MINI ブログ
ミニの故障は本当に多いのか? 気になるところを徹底深掘り!
今回はminiの購入を考えてるみなさんが気になるであろうミニの故障について書こうと思います。
「正直ミニって故障するの?」
「輸入車にはトラブルがつきものだとネットでよく目にするんだけど…」
「不安を抱えたままミニを購入したくない!」
ミニが壊れやすいと思っている方は最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
ミニに対して抱いているイメージが変わるかもしれませんよ。
INDEX
そもそもミニって壊れやすいの?
ミニの購入を検討されて当店にご来店されるお客様が、必ずと言っていいほど気になさっているのがそもそもミニって壊れやすいのか? というところだと思います。
確かに、国産車に比べると輸入車は故障しやすいというイメージを持たれている方が多いのが現実です。
ではなぜ、そう思っている人が多いのか?まずはそこから深掘りしていきましょう。
初代BMWミニの印象
BMWミニが日本で発売されたのが2002年3月2日(ミニの日)
そこから2007年の1月にフルモデルチェンジをするまでの間のモデルを、ミニ第1世代と一般的には呼ばれております。
この第1世代のミニは現行ミニの礎となるモデルで、シンプルなデザインとミニマムなサイズ感は今でも根強いファンが多く、実際にご来店されるお客様の中にも第1世代のミニが一番好きだという方もいらっしゃいます。
しかしその一方で、全くの新規開発の車両であったためにトラブルが発生する頻度が高かった車であったことは隠しようのない事実です。
例えばパワーステアリングやパワーウィンドウの動作不良、オイル漏れや天井はがれなどの輸入車あるあると言ってもいい定番のトラブルに加え、一番のウィークポイントはCVTトランスミッションでした。
CVTとはいったいなにもの?
第1世代のミニの中のグレードで、ワン(one)とクーパー(Cooper)はトランスミッションにCVTを採用していました。
はて? CVTとは?そんな声が聞こえたような気がしましたので、少しだけ説明をさせていただきます。
自動車教習所で「トランスミッション」という言葉を聞いたことがあるかと思います。いわゆる変速機のことを指すのですが、一般的に知られている内容としては
・ギアチェンジを手動で行う=MT車
・ギアチェンジを自動で行う=AT車
ということぐらいでしょう。
CVTとは「Continuously Variable Transmission」という英語の頭文字を取ったもので、和訳としては、「無段変速機」あるいは「連続可変トランスミッション」となります。
上記に挙げた「ギアチェンジを自動で行う=AT車」に属しますが、通常のATとはシステムが異なり、ほとんどのAT車に搭載されているトルクコンバータータイプのオートマチックが、アクセルを踏むだけで歯車(ギヤ)の組み合わせを自動的に1速→2速→3速→4速と変更してくれる仕組みに対して、CVTには歯車(ギア)は存在せず、2つの滑車(プーリー)の幅を変えて、ベルトやチェーンを通じて動力を伝える仕組みとなっています。
第1世代のミニの、ワンとクーパーの両方に設定されたCVTは、かつてローバーグループが100/200シリーズに採用したものをベースに新開発したZF製のものでした。
「アクセルを踏めば瞬時に駆動が立ち上がって前進し、少し緩めれば無理なく自然に回転数が落ちてくれる。あくまでもナチュラルにエンジンの回転数を上下させてギアリングを変えていく。都市部での渋滞のろのろ走行では、たまに不安定にギクシャクすることもあるが、それ以外は概ねCVTの仕上がりは良い。」
そう。当時はこのCVTにこそ魅力を感じた人も多かったのです。
しかし、CVTは国産車であっても耐久性に欠けると言われており走行距離が増えると不具合を起こす車が稀にあります。
第一世代のミニも類に漏れずCVTのトラブルが大なり小なりあり、そんな印象が今でも残っているのでしょうね。
第一世代のミニに乗りたい人はどうすればいい?
