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2018.09.07公開 / 2020.12.21更新

元大手買取店店長が教える!簡単に買取査定金額を30万円アップさせる方法【2018年最新版】

 

今自分が乗っている車が少しでも高く売れれば、次に購入する車も当然お得に購入できますよね。

前回リアルに買取価格アップに繋がるオプションパーツを紹介しましたが今回は前回に引き続き、第2弾!ちょっとひと手間、簡単に買取価格を30万円アップさせる方法!をご紹介したいと思います。

繰り返しになりますが、iRではMINI以外の輸入車、国産車の下取り(買取)も行っており、毎月たくさんお客様にご利用いただいています。MINI以外のクルマを売却する際の判断材料として、少しでも参考にしていただければ嬉しいです。

 

実は私、前職は某大手の買取店で約10年間店長をしており、店長になる前はセールスとして年間500台以上のお客様のお車を査定、買取させていただいておりました。

そんな私だから知る、本当に買取価格をアップさせる売り方と、実はみんなが誤解している意外な事実と注意点を踏まえて、今回もあくまでリアルに教えちゃいます!

 




車を高く売る方法とは?ちょっとしたコツを教えます!

 

ポイント1 洗車をした方が良い?

査定を受ける際に洗車をする事は大切です。査定で見る外装のポイントは次の2点。

1、傷や修復歴の確認
2、塗装の艶、色あせ
クルマを洗車して艶が出る状態であれば、洗車をしてから査定にのぞみましょう。

古いクルマや普段からWAXやポリマーをしていない場合は無理に洗車をしなくても査定額は変わりません。

洗車をする時は、汚れの多さに応じて手洗いシャンプー洗車など、ボディーに優しい洗車を心がけましょう。

塗装に色あせや日焼けがなければ、WAXをかけて艶を出す事も効果的です。

査定員は、その時だけ洗車をしたクルマか、日頃からマメに洗車をしているクルマか、瞬時に判断することができます。

当然、後者の方がプラス査定になりますので、是非普段から愛車は大切にしてあげてくださいね。

 

 

ポイント2 ボディの傷や凹みは直すべき?

大きなキズがあると査定に響くので修理して出した方がよいのでは?と考える人がいるのですが、そのままの状態で査定に出した方が結果的にはお得になるケースがほとんどです。

査定をする上で大きな凹みやキズなどはマイナス評価にはなりますが、修理に出すと何万円もするケースがほとんどです。

修理をして査定に出したとしても、修理にかかった額分をそのまま上乗せして買取してくれるということはありません。

なぜかというと、査定に出した業者は一般のお客様よりも安く板金修理をすることができるからです。

ただ注意してもらいたいのは、スプレーなどを使った自家塗装は絶対に止めましょう!

査定員は自家塗装部分は傷としてとらえる為、結果として小さな傷でも大きな傷としてマイナス査定になることがあります。

 

コンパウンドで小キズを消す

小キズであればコンパウンドで傷を消せる場合があります。

コンパウンドで消せる傷の目安は爪でひっかからない程度の浅い傷です。

爪にかかるようだと傷を目立たなくする事はできても完全に消すことはできません。

コンパウンドはホームセンターに行けば500円~1,000円程度で手に入ります。

完全に消せる小キズであれば、コンパウンドを自分でやる事で査定時の減点を回避できる場合もあります。

 

タッチアップで傷を目立たなくする、錆止め効果も!

タッチアップペイントとは外装の塗料と同じ色をした筆ペンのような簡易補修材です。

これもホームセンターなどで1,000円程度で購入できます。

塗る場所が少ない些細な小キズであれば、査定時の印象も良くなります。傷によって塗料が剥がれた状態で放置するとサビが発生して状況が悪化してしまいます。

特にサビの出やすいローバーミニに対しては、タッチアップペイントによる簡易補修をしてあげるとサビの防止効果が期待できます。

すぐに車を売る予定がない場合もタッチアップペイントによる応急処置をすると、サビの防止はもちろん傷を目立ちにくくできるメリットがあるのでオススメです!

 

 

ポイント3 室内の掃除はした方が良い?

