MINI ブログ
【参加レポート】MINI de Sports主催サーキットイベントin袖ヶ浦FRW
ご存知の方も多いと思いますが、BMWミニの最上級グレード『ジョンクーパーワークス』の名称として有名なジョンクーパーさんは、当時のモータースポーツ界において数々の功績を残したレジェンドの名前です。
ミニって可愛くておしゃれな見た目だけど、実は元々のルーツはレーシングスピリッツを秘めたクルマだってこと知ってますか?
今回はそんなミニの内なるレーシングスピリッツがガンガン伝わってくるサーキットイベントに参加してまいりました。
第1世代の初代BMWミニから第3世代現行ミニまで、まさに無差別級レース!
ある意味MINI CHARENGEより見応えがあるかも!?
普段の可愛いミニとはまた違う一面をご紹介していきたいと思います。
INDEX
サーキットイベントとは
今回のイベントは「MINI de Sports」さんの主催で行われたサーキットイベントです。
公式FACEBOOKページにて、参加申し込みや内容説明などが公開されています。
エントリーできるクラスは
MINI CUP
初心者走行会
サーキットパレードラン
の3つのクラスの設定があり、マシンの装備や規定、ドライバーのスキルに合わせ参加クラスを選べるようになっています。
MINI CUP
装備規定(ヘルメット、グローブ、シューズ、4点ベルト等)
車両規定(ナンバー付車両、Sタイヤ使用禁止等)
などの規定に則って参加します。
初心者走行会
装備規定はありますが、MINI CUPよりも少し緩めのルールです。
サーキット走行を初めて間もない方などはこちらの走行会にあてはまります。
気を付ける点としては、1周1”25を上回るペースで走行(つまり周りより速いペース)した場合は走行中止となります。
あくまで安全を配慮した走行会なのです。(大事!)
私も今回はこの初心者走行会クラスでエントリーしました。
↑
参加車両はゼッケンを貼ります!(ホントはボディに貼るのですが、ラッピングボディということでクォーターガラスに貼らせてもらいました。)
サーキットパレードラン
先導車の誘導のもと、約40~60キロの速度でゆっくりとサーキットを走るものなので、特に装備規定はありません。(同乗も可)
サーキットに初めて来た、または走行会は少し抵抗あるけどサーキットのコースを走ってみたい!という方にはサーキットコースを体験できる良い機会の内容です。
またワンコインで参加できるというのも嬉しいポイントです。
舞台は袖ヶ浦フォレストレースウェイ
開催地は千葉県袖ヶ浦市にある「袖ヶ浦フォレストレースウェイ」(以下袖ヶ浦FRW)というサーキット。
JAF公認のサーキット場で、国内A級ライセンス取得時に使われたりする由緒正しいコースとなっています。
コースレイアウトはこんな感じです。
全長2,436mの中〜高速コーナーが多めのコースレイアウトで、メインストレートから1コーナーを抜けると上り勾配、4コーナーを抜けた先インコースは下り勾配、最終コーナーは登りながらメインストレートへ向かっていくというのが大体のコースイメージです。(伝わるかな・・・)
ちなみに私は今回袖ヶ浦FRW、初走行でした。
走った感想は後ほど!
1日のスケジュール
当日は朝の7:30からイベントスタート。
参加受付開始
車両検査
ドライバーズミーティング
MINICUPフリー走行(20分)
MINICUP予選(20分)
パレードラン(2Lap)
初心者走行(20分)
MINICUP決勝(10Lap)
表彰式(16:00頃終了)
このようなスケジュールのもとイベントが行われていました。
朝、会場入りすると天気はあいにくの雨、予報では晴れだったのに・・・。
これではMINI CUPのフリー走行と予選はウェットコンディション(コースの路面が濡れている状態)での走行となりそうです。
普段の道路でも同じくですが、濡れている路面ではクルマのトラクションがかかりにくく、乾いた路面よりもマシンコントロールが難しくなります。
タイムアタックしたいドライバーさん達としては厄介でしょうが、水飛沫をあげて走る姿はカッコイイ!!
まずはフリー走行でコースの状況把握、タイヤ、クルマのコンディションなどを読み取り、ミニのセッティングを各自行っていきます。(なかなか本格的です!)
タイヤ空気圧の調整、タイヤ交換、車高調の減衰調整など。
少しでも車重を落とすために後部座席のシートを外したり、空気抵抗が良くなるようにフロントのナンバープレートを外したりと様々です。
MINI CUP予選
コースに水溜りができている状態での予選スタートとなりました。
この水溜りやコース上にできている水が流れてる箇所を通称「川」と呼び、この川にクルマが乗った時「アクアプレーニング現象(ハイドロプレーニング現象)」が起きやすいので要注意なのです!