答えは簡単。クーパーSを選べばいいんです。
クーパーSのAT車にはCVTではなく、日本のアイシンAW製6速ATが採用されています。
「6速ATだから絶対に壊れない!」というわけでもないのですが、初代ミニの場合はCVTより6速ATの方が信頼性は高いと思ってほぼ間違いないようです。
ミニ専門店イールで取り扱う第1世代のミニは状態の良い車両を厳選し、CVT搭載車ではないクーパーSの6速AT車のみを取り扱っております。
とは言え、すでにモデルチェンジから10年以上経過しているので、iRでは故障数が飛躍的に減少した第2世代以降のモデルを中心に販売しております。
また、専門的な目で見て状態が良くヒストリーが確かなミニのみを取り扱っいる点もお客様が安心してお選びいただける要素かと思います。
欧州車は「直して走る」という考えで作られている
これはお国柄とでも言ったらいいのでしょうか。
日本人と海外の人々、とくに欧州地方の方々では、車そのものの保有意識に根本的な違いがあります。
平均使用年数から見る国内と海外の違い
日本車に乗る多く日本人は、車検毎のタイミングで乗り換える、もしくは安全面や出費を考慮しておおまかに約10年、もしくは走行距離10万kmを基準にして車を買い替えるケースが多くなっているようです。
一般財団法人自動車検査登録情報協会の調査では、令和2年の普通乗用車の平均使用年数は13.51年でした。
・平成27年 12.38年
・平成28年 12.76年
・平成29年 12.91年
・平成30年 13.24年
・平成31年 13.26年
この数字からもわかるように、日本国内での普通乗用車の平均使用年数は年々上がってきてはいますが、それでも約12年〜13年を目処に車を買い替える人が多いようです。
いっぽう海外の場合は、20万km、25万kmと、長期間乗る想定で車を所有している方が多い傾向にあり、特に欧州の人たちは修理をしながら長く乗るというのが一般的な考えのようですね。
ここで特に注目したいのは、北欧フィンランドの平均使用年数が22年というのが驚きです!
良いものを長く大切に使用する文化は素晴らしいと思います!
こちらの表は、日本と他国の乗用車の平均使用年数です。
国 | 平均使用年数 |
日本 | 13.3年 |
オーストリア | 15.4年 |
デンマーク | 16.8年 |
フィンランド | 22.0年 |
フランス | 15.2年 |
ドイツ | 13.7年 |
オランダ | 15.1年 |
イギリス | 13.5年 |
スペイン | 18.0年 |
「壊れたのなら直せばいい」
日本の多くの方は 「壊れる車=悪い車」 だと潜在的に考えている方が多いのですが、ヨーロッパの方々は根本的な考え方が違うようですね。
勘違いされやすい経年劣化
ゴム部分やプラスチック部分などの経年劣化もミニが壊れやすいと勘違いさせてしまう要因のひとつかもしれません。
ミニのように古くからある伝統的な車は、その愛らしいルックスが魅力であり多くのファンを虜にしてきました。
中には親の代からずっとミニを乗り続けているという強者もおり、一度手にするとなかなか他の車には目移りできなくなるところもミニの凄いところです。
しかしその愛されキャラのミニだからこそ、長年乗っていると避けては通れないのが経年劣化です。
ミニを愛し、ミニに乗り続けているオーナー様から見れば経年劣化もそれはそれで愛おしいポイントでしょうが、周りから見れば「ボロ」と見られてもおかしくはありません。
ボロ = 古い = 壊れやすい
そういった周りから見た印象もミニが壊れやすいという誤解を招いてしまう要因ではあると思います。
過去のミニブログでもそんなミニのあるあるを題材にした記事がございますので参考にしてみてください!
ネット上に潜む多くの悪評
今の時代、車の故障率を気にしている人が、当たり前のようにまず調べるのがインターネットであり、ネット上に溢れている情報を自分なりに解釈して参考にされています。
レビューってやつですね。
ネット上に溢れている故障の書き込みをしている人は、それだけ悲しく悔しい思いをしているからこそ、怒りの矛先をネット上にぶつけているのだと思います。
人間というのは楽しかったことや嬉しかったことは忘れやすいけれど、悔しい、悲しい、苛立たしい、そういった負の感情はなかなか忘れられません。
だからネットに吐き出した結果、故障の書き込み記事が多くなり、ミニは壊れやすいと勘違いさせてしまう。
しかし!
ミニに満足し、ミニライフを楽しんでいる人は山ほどおり、愛車のミニで楽しくドライブに出かけている方のSNSなんかもたくさんあります。
ミニのファンミーティングやイベントも全国各地で毎年開催されています。
それだけミニ好きな方が多いという証拠ですね。
販売台数と比例する評判の数
そしてこちらをご覧ください。
こちらをご覧いただいてもわかるようにミニは国内で圧倒的に売れており、だからこそ良い情報も悪い情報も多く溢れているんですね。
ネットの悪評を鵜呑みにせず、実際にミニに乗っていらっしゃる方の生の声を参考にしてみてはいかがでしょうか?
ネガティブな情報も時には大切ですが、ポジティブな情報を得るほうが何倍も人生が豊かになるはずです。
もちろんミニの専門店であるイールでは、より多くの方がミニのファンになっていただけるようミニの魅力をこれからもお伝えしていきます!