ちょっとした手間を加えるだけで、査定の評価が上がりやすいのが室内です。

掃除やフロアマットの洗濯、ダッシュボードの水拭きなど、室内はなるべく綺麗な状態にしてあげましょう。

クルマを丁寧に使っている方は、室内も絶対的に綺麗なことがほとんどです!逆を言えば、室内が汚いとクルマを丁寧に扱っていない人だと思われます。

車査定で減点対象になるのは、シートや内装の汚れやシミになります。簡単に落ちるシミは中性洗剤などを使って擦ってみてください。

以外と綺麗に落ちますよ。

荷物は積んだままでもいいですが、荷室を整理するなど綺麗に使っている印象を与えると効果的です。

注意点としては、まったく車内に荷物がない状態で査定を受けると、業者側は「このお客さんは売る気満々だな」と即決を促されたり、足元を見られたりする場合があります。その辺りの内情はまた後日のブログで紹介したいと思います。

 

 

ポイント4 車内のニオイは要注意!!

車査定時の室内の評価は、ニオイが大きな影響を与えます。

車内のニオイは自分では気づきにくいのですが、ほかの人にとっては耐えられないというケースも多いです。車内は密閉された空間になっているので、ニオイがこもりやすいです。

他の人から嫌がられるニオイとしては、タバコ、香水、ペット臭、芳香剤などがあります。

特に注意してもらいたいのは、タバコとペット臭です!

ニオイがきつく残っていると、査定をする際に大きなマイナスポイントになってしまいますので注意してください。

ニオイを減らす方法としておすすめなのは、ニオイの元から断つこと!。

正直、カー用品店で購入できる車内消臭グッズはほとんど役に立ちません!。

タバコ臭であれば、拭き掃除で室内全体を擦ってヤニを落としてください。

ペット臭であれば、掃除機とガムテープなどでペットの毛を取り除きましょう!

少し根気はいりますが、がんばればきっとそれに見合った報酬が手に入ります。

あっ!そうそう。窓に貼ってあるワンちゃんのステッカーを剥がすのを忘れないでくださいね!

 

 

ポイント5 車検は出さないで売却した方がお得!

車検が近い場合には、車検を受けてから売った方がお得ではないのか?と思う方もいるかもしれませんが、基本的には車検は査定には大きく影響しません。

これは車検の費用が一般の個人と業者とでは異なっていることが理由です。

分かりやすく言いますと、一般の方が普通に車検に出す場合にかかる費用と、業者があなたのクルマを買い取ったあと、車検に出す時にかかる費用とは、金額が違うからです。

さらにオークションなどで輸出需要が高いクルマは、輸出会社などに落札された後、日本国内から海外に輸出される際に残っている車検は抹消してから運ばれますので、車検の有無は落札価格にさほど影響しません。

以上から結論としては、クルマを高く売る方法として、車検前に査定に出した方がよいでしょう。

車検費用はまとまった金額が必要になりますので、車検が近いクルマであれば、迷わずにすぐに査定に出した方が車検代を払わなくて済むのでおすすめです!!

 

ただしiRではミニを買取させていただく場合は、そのまま一般のお客様に小売しますので、車検の残存期間が長いほどプラス査定にさせていただいております。

 

 

ポイント6 事故歴やメーター交換歴などは隠さず素直に申告しましょう!

事故歴

過去に事故をしたとしても、バレないと思い申告をしない人がいますが、査定員もプロですので嘘はバレてしまいます。

修復歴があるかないかで、クルマによっては査定価格が約30万円~100万円程ダウンすることもあるので、「できれば隠したい!」と思う気持ちはわかりますが、見つかった時にそのクルマの印象は非常に悪くなってしまいますので最初からきちんと申告してください。

なんだかんだ言っても人と人とのやりとりなので、正直なお客さんの方が心象が良くなります。

ただ、査定員も人間なので、事故査定の見落としは正直まれに発生します。

しかし、契約後に事実が発覚した場合は店側と大きなトラブルになることがあるので注意をしてください。

 

メーター交換歴

また、過去にメーターの不具合などによりメーターパネルの交換をした場合は、これも必ず自己申告をするようにしてください。

走行距離は、業者が参加するオークション会場などで登録されているので嘘は見つかってしまいます。

気を付けてもらいたいのは、メーター交換は必ず正規ディーラーで行うこと!

そして、新車時に発行された整備記録簿に必ず修理履歴を記載してもらうようにしてください。

万が一、一般の整備工場などの正規ディーラー以外の場所でのメーター交換をした場合は、実走行と認められず、走行不明扱いになってしまうことがあります。

査定価格が500万円以上の高額車ですと、100万円以上の減額ないし、買取不可車輌になる可能性もあるので要注意です!!

 

 

ディーラーの下取りは損している事が多い!?

9月はディーラーの中間決算!

中間決算だから新車の値引きも大きいし、下取りもアップしてくれるだろう。

そんな期待を持ってディーラーに足を運んだ人、これから行くって人いるんじゃないですか?

