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ミニのバッテリー事情!交換方法、費用、交換時期まるっと解決!【第3世代F系編】
突然ですが、皆様のミニのバッテリーはいつ交換されたか覚えていますか?
ミニのバッテリーは色々なパーツに隠れているので、バッテリーを見たことがないという方も多いのではないでしょうか?
しかし、万が一の時の為に場所や取り外し方、交換方法など覚えておいておくことをお勧めします。
ちなみにミニのバッテリーの交換時期はおおよそ、2年〜3年と言われております。
ただ、車の使用方法や頻度で寿命が短くなることがあります。
よくあるのが、ライト類の付けっぱなしによるバッテリーが上がり。
バッテリーが一度上がってしまうと、一気に性能が落ちます。
また、長期間エンジンをかけていなかったり、短距離の運転が多く、蓄積量が足りないままの状態で使用を続けるなど、知らない間にバッテリーの寿命は短くなっていることが意外と多くあるのです。
こうなってしまったら、エンジンがかかりにくくなったり、パフォーマンスを最大限に活かすことが出来なくなりますので、バッテリーの交換が必要となります。
バッテリーの交換は定期点検の際に一緒にお願いする方も多いかと思いますが、ディーラーでお願いすると工賃を含め約6万円程の費用が掛かってしまうのです。これは大きな出費。
そんなバッテリー交換を自分で行うことにより出費を抑えられたら素敵ではないですか?
浮いたお金で他のパーツ交換や美味しい物を食べたりなんてことも出来ちゃいます!
そんな皆様を応援するために今回はバッテリーの交換方法を紹介いたします。
ちなみに以前のブログで第二世代(R系)のバッテリー交換は紹介していますので、今回は第三世代(F系)を紹介します。
ご自身のミニに合わせてご参考にしてください。
クーパーやクーパーSなどグレードでの違いはほとんどございませんので、ご安心ください。
必要となる工具のご紹介
1、ラチェットレンチとエクステンションバー
ここまでエクステンションバーは長い物でなくても良いのですが、20センチ以上はあると安心です。
2、ボックスソケット
8〜11ミリを使用いたします。
これから購入する場合は、セットになっているものをお勧めいたします。
3、クリップ剥がし
あまり馴染みのない方も多いかと思います。
手順のご紹介の際にマイナスドライバーでの代用方法を説明いたしますが、あると便利です。
4、マイナスドライバー
クロスオーバーでのみ使用するのですが、一つ前のクリップ剥がしをお持ちでない場合は、他のモデルでも使用します。
3ドア/5ドア/クラブマン
それではまずは、3ドア、5ドア、クラブマンから紹介します。※今回は3ドアをモデルにします。
青印を付けた部分の下にバッテリーが入っています。
はじめに、バッテリーを取り出すのにカバーを外す必要があります。
正直、このカバーの取り外し作業が全体の8割を締めます。写真と一緒に詳しく説明していきます。
まず、黄印部分を外します。引き上げると簡単に外れます。
これを外すと、ゴム部分が外れるようになります。ここははまっているだけなので、簡単に外すことができます。
ここからは、工具が必要になってきます。
次にカバーです。
緑印→赤印→黄印の順番で外していきます。
赤印はクリップになっており、外し方は少し特殊なので、アップにした画像を載せておきます。
これはボルトではなく、クリップといわれる物なので、専用の【クリップ剥がし】があれば簡単なのですが、お持ちでない方が無いことが多いと思います。
その場合は、マイナスドライバーで代用はできるのですが、破損しないように気をつけて外すように心がけてください。
※写真はクリップ剥がしを使用しております。
上の部分が上がると抜けるようになります。くれぐれも下の部分から無理やり外さないように注意してください。
全てのカバーを外すと3枚のパーツに分かれています。
するとバッテリーが見えてきますが、これではまだ取り外すことが出来ませんので、ガードを外していきます。
この赤枠の部分になります。この画像では暗くて見えていませんが、この左下の部分にボルトがあるので、外すのが少し大変です。
下の写真のようにアップにすると見えますね。
手が入らないので、20センチ〜25センチ程のエクステンションバーを使用することをお勧めいたします。
二箇所のボルトを外したら、ガードが外せます。
こんな形をしてます。
このガードを外したら、先ほどと同じようなボルトが見えてきました。
これはバッテリーが動かないように抑えてくれる働きをしている部品になります。こちらを取りましょう。
先ほどのガードを同じ要領で外していきます。
ここも、先ほどと同様で狭くて手が入りにくいので慎重に作業を行いましょう。
こちらの部品はこんな感じです。
あとは、バッテリーに接続されている部分を外していきます。
まずはここを緩めます。ここで重要なのが、外す時はマイナス→プラスの順番で外してください。逆につける際はプラス→マイナスの順番で行ってください。
緩めたら、プラグを抜きます。下部にツメがあるので押し込んで抜くようにします。
プラスは電極を外します。黄印のボルトを外し、抜き取りましょう。
以上で、完了です。あとは、バッテリーを取りましょう。
バッテリーは大変重たいので、ボディのフェンダーにぶつけないよう十分気をつけて抜き取るようにしましょう。
これでバッテリーは取り外せました。
後は、新しいバッテリーを入れ込み、先ほどと逆に付けていきます。
不安な方は作業を行いながらパーツや部品などの位置がわからなくならないように、写真を撮りながら進めていくことをおすすめします。
クロスオーバー
クロスオーバーは異なる部分を中心にご紹介します。
クロスオーバーにはストラットタワーバーがついてますので、こちらを外す作業が必要になります。※青印部分
こちらを外すのに左右にあるパーツを外します。
黄印を外すことでタワーバーのボルトが見えてきます。
こちらの一つは先ほど説明しましたクリップになりますので、外し方は先ほどの手順でお願いします。
後の手順は他のモデルと同様になります。
しかし、バッテリーを抜き出す際にも別のタワーバーが邪魔になってしまうのですが、こちらのタワーバーを取り除くのは結構大変なので、下にある、エアクリーナーを取り除きます。
黄印のボルトを取ると下のインテークという大きなパーツが取れます。
その後、赤印を緩め青印を抜くとエアクリーナーを取ることが出来ます。
エアクリーナーは下の穴にはめて固定されているので、引っこ抜くように取り除いてください。
取った後はこのような感じになっています。
エアクリーナーはこんな形です。
エアクリーナが外れたら、バッテリーを取り除くことが出来るので、交換しましょう。
実際に行ってみて、それなりの工賃がかかる理由が分かりました。笑
決して、簡単とは言えませんが、一度行ってしまえば慣れてしまいそうです。
今回は初めてだったので、40分前後かかりましたが、慣れたら20分前後で行うことが出来るかと思います。
くれぐれも安全に行っていただきたいのですが、
特にご注意いただきたいことが、2点ございます。
1、バッテリーにはA(アンペア)の種類がありますので、ご自身のミニにあったバッテリーを必ず選ぶようにしてください。
2、コンピューターで管理しているので、定期点検の際などでディーラーに持ち込んだ際には交換したことと時期をお知らせするようにしてください。
ご覧いただき、いかがでしたでしょうか?
意外と出来そうかもと思った方は、一度チャレンジしてみるのをおすすめします。