国産車との違いから見るミニの壊れやすさ、壊れにくさ
ミニの生まれ故郷はヨーロッパのイギリス。
そして現在のミニは、ドイツの自動車会社であるBMWが製造しています。
日本車と輸入車の違いの前に、まずは日本とヨーロッパの走行環境の違いを見ていきましょう。
日本とヨーロッパの走行環境の違い
【日本の道路事情】
日本の場合、特に都心部では渋滞も多くノロノロ運転も日常茶飯事。
信号や一旦停止も多いため、ストップアンドゴーの繰り返しです。
また、遠出といえば週末だけ。人によってはお盆やゴールデンウィーク、年末年始などの長期連休のときだけしか遠出をしないという人も多いかと思います。
なるべくなら職場や学校の近くに住みたいという日本人なら当たり前の考え方があり、日常の運転に関しても数分で目的地に到着してしまう、いわゆる「チョイ乗り」がどうしても多くなってしまう。
スーパーに買い物に行くにも、病院に行くにも習いごとに行くにも、その生活のほとんどの移動は半径10km以内の範囲で収まってしまうのが日本です。
【ヨーロッパの道路事情】
いっぽうヨーロッパはというと、高速道路での移動も多く、一度の移動で100km〜200km移動することも当たり前となっています。
また、ドイツのアウトバーンは推奨速度はあるものの速度無制限。ミニの故郷イギリスの高速道路の速度制限は時速70マイル(時速112km/h)、主要幹線道路では時速60マイル(時速96km/h)となっており、日本の道路よりも速く走ることが可能です。
自動車というのは、ある程度エンジンを回してあげて、ある程度高速で走ってあげて、ある程度の距離を走ってあげることがコンディションを健全に保つ秘訣と言われています。
そのことを考えると、ヨーロッパの走行環境というのは車にとってはベストな環境と言えるのかもしれません。
それでは国産車と輸入車の大きな違いを見ていきましょう。
安全性
国産車には万が一の場合に備えて、潰れても良い箇所をしっかりと潰せるような設計にされており、これをクラッシャブルゾーンといいます。この部分があることによってドライバーや同乗者に直接衝撃が行き届かないように、わざと潰れるような仕組みになっていて衝撃を吸収して和らげることができるのです。
いっぽう輸入車の場合はというと、輸入車にもクラッシャブルゾーンはもちろん存在します。
しかし、輸入車の場合は車体を潰して衝撃を吸収させるというよりも、極力車体を潰さないよう強度設計されています。
これは道路事情の違いによるところがあり、ドイツのアウトバーンが代表的な例ですが、日本の車と比較すると想定される速度がそもそも違い、ハイスピード時の事故を想定された頑丈な作りになっています。
とある整骨院の先生いわく、一流のプロ野球選手はベンツやBMWなどの輸入車にこぞって乗っているんだそうです。
それはもしもの時に怪我をすることなく自身の体への被害を最小限にするためだなんだとか。
高速道路での移動が多い場合は、国産車よりも輸入車のほうが安全と言えるのかもしれません。
快適性
快適性とは
1) 走行性能
2) 静粛性
3) 乗り心地
この3点が揃った時に体感できます。
1)走行性能
走行性能とは、車両が走行するときに求められる性能全般のことを言い、自動車においては動力の性能、操縦の安定性能、制動の性能など走行に関する様々な性能を総合的に加味したものを指し、主に自身の意のままに車両を操ることが可能になることによって走行性能が高いと感じることができます。
自身のアクセル加減に応じてスムーズに加速減速することや、ドライバーの意思で車を自由自在に操れるハンドリング性能の高さを指します。人によって感じ方の違いはあるかと思いますが、これらは輸入車の方が優れていると言う方が多い傾向にあります。
2)静粛性
静粛性とは、走行時に発生するロードノイズ(タイヤが地面に触れることによって発生する騒音の総称)や音圧、走行風やエンジンノイズなどを総合評価し指標化したものです。
近年では車に「静かさ」を求める人も多く、騒音が少ないことが高級感を高める条件の一つとされています。
・ロードノイズ
静粛性については各メーカーが近年力を入れており、国産車ではトヨタのクラウンに採用されているサスペンションを「いなしサスペンション」と呼んで、通常のサスペンションでは抑えきれないような微々たる振動でも吸収することができ、ロードノイズを最小限に抑え車内を静かに保つことができます。
輸入高級車の中には、後部座席を主体にした車を「ショーファーカー」と呼び、静粛性を極限まで高めている車もあります。
代表的な例はロールスロイス・ファントムで、遮音材を130kgも使い世界最高峰のショーファーカーとも呼ばれています。
