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現行型ミニクロスオーバー(F60)を徹底解剖!先代クロスオーバー(R60)からどう進化したのかCheck it out!
ミニ初のSUV、4WD、そして5ドアと初モノ尽くしで2011年にデビューしたミニクロスオーバー(R60)。「ミニなのにSUV?」と、デビュー当初は賛否両論あったと聞きます。
でも今では何の違和感もなくMINIファミリーに馴染んでおり、「家族で使いやすいミニが欲しいんだけど」とか「できたら荷物をたくさん積んで、レジャーにも使いたいんだけど」と言ったニーズにぴったりなミニとして、近年とても引き合いの多いクルマです。
[2021.11.06更新]
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今回ご紹介するのは2017年春にフルモデルチェンジをし生まれ変わった、現行型ミニクロスオーバー(F60)です。
発売から約3年が経ち、中古車として市場に出回る台数もかなり増えてきました。「そうは言っても中古車としてはまだ価格も高いし、実際良いの?悪いの?」なんて思っている方もぜひ参考にしてみてくださいね。
先代のミニクロスオーバー(R60)との比較などもしながら、iR(イール)いちのクロスオーバー好き中山がその魅力を紹介してみたいと思います。
INDEX
関連ブログ:
【完全保存版】BMWミニの限定車・特別仕様車をご紹介!【コンバーチブル・クラブマン・クロスオーバー編】(2021年10月20日 更新)
ミニクロスオーバーとは?
BMW MINIが満を持してコンパクトSUVジャンルに送り込んできたモデル、それがMINIクロスオーバー(R60)です。
クロスオーバーは日本では商標権の関係でこの名前になっていますが、本国を含む海外では「カントリーマン」という名称で販売されています。
2011年1月に発売され、2014年9月にはマイナーチェンジ&ミニ初のクリーンディーゼルが追加され、2017年2月に2代目(F60)へとフルモデルチェンジしました。さらに、MINIで初となるプラグインハイブリッド(PHV)モデルライナップされ、現在も進化をし続けています。
今回ご紹介するのはフルモデルチェンジ後の新型クロスオーバー(F60)となります。
関連ブロブ:
https://ir-japan.net/blogs/blog/2019/12/blog20171207-2.html
先代クロスオーバー(R60)との比較
スタイリング
先代クロスオーバー(R60)
現行型ミニクロスオーバー(F60)
でっかくて、いかつい!
「とりあえずかっこいいっ!」と叫びたくなりますね! 先代モデルと比べると、ヘッドライト形状が少しスクエアになったことや、フロントグリルの形状、ボディのサイド部分にプレスラインを強調するなど、先代モデルと比べてワイルドさを強調するデザインに進化しました。
しかし、先代のデザインを受け継ぐ形で進化しており、安易に一般のSUVのデザイントレンドを取り込むようなことはしてない所が流石の一言。この辺りは先代オーナーからも好感が持てる点ではないでしょうか。
ミニのお洒落さと、SUVのワイルドさをうまく融合しているデザインだと言えます。
ボディサイズ
一家に一台、ミニクロスオーバー
ミニクロスオーバーのボディサイズは他モデルと比較してかなり大きくなっています(下記表を参照)。ミニにしては異色の大柄ボディと言っていいでしょう。「もうミニではないよね!?」という声もあるかと思いますが、それはそれと言うことでw
元々大柄なクロスオバーですが、新型となりさらにサイズは大きく生まれ変わりました。元祖クラシックミニを見慣れている当店スタッフは皆「でかっ!」と声を揃えてしまうほどです。
ただこのボディサイズになったおかげで、後部座席はさらに快適に、積載性も大幅にアップしています。新型クロスオーバーは、ファミリーユースでも全く問題なく使える唯一のミニと言えるでしょう。
先代クロスオーバー(R60)
現行型ミニクロスオーバー(F60)
ホンダヴェゼル
|
VWティグアン (2017~) |
現行クロスオーバー (F60) |
先代クロスオーバー (R60) |
R60とF60の差 |
|
---|---|---|---|---|---|
全長(mm) | 4,340 | 4,500 | 4,299 |
4,105 |
+194 |
全幅(mm) | 1,790 | 1,840 | 1,822 | 1,790 | +32 |
全高(mm) | 1,605 | 1,675 | 1,595 | 1,550 | +45 |
ホイールベース(mm) | 2,610 | 2,675 | 2,670 | 2,595 | +75 |
最少回転半径 | 5.5m | 5.4m | 5.4m | 5.8m | −0.4m |
