MINI BLOG
2017.09.22公開 / 2020.03.10更新
ミニの過剰なイギリス愛♡
BMWミニのカタログを見ていると、ふと思うわけです。
「ユニオンジャック多すぎ!」どんだけイギリスが好きなんだ、と・・・
ミラーカバーにドアハンドル、タイヤのエアバルブの小さな蓋にまでひとつひとつユニオンジャックが描かれています。
そこで今回はミニの過剰ともいえるイギリス愛について書いてみました。
Contents
そもそもBMWミニはイギリス車?ドイツ車?
1959年、イギリスで誕生したミニ。その後、クラシックミニと言われるミニのほとんどはイギリス生産のイギリス車。ちなみにミニの産みの親である設計士アレック・イシゴニスもギリシア系イギリス人。クラシックミニはイギリスが生んだ名車として、今尚世界中で愛され続けています。クラシックミニにおける「MINI=イギリス」のイメージには誰もが納得です。
しかし、MINIブランドはBMWグループに買収され2001年より全く新しい「BMWミニ」として生まれ変わりました。現在は「MINI=BMW」とイメージする人も多いのでは?
ここである疑問が。BMWってドイツのメーカーじゃないの?だとするとBMWミニはドイツ車?
正解はイギリス車!
BMWグループ傘下というだけで、MINIというブランドはイギリスです。
BMWグループには他にも、超高級車ブランド ロールスロイスも傘下にあり、こちらも同じくイギリスブランドのイギリス車。
よかった。MINIのイギリス愛が過去の栄光に縋ったものじゃなくて…これで心置きなく過剰なイギリス愛をイジれそうです。
「ユニオンジャック」を「日の丸」に変えてみると
よく日本国内で「NEW YORK CITY」とか「LA」とか書いてあるTシャツや帽子を見かけますが、あれって英語だからカッコいいんんであって、日本だと「横須賀」とか「忍」「侍」って書いてあるTシャツや帽子をかぶっている感覚?(バカにしている訳ではありません) この辺の感覚は、イギリスではどう思われているのでしょうか・・・イギリスでもユニオンジャックを付けたミニがたくさん走ってるの?
ユニオンジャックを日の丸に変えると、その気持ちが分かる気がしたんで、ちょっと試してみました。まずはユニオンジャックの主張がすごいクロスオーバーの「ロンドンパッケージ」。
やはりユニオンジャックの持つ個性的なカラー、デザインがミニのイメージにマッチしていますね。めちゃくちゃオシャレです。
続いて「TOKYOパッケージ」(仮)
うぅ~~~~ん・・・シンプルですね。(雑ですいません)
白ボディに赤サイドミラーはアリですが、やはりルーフに日の丸ってちょっと抵抗あります・・・丸いボタンか鶴のタンチョウみたいですね。ボンネットストライプは2本(日本)にしときました。はい。
続いてこちら。
【ポールスミスミニのグリルバッジ】
ミニのイギリス愛はBMWミニから始まったものではありません。
ローバーミニの時代、イギリスの有名ファッションブランド『ポールスミス』とコラボレーションした限定車ポールスミスミニ。そのフロントグリルに黄緑色の特別なグリルバッヂが装着されているのをご存知ですか?
このバッヂ。イギリス本土、グレートブリテン島をかたどったグリルバッヂなんです。知らない人が見るとなんの形か全くわからないのでお客様よりよく質問されます。そんなイギリス愛溢れるこのグリルバッヂを日本ver.で真似してみました。
うーん、あまりしっくりきませんね。取り付けが面倒くさそう。
このままでは悔しいのでグレートブリテン島の形に似ている都道府県を探してみたところ、個人的に滋賀県と三重県の繋がった形が一番それっぽい。という結果になったので、一応報告いたします。
はい。これ以上やると怒られそうなので止めときましょう。
結果、ユニオンジャックだから良い!イギリスだから良い!ということですね。
MINIの限定車はイギリスの街、道、公園!?
BMWミニ発売後様々な限定車が発売されてきましたが、そのほとんどがイギリスの街、道、公園、宮殿をイメージソースにデザインされ、そしてネーミングされているのをご存知ですか?
例えばこちらの初代ミニクラブマンの限定車ボンドストリート。
「BONDSTREET」とはロンドンの中心部のウエストミンスターにあるハイブランドのブティック等が立ち並ぶ高級ショッピング街のこと。このストリートの雰囲気をミニに落としこんだのが限定車ボンドストリートで、シャンパンゴールドの専用ルーフカラーや、シートやダッシュパネルまでレザーで仕立てられ、ボンドストリートの名に恥じぬ高級仕様の限定車となっております。
この他にも、イギリスの要素を含んだ限定車が多く発表されてきたので、思い当たるものを全て書き出してみました。
イギリスの地名、エリア
メイフェア
カムデン
ハイゲート
ハンプトン
ベイズウォーター
ウェンブリー
SOHO
グッドウッド
イギリスの通り、道
ボンドストリート
ベーカーストリート
ブリックレーン
サヴィル・ロウ
イギリスの公園
グリーンパーク
ハイドパーク
イギリスの宮殿
クリスタル
バッキンガム
こんなにありました。
そんなイギリス愛に満ちた数々の限定車の中に、実は日本をイメージし日本の要素を取り込んでデザインされた限定車が過去にあったんです!
2010年3月2日に発売された2代目3ドアハッチバック(R56)の限定車!・・・その名も
「MINI meets SAKURA.EDITION NIPPON」
・・・
・・・
・・・は?
道とか公園の名前とちゃうんかい!
「TO-KAIDO EDITION」(東海道)とか「YOYOGI PARK EDITION」(代々木公園)とかじゃないんだ・・・
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さいごに
MINI以外でブランドの産まれ故郷の国旗を掲げたクルマを思い出してみても、すぐ思い浮かぶのはFIATやフェラーリのイタリア国旗(トリコロール)と、VOLVOのリアにスウェーデン国旗のステッカーが小さく貼ってあるくらいでしょうか。
MINIほどユニオンジャックを猛プッシュするクルマは他に無いし、こんなにユニオンジャックを付けたくなるクルマも他に無いでしょう。それだけ、誰もが認める「イギリスを代表するクルマ」ということですね。
過剰なまでのイギリス愛にちょっと嫉妬しちゃいました。今後は日本の要素を取り入れた限定車、もっと発売して下さい!iRのある「KAN-PACHI STREET EDITION」(環状八号線)の発表まってます。