また、タイヤを替えることによって静粛性を高めることも可能となり、近年人気の「プレミアムコンフォートタイヤ」と呼ばれるタイヤは、標準的なタイヤと比べてトレッドパターン(タイヤ表面の溝の模様)が細かく施されており、ロードノイズを低減し静かで快適な走行が実現します。
・エンジンノイズ
経年によるエンジン内のパーツの劣化により、新車時の静粛性能が徐々に維持できなくなってくるケースもあります。
この場合、硬い粘度のエンジンオイルを入れることにより、静粛性が改善されることもあります。これは、高粘度オイルによる優れた潤滑作用が、劣化が進んだパーツ同士の摩擦抵抗を減らしてくれることによって動作が滑らかになり、エンジンノイズを低減できるためです。
ここ数年では、エンジン性能そのものの向上や、ハイブリット車の登場などから、走行時のエンジンノイズは抑えられ、静粛性はかなり上がっていると言えます。
3)乗り心地
乗り心地は、ドライブする上では外せない重要なポイントです。
運転者のみならず同乗者にとっても快適に、ストレスなくドライブを楽しみたいものですよね。
車両の操作性はもちろんのこと、運転席から見える視界の広さ、エアコンなどの空調性能の正確さやシートの素材や質感、座り心地、車内の臭いや広さなど様々な要素が関わり合ってきます。
またドライバーだけが快適だとしても、それだけでは快適性が高いとは言えません。
例えば後部座席の足元空間は十分にあるか、着座姿勢が正しくとれ、頭上の空間が十分に広いのか、座っていても跳ねる感じがしないかなど、同乗者にとっても快適であるかどうかということも重要になってきます。
・サスペンション
サスペンションに関しても乗り心地を大きく左右します。
サスペンションは緩衝装置の機能を持っており、路面の凹凸による衝撃を吸収する役目を担っております。
日本車の方が比較的柔らかく作られているので、街乗りでの揺れは少なくなっていますが、高速走行においては輸入車の方が安定する傾向にありますし、ワインディングではダイレクト感が高くなりスポーティーな気持ち良さを感じられます。
車体が大きな輸入車の方が快適だと思われがちですが、近年は日本車も居住性を上げてきており、たとえコンパクトカーでも車内空間はかなり広く快適に作られていますので、どちらも優劣がつけづらいところです。
乗り心地は人によって好みがありますので、ご自身の体にフィットし無理なく運転操作ができるという点こそが重要かと思います。
維持費
維持費と一言で言っても、ガソリン代や駐車場代、保険や税金などさまざまあり、その中でも気になるのは点検修理費用ではないでしょうか。
日本車の場合は故障頻度も少なく、仮に壊れたとしても国産のパーツが各メーカーに潤沢に行き渡っており比較的に安価で抑えることができます。
いっぽう輸入車の場合は、海外からパーツを輸入してくるため輸送コストと為替コストがかかります。
また、パーツ自体の単価も高く、最近の車はアッセンブリー交換になってしまうことが多いため修理費用がかさむ傾向にあります。
また燃料に関しても、安価なレギュラーガソリンを使う日本車と比べ、輸入車の場合はハイオクであることからも維持費が高くなる傾向があります。ではなぜ輸入車はハイオクなのか。
その前にレギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いから見ていきましょう。
その区別はオクタン価によって決定します。純粋なガソリンは自然発火しやすいため、車の燃料として使用すると異常燃焼(ノッキング現象)を起こしてしまい、不自然な動きや振動を起こしてしまいます。それでは車にとって良くないしドライバーも不安です。
そこで、異常燃焼を起こさないためにガソリンには添加物が加えられ正常にエンジン駆動できるような工夫がされています。オクタン価とは異常燃焼の起こしにくさを示す数値のことで、オクタン価が高ければ高いほどそのガソリンは異常燃焼を起こしにくくなります。そしてこのオクタン価の数値によってハイオクかレギュラーかの区別がされるのです。
・ハイオク = オクタン価96以上
・レギュラー = オクタン価89以上
(JIS規格)
輸入車の多くがハイオクなのはヨーロッパを例にすると、3種類のガソリンが販売されており以下がそれぞれのオクタン価です。
①レギュラーガソリン (オクタン価91)
②レギュラー/ミディアム (オクタン価95)
③プレミアム (オクタン価100)
こちらを見てもわかる通り、3種類全てが日本のレギュラーガソリンのオクタン価よりも高い数値になっています。