トランク容量 | 404L | 615L | 450L | 350L |
+100L |
定員 | 5人 | 5人 | 5人 | 5人 | +−0人 |
ボディサイズは全長4,299mm×全幅1,822mm×全高1,595mmと大幅に拡大しました。先代モデルより大きくなったのはもちろん、これまでミニの中では最大のボディサイズだったミニクラブマン(F54)をも凌駕するサイズです。
ボディサイズで特に拡大したのが全長です。先代(R60)に比べて、約20センチ長くなりました。その恩恵を特に受けているのがリアシートと荷室容量で、後部座席は足元の空間がさらに広くなりました。どれくらい広いかと言うと、足の長い私がのけ反って座れるぐらいですw
しかし、上の表でもわかるように、一般的なSUVに比べると新型ミニクロスオーバーでさえ、意外にボディサイズはまだまだ小さい部類に入ります。2019年度SUV新車販売台数1位の「ホンダ ヴェゼル」よりも全長と全高は小さい、と言えばイメージしやすいかと思います。あくまでミニファミリーの中では大きいということです。
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ラゲージルーム、セカンドシート
先代クロスオーバー(R60)
現行型クロスオバー(F60)
ミニ3ドアや先代クロスオーバーと比較すると、つい大きくなり過ぎたと感じてしまいますが、SUVは荷物の積載性や乗車人員の快適性など、ある程度の大きさが求められるので、今回の大型化はより幅広いユーザーにミニブランドに触れて欲しいというメーカーの想いがあるのだと思います。
今までミニ乗りたくても購入に踏み切れなかったファミリーユースの方には特におすすめですよ!
新型ミニクロスオーバーに搭載されているエンジンは?
新世代クリーンディーゼルエンジンが中心
ミニクロスオーバーの主要グレードには、2リッター直列4気筒クリーンディーゼル・ターボエンジンが搭載されています。急勾配の多い山道や悪路を走ることをメインに設計されたSUVだけあり、低回転域の力強いトルクでパワフルに加速するディーゼルエンジンは、キャラクターに合っているといえますね。
先代クロスオーバーに比べて、ディーゼル特有のガラガラ音はさらに小さくなり、車内に入ってくる音もほとんどありません。排気ガスも非常にクリーンで、iRショールーム内で窓を締め切ってエンジンをかけていても、排気ガスの匂いは全くしないレベルです。
グレード名 | クーパーD | クーパーD ALL4 | クーパーSD ALL4 |
エンジン種類 | 直列4気筒クリーン・ディーゼル・エンジン | 直列4気筒クリーン・ディーゼル・エンジン | 直列4気筒クリーン・ディーゼル・エンジン |
排気量 | 2リッター | 2リッター | 2リッター |
最高出力 | 150PS | 150PS | 190PS |
最大トルク | 330Nm | 330Nm | 400Nm |
トランスミッション | 8速AT | 8速AT | 8速AT |
JC08モード燃費 | 21.2km/L | 21.3km/L | 20.8km/L |
ガソリンエンジン&PHV(プラグインハイブリッド)もラインナップ
グレード名 | ワン | ジョン・クーパー・ワークス | クーパーSE ALL4 |
エンジン種類 | 直列3気筒ガソリンエンジン | 直列4気筒ガソリン・エンジン | 直列3気筒ガソリンエンジン |
排気量 | 1.5リッター | 2リッター | 1.5リッター+モーター |
最高出力 | 102PS | 231PS | 224PS |
最大トルク | 180Nm | 350Nm | 220Nm |
トランスミッション | 6速AT | 8速AT | 6速AT |
JC08モード燃費 | 14.2km/L | 14km/L | 17.3km/L |
エントリーグレードとなるワンと、PHV(プラグインハイブリッド車)のSE ALL4には、新開発の1.5リッター直列3気筒エンジンが搭載されています。このうちワンのJC08燃費は、14.2km/Lです。当然燃料はハイオクガソリン指定になりますので、本体価格が高い代わりに維持費の安いディーゼルエンジン搭載グレードと悩むところですね。
個人的にはこの大柄なボディサイズになりますので、パワーの少ないONE以外のグレードがおすすめです。
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そして、ミニクロスオーバーの“一番いいヤツ” 「JCW(ジョン・クーパー・ワークス)」もラインナップ。スポーツグレードである「クーパーS」よりさらに走行性能を突き詰めたスパルタンモデルになります。ちなみに新車価格は562万円からと、お値段の方も相当立派になっています。パフォーマンスのみならず、一番いいヤツ全部付きちょうだい的な要望にも応える、まさにトップグレード!
