MINI ブログ
愛するが故の苦悩!?これからクラッシックミニに乗りたい人必見!「ローバーミニあるある」はじめました
ミニを愛するがゆえに生まれる『ミニあるある』。BMWミニのあるあるは以前にブログで紹介しましたが、今回は『ローバーミニあるある』をまとめてみました。既にローバーミニに乗っている方はもちろん、これからローバーミニに乗りたいと思っている方も、このブログを見てイメージを膨らませてもらえたら幸いです。それでは行ってみましょう!
INDEX
- 全モデル「ミニクーパー」って言われる
- ドアの開け方にもこだわりが!
- 乗り込んだら降りられない!?
- 窓の開閉ハンドルの回す向きが日本車と逆でちょっと混乱
- ハンドルの位置がシートの正面じゃない!?
- 小さい人向けのクルマ?
- シフトノブがもっと近くにほしい
- やさしいワイパーの動き出し・・・
- バイザーが勝手に日差しをカット
- カンが研ぎ澄まされる!暗がりでハザードを探す技
- 可愛い顔して野太い声
- 助手席に座っている人にもできる簡単なお仕事です
- 信号待ちで脚力が鍛えられる
- 汗っかきさんが泣いて喜ぶ!それぐらいエアコンが効きすぎる
- 後部座席が特等席!
- 思ったよりガソリンが減っていない
- 狭い道でテンションが上がる
- 他のローバーミニとすれ違うと嬉しい
- 何と言ってもクルマを操る楽しさ
全モデル「ミニクーパー」って言われる
「何乗ってるの?」
『ミニ』
「あぁミニクーパーね」
『・・・・・』
こんな不毛な会話をミニオーナーなら何度も経験しているはず。
「クーパー」はあくまでグレード名。でも「ミニ」=「ミニクーパー」と認識している人がとても多いのが実情。ミニを知らない人にメイフェアとかケンジントンとか説明しても「え、何それ?」ってなるのが悲しい・・・。
ドアの開け方にもこだわりが!
初めてローバーミニに乗る方は、大抵ドアの開け方が分かりません。ハンドル横のボタンを押しながら開けるのですが、ボタンで開けるという動作が現代の車には無く、特に若い方には分かりにくいようです。
乗り込んだら降りられない!?
「運転が楽しいからずっと乗っていたい!」と言う意味ではありません。初めての方は室内からの開け方が分からずに閉じ込められるケースがあるんです。ドアの前方にある開閉ハンドルを手前側にひねるのですが、開け方が分からないお客様に車内から救助を求められることも。
窓の開閉ハンドルの回す向きが日本車と逆でちょっと混乱
現代ではほとんど見かけなくなった窓ガラスの開け閉めをする「レギュレーターハンドル」。軽トラックなんかではまだ残ってたりもしますが、ローバーミニは回転方向が日本車とは逆になっています。初めてローバーミニに乗って「あれ?」と一瞬混乱した方も多いはず。
ハンドルの位置がシートの正面じゃない!?
ローバーミニのシートとハンドルの位置関係。運転席に座ってみると分かるのですが、ハンドルがシート正面に対してやや内側にオフセットされていて、こちらも初めて乗った方にはかなり驚かれます。だからドアに少しもたれかかって運転するのが基本姿勢。慣れちゃえば全然気にならないんですけどね。
小さい人向けのクルマ?
ローバーミニはルーフの位置が低く、フロントガラスの高さは40cm程しかありません。Aピラーの角度も切り立っているので、運転席からの視界はかなり限られます。特に信号待ちでは停止線の位置から信号が見えなくなるので、信号の結構手前で止まるか、必然的に猫背になってしまいます。でもピラー自体が細いので左右や後方の視界は現代の車に比べるとかなり良好!
シフトノブがもっと近くにほしい
MTのシフトノブはフロアからのびているのですが、標準体型の方だとちょっと遠く感じます。さすがに身体の大きい英国人の作ったクルマです。
特に左奥の1速が一番遠くなるので、信号待ちでは少し前かがみになりシートから肩を浮かせて操作する事に。信号の見えにくさと相まって猫背運転が捗ります(笑)。エクステンションで運転席よりに調整するMTオーナーは多いはず。
やさしいワイパーの動き出し・・・
かわいいサイズのフロントワイバー。最初の動き出しがとても弱々しく「途中で止まってしまうのでは無いか?」と言うぐらい心もとない動きをします。特に暫く走らせてなかったりすると顕著です。モーター経年による影響ですが、弱々しいのは最初だけで連続で使用しているうちに普通に動くようになりますのでご安心を。
ちなみにワイパーも変な位置で止まることがありますが、これもご愛嬌。止まる位置が変わるのはリンクワイヤーや金具のガタによるものですが、多少のずれは許容範囲です(窓枠からはみ出すようなら要調整)。
バイザーが勝手に日差しをカット
フロントガラスのバイザー、年数が経つにつれて段々垂れ下がってきます。ただでさえ狭いフロントの視界を妨げる原因となるのですが、案外そのままで乗っている方も多いのではないでしょうか。
取付け部分(ペグ)の調整を行うだけでビシッと留まるようになります。調整にはちょっとコツが必要ですが、ペグ自体は新品購入も出来ますので、お困りの方は新品取替えも検討してみては?