つまり日本のレギュラーガソリンのオクタン価である89では輸入車本来の性能を発揮することができないため日本に輸入された段階でハイオクガソリン指定となるのです。
維持費という観点から言うと、壊れやすい壊れにくいという次元ではなく、壊れた場合の話になってしまいますね。
国産車のほうがリーズナブルにカーライフを楽しめると言ってよいでしょう。
壊さないでミニを楽しむ方法
車を購入したからには、できれば壊れてほしくないと思うのは皆一緒です。
マシーンである以上、絶対に壊れないという車は世の中に存在しませんが、それでも日々のちょっとした心がけで故障のリスクを下げることは可能です。
定期点検
まずは当たり前のことですが定期的にメンテナンスをすること。
当たり前すぎて笑っちゃうかもしれませんが、エンジンオイルや冷却水など交換していればある程度壊れずに乗れてしまう日本車とは違うため注意が必要です。笑ってないで。
先にも述べた通り、そもそもの道路事情が異なるイギリス生まれのミニは基本的な性能が高く、長距離を高スピードで走ることを想定した作りになっています。
そのために、油種類だけではなくブレーキパッドやディスクなどのメカニズム関連の消耗品の定期的な交換を含めたメンテナンスによってそのポテンシャルを維持できる構造になっています。
長距離ドライブ
次に、たまには長距離ドライブを楽しむこと。
ここまで読んでいただいた方にはもう伝わっていることと思いますが、ミニを含めた輸入車というのは長時間かけて長距離を高スピードで走行することを得意としております。
そんなミニでチョイ乗りばかり繰り返していては、それはいわば本来の使い方とは真逆ということです。
愛するミニのため、たまには遠くの街まで高速道路に乗り、長距離ドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。
もちろん日本国内では、ドイツのアウトバーンのようにガンガン飛ばすことはできませんので法定速度の範囲内で、あくまでも安全運転でドライブを楽しみましょう。
ディーゼルモデルの注意点に関しては過去のブログでも紹介されておりますので参考にしていただければ幸いです。
おまけ これだけは知っててほしい、壊れないミニの選び方
ミニを選ぶ上で一番大切なことはお店選びです。
そして二番目に大切なことは、ヒストリーが確かなミニを選ぶこと。
専門店での購入
中古車を購入する際に重要になってくるのが、まずお店選びです。
ベンツを買うならベンツの専門店、アウディーを買うならアウディーの専門店、ミニを買うならミニの専門店に足を運んだほうが、知識豊富なスタッフが対応してくれ、様々な相談にも乗ってくれるでしょう。
また、揃えている在庫車両も、専門的な目で見た、より状態の良い車両が多いのも特徴です。
さらに言えば、自社工場を保有している販売店の場合、その車に精通したメカニックが日々培われた知識を元に、各年式特有の弱点や予防対策を考えた点検整備をしてくれ安心です。
なんでもありの中古車販売店で購入するよりも、専門店で購入したほうが数倍安心して購入できるかと思います。
ヒストリーが確かなミニ
次に重要なポイントとしては、ヒストリーが確かなミニを選ぶこと。
ワンオーナーなのか複数オーナーなのか、何年の何月にどんな整備をしてきたのか、整備を実施した工場は正規ディーラーなのか認証整備工場なのか、最後の点検整備からどの位の年月が経っていて何km走行しているのか等々…
知りたい情報がしっかりと残っているということは、前オーナー様からの愛情を受けてきた証拠でもあります。
壊れにくさという点で言えば正直国産車には敵いません。
国産車が壊れなさすぎるくらいで、そしていざ壊れた時の費用も国産車には敵わない。
でもちょっと待ってください。
このページを読んでいただいているということは、少なからずミニに興味があり国産車にはない魅力をミニに感じていただいているということではないでしょうか。
確かに壊れにくさや利便性といった視点から見ると国産車に軍配が上がります。
しかし、ミニのスタイルは国産車はもとより海外車種の中でも独特で、所有するのに満足度が高く、国産車にはない特別感、デザイン性の高さ、運転感覚の楽しさ、圧倒的な趣味感があり、そういったミニ特有の良さを知っていただけたら嬉しいです。
安心して乗っていただけるミニを150台以上取り揃えております
さて、ここまで長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。
iRはグループ総在庫数合わせて150台以上となり、販売台数におきましても全国トップックラスのミニ専業店として営業しております。
豊富な在庫台数の中、ぜひあなたにぴったりのミニを見つけてみて下さい。