MINI ブログ
ミニの排気音をグレード別で比較!同じミニでもグレードにより音が異なります!
皆さんミニの排気音を聞いたことはありますか?
見た目が可愛いミニですが、排気音は意外にもスポーティな排気音なんです。
これもゴーカートフィーリングをより一層際立ててくれるポイントの1つで、ご来店されたお客様の多くが、エンジンをかけると驚かれています。
そんな見た目とのギャップがあるミニの排気音ですが、実はグレードによって結構違うんです。
そこで今回はその違いを動画にて排気音を撮影(録音)し、インプレッションまでお伝えしてみたいと思います。
※大きな音声が流れますので、動画はぜひイヤホンで聞いてみてください。よりリアルに視聴することができます!
INDEX
グレードとは?
そもそもミニには4つのグレードが存在します。
「ONE(ワン)」「COOPER(クーパー)」「COOPER S(クーパーS)」「JOHN COOPER WORKS(ジョンクーパーワークス 以下JCW)」に分けられます。
グレードによって排気量や過給器の有無などのエンジンの違いにより馬力やトルクといった出力も変わってきます。
またモデルによっては設定が無いグレードもあります。
今回はミニのなかでも一番オーソドックスなモデルである、3ドアハッチバックの現行モデル(F56)の車両を4グレード用意して比較していきます!
まずはそれぞれのスペックについて下記にまとめてみました。
ワン | クーパー | クーパーS | JCW | |
排気量(cc) | 1198 | 1498 | 1998 | 1998 |
気筒数 | 3 | 3 | 4 | 4 |
最高出力(ps[kW]/rpm) | 102[75]/4000 | 136[100kW]/4400 | 192[141]/5000 | 231[170]/5200 |
最大トルク(Nm/rpm) | 180/1400〜3900 | 220/1250〜4300 | 280/1250〜4600 | 320Nm/1250~4800 |
排気音を聞いてみます!
それでは、以下からグレード別に排気音を比較していきます!
ミニワン
今回、一番お手頃価格帯のグレードであるミニワンの排気音は以外にもスポーティで、そこはエントリーモデルでも侮るなかれ、ミニらしい排気音を聞かせてくれます。
ただ排気量が1200CCということもあり、他のモデルと聴き比べると比較的おとなしい印象で、排気音よりも3気筒エンジン特有のメカノイズのようなウィーンといった音が大きく聞こえます。
またアクセルに対してのレスポンスは穏やかで、ゆったり落ち着いて乗りたい方にはピッタリなのではないでしょうか。
ミニクーパー
こちらもやはりスポーティな排気音を奏でてくれます!排気量が1500CCになったことでワンと比較してエンジン始動時はこちらの方がより力強い印象で、ワンよりも低音からしっかりと音が響き、メカノイズ音も減った印象です。
スポーツカーのようにアクセルに対してシビアに反応するクルマは、足の操作に集中力を使ってしまうので疲れやすいのですが、このミニクーパーはアクセルに対するレスポンスはワン同様穏やかで、街中を走行する際や遠距離のドライブなど、普段使いする上では疲れにくいのではないでしょうか。
ただ、運転に慣れている方や、スポーツ走行を楽しみたい方などは断然以下の上位モデルがおすすめになります!
ミニクーパーS
クーパーSになるとエンジンも4気筒となり音の質感が変わってきて、ワン、クーパーよりも低音の太さがあります。回転数が上がっていっても心地よい低音は消えずに、伸びの良い排気音を聞くことができます!モーター音のようなメカノイズもあまり聞こえなくなりました。
また4気筒になると格段にレスポンスが向上し、アクセルに対してのツキがよくなるので走りを楽しみたい方、マニュアルを選択する方にはクーパーS以上のグレードがおすすめです!また、クーパーSではオプション、JCWでは標準でドライビングモードを変更できる機能があります。こちらを利用することでスポーツ走行はもちろん、スロットルに対してエンジンのレスポンスが穏やかになるグリーンモードが存在するので、ゆったりと走行することももちろん可能です!