カンが研ぎ澄まされる!暗がりでハザードを探す技
ローバーミニはハザードスイッチは「リヤガラス熱線」と「ブレーキ警告灯」のスイッチに並んでいるので、手探りでどれがハザードスイッチか判断できません。かと言って目視で確認しようにもスイッチにはバックライトが無いので、夜間暗い中でハザードを探すのは一苦労。
対策として、ハザードスイッチにだけ蛍光シール貼ったり、96年式以前のヘッドライトスイッチを取り付けたりしています。
可愛い顔して野太い声
ローバーミニのエンジンはOHV(オーバー・ヘッド・バルブ)という形式です。このOHVエンジン、シリンダーヘッドがコンパクトに出来る反面、「ドドド・・・」という野太いエンジンサウンドが特徴です。
かわいい外観や、細い純正マフラーからは想像できないぐらい迫力あるエンジン音なので、そのギャップに驚く方も多いのでは。
助手席に座っている人にもできる簡単なお仕事です
窓の曇りを取るデフロスター。BMWミニなど現代のクルマには運転席&助手席の窓に向けて斜めに噴出すデフロスターがついていますが、ローバーミニはフロントガラスに向けて2箇所吹き出し口があるだけ。なので運転席と助手席の窓が曇ってしまいがち。だから助手席の人が一生懸命窓を拭かないと見えないんです。
信号待ちで脚力が鍛えられる
ローバーミニのATはブレーキを離しただけで進む『クリープ現象』がとても強く出ます。それに反してブレーキ踏み始めの効きが弱いので、信号待ちなんかではしっかりブレーキペダルを踏み込んでいないとクルマが動き出してしまう事も。しっかりブレーキを踏む必要があるので、長い信号待ちだと足が疲れてしまいます。信号待ちでは手で膝を上から押して支えるなんて方法も。
汗っかきさんが泣いて喜ぶ!それぐらいエアコンが効きすぎる
古いクルマはエアコンが効かないと思われがちですが、きちんと整備していればローバーミニのエアコンは効き過ぎるぐらいによく冷えます。エアコンつけっぱなしのまま駐車して、戻ってきたら車内がキンキンに冷えているなんて事もしばしば。
ちなみに風量調整はダイヤル式ですがファンレジスター(抵抗器)を介して4段階切り替え。何故か3段階目だけ故障しやすい傾向ありです。
後部座席が特等席!
ローバーミニのスピーカーは後部座席の後ろに2箇所だけ。頭の真後ろに位置しているため、普段のボリュームで音楽を流すと後部座席の人はかなり辛い思いをすることに・・・。人を乗せた時は、音楽はほどほどに会話を楽しみましょう♪
思ったよりガソリンが減っていない
ミニのガソリンタンクの容量は満タンで34L。一番下の赤いバーで給油したのに20Lぐらいしか入らないことがしばしば。
実は燃料計のエンプティライン(赤線)の位置で10Lぐらいタンク内にガソリンが残っています。なので給油しても思ったほど量が入りません。かと言って、あまり給油口ギリギリまでガソリンを入れてしまうと走行中の揺れで染み出す事があるので入れ過ぎもご注意ください。
なお、タンクからエンジンにガソリンを送る『燃料ポンプ』はガソリンに浸かって冷やされているので、ギリギリまでガソリンを減らしてしまうとポンプ焼付きの原因になります。給油はなるべくお早めに。
狭い道でテンションが上がる
コンパクトサイズなローバーミニ、全幅は12インチモデルで144cm、13インチモデルでも153cmしかありません。普通だったら通りたくない狭い道や裏道もミニなら全く気になりません。後続車がすれ違いで困っているのをミラーで眺めて思わずニンマリ、気分はミニミニ大作戦♪
他のローバーミニとすれ違うと嬉しい
すっかり個体数も減ってきたローバーミニ。街で他のミニに出会うとなんだか嬉しい気分になりますよね。色んなイベントも多く、オーナー同士の仲間意識が高いのもミニならではの魅力だと思います。
何と言ってもクルマを操る楽しさ
ローバーミニの魅力はこれに尽きると思います。エンジンは決してパワフルとは言えませんが、車重は720kg程度。クイックなハンドリングと相まって、スポーツカーを運転するような楽しさが味わえます。車体四隅にあるタイヤ、短いオーバーハング、低い重心位置など、どれも現代の基準では作る事が出来ません。まさにローバーミニだからこそ味わえる乗り味です。こんな運転するだけで笑顔になれる車ってなかなかありませんよね。
もっと掘り下げていけばいくらでも出てきそうですが、あまりマニアックになり過ぎてもいけませんので、今回は一般向けの内容とさせていただきました(笑)
なんだか自虐的なネタも多くなってしまいましたが、逆にその不便さや至らなさが何よりも愛おしく感じ、現代のクルマにはない自分で操る喜び、そして楽しさがいっぱい詰まったクルマです。どんな便利で快適な機能があってもこの感覚はクラッシックミニでしか味わうことが出来ません。
すでに生産終了から20年近くが経ち、コンディションの良い個体の中古車がどんどん減っていってます。
Goodコンディションで現実的な価格でクラッシックミニに乗れるチャンスもあと僅かになってきました!
世界的にも価格高騰しているため、コンディションの良いミニの中古車ははどんどん海外に流出してるという話も聞きます。
若い頃から乗りたいと思ってたけど当時は高くて手の出なかったあなた!
幼少期にシティハンターを見て憧れてたあなた!
いつか子供を載せてミニでドライブしたいと思ってたあなた!
そろそろその夢を実現するときですよ♪
最後にクラッシックミニ乗りに最も必要な資質について一言。
ミニ乗りには「細かいことに気づける繊細さ」と「細かいことを気にしないおおらかさ」が必要である
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