でも、本当にそれで大丈夫ですか?適正価格を知らないままディーラー下取りで満足してしまっている人、多いですよ!

今回の追記では、ディーラーで下取りに出す時のメリット・デメリットから考えて、知らない間に損をしないようにするコツを、注意点と合わせて教えちゃいます!

 

まずは、ディーラー下取りのメリット

・新車を購入する時、下取りの交渉で思っていたより安く購入できる場合がある!

・相場が低そうな車でも下取りを頑張ってくれそう!

・同メーカーであれば、下取り金額アップ?!

・手続きが同じタイミングで済むため楽!

・納車日まで乗っていて良いから車が無い期間が最小限にできる!

 

他にもありそうですが、主な点を書き出しました。

 

メリットとしては、新車購入商談の場で下取りの金額の目処が付くところでしょうか。

また、納車日までそのまま乗っていられるのも大きなメリットですね!

 

次は、ディーラー下取りのデメリット

・買取専門店(ディーラー以外)に出すよりも、売値が下がってしまうかもしれない!

・新車購入というハイテンションで、金額に納得していなくても下取りに出してしまう恐れがある!

・査定がディーラーだけだから、適正価格かわからない!

・手放しのタイミングが早まってしまうかもしれない!

 

デメリットに関しては、金額面が大きい感じですね。

特に、査定しているのがディーラーのみっていうところがヤヴァイ!

新車商談の勢いで決めてしまったり、信頼している営業スタッフだから大丈夫!などは絶対に損!

適正価格で下取りをしていないディーラーもあるかもしれません。

 

ディーラーの営業スタッフも、利益を出してなんぼです。

下取りでも販売でも利益を出して褒められます。

自分が納得する金額で売りたいのであれば、ディーラーの下取り金額を聞いた後、別のお店に査定に出すべきです。

 

自分が納得する金額=高い買取をしてもらう

やはり次の購入は手出しを抑えたいものです。

値引きにも限界がありますし、「一律10万円です」ってディーラーもいます。

なら、今の車を高く買い取ってもらいましょう!

 

ここでの注意点!

最近ラジオCMなどで頻繁に流れている一括査定がありますが、あまりお勧めできません。

たくさんの業者に査定してもらうのは、自分が納得できるような感じがします。

その通りではありますが、前職場でのお客様からの反応は、

「一括査定やらなきゃよかった。電話が鳴り止まない。」

「どの電話番号が、どの業者かわからない」

「家の前に何社も業者が来て、近所の視線が痛い」

などでした。

私がお勧めするのは、査定してもらいたい業者にだけ連絡する事です。

買取専門店3社くらいで十分かと思います。買取相場はだいたい決まっているので、大きな金額差はそんなに出ません。

また、CMを沢山流している大手は、相場より高い金額だろうと思ってしまうのはNG!

あんなにCMを流すのは羨ましいですが、その分お客様から多くの利益をいただいているからCM資金があるのです。

 

ディーラーに言っておく事

ディーラーの営業スタッフにも、新車の販売以外にノルマはあります。

初回車検までのメンテナンスパック加入や、任意保険の新規獲得、自社ローンを組んでもらう・・・などなど。

そして肝心な下取りの台数です。

最近は中古車市場が拡大してきているので、ディーラーの中古車コーナーにも車の確保が必要です。

昔からある話ですが、「値引きと下取り合わせてこの金額です」という見積もりが多いです。

実際値引きがいくらで、下取りがいくらでと明確にしてくれない事も多くなってきましたし、

「下取りがあるのでここまで値引けます。だから下取りはさせてくださいね」と言う営業スタッフも多いです。

しかも、ディーラーだと下取車査定料金などという謎の上乗せ料金が、数千円から数万円見積もりに含まれていることもあります。(ちなみに買取専門店だとほとんどの業者が無料査定です)

 

ここでの注意点!

購入商談をしている時に、下取りに出さないかも。買取専門店に売るかもしれない事を伝えて値引きやオプション値引きを目一杯してもらうのが良いです。

そのあとに、「ちなみに下取ってもらうといくらくらい?」などの質問を投げ掛けてみると良いでしょう。

 

ディーラー競合も忘れずに!

同じディーラーでも、各店舗違う営業マンがいます。

営業マンも人間ですから、「A店で購入されるのであれば、是非うちのB店で購入していただきたい!」販売の成績は欲しいのです。

「お値引きなど、精一杯頑張ります!!」と言ってくれる事もあるかも?

 

ここでの注意点!