実際、走行中のクルマでスピンしている様子も何回か見られました・・・ひええ。
そんな厳しい路面でも自身のミニを見事コントロールして走り抜ける姿はトリハダもんなんです!
20分の走行時間の中でタイムアタックをし、タイム成績順に本選でのスタートグリップが決まります。
初代ミニ(R53)、第二世代ミニ(R系)、第三世代ミニ(F系)とまさに全世代が揃いましたが、中でも第二世代ミニ(R系)がはやーい!
ちなみに今回は限定車ミニジョンクーパーワークスGP(GP2)も3台参戦していました!
サーキットを走る姿がとてもしっくりきます。
おそらく標準スペックでも他のミニより秀でてるGPですが、そこからさらに速くなるためのチューニングをしているので、まさにモンスターミニ!
特にコーナー立ち上がりからの加速は圧巻でした。
サーキットパレードラン
イベントの内容の中でも一番参加台数の多かったのがパレードラン。
先導車のもと、追い越し禁止で、列んだ状態でコースを走って行きます。
2周ほど走行して終了と少し短めですが、ゆっくり走っていくので普段まじまじと見れないコース全体をよく観察できるのも楽しみのひとつ。
あとはドライバー以外に助手席に同乗ができるのもパレードラン唯一の特権です。
私もMyミニでサーキット走行を体験!
今回サーキット走行2回目のビギナードライバーとして、私も初心者走行会に参加してきました。
私を含め女性参加者は4名!
ミニ乗りさんは女性オーナーも多いですからね。
参加者ははじめにドライバーズミーティング(通称ドラミ)に参加し、走行時のルール説明やコース上で振られる旗の説明等を受けます。
初心者走行会では、まず2周を先導車のもと連なって走行し、3周目以降は自由に走行(追い越し可)します。
雨も上がり、徐々に路面が乾き始めてきた頃にレーススタート!
とはいえまだ濡れている部分もあり、水飛沫も上がっていたので慎重に、とにかく慎重に走行しました。
最初はコースの走行ラインを確認し、路面状況を把握します。
走っていく中で自分のクルマのタイヤのグリップ力の感触を掴み、ブレーキの制動性の確認などをします。
タイヤがまだ冷えていてグリップ力が発揮できていない状態のままアクセル全開でコーナーに進入すると、アララ〜っとクルマがすっ飛んでしまう可能性があるので注意が必要なのです。
(ちなみに私は3〜4周目でリアタイヤがズルズル・・・オーバーステアが炸裂しました)
初心者走行会クラスでは、参加マシンが新旧様々な上、ドライバーの経験値も様々なので、後方から自分より速いクルマがきた場合はウィンカーで自分が避ける方向を示し、円滑に追い越し追い抜きができるように配慮します。
マイマシンは参加車両唯一の3ドア(F56)ミニクーパー。
メインストレートではアクセル全開で挑んだのに、直線のジョンクーパーワークスにどんどん離されていくのを体験し、ミニのグレードのパワー差を改めて感じました!
写真だけ見るといっちょまえにカッコイイでしょ?笑
特にトラブルや事故もなく無事にセッションは終了しました。
MINI CUP決勝!
本日のメインイベントであるMINI CUP決勝です。
この頃には、路面はほぼ乾きドライコンディションでのスタート!
それぞれスターティンググリッドに並んでのスタンディングスタート!
決勝まで勝ち残ったマシンはやっぱり佇まいがカッコイイ!
スタート直後、一斉に1コーナーへ向かってもつれ込む様は、見ているこっちがハラハラしてしまいますが、さすがの皆さんお見事でした。
決勝では、先頭3台の首位争いの他、3ドア(F56)ジョンクーパー VS 3ドア(R56)GP、6〜9番手の集団でもバトルが勃発し、見ているだけでとても楽しめる白熱したレース内容でした!
そんな猛者揃いの決勝を制し、優勝したのはこちらの3ドア(R56)ジョンクーパーワークス!
見るからに速そう・・いや本当に速かったんです、おめでとうございます!!
