MINI ブログ
【他メーカー競合車種と徹底比較!】歴代ミニクーパーのボディサイズをまとめてみたら分かったこと
近年ボディサイズの拡大が目覚しく、モデルチェンジを経るごとにどんどん大型化する『ミニ』。名前との矛盾にどう折り合いを付けるのか悩ましいところではありますが、今回は改めてMINIのボディサイズについてまとめてみたいと思います。お住まいのエリアの道路状況やご自身の駐車場の広さと見比べながら、ベストサイズなモデルを選んで頂けたらと思います。
目 次
MINIのボディタイプ
サイズを確認する前にミニのボディタイプを確認して見たいと思います。ミニのボディタイプは大きく分けて以下の4タイプ。
- ハッチバック(3ドア、5ドア)
- クラブマン
- クロスオーバー
- その他派生モデル(ペースマン、クーペ、ロードスター)
前述の通りMINIはフルモデルチェンジの前後で、同じボディタイプであってもサイズが大きく異なります。特に顕著なのが、クラブマンとクロスオーバー。初期型と現行型でふた回り近くサイズが変わってしまいます。なお、派生モデルについてはボディサイズを気にして乗るモデルではないかと思いますので、今回は割愛させて頂きます。
ミニ(ハッチバック)のボディサイズ
第一世代 (R50) |
第二世代 (R56) |
第三世代 3ドア(F56) |
第三世代 5ドア(F55) |
|
---|---|---|---|---|
全長(mm) | 3,650 | 3,740 | 3,835 | 4,000 |
全幅(mm) |
1,690 |
1,685 |
1,725 |
1,725 |
全高(mm) | 1,445 | 1,430 | 1,430 | 1,445 |
トランク容量 | – | 160L | 211L | 278L |
最小回転半径 | 5.1m | 5.1m | 5.15m | 5.5m |
乗車定員 | 4人 | 4人 | 4人 | 5人 |
※表記のサイズはミニクーパー
スタンダードモデルのハッチバック。特に注目して頂きたいのは第三世代(F56)から全幅が1,700mmを越えて3ナンバーサイズになっていること。片側わずか2cmの拡大ですが、ミニの3ナンバー化は2014年の登場当時は衝撃的でした。
ちなみにF56は、サイドミラーが大きくなり、フロントノーズが前方に飛び出すようなデザインもあって、実際に運転するとスペック以上に大きさを感じると思います。
また、コアなMINIファンからは何故か敬遠されがちな5ドアですが、こうしてみてみるとボディサイズの差はわずか。個人的には、トランク容量も増えて後部座席へのアクセスもし易い5ドアの評価はもっと上がっていいように思いますが・・・。
ミニハッチバックをライバル車と比較
ミニ3ドア (F56) |
VW ビートル |
アウディ A1 |
フィアット 500 |
|
---|---|---|---|---|
全長(mm) | 3,835 | 4,270 | 3,970 | 3,545 |
全幅(mm) | 1,725 | 1,815 | 1,740 | 1,625 |
全高(mm) | 1,430 | 1,495 | 1,425 | 1,515 |
ホイールベース(mm) | 2,495 | 2,535 | 2,465 | 2,300 |
回転半径 | 5.15m | 5m | 5m | 4.7m |
トランク容量 | 211L | 310L | 270L | 185L |
よくミニと比べられるビートルですが、こうしてサイズを見比べてみると全長が40cm以上も大きいことが分かります。逆にフィアット500はサイズも回転半径もかなりコンパクト。フィアット500とほぼ同じサイズの「アバルト」は回転半径が約5.6mとなってますのでご注意を。使い勝手も含めたバランスでは、ミニが一番ちょうどいいのでは無いでしょうか?
ミニクラブマンのボディサイズ
初代クラブマン(R55) | 現行クラブマン(F54) | |
---|---|---|
全長(mm) | 3,980 | 4,253 |
全幅(mm) | 1,685 |
1,800 |
全高(mm) | 1,440 | 1,441 |
トランク容量 | 280L | 360L |
最小回転半径 | 5.5m | 5.5m |
乗車定員 | 4人 | 5人 |
※表記のサイズはミニクーパー
狩猟などで使われていた『シューティング・ブレイク』がコンセプトのクラブマン。ステーションワゴンタイプのボディ形状と、観音開きのトランクドアが特徴です。近頃はミニバンやSUVに押されて人気が下降気味のステーションワゴンですが、使い勝手とスタイリング、走りの良さを兼ね備えた万能モデルとも言えます。
フルモデルチェンジ後はボディサイズがかなり大きくなっていますが、回転半径は5.5mと同じ。大柄なボディですが、そこまで取り回しに不便はなさそうですね。
またボディサイズも然る事ながら、F54は高級志向になっていているので内装も豪華仕様。装備や車両価格など含め、もはや別のモデルと言っていいほど方向性が変わっています。
ミニクラブマンをライバル車と比較
ミニクラブマン (F54) |
ベンツ Aクラス |
ボルボ V40 |
マツダ アクセラスポーツ |
|
---|---|---|---|---|
全長(mm) | 4,253 | 4,300 | 4,370 | 4,470 |
全幅(mm) | 1,800 | 1,780 | 1,800 | 1,795 |
全高(mm) | 1,441 | 1,435 | 1,440 | 1,470 |
ホイールベース(mm) | 2,670 | 2,700 | 2,645 | 2,700 |
回転半径 | 5.5m | 5.1m | 5.2m | 5.3m |
トランク容量 | 360L | 341L | – | 364L |
大きい大きいと言われ続けているF54クラブマンですが、こうして他社モデルと比べてみるとサイズは同等かそれ以下に抑えられていることが分かります。