ここでは「A店に行ったんだけど、値引きやオプション値引きが条件に合わなくてね」と、素直に話しましょう。

条件さえ合えば購入してくれるお客様だ!と思ってもらい、より良い条件の許可を上司からもらって来てくれるかも?!

 

売買の総仕上げ

新車購入の条件が揃ったら、最後は売却の話です。

先にも書きましたが、一括査定はなるべく避けて、査定してもらいたい数社に直接電話しましょう。

メールや電話でのやり取りは、最初のおおよその相場を聞くだけで、実際には直接見て実査定が必要になります。

 

ここでの注意店!

査定開始する時に必ず、次の車の納車がいつになるから、手放し時期もその辺りになりそうだと伝えましょう。

もし、頻繁に車を使わないため、すぐの手放しでも大丈夫であれば、それも伝えた方が買取り業者は気合を入れ直して、上司からMAX買取り金額を引き出してくれるでしょう。

 

余談ですが

私がiRに入社して買取りを始めた頃、お買取りをしたクルマをオークションに出し、予想より高く売れたことがありました。

その時社長に言われたのがこの一言。

 

「もう少し高い金額で買取りできたんじゃない?」

 

ん?

なぜ?

多くの利益が出たら喜ぶところでは?

 

ちょっと納得いかず社長と話したところ、

「うちはMINI専門店では名が知られているが、ガ○バーや、ビッ○モーターみたいに大きい会社じゃない。悪評が付けばそれを無くすのは容易ではない。MINI専門店というプロ意識を持ちつつ、適正な利益だけをお客様から頂く。」

とのこと。

確かに前職場では安く買取りするためにゴリゴリのオラオラ商談などをやったものでした。

商談が成約になってもお客様に笑顔が無い時もちらほら・・・。

 

よし!これからはお客様の笑顔のために頑張ろう!!

とまでは言いませんが、iRの買取り基準価格だと満足していただけるお客様は増えそうです!

 

 

【番外編】意外?!査定アップにつながりにくいポイント

 

点検記録簿、整備履歴

一般の買取専門業者の場合は、整備記録簿はほとんど見ません。メーター交換歴や走行距離が正常かどうか調べる程度です。

ただし、これもiRでは、ミニを買取(下取り)させていただく際、しっかりとした整備記録がある場合はプラス査定にさせていただきますので、整備記録簿は失くさないよう保管していただき、査定の際にはクルマと一緒にお持ち込みください。

 

 

ポリマー施工歴

ポリマー施工を行うと、経年劣化による色あせや塗装のダメージが少なくなるのでプラス査定にはなりますが、査定員は塗装の状態を実際の目で見て確認しています。

ですので、施工証明書などはあまり意味がありません。

プラス査定にはなりませんが、減点は防げる、というような感覚です。施工証明書よりは、コーティング後のメンテナンスを大切にしてくださいね。

 

 

消耗品の交換履歴

よく査定の際にお客様から言われるのが、「オイル交換したばっかりだから高く買い取って!」という言葉です。

他にも消耗品には、バッテリーやブレーキバッドなどがあります。結論から言うと、残念ながら査定価格にはあまり影響しません。

これも前述の通り、一般の方と業者でかかる費用が違うということと、業者オークション出品の際にアピールポイントにならないからという理由です。

 

 

愛車を正しく評価できる業者を利用する

いかがでしたでしょうか?

クルマの査定前に洗車や室内清掃を行うのは、余計な減点を受けないための防衛策です。

中古車の価値は内装と外装の状態と、修復歴の有無などによって変わります。

しかし、査定スタッフに正しい教育をしていない業者の場合、外装や内装が汚れているだけで余計な減点をしたり、事故歴がないのに、修復歴車と誤ってしまったりすることがあります

私も買取店に勤務していた新人時代は、修復歴車の判断ができなかったり、ホコリをかぶっているクルマは状態が悪いと判断していました。

 

クルマは魅せ方を工夫することによって、高く売れる確率を高める事ができます。

しかし、どれだけ頑張っても適正に査定をできない業者では、せっかくの愛車も高く売ることはできません。

iRでは査定研修を受け、しっかりとした教育を受けたスタッフがプロの目を持ってお客様の愛車を査定させていただいております。

そして、ローバーミニ、BMWミニに問わず、その他の輸入車、国産車の下取り及び買取を「お客様に喜んで頂ける信頼価格」で行っております!

売りと買いをセットでお得にMINIに乗り換えてみませんか?

 

皆様のご来店、お問い合わせを心よりお待ちしております!