それよりも驚きなのが、ランキング1〜4位を第二世代ミニ(R系)が総ナメだったこと。
第二世代ミニ(R系)は現行のミニ(F系)より車重が軽く、また社外パーツなどが現行モデルより多く流通していることもあり、より速さを求めたマシンセッティングが作りやすいそうです。
また、純正のコンピュータ制御が現行モデルと比べて介入しすぎない点も影響したのでは?という考察です。
途中、車両トラブルでリタイヤのクルマもありましたが、皆さん大きな事故もなく、イベントは無地に終了することができました。
第二世代ミニ(R系)在庫ストックリスト
表示価格はすべて税込価格です
スポーツ走行に欠かせないタイヤ&参加車両紹介
スポーツ(サーキット)走行でも、普段の運転でも重要なのがタイヤ選択です。
世の中には正にピンからキリまでいろんなタイヤがありますが、走りを追求すればするほどタイヤ選択が重要なキーポイントになります。
今回のMINI CUPではあくまで保安基準適合車が規定なので、Sタイヤは使用禁止となっています。(Sタイヤは公道では走ってはいけません)
余談ですが、私のミニが装着しているタイヤは、知り合いからいただいたオサガリなんですが、誰に聞いても「どこのタイヤ?知らないなあ・・・」と言われる謎タイヤ。
謎タイヤはびっくりするほどグリップ力が無く、コーナリング中はひーひー鳴いていて、もう私が泣きたいくらい怖かった・・・それくらいタイヤの性能は本当に大事です。
私もまだまだ勉強中の身なので、参加してるミニのマシン紹介をしつつ、皆さんどんなタイヤをはいているのかもご紹介したいと思います。
こちらの3ドア(F56)JCWの履いてるタイヤはブリヂストンのPOTENZA RE-71RSというタイヤ。
このタイヤを装着しているミニは多く、サーキットでは人気のタイヤと言えます。
お高いんですけど、性能は抜群!
こちらは女性オーナーさんのミニ5ドア(F55)クーパーS、装着タイヤはYOKOHAMAのADVAN NEOVA A009
一見大人しめな見た目ですがタイヤを見ればわかる、こちらもお高いですが超有能タイヤです。(私もいつかNEOVAを履かせたい・・!)
こちらは第二世代3ドア(R56)クーパーS。
だいたいのミニは17インチの場合205/45 R17のサイズですが、こちらのミニはオーバーフェンダー化して235/40 R17のタイヤを装着!
SHIBATIRE(シバタイヤ)RYDANZ REVIMAX R23で、これも履いてるクルマが多い人気のタイヤでした。
こちらの第二世代ミニ3ドア(R56)ジョンクーパーワークスGPはYOKOHAMA ADVAN A052を装着していました。
NEOVAのもうワンランク上のタイヤ性能で、こんなの履いてるGPなんて強いにきまってるじゃん!と思うほどの鬼に金棒状態。
以下、長くなりそうなので参加車両の一部を写真でご紹介です。
お目目がオッドアイの3ドア(R56)クーパーSは、潔いほどホワイトで統一されたルックスが個性的!
こちらは女性オーナーのミニコンバーチブル(F57)ジョンクーパーワークス。
ステッカーのアクセントカラーが女性ならではのオシャレな配色。
こちらも女性オーナーの3ドア(R56)ジョンクーパーワークス。
アストロブラックの希少車をベースに、オールブラックアウトしたクール&シックな1台です!
スポーティなカスタムと、オールペイントでイエロー×ブラックに統一されたハイセンスな3ドア(R56)クーパーS。
みなさん快く撮影にご協力いただき、ありがとうございました!
ミニで走ろう!
サーキット走行の良さはなんといってもミニに秘められた本当の走行性能を体感できること!
これは自分相棒とも言えるのミニの限界を知ることができるイイ機会だと思います。
アクセルを思い切り踏んだ時の加速や、ダイナミックブレーキが発動するほどの急ブレーキ。
公道ではあり得ないハイスピードでコーナーに差し掛かった時、クルマがどんな挙動になるのか?
その答えを知ることができます。
コーナーで曲がりきれないかも・・・!って時、ミニがそっとアシストしてくれるDSC(ダイナミックスタビリティコントロール)が発動してくれた時、ミニとの絆はきっと深まります。
ちなみに上級ドライバーになると、速く走るために、余計な制御がかからないようあえてDSCを切って走るそう・・・
ビギナードライバーはDSCの恩恵にあやかっていたので、とても切ってなんて走れません!
Myミニ、これからも私を守ってね!笑
クルマの動きを深く知ることで、普段の運転でも危険回避や安全なドライビングに繋がると思います。
それに思いっきりクルマを走らせるのって、非現実的で単純に楽しかったです!
他のミニと比べると、実際のクルマのパワー差や運転技術の差がわかるのでちょっと悔しいですけど・・・
ご自身のミニのパワーを存分に発揮してみたい!運転技術を向上させたい!運転するのが好き!なんて方は是非参加してみてください。
きっと新たなミニの一面を知ることができると思いますよ。
表示価格はすべて税込価格です
イールでは今はもう中古車でしか手に入らないMT車もただいま在庫ございます♪
ドライビングを楽しみたい方に人気のMT車、今後ますます希少となり良い出会いが少なくなってしまう前に
気になっている方はぜひチェックしてみて下さい。