MINI ブログ
【新生児もOK⁉️】ローバーミニに取付け可能なチャイルドシートはこちら!(2020/02/08更新)
ローバーミニのご購入を検討されているお客様より、
「ローバーミニにチャイルドシートは付けられますか?」
「今持っている(すでに購入している)チャイルドシートは取り付けられますか?」
というご質問を多く頂きます。そもそもローバーミニのリアシートって人が座れるの!?というところから疑っている方もいらっしゃいますが・・・今回は実際にチャイルドシートをローバーミニに取り付けしながら、チャイルドシートに関するいくつかのお悩みにお答えしていきます。
INDEX
【Q1】ずばり!ローバーミニにチャイルドシートは付けられますか?
イールにご来店され、実際にローバーミニのリアシートに座ってみた方の感想第1位は「え、意外と座れるw」です。もちろん「ゆったり広々」というわけにはいきませんが、後部座席に大人2人で座ることができます。ここにチャイルドシートをつけるとどんな感じになるのか。実際に取付してみたのがこちら。
こちらは1歳から13歳まで使用可能なBMW MINI純正アクセサリーのチャイルドシートです。取り付けの際に室内で中腰になって作業するのがツライかもしれませんが、一度付けてしまえばほとんど方は数年はそのまま付けっぱなしですよね?横幅、高さも気になりませんし、横に大人が座るスペースも十分。これだけ大きなサイズでも取付は問題なさそうです。
【Q2】固定方法は何に対応していますか?
チャイルドシートもモデルによって固定方法は様々。ではどのようなタイプのチャイルドシートならローバーミニに取付できるのか。現在発売されているチャイルドシートの固定方法は大きく分けて【3点式シートベルト取付】【ISOFIX取付】の2つ。そのうち、ローバーミニに取付の出来るチャイルドシートは【3点式シートベルト取付】のみとなります。
ISOFIXとは
ちなみに、ここで出てきた固定方式、ISOFIX(=ISO-FIX、アイソフィックス、イソフィックス)とは、
2012年7月以降の車種を対象としたチャイルドシートの固定方法。シートベルトを使用せず、クルマ側の専用取付金具(バー)とチャイルドシート側に装着されたコネクタを接続固定するだけの簡単取付けが可能。取付不良や誤使用によるトラブルが起きにくく安心です。
ただローバーミニにはこのISOFIXに対応した取付金具(バー)が装着されていない為、ISOFIX方式のみのチャイルドシートは取り付けできません。また、チャイルドシートをさらに追加固定する「トップテザーアンカー」用の金具も、ローバーミニには装備されていませんのでご注意下さい。
3点式シートベルト取付でもシートベルトの長さに注意!
では3点式シートベルト取付であればどのモデルも取付できるのか?答えはNO。
チャイルドシートは年齢(月齢)によってシート形状が異なり、シートベルトの取り回しも様々。中にはシートベルトの長さが足りずに固定できないものもあるので注意が必要です。実際に装着してみた結果、装着NGが確認できたものをここでご紹介します。
こちらはBMWミニ純正の乳幼児用チャイルドシート“ベビーシート・クラス0+”
対象年齢は0~15ヶ月、対象体重は2~13kg。
新生児は骨格が未発達で首がすわっていないことや、前からの衝撃を背中の広い範囲で受け衝撃を軽減させる必要があるため、後ろ向き(または横向き)の取付けになります。
チャイルドシートの背面をぐるりとシートベルトが廻って固定する方法なんですが、ローバーミニのシートベルトは長さが足りず取付NG。
念のため助手席での取り付けも試してみましたが、やはりシートベルトの長さが足りず、取り付けはできるものの、かなり無理のある角度に・・・
BMWミニ純正アクセサリー以外にも同形状のチャイルドシートは多く販売されているので、ローバーミニへの取付けを検討されている方は注意してください。
【Q3】新生児対応チャイルドシートの取付はできますか?
前項で挙げたように3点式シートベルト取付で新生児対応のチャイルドシートには取付できないモデルがありました。また、新生児対応のチャイルドシートにはシート向きを回転できたり、リクライニング機能がついているものが多く、それによりシート自体のサイズが大きくなり、取付も困難になります。逆にいうと、これが装着できれば、ある程度のシートは装着できるってこと!?
