MINI ブログ
BMW MINIの冬事情 ~足回り編~
好きな方はすでに何回もスキーやスノーボードに行かれているんでしょうね♪
スタッドレスに、タイヤチェーン付けたBMWミニ(特にクロスオーバーALL4)でスキー場に乗り込む!
ボディカラーはアブソリュートブラックかな~。
勝手な想像ですが、カッコイイ!(気がする)
ただ、寒がりの私には無理ですが・・・。
あっ、どうも阿部です!
東京は雪が降りそうで降らない・・・。そんな日が続いています。
去年の年末にチェーン装着義務化が始まる発表がありましたが、皆さんはどれくらい内容を理解できましたか?
ウインタースポーツ等を一切やらない私には関係の無い区間での義務化のようですが、今後指定区間が増えていくようなので、私なりに調べてみました!
チェーン装着は義務?
2018年12月10日に、国交省と警察庁が発表した「チェーン規制」
現在13の対象区間が発表されていますが、雪が降っているときはその区間を走行する時はいつもチェーンを装着していないといけないのでしょうか?
*新しいチェーン規制の標識だそうです
装着義務が発令した時だけ
「大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪時」
国交省が発表しているのは、上記のような「異例の大雪」の時に装着義務となるようです。
ちなみに、毎冬は必ず積雪をするような地域の例年通りの雪は「異例の大雪」には該当しないようです。
どのような時が該当するかというと、まだ記憶に新しい2018年2月の福井県国道8号線の大雪です。
大雪により、約1500台の車が48時間以上立ち往生し、通行が出来なくなったあの大雪です。
東京でも2014年2月に大雪となりました。
あの時私はスタッドレスを履いているからと安心していましたが、家まであと200メートル位のところでスタックし、走行不能に・・・。
スタッドレスを履いていればそこそこの雪でもなんとかなるでしょ!
と、客観的にしか思っていなかったので立ち往生してしまうんでしょうね(反省)
対象の13区間はココ!
現在は13区間が義務化の対象として発表されていますが、今後も指定区間は増えていくようで、最終的には200ヶ所が指定される見込みのようです。
【国道】
新潟県 7号線 大須戸~上大鳥(村上市大須戸~村上市上大鳥) 16km
福井県 8号線 石川県境~坂井市(あわら市熊坂~あわら市笹岡) 4km
山梨県 静岡県 138号線 山中湖・須走(山梨県山中湖村平野~静岡県小山町須走字御登口) 9km
山形県 112号線 月山道路(西川町志津~鶴岡市上名川) 27km
広島県 島根県 54号線 赤名峠(広島県三次市布野町上布野~島根県飯南町上赤名) 12km
愛媛県 56号線 鳥坂峠(西予市宇和町~大洲市松尾) 7km
【高速道路】
山梨県 E20 中央道(須玉IC~長坂IC) 9km
長野県 E19 中央道(飯田山本IC~園原IC) 10km
石川県 福井県 E8 北陸道(丸岡IC~加賀IC) 18km
福井県 滋賀県 E8 北陸道(木之本IC~今庄IC) 45km
新潟県 長野県 E18 上信越道(信濃町IC~新井PA) 25km
岡山県 鳥取県 E73 米子道(湯原IC~江府IC) 34km
広島県 島根県 E74 浜田道(大朝IC~旭IC) 27km
この区間は平成30年度に指定され、「勾配の大きい峠部でこれまでに大規模な立ち往生などが発生した区間を対象」として決定されたようです。
私が住んでいるあきる野市のように、対象の13区間以外でも立ち往生してしまうような大雪になる可能性はあるので、チェーンや布製タイヤチェーンを備えておくのが安心です。
BMWミニに装着できるチェーンはありますか?
先日、当社でミニの中古車をご購入いただいたお客様からこんな電話がありました。
お客様:実家が積雪のある所で、帰省時にチェーンを装着したいのですが、カー用品店に買いにきたらBMWミニにチェーンの装着はお勧めしていないと言われました。
阿部:在庫にサイズが無いという事でしょうか?
お客様:いえ、そもそもチェーンの装着自体をお勧めしていないと言われてしまいました。
阿部:スタッフさんとお話させてください。
そんなこんなで、カー用品店のスタッフさんが電話に出てくれて話ができました。
その時の私の勉強不足もあり、BMWミニにチェーンの装着をあまりお勧めしていない理由を教えてもらいました。
BMWミニにチェーン装着できない(勧めない)理由はコレ!