ミニJCW
ジョンクーパーワークス(JCW)になるとマフラーからポップコーンが弾け飛びます(笑)
JCWは専用のマフラーを装着しているため低音がより響き、アクセルオフ時には「パパンッ!」とバックファイアーが出ることでイヤでもやる気にさせてくれます。なおこのバックファイヤーは、メーカーの開発者によると意図的な演出だそうです。
しかしあまり大きい音は苦手、破裂音はいらないという方は、ドライビングモードでグリーンモードを選択すると排気音はかなり控えめになりバックファイアーの音も出ません。駐車場での出し入れや、夜のドライブではグリーンモード、昼間の間ではスポーツモードと、時間帯に分けてモードを選択するのも良いでしょう。
純正オプション&社外マフラー編
ここからはノーマルマフラーではない、純正オプションの「JCWチューニングキットマフラー(クーパーS用)」と、社外品からはミニではおなじみのREMUS(レムス)の「Sports Label(クーパーS用)」を装着したクーパーSの排気音をお伝えします。
ノーマルマフラーにはない音量とレーシーなサウンドが只者ではない感を出してます。
JCWチューニングキットマフラー
こちらのマフラーはBMWミニがJCWチューニングアクセサリーとして発売しているCOOPER S専用の純正オプションマフラーキットになります。
付属のBluetoothリモコンをダブルクリックすることでマフラー内のフラップを操作することができ、「スポーツモード」とクローズドコース専用の「トラックモード」を切り替えることができます。
フラップが閉じた状態の「スポーツモード」は、クーパーSとJCWの間に位置し、うるさすぎず力強い排気音となっています。これだけでもクーパーSと比べ音質がドロドロとした野太い音に変わっているのが分かります。
そして「トラックモード」に切り替えた瞬間からガラッと音質が変わります。よりドロドロとした音が大きくなり、まるで大排気量NAエンジンのような排気音を聞くことができます。もちろんアクセルに対するレスポンスも劇的に変わり、全く違う車に乗っている感覚になります!
また、こちらのキットを装着すると排気音だけではなく、最高出力、最大トルクも向上しています!
クーパーS | クーパーS チューニングキット装着車両 | |
最大出力(PS) | 192 | 211 |
最大トルク(Nm) | 280 | 300 |
ちなみにこちらのお値段は本体、エキゾーストパイプカバー、テールパイプ・トリム、合計で361,900円!
マフラーを買うだけでお安めの中古車を購入できてしまいます!!
しかし、好みの音質であれば、唯一無二の存在。切り替えスイッチ一つにしてもクオリティがとても高いので、好きになってしまえば購入しない手はないでしょう。
REMUS(レムス) Sports Label
REMUS社は1990年にオーストリアで設立し、現在ではヨーロッパ最大規模のスポーツマフラーメーカーです。
こちらの会社では、社内に240坪の広さの音響試験室を保有しており、徹底的な音質テストを行なっています。また当然ながら全ての製品はパフォーマンス面でも向上されており、平均して3%程度の出力アップを達成しています。
排気音を聞いてみると、低音が特に強調されており、先ほどのJCWマフラーキットのドロドロ感とは違い透き通った低音になっています。感覚的には、JCWマフラーキットはやんちゃなミニのイメージで、REMUSは音にこだわる大人な印象を受けました。
また、こちらのマフラーもフラップ操作が可能で、モード切り替えにより音量を調節できます。
そしてお値段ですが、合計で268,000円!
こちらもかなりお高いのですが、JCWチューニングキットと比べ93,900円も差額があります。
この値段の差は大きいですが、音の質はJCWチューニングキット同様にそれぞれ違っているため、せっかくマフラーを交換するのであれば私としては値段よりも納得する音を選択するのが良いと考えます。
もちろん、好きなマフラーが装着されている車両が在庫としてあれば、迷わずに購入するべきお買い得物件だと言えます!
まとめ
今回はそれぞれのグレード別に排気音を聴き比べてみました。ミニは見た目の印象が強く、可愛さや高級感のイメージが強いのですがこうして排気音という点に着目してみると音にも拘っていることがよく分かりました!特にJCWモデルになると音も楽しんでください!と言われているかのようです。そんな可愛いと遊び心を両立したミニ、ぜひ排気音を聞きに店頭に来てみてください!
ご紹介した車両はiRにて在庫中!
現在iRでは今回ご紹介したF56の全グレードを在庫中!純正オプション&社外マフラー編でご紹介した車両のうち、REMUSマフラーを装着する車両はこちらのブログ作成中にご成約となりました!ありがとうございます!
JCWチューニングキットマフラー装着車両は在庫車両として扱っていますので、実際に聞いてみたい!と思った方はぜひ店頭にお越しください!
ミニ3ドア クーパーS スターライトブルー DCT 9,000km(JCWマフラーキット装着車両)