MINI ブログ
ミニクーパーが主役の映画【GOODBYE PORK PIE】って知ってる?
ミニクーパーが主役の映画といえば、みなさん何が思い浮かびますか?
「ミニミニ大作戦」(1969年)
「ミニミニ大作戦」(2003年)
「ピクセル」(2015年)
(画像/flicker.com)
と、有名どころでいうとこの辺りでしょうか?
あとはあまり大きな話題にはなりませんでしたが(失礼・・・)、中年男性2人がミニクーパーSコンバーチブル(R57)に乗ってイタリアを旅する映画「イタリアは呼んでいる」(2015年)。他にもミニが主役ではありませんが「ミスタービーン」の愛車がミニだったり、「オースティンパワーズ」(2002年)や「ボーンアイデンティティ」(2002年)にもミニクーパーが登場しました。ミニの持つ個性的で愛されるキャラクターと、“絵になる”ルックスがスクリーンの中でも高く評価されているのだと、改めて思い知らされますね。そんな有名映画が名を連ねる中、今回私が気になったのは「GOODBYE PORK PIE」という映画。日本のミニフリークの中でもあまり知られていない(?)マイナー映画(?)ですが、調べていると気になるポイントがどんどん出てきたのでちょっとだけ紹介したいと思います。
ニュージーランドではポピュラーな映画
(写真/wikipedia)
「GOODBYE PORK PIE」は1981年に公開されたニュージーランド映画。これから作品を観る方の為に内容はあまり詳しくお話しませんが(観てないなんて言えない・・・)
舞台はニュージーランド。主人公の青年が、拾った免許証を使いオークランドのレンタカー屋で黄色いミニクーパーをレンタル。道中仲間を増やしながら行く宛もなく走り続ける中で、無免許運転が警察にバレてカーチェイスになったり、ミニクーパーの小さなボディを活かしたトリッキーな走りを繰り広げながら、ニュージーランド南部のインバーカーギルまで旅をするという青春ロードトリップムービーです。
監督はニュージーランド出身の映画監督ジョフ・マーフィ。それまでほぼ無名だった彼は、この映画の成功を経てハリウッドに進出。その後アクションスター スティーブン・セガールの人気シリーズである【沈黙シリーズ】の第三弾「暴走特急」(1995年)の監督を務めました。
ニュージーランドでは、同じ黄色のクラシックミニをPORK PIE仕様にしたり、ファンで集まってツーリングをしたり、野外巨大スクリーンで同作品を楽しんだりとファンも多い映画のようです。
【Goodbye Pork Pie (1981) Trailer】
あぁあぁ、もうフロントがメチャクチャ・・・。
仕事柄、ミニについて色々と調べてきましたが、この作品は完全にノーマークでした。
70年代後半から80年代初頭でミニが厳しかった時代に製作・公開されたこの映画。どんなに傷つきボロボロになっても最後まで走り続ける姿にミニの歴史を重ねてみると、また違った楽しみ方ができそうですね。
80年代のミニの歴史についてはこちらの記事をご覧下さい。
日本マーケットの人気高騰で息を吹き返した<’80年代> 〜ミニの歴史と時代背景〜
リメイク版が2017年公開!しかも監督は・・・
実は今回「GOODBYE PORK PIE」を知ったキッカケは、現在まさに公開中のこちらの映画の存在を知ったからです。
(写真/wikipedia)
「Pork Pie」(2017年/公開中)というタイトルに、黄色(ボルカニックオレンジ)のミニクーパーS(F56)がクラッシュしたこの映画ポスター。ミニクーパーの後方には複数台のパトカーと、上空にはヘリコプターまで・・・
そう、こちらは1981年に公開された「GOODBYE PORK PIE」のリメイク作品なんです。約36年の時を経て、進化したミニクーパーと映像技術により新しく生まれ変わりました!
【OFFICIAL PORK PIE TRAILER – IN CINEMAS NOW】
予告編を観ただけですが、おおよそのストーリーはだいたい同じかな?ただ、クラシックミニから新型ミニクーパーS(F56)への進化でパワーは約150馬力アップ!力強い走りと疾走感にワクワクが止まりません。
(写真/stuff)
原作にはないスタイリッシュさを感じますね。ちなみにこちらのリメイク版「Pork Pie」。監督はニュージーランド出身のマット・マーフィ。そう、オリジナル版「GOOBYE PORK PIE」の監督ジェフ・マーフィの実の息子なんです!
(写真/NZ FILM COMMISSION)
写真左がマット・マーフィ、右側がジェフ・マーフィ。オリジナル版「GOOBYE PORK PIE」の製作の頃、当時10代だったマットは撮影現場で父親ジェフの手伝いをしていたとのこと。36年ぶり、しかも実の息子がメガホンを取りリメイクだなんて、なんだか胸アツですね。観たい映画がまた1つ、いや2つ増えました。
もちろんMINIが協賛しています
ミニが主役のこの映画。当然スポンサーとしてMINIが協賛しています。MINI New Zealandの公式YOUTUBEページでは、映画のタイアップとしていくつかの動画が公開されています。
こちらはオリジナル作品「GOODBYE PORK PIE」にも登場したハウィーヤ湖でのカーチェイスのシーンを新型ミニクーパーS(F56)で再現した動画(CM?)です。
少し長めですが、下のメイキング動画も観て頂くと、原作を見ていなくてもオリジナルからの流れや比較、細部まで忠実に再現されていることがわかります。
【MINI – Goodbye Pork Pie Scene Remake.】
【Goodbye Pork Pie 2014 – How MINI remade the scene in 2014.】
あれ?こんなミニクーパーうちにもあったよね?
とまぁこんな記事を書いていて思い出しましたが、そういえばこんなミニ、iRにもありましたよね?しかも「GOODBYE PORK PIE」仕様と「Pork Pie」仕様どちらとも!
1997y ROVER ミニメイフェア ブロンズイエロー 24,000km M/T
ルーフ、ホイールがブラックではあるものの、ブラックのフロントグリルなんかは「GOODBYE PORK PIE」のミニにそっくりですね!ちなみにこちらのメイフェアはBRITAX仕様のミニクーパーをイメージし、弊社にてオールペイントで仕上げた一台!狙ってPORK PIE仕様にしたわけではありません!
2015y BMW ミニクーパーS 3ドアハッチバック(F56) ボルカニックオレンジ 18,000km A/T
電動ガラスサンルーフとブロンドヘアのお姉さんが付いていませんが、ブラックのボンネットストライプも含め「Pork Pie」のミニと同じです!MINIドライビングモードやヘッドアップディスプレイも装備しており、ミニクーパーの走りを120%楽しめる一台となっておりますが、決してカーチェイスはしないで下さいね。
PORK PIE仕様のミニを新旧どちらも一度に見られるのはおそらくiRだけじゃないでしょうか。映画PORK PIEのファンだという方はもちろん、これから映画を見るという方は、きっとこの2台が気になって気になって夜も眠れず、週末にはiRに足を運ぶことになるでしょう。それではご来店お待ち致しております。
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