まず、BMWミニ純正のチェーンはどれくらいあるのか?
実はBMWミニ純正チェーンは1サイズ(175/65R15)にしか対応していないんです。
そのため、純正のチェーンを装着できる車種が限られてしまいます。
なぜBMW MINI純正のチェーンが1サイズだけなのか。
BMW MINIは構造上、タイヤとストラット(またはタイヤとボディ)の隙間が狭くなっています。
チェーンを装着すると、走行中にチェーンがストラットやボディに接触し、損傷してしまう可能性が高いためです。
それではどうすれば良いのか?
カー用品店スタッフさんと話し合った結果の対策がコレ!
そこそこの時間話し合った結果、お互いに納得しお客様にご提案できる方法を探し出しました!
一応お客様にも二人でご提案し、お客様判断で決断していただきましたが、こんなご提案をさせていただきました。
タイヤサイズ(インチ)を変えて装着
上図を見ていただくと、わかり易いと思いますが、
タイヤのサイズ(幅)小さくして、隙間を作ります。
カー用品店での話に少し戻りますが、カー用品店のスタッフさんと相談し、最終的にお客様がこの方法で装着してみると判断されました。
ただ、チェーンを装着するため(隙間を作るため)にタイヤサイズを変えるので、必ずカー用品店やタイヤ専門店で相談していただき、チェーンが干渉しないか調べてもらってください。
また中古車で購入された場合ですと、装着されているタイヤホイールが社外品でサイズが違う場合もありますので、ご自身のミニのタイヤサイズを改めて確認されることをおすすめします。
布製チェーンを持っておく
サイズによっては、純正タイヤのままで装着できる布製チェーンがあります。
しかし、布製のチェーンでは、発令されたチェーン規制に対応しないので、あくまでも市街地などでスタックしてしまった時など、低走行時に使用してください。
やはりこの方法は、常時装着して走行するには安心しきれないとの事でした。
布製チェーンは緊急時用としての使用が良さそうです!
最終的に諦める
半分冗談で、半分本気です。
立ち往生してしまったり、思わぬ事故を未然に防ぎます。
勾配がきつければ迂回するなどの対策も諦めるに含まれます!
お客様は、少し笑ってくれたのでホッとはしていますが、電車などで帰省するのも視野には入れていたようでした。
タイヤサイズの互換表
わたくし阿部調べですが、標準タイヤサイズ、チェーンを装着するためのサイズ(インチ)ダウン、布製チェーンの対応を調べました。サイズ(インチ)ダウンをすることにより、外径が少し変わってきますが、下記の表の中であれば、
メーターと実車速度の誤差は+2.31%~-1.29%です。
これ誤差は、メーターで100km/h走行中に実車速度97.69km/h~101.29km/hとなるので、スピード違反などで捕まったりしませんし、車検にも合格する範囲内なのでご安心を!
標準タイヤサイズ | サイズ(インチ)ダウン後 | オートソック対応 | スノーカバー対応 |
175/65R15 | *1 165/70R15 | ○ | ○ |
195/55R16 | 185/60R16 | ○ | ○ |
205/55R16 | 195/60R16 | ○ | ○ |
205/60R16 | 195/65R16 | ○ | ○ |
205/45R17 | 195/45R17 | ○ | × |
205/55R17 | *2 195/65R16 | ○ | ○ |
225/45R17 | 215/45R17 | ○ | *3 ×(○) |
225/55R17 | 215/55R17 | ○ | ○ |
205/40R18 | *2 195/45R17 | *3 ×(○) | × |
225/40R18 | 215/40R18 | ○ | × |
225/45R18 | 215/45R18 | ○ | *3 ×(○) |
225/50R18 | 215/50R18 | ○ | × |
225/40R19 | 215/40R18 | ○ | × |
225/45R19 | *2 215/50R18 | *3 ×(○) | × |
*1 インチダウンできるサイズが無い為、サイズダウンが必要です
*2 サイズダウンできるサイズが無い為、インチダウンが必要です
*3 サイズダウン、インチダウンすることにより対応できます
まとめ
繰り返しになりますが、チェーン装着のためのタイヤサイズ変更は、カー用品店のスタッフに相談していただき、装着した時の接触が無いか必ず確かめてください。
雪国に行く機会が無い方は、布製チェーンを常備しておくのが良いと思います!
まぁ、大雪が降らなければ良いのですが、「備えあれば憂いなし」って言いますしね♪
ちなみに、私は布製チェーンを購入してあります!家の押入れに入れっぱなしですが・・・。