ちなみに初代ミニクラブマン(R55)もライバル比較をしたかったのですが、世の中に5ナンバーサイズ&全長4m以下のステーションワゴンが見当たらず・・・。どうしてもボディサイズが大きくなりがちなワゴンにあって、初代ミニクラブマンはかなり希少なモデルといえそうです。
ミニクロスオーバーのボディサイズ
初代クロスオーバー(R60) | 現行クロスオーバー(F60) | |
---|---|---|
全長(mm) | 4,105 | 4,299 |
全幅(mm) | 1,790 | 1,822 |
全高(mm) | 1,550 | 1,557 |
トランク容量 | 350L | 450L |
最小回転半径 | 5.8m | 5.4m |
乗車定員 | 5人 | 5人 |
※表記のサイズはミニクーパー
ミニ初の4ドア&5人乗りモデルとして登場したクロスオーバー(R60)。ミニらしくない大柄なボディと四角いヘッドライトはMINIファンの間で物議を醸しました。
2017年にフルモデルチェンジしたF60は更に大型化され、BMW X1とも共通のプラットフォームが採用されています。もともと大きかったクロスオーバーですが、現行型は完全にファミリー層に向けて割り切ったサイズ感に。なお、ボディは大型化していますが、回転半径は小さくなり取り回しは改善しています。
ミニクロスオーバーをライバル車と比較
ミニクロスオーバー(F60) |
アウディ Q2 |
マツダ CX-3 |
スバル XV |
トヨタ CH-R |
|
---|---|---|---|---|---|
全長(mm) | 4,299 | 4,200 | 4,275 | 4,465 | 4,360 |
全幅(mm) | 1,822 | 1,795 | 1,765 | 1,800 | 1,795 |
全高(mm) | 1,557 | 1,530 | 1,550 | 1,550 | 1,550 |
ホイールベース(mm) | 2,670 | 2,595 | 2,570 | 2,670 | 2,640 |
回転半径 | 5.4m | 5.1m | 5.3m | 5.4m | 5.2m |
トランク | 450L | 405L | 350L | 385L | 318L |
クラブマン同様に大きいと言われる現行MINIクロスオーバー(F60)ですが、サイズ的にはCセグメントのコンパクトSUVがライバルといえそうです。こうして他のコンパクトSUVモデルと比べてみると、ミニクロスオーバーがそこまで極端に大きい訳では無い事が分かります。あくまでミニとしては大きいだけです。なお、衝突安全性をあげる為にボディサイズが大型化する背景があるので、特に近年はミニに限らず新型モデルは大型化する傾向があります。
また、ひとつ注目して頂きたいのはボディの全高。殆どのモデルが1,550mmに収まっている事が分かります。これは一般的な立体駐車場の上限サイズが全高1,550mmの為。なのでもし立体駐車場での利用を検討しているのであれば、モデルチェンジ前のR60が候補になりそうですね。
MINIのファミリー向けモデルを比較
最後に、iRでも比較検討されるお客様が多いファミリー向けのモデルについて、それぞれの特徴を比べてみたいと思います。
クラブマン (R55) |
5ドア (F55) |
クロスオーバー (R60) |
クラブマン (F54) |
クロスオーバー (F60) |
|
---|---|---|---|---|---|
全長(mm) | 3,980 | 4,000 | 4,105 | 4,253 | 4,299 |
全幅(mm) | 1,685 | 1,725 | 1,790 | 1,800 | 1,822 |
全高(mm) | 1,440 | 1,445 | 1,550 | 1,441 | 1,557 |
ホイールベース(mm) | 2,545 | 2,567 | 2,595 | 2,670 | 2,670 |
最少回転半径 | 5.5m | 5.5m | 5.8m | 5.5m | 5.4m |
トランク容量 | 260L | 278L | 350L | 360L | 450L |
定員 | 4人 | 5人 | 5人 | 5人 | 5人 |
※表記のサイズはミニクーパー
左からボディサイズ順に並べてみましたが、やはり現行クロスオーバーが大きく感じてしまいますね(笑)。
なお、一番コンパクトなクラブマン(R55)は乗車定員は4人となりますので、大人数での利用を想定している方は少し注意が必要です。
ミドルサイズの5ドア(F55)とクロスオーバー(R60)は、どちらもサイズと使い勝手のバランスは良さそうです。MINIらしいスタイルで選ぶならF55ですが、室内空間も広く4輪駆動も選択できるR60も捨てがたいところ。生活環境やライフスタイルに合わせて選ぶのが良さそうですね。
おまけ(ローバーミニのボディサイズ)
おまけで皆さん大好きローバーミニのボディサイズもご紹介してみます。
ローバーミニ | BMWミニ (F56) | |
---|---|---|
全長(mm) |
3,075 |
3,835 (+760) |
全幅(mm) | 1,530 | 1,725 (+195) |
全高(mm) | 1,330 | 1,430 (+100) |
ホイールベース(mm) | 2,035 | 2,495 (+460) |
乗車定員 | 4人 | 4人 |
※表記のサイズはミニクーパー、()内数値はローバーミニ比
BMWミニ(F56)と比べてもこれだけコンパクトなサイズ。今どきの軽自動車と比べても小さいぐらいです。
とは言えローバーミニのすごい所は室内空間の広さ。“Smaller outside Bigger inside(ボディはできる限り小さく、内側はできる限り大きく)”の言葉通り、後部座席の足元の広さはBMWミニに負けていません。「ローバーミニに座ってみたい!」と言う方は、是非一度iRショールームにご来店を♪
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