ほとんど必要そうな物は揃っています。良い意味でオーナーさんの手が加わっている車両ですね。

 

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ミニクーパーBSCC LTD/ブルックランズグリーン

[1999年式/14,000km/4AT] 車両本体価格:311万円(税込)

 

750台しか作られていない限定車BSCC。こちらは14,000kmと低走行なだけあって、当然コンディションは極上品!外観はマフラーの交換とドアバイザーを追加したぐらいで、ほぼノーマルのまま。BSCC専用のデカール類がそのまま残っているという点はポイント高いと思います!

 

 

そして個人的に注目して頂きたいのは内装のウッドパーツ。ドアハンドルやシフトノブがウッドで統一されていますが、実はこれらの純正ウッドパーツ、もう手に入らないのでパーツ単体でもかなりの希少品だったりします。ダークグリーンの専用内装カラーとの相性もピッタリ!

 

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ミニ40thアニバーサリーLTD/ミッドナイトブルー

[2000年式/25,000km/4MT] 車両本体価格:SOLD OUT (M様ご成約ありがとうございます)

 

ローバーミニ最終年の2000年式登録の40thアニバーサリーLTD。800台の限定車です。

あまり見かけない紺色のボディですが、こちらのミニは97年以降の最終モデルでは採用されてなかったローバーミニの純正カラー「ミッドナイトブルー」でオールペイントしています。色変えと聞くと悪い印象を持つ方もいるかもしれませんが、きちんと下処理されたオールペイントはローバーミニの天敵である『錆』の予防に有効です!

また、オールペイントに併せてルーフライニングも新品交換を実施。97年以降のミニは、ルーフライニングがフェルト製で変色しがちなので、新品交換すると印象が大きく変わります!ビニールレザー製でお手入れも簡単!そんな美しい内装を360°カメラの映像でどうぞ!

 

MHRミッドナイトブルー – Spherical Image – RICOH THETA

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ミニクーパー40thアニバーサリーLTD/オールドイングリッシュホワイト

[1999年式/65,000km/4AT] 車両本体価格:237.6万円(税込)

 

数あるローバーミニの限定モデルの最後を飾ったミニクーパー40thアニバーサリーLTD。1000台の限定生産です。

こちらの車両はクーパー40thアニバーサリーに設定の無かった「オールド・イングリッシュ・ホワイト」でオールペイントされており、ホイールもブラックに変更されています。さっきも言いましたが、きちんと下処理されたオールペイントはローバーミニの天敵である『錆』の予防に有効です!

ドアハンドルやワイパーブレードなど、メッキパーツで統一してモノトーンな雰囲気を強調。40周年モデルの特徴「ポリッシュド・アロイ・フェイシアパネル」と相まって、スポーティーながら上品な印象に!(ちょっとフロアマットが派手な気がするので、ブラックへ変更をオススメしたいかな)

ドリンクホルダーやシガーソケットなど、人気オプションも取り付け済み。アナログ時計は地味に嬉しい装備です。

 

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ミニクーパー/サーフブルー

[1997年式/62,000km/4MT] 車両本体価格:213.8万円(税込)

 

ヘリテイジコレクションの専用カラー『サーフブルー』のミニクーパー。内装はこちらもヘリテイジコレクション専用の『ホライゾンブルー』のコーディネート。

年式は1997年、走行距離も6万km走っているので部分的なヤレ感はあるんですが、ルーフやボンネット周りといった日焼けしやすい部分は塗装し直しているのでパッと見の印象は年式や走行距離を感じさせないほどキレイです。

また、通常ミニクーパーはウッドの内装パネル&ドアキャップですが、「つや消しブラック」へ変更しています。爽やかなブルーのカラーリングにもマッチしており、個人的には在庫してるローバーミニの中で一番気に入っている配色かも。

ちなみにこのミニクーパー、昨年CMデビューしていてスタッドレスタイヤのCMで福○雅○さんがハンドルを握って乗られていました。ファンの方いかがでしょう♪

 

MPRサーフブルー – Spherical Image – RICOH THETA

 

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いかがでしたでしょうか。特にオススメといっておきながら、このまま行くと全台紹介することになりそうなので今日はこの辺でやめておきますww 残りの在庫車両の紹介はまたの機会に。

もし、iRの(というか私の)在庫ローバー自慢を詳しく聞きたという方はショールームまでお越し下さいませ~

 

最後にお願い。iRでローバーミニをご購入されたオーナー様へ

ブログの最初でも触れましたが、年々クオリティーの高いローバーミニを仕入れることが困難になってきました。そんな数少ないグッドコンディションのローバーミニを、更に良い状態でご納車する為にiRメーカースのメカニック達が(良くも悪くもコスト無視して)妥協無く納車前点検整備を行っております。もうこれは「匠の技」といってもいいぐらいの出来栄えで正直感動すら覚えます。

 

ですのでiRで購入されたミニにお乗りのユーザーさんにお願いです!もし今後何かしらの理由でどうしてもローバーミニを手放さなければならなかった時は、ぜひiRの営業にお声掛けください。通常の他の買取専門店やディーラーではお買取りできないところも多く、できたとしても年式や走行距離でほとんど値段が付かないケースが多数です。

でもiRでは今まできちんとメンテナンスにご入庫いただき、愛情を持って可愛がってくれたミニであればそのヒストリー(整備履歴)をきちんと評価してお買取させて頂きます。より良いローバーミニを残していく為にも、何卒ご協力をお願い致します。