MINI ブログ
ミニクーパーの純正オーディオ徹底解剖!
突然ですがクルマのオーディオにこだわってますか?
「何言ってんだ!ミニは乗って楽しむものだろう!エンジンサウンドと会話しろ!てやんでー!バーロー!」って方もいるかもしれませんが。。。
そこで今日はミニの車内を上質な音響空間に変える純正サウンドシステム、そのなかでもスピーカーをテーマに取り上げて徹底的に調べてみました!
INDEX
ミニは音にもこだわったクルマ
そもそもBMWミニには標準でも十分サウンドを楽しめるスピーカーが装着されているのをご存知でしたか?
こちらは第2世代3ドアハッチバック(R56)ミニクーパーのフロントドア。まず上記画像の右下黄色の丸の部分がウーファー(低音域)で、緑色の丸の部分がツイーター(高音域)、これらが左右ドアにそれぞれ装着されています。ミッドレンジ(中音域)は後部座席の側面に取付けられており、これら6つのスピーカーから3ウェイタイプのスピーカーシステムを構成しています。第1世代、第3世代で取り付けの位置は異なりますが、スピーカーの構成は同じです。
また取り付けられているスピーカーを調べてみると以下の2つのメーカー名が浮上しました。(年式、モデル、グレード、製造ラインなど、どの過程で使い分けられているのかまでは調べられませんでした・・・)
GOODMANS
(スピーカー自体に明記は有りませんがおそらく・・・)
4半世紀以上の歴史があるイギリスの伝統的スピーカーメーカー。クリアで品のあるサウンドが特徴。
元々はホームオーディオのメーカーのようですが、クルマ用のスピーカーやドライブレコーダーも製作しているようです。
Goodmans公式HP(海外サイト)
公式HPを見てみると、ドライブレコーダーの説明画像にミニクーパー(F56)が用いられていました。やはりGoodmansで間違いないかな?それとも単にイギリス繋がりだから?
PHILIPS
本社をオランダに構える有名家電メーカー。日本でも電動歯ブラシや電動髭剃りで有名なPHILLIPSですが、オーディオ機器も製造しており、ミニに取り付けられていた純正スピーカーにPHILLIPSの文字が確認できます。
低音域が強めのサウンドが特徴のようです。
どちらのスピーカーも(というよりどのモデルのミニに乗っていても)車内のサウンドに不満を抱くことはありませんでしたし、音量を上げても音が割れたりノイズが入ったりすることは無く、十分に楽しめるサウンドでした。
しかしミニでは、これらを更にグレードアップさせる純正オプションが選択可能。
それが高級オーディオメーカー「Harman/Kardon」のスピーカーシステムです。
Harman/Kardonってどんなブランド?
新車購入時に選択可能なオプションの中でも、レザーシートやサンルーフといった高額オプションの1つとして名を連ねるのがHarman/Kardon(以下ハーマンカードン)製HiFiラウドスピーカーシステム。オプションプライスは約12万円です。
日本ではあまりピンとこない名前ですが、海外ではあのJBLと双璧をなすほど超有名ブランドで、映画館などの音響設備なども取り扱う高級スピーカーです。過去にapple社のiMac純正スピーカーとして製品化された「Sound Stick」はハーマンカードン社製。見たことがある方も多いのでは?ちなみにJBLとはハーマンインターナショナル傘下の同グループ会社。
(SoundStick_harman/kardon公式HPより)
ミニのオプションで「ハーマンカードン製Hi-Fiラウドスピーカーシステム」を注文すると、標準で6つだったスピーカーはR系で10個、F系で12個に増設される他、それらに出力するアンプもハーマンカードン製が増設されます。
Aピラー(フロントガラス横)にはツイーターが増設、更にF系の場合はメーター上のダッシュボード中央部にミッドレンジ&ツイーターが増設されます。音域が広がり、さらに車内を覆い囲むように配置されたスピーカーから極上のサウンドが響き渡ります。目を閉じればそこはオーケストラ!?こりゃクセになりそうです。(運転中は厳禁!)
