MINI ブログ
意外と知らない重要パーツ!BMWミニのナンバー取付ビスの話
今日はちょっとマニアックな内容ですが、ミニのナンバープレートついてご紹介します。以前のブログでナンバーの平仮名についてご紹介しましたが、今回は「取付け」について。
ミニオーナーの方でも、ご自身でナンバープレートを取り外したりする機会はなかなか無いと思いますが、iRでは店名のプレートをつける時や、陸運局へ登録に行った時など、結構な頻度でナンバープレートの脱着をしています。ナンバーってドライバー1つで簡単に外せちゃうんですよね(リヤは封印があるのでおいそれと外せませんけど)。
そして、ナンバーを留めているビスがこちら。
ご覧の通り長さが違いますね。実はビスの長さって前後で違うんです。長い方がフロント用、短い方がリヤ用です。
何故長さが違うかというと、ブラケットの形状に違いがあるからです。ブラケットとは、ボディにナンバーを取付ける為の樹脂製のパーツで、ナンバープレートの土台の役割をしています。
このブラケット、フロントに比べてリヤが薄い形状をしているので、長いビスをリヤに取付けしようにも、ネジ穴の深さが足りずナンバーが固定が出来ません。
盗難やいたずら防止用のビスに交換する方もいらっしゃると思いますが、覚えておかないと「せっかく買ったビスが使えない・・・」なんて事になりますのでご注意ください。
そして、第2世代のR56系と第3世代のF56系でもブラケットに違いがあります。
こちらがR56系のフロントブラケット。
そしてこちらがF56系。
ビスを受けるネジ穴の形状が違いますね。
R56系はがっちりブラケットにネジ穴が埋め込まれているのに対し、F56系はナットが裏側にはまっているだけ。メーカーのコストダウン等の影響だと思うんですが、実はこれが我々iRスタッフをとても苦しめています。。。
と言うのも、このナットいとも簡単に取れちゃうんです。ナンバーを着けようとビスを押し付けると、ポロっとブラケットの裏側に落ちてしまいます。
落っこちたナットはブラケットを外さないと元の位置にはめられません。その為ブラケットを外そうとするのですが、今度はブラケットをバンパーに固定しているネジに問題が・・・。
下の写真は、ブラケットを固定しているネジとドライバーの写真です。
ちょっと見づらいですが、ナンバー取付けに使うドライバーでは、サイズが合わず回せません。。。
なので、わざわざ小さいドライバーを用意してブラケットを取り外し、裏側からナットを元の位置へはめ直し、再度ブラケットをバンパーに取付けし、そしてナンバーを取付けようとしてまたポロっと落ちたりします(笑)
これ、ショールームなら笑い事で済むんですが、陸運局だとかなり大変です。雨が降っている中でナットが落ちると本気で心が折れそうに・・・。
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