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MINIだからこそあえてマニュアルを選ぶ!その魅力とは!?【MTの販売強化中!】
皆さんミニにどんなイメージをお持ちでしょうか?ほとんどの方は「可愛らしい」といったイメージをお持ちだと思います。確かにかわいい見た目も特徴のひとつですが、一方で「MINI=スポーティー」という印象を持っている方もいらっしゃいます。初めてミニに乗って、ダイレクトでクイックなハンドリングに驚いた方も多いはず。
そんなスポーティーなミニの魅力をより一層感じられるのが、ドライバー自身がギヤチェンジを行う『マニュアルトランスミッション(以下、MT)』のミニ。今日はMTのミニについて、その魅力や中古車販売の動向について取り上げたいと思います。
ミニの魅力はその走りにあり!?
ミニの走りを語る上で、必ず避けて通れないのがモータースポーツやラリーといった競技の世界での活躍です。特に往年のモンテカルロラリーで、1964年、65年、67年に優勝した『赤いミニクーパー』のイメージがあまりにも強烈で、未だに日本ではMINI=ミニクーパーと呼ばれてしまうほど。
BMWミニとして生まれ変わってからも、車体四隅に位置したタイヤ、クイックなステアリングフィール、高いロール剛性など、『ゴーカートフィーリング』といわれるその走りの特性は変わっていません。フワフワっとしている日本車の足回りに慣れた方がミニに乗り換えると、少し乗り心地が悪いと感じるぐらいダイレクトな挙動が特徴です。
ミニのMTの魅力
ATでも十分走りが楽しめるミニですが、その魅力を更に感じることのできるのがMTでのドライブ。特にミニのMTには、楽しさ以外にもメリットがあったりします。
MINIのMTのメリット
- 燃費の良さ
- 車両価格の安さ
- 維持費の安さ(ブレーキパッドなど消耗品)
- 操作のしやすさ
近年では、ATの進化もあって、カタログ燃費はATの方が勝っているケースが多くなりました。ですが、実際の燃費で比べると、MTは走らせ方で大きく燃費を伸ばす事が可能です。状況に応じて適切にシフトチェンジをしていれば、ATでは考えられないほど燃費良く走れます。
維持費に関しては、ミニ(と言うかドイツ車全般)はブレーキパッドの磨耗が早く、ダストも大量に出ますが、MTは自然とエンジンブレーキを多用するので、ブレーキパッドが長持ちします。
また、操作のしやすさに関しては、下記の点があげられます。
とても入りやすいシフトフィール
ミニのMTの特徴として、非常に入りやすいシフトフィールが上げられます。一般的なMTの場合、エンジン回転数とシフトがあっていない場合に、ギクシャクしたりギヤが入らなかったりするのですが、ミニのMTはある程度までならすんなりとシフトチェンジが出来ちゃいます。
シンクロの性能によるものですが、極端な話しをするとクラッチを切らなくてもシフトチェンジができてしまう程の入りの良さです(※ミッション保護の為にクラッチは必ず切って下さい)。
エンジン回転アシスト機能(発進アシスト機能)
発進時に1速にギアを入れてゆっくりクラッチをつなぐと、それに合わせて自動的にエンジン回転数が上がり、アクセルを踏まずに発進することができる機能です。渋滞中など低速時はクラッチ操作だけで走行出来るので非常にラクチン。
ちなみにこの機能、カタログ等にも表記されていないので、乗ってみて初めて分かる隠れた便利機能だったりします。第2世代の後期モデルから導入されています。
ヒルアシスト機能
MTの最大の鬼門、坂道発進をアシストしてくれる機能です。ミニの場合正式名称は「スタート・オフ・アシスタント機能」。上り坂などでブレーキペダルから足を離しても約2秒間はクルマが後退しないように自動ブレーキが掛かります。慌てずクラッチ操作に集中できるので、これで後ろの車にピッタリ付けられていても安心ですね(笑)第2世代以降に標準装備されています。
オートブリッピング機能
第3世代から採用されたこちらの機能。普通シフトダウンをする際、エンジン回転数と車速が合っていないとシフトショックが大きく出ます。時にはギヤが弾かれてしまう場合も。これを避ける為に、あえてアクセルを一瞬あおったりするのですが、自動的にエンジン回転数をあげてシフトショックを抑えてくれると言うハイテク機能が搭載されました。
MTの運転に慣れていないという方でも、こういったアシスト機能のおかげで構えることなく運転できますよ!