新型ミニクラブマン(F54)でハーマンカードンを追加装備した際の説明動画が公式MINIから公開されていましたので、こちらもご参考まで。(2016.12.22追記)
他メーカーの純正オーディオ事情
高級カーオーディオについて調べていると、やはり高級車と言われるメーカーや、一部のハイエンドモデルは有名スピーカーブランドへのアップグレードが可能。こちらも分かる範囲で調べてみました。
HarmanKardon/ハーマンカードン(米)
・MINI
・BMW
・VW
・VOLVO
・ベンツ
・SUBARU
MarkLevinson/マークレビンソン(米)
・LEXUS
JBL/ジェービーエル(米)
・TOYOTA
BOSE/ボーズ(米)
・アウディ
・NISSAN
・マツダ
Bang & Olufsen/バングアンドオルフセン(デンマーク)
・アウディ
やはりハーマンカードンは輸入車でのシェアが高く、名を連ねる自動車メーカーも高級車ばかり!「プレミアム・コンパクト」セグメントであるミニのプレミアムな一面はこういった部分でも確認ができますね。
ハーマンカードン付き限定車
ミニは今まで数え切れないほどの限定車を発表してきましたが、ハーマンカードンをパッケージに含んだ贅沢な限定車も存在していました。といっても、全ての限定車の中で3台だけ!そんな特別な限定車はこちら!
MINI 3RD ANNIVERSARY MODEL(R50 MINI ONE)
BMWミニ生誕3周年を記念し、2005年に発表された限定車。生産台数は日本で300台限定。「音楽を楽しむ仕様」と題して発表されたこちらの限定車は、ミニONE(R50/CVT)をベースとし、ハーマンカードンのスピーカーシステムに加え、パッケージにiPod miniが付属してくるという一風変った限定車でした。
MINI 50 Camden(R56)
MINI生誕50周年を記念し、2009年11月から2010年7月の9ヶ月間限定で発売された限定モデル。明るい「未来」をイメージしたというカムデンは、ホワイト、ブラック、シルバーで統一された先進的なデザインのミニ。専用カラー&デザインのハーフレザーシートやカムデン専用の装飾が多数装備される中、ハーマンカードンのスピーカーシステムも標準装備として加えられていました。
MINI INSPIRED BY GOODWOOD(R56)
2013年に「最もプレミアムなMINI」としてロールスロイス・モーターカーズが手がけた超高級限定車。生産台数は全世界で1000台限定!ボディーカラーはロールスロイスの専用色ダイアモンドブラック。カシミアのヘッドライナー、ウォールナット・インレイといわれる高級ウッドを使用したインテリアパネル、毛足の長いウールフリースのフロアマットなど、特別&高級な装備が名を連ねる中、ハーマンカードンもしっかり装備されていました。
音楽を楽しむ3rdアニバーサリーと、超高級仕様車のグッドウッドはなんとなくハーマンカードンの意味はわかりますが、カムデンに付いていたのは、なんでだったんでしょうね?
中古車のハーマンカードン付きミニクーパーは狙い目
純正のハーマンカードン製HiFiラウドスピーカーシステムは、新車購入時のメーカーオプションのみの設定ですので、中古車に追加装備はできません。もちろんオートバッ〇スやイエ〇ーハットさんのようなカーショップやオーディオ専門のプロショップでも基本的に取付けできません。
一部、社外パーツとして、ハーマンカードン製ツイーター後付キットというものも販売されていますが、あくまでツイーターの追加のみなので、高音域の広がりは良くなるりますが純正のスピーカーシステムとはアンプの取り付けから違うので注意が必要です。
しかし新車時に12万円で追加する高額オプションでありながら、中古車にハーマンカードンが装備されていても車両価格が12万円も値上がりすることはまずありません。(せいぜい+2万円くらいでしょうか)
つまり装備されている中古車のミニクーパーはとってもお得ってことですね。
秋の夜長の気持ちの良い季節、ミニに乗って、大好きな音楽と一緒にドライブに出かけてみませんか?
いつも以上にスピーカーからの出音に耳を傾けられるドライブになりそうですね。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
tel:03-3766-3232 / front@ir-japan.net