ミニクロスオーバー(F60)の最新装備
純正HDDナビはタッチスクリーンに対応!専用機能も追加
これまで操作しづらく第3世代ミニ(F系)の課題でもあった純正HDDナビが、8.8インチのタッチスクリーンに対応! これにより、より直感的に機能の選択や設定が可能となりました。これでダイヤルクルクルとはさようならです。
ナビはルート案内だけではなく、音楽ファイルを取り込めるミュージックサーバーやスマートフォンを介したインターネットサービス「MINI Connected」なども統合されており、F系ミニのアイコンとも言える装備となっています。
そして、クロスオーバーには「MINI Country Timer(ミニカントリータイマー)」という専用機能が追加されました。
横滑り防止装置などから送られるデータを分析し、オフロードの走行を記録、走行の程度に応じてナビ画面のクロスオーバーのイラストが7段階で成長して行きます。最終的にはミニが「モンスターマシン」のようになるらしいですw
MINIで初めてドライビングアシストを標準装備
フロントウィンドに設置したカメラで前方の車両や歩行者を認識し、衝突回避のためのブレーキアシストや、アクティブクルーズコントロール(前の車に追従)を行う「ドライビングアシストなど、先代モデルには無かったハイテクな便利&安全機能を標準で装備しました。
ブレーキアシスト(自動ブレーキ)は、これまでも同世代のハッチバックやクラブマンでオプションとして用意されていましたが、クロスオーバーで初めて標準装備となりました。車線のはみ出しを防止するレーンキープ機能はついていませんが、ファミリーユースで活躍する場面の多いクロスオーバーにとっては、万が一の安全機能は非常に重要ですね。
日常でも便利なピクニックベンチ
トランクルーム後端に敷いてベンチのように座ることができる装備で、マリンスポーツやウィンタースポーツ時に活躍する装備です。重かったりかさばる荷物をトランクに出し入れする際も、ピクニック・ベンチを使用すればボディを傷つけずに済みますね。
私も何度か座ってみましたが、座り心地が非常に良く不思議とついつい座りたくなっちゃいます。
オ-トマチックテールゲートのイージーオープナー機能
両手が荷物でふさがっているときに足をトランク下にかざすだけでトランク・リッドが開閉できるイージー・オープナー機能はクラブマンに引き続き、新型ミニクロスオーバーにも採用されました。少しコツが入りますが慣れれば楽チンです♪ かっこいいし、周りからの注目度抜群です。ぜひドヤ顔で開けてみてください。
新車と比べて中古車はかなりお買い得!
クロスオーバーの魅力は利便性や装備だけにとどまりません!
ミニモデルの中でも新車価格はとっても高価なミニクロスオーバー。ですが、新車発売から3年が経ち中古車価格も大分落ち着いてきました。
現行型ミニクロスオーバー新車価格
ワン |
クーパーD |
クーパーSD ALL4 |
ジョンクーパーワークス |
352万円 | 424万円 | 519万円 | 605万円 |
お手頃なクーパーDで、オプションや諸経費を含めた新車乗り出し価格がおおよそ500万円前後。
走行距離などにもよりますが、3年落ちの中古車で車体価格がおおよそ280万円〜350万円ほどになります。(2021年11月カーセンサー調べ)
3年落ちの中古車に対して「ほとんど新車!」と言ってしまったらオーバートークになるかもしれません。しかし「まだまだぜんぜん新車っぽい!」ぐらいの言い方は許されるはず。
そんな良質なコンディションの中古車が、新車を買う場合の総額と比べて200万円ぐらい安い価格で狙えてしまうのですから、これはもう注目するしかありませんよね。
こんなミニクロスオーバー(F60)はいかがですか?
さあ、新型ミニクロスオーバーの魅力がたっぷり伝わったでしょうか?
この記事を最後まで読んだあなたは、きっとクロスオーバーが気になってきたはずです。
iRのクロスオーバー在庫車を少しだけご紹介いたします♬
●2017年式/ミニクロスオーバー クーパーD ALL4 Yoursパッケージ/8,000km/アイランドブルー
●2017年式/ミニクロスオーバー クーパーSD ALL4 Yoursパッケージ/31,000km/チェスナットブラウン
●2020年式/ミニクロスオーバー クーパーSD ALL4/7,000km/セージグリーン
実際のサイズ感や使い勝手を確認してみたい方、シートに座って乗り心地や雰囲気を感じてみたい方など、
ぜひお気軽にお問い合わせください。ご予約制で試乗も随時受け付けております。
一家に一台、ミニクロスオーバー!
週末はご家族そろってiRショールームまで。
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