今回取付を試した新生児対応のチャイルドシートはこちらの2つ。
左:【Aprica:Cururila(クルリラ)】
右:【Aprica:Deaturn(ディアターン)】
どちらも対象年齢は0~4歳頃まで、対象体重は2~18kg。
ローバーミニは3点式シートベルト+サポートレッグでの固定となります。
Aprica:Cururila(クルリラ)
イス型のチャイルドシートで前向き、後ろ向きの切り替えが可能。
更にベースマウント部分のダイヤル調整で椅子の角度を調整できるため、快適かつ安全な座り心地が特徴。
【取付写真】
ベースマウント部分が大きく、取付が困難に思われましたが、無事装着完了。前向き、後ろ向き共に無理のない設置ができました。
サポートレッグもしっかりと固定されています。
一点注意が必要なのが、後ろ向きにした際の頭側背面と、ベースマウントのダイヤル部分が前に出っ張っており前席のシート位置を前にズラさないと当たってしまうため、パパ、ママ、赤ちゃんの3人で乗る場合は、助手席には座らず、チャイルドシートの横に座るのがオススメです。
Aprica公式:Cururila(クルリラ)の商品ページはこちら
Aprica:Deaturn(ディアターン)
前向き、後ろ向きに加え、ベッド型(横向き)にできることが最大の特徴。水平に近い状態にすることで新生児の赤ちゃんがより快適に過ごせるだけでなく、呼吸も楽になります。退院するその日から4歳頃まで、赤ちゃんの成長に合わせてシート向きを変え永く使用ができます。
【取付写真】
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Cururila(クルリラ)同様、後ろ向きの際は、前席を前にズラさないと頭側背面が接触するので注意。
といっても、上写真のように少し前にズラすだけなので、前席に座れないこともない。
なお前向き、ベット型(横向き)の際は、前席シート位置を一番後ろまで下げても干渉しません。
またベット型(横向き)は通常、左右どちら向きでも設定できますが、ローバーミニに設置する場合は赤ちゃんが外側を向く方向でしか設定ができません。赤ちゃんの足が窓側に来るカタチ。また、この状態だと隣には座れないという点も要チェック。
幼児~児童用
新生児対応の2モデルはなんとか取付クリアしました。ここで過去に取り付けした幼児〜児童用モデルの取付写真もご紹介。
新生児対応モデルに比べ、軽くてコンパクトなので、取付も楽々!
こちらはBMWミニ純正アクセサリーの“ジュニアシート・クラス2”。
対象年齢は3~7歳頃まで、対象体重は15~25kg。シートベルトの長さも問題なく取り付けられています。初代BMWミニ(R50.R52.R53)の時代に発表されたチャイルドシートです。
こちらは冒頭でも紹介したBMWミニ純正アクセサリーの“ジュニアシート・クラス2/3”。
対象年齢は3歳~12歳、対象体重は15~36kg。固定方法はISOFIXと3点式シートベルトです。ISOFIX接続用のコネクタは出し入れが可能なため、収納すれば3点式シートベルトで固定ができます。サイズ的には今回紹介したチャイルドシートの中で最も高さのあるシートでしたが、ヘッドレストの上部から室内天井まで、まだ余裕がありました。
【Q4】後ろに2脚付きますか!?
やってみましょう!
大型のチャイルドシートを2脚並べてみました。ベット型(横向き)にすると2台並べられないのと、後ろ向きにすると、前席がどちらも窮屈になるので、もし2脚つけるのならどちらも前向きがオススメです。写真の通り、意外とまだ余裕はあります。
Cururila(クルリラ)はやはりベースマウント部分が前席に干渉するため、この組み合わせならCururila(クルリラ)を助手席側にするのが正解でした。
まとめ
実際に取り付けてみることで、ローバーミニに適合しているもの、そうでない物があることがわかりました。各メーカー毎に細かい寸法の違いはありますが、今回紹介したあのサイズのモデルが取り付けられるなら、このサイズもいけるかも・・・と参考になれば幸いです。
すでにチャイルドシートを使用中で、ローバーミニへの乗換えを検討されている方は、店頭にお持ちいただければ取り付けをお試しいただくことが可能です。お気軽にご相談下さい。
今回の記事の為にチャイルドシートCururila(クルリラ)とDeaturn(ディアターン)を貸出しして頂いたApricaさん。
実は、BMWミニへの取付適合テストとしてイールに在庫中のミニをご利用頂くことが多く、何度かお話をしていく中で、今回ローバーミニの記事用にとご協力頂きました。Apricaさん、ありがとうございました。
なおこの度、イールではローバー・BMW問わず、ミニをご購入いただいたお客様に追加オプションとしてAprica製品をご注文いただけるようになりました。クルマとチャイルドシートの同時購入でお得な割引も・・・!?ご希望の方は車両ご注文の際にご相談ください。(Aprica製品のみの販売は行っておりません、予めご了承ください)
「そんな小さいクルマにチャイルドシートなんて付けられないでしょ!?」 と言われちゃったお父さん。ローバーミニにチャイルドシートは付きます!諦めないで!
※今回、ローバーミニに取付したモデルは全て”取付け可能か”という観点でご紹介しております。衝突時の安全性能につきましては各メーカーのウェブサイト、窓口でご確認の上、ご不明点は直接お問合せ下さい。