関連ページ:【MINIライバル比較】ミニクーパーにマニュアルで乗る魅力!
そんなMTも…
クルマを操るということでは魅力を感じるミニのMTですが、個人的には少し・・・?思うところもあったりします。
ブリッピング(空ぶかし)しづらい
クラッチを切った状態でアクセルを一瞬煽って回転数を合わせる『ブリッピング』という操作。かっこよくシフトダウンするには必須ですが、ミニは電子スロットルなので感覚がわかりにくく、回転数を合わせるのに少しコツが必要だったりします。(第2世代まで)
アクセルペダルとブレーキペダルが離れてる
ミニのアクセルペダルはオルガン式(床から出ているタイプ)で、アクセルペダルとブレーキペダルとの距離が遠く、ヒール&トーがやり難い…。と言うか、ブレーキの効きが良すぎてアクセルを煽る前に減速が済んでしまいますw
ただ前段でもお伝えしたように、第3世代以降のモデルの場合は「オートブリッピング機能」が付いているので特に大きな問題はないと思いますし、こういった不満が出るのは本格的なスポーツ走行を行う場合だけ。普通の道で走っている分にはあまり行わない操作ですので、一般の方にはあまり関係ないとも言えるでしょう。
また本格的なスポーツ走行を求める方は、スロットルコントローラー等でスロットル特性を変えたり、ブレーキパッドを交換してペダル操作性を変えたりするなど選択肢はあります。こういったアフターパーツが豊富なのもミニの魅力ですね!
MTは数が少ない分、競争率は高い!
輸入車全体で見た場合、ミニはマニュアル比率は高めです。と言うのも、以前はハッチバックからクロスオーバーまで、全モデルでMTが採用されていた為です。ですが、近年登場した5ドア(F55)やクラブマン(F54)、クロスオーバー(F60)ではMTの設定がなくなり、少しずつMTの比率は下がっています。中古車市場全体でみると、MTの比率はクラブマンで約5%、クロスオーバーにいたっては約3%です(※2018年5月時点カーセンサー掲載分より)。
MTを求めている方は多いのに、台数は少ない。つまり、競争率はかなり高めです!
なかでもコンディションの良いMTは人気で、新着情報の入庫予定を常にチェックして、在庫掲載よりも先に来店され即購入されるお客様もいらっしゃいます。まさに早いもの勝ち状態!
引き続きMTの販売強化をしていきます!
希少になりつつあるMTのミニ。今日(2018年5月10日)時点では、MTの在庫は4台となっていますが、iRでは専門店の強みを生かしてMTの販売を引き続き強化していきます。
既に次の入庫予定車両も入っていますので、気になる方はお早めに!
BMWミニクーパーS (R56) M/T
body:ペッパーホワイト
roof:ブラック
2008年式 走行距離59,000km
車検:31年7月まで
主要装備:HDDナビ、バックカメラ、17インチホイール、他
販売予定価格:¥1,080,000(税込)
最後に
近年、スポーツカーですらMT設定が減っています。技術革新と共にエンジンパワーがどんどん向上し、ドライバーが制御しきれないほどのパワーがある車だと、MTでは逆に扱いにくさが増してしまいます。その点、ミニのMTドライブが楽しいと感じられるのは、サイズ感やパワー感が丁度良いからだと思います。
クラッチを切り、シフトチェンジを行うその動作。無駄と言われてしまえばそれまでですが、無駄だって良いんです。だってその無駄な動作を含めてMTの運転が楽しいんですから♪