MINI ブログ
それでもやっぱりミニが好き。クロスオーバー vs他メーカーSUV
2001年に小さなボディの3ドアからスタートしたBMWミニ。
常に進化を続け、コンパクトな3ドアからステーションワゴンのクラブマン、スポーツタイプのロードスター、幌タイプのコンバーチブル、SUVのクロスオーバーなどラインナップは充実しミニファミリーとして多くのファンを魅了しています。
中でも2011年にデビューした一番大きなモデルのクロスオーバー。『ミニのスタイルは好きだけど、ちょっと小さくて。。。もう少し大きければ欲しいけど。。。』とミニを諦めていた、そんな、ユーザーの期待に応えてくれたのがクロスオーバーなんです。アクティブな若者やファミリーに大人気の車種の一つになりましたが、そのクロスオーバーを他メーカーのSUVと比べるとどうなんだろう?
と、言う事で早速比較してみました!
R60クロスオーバーと他メーカーSUV比較
比較車両は
・トヨタ C-HR/G-T
・日産 ジューク/16GT パーソナライゼーション
・BMW X1/sDRIVE 18i
・ホンダ ベゼル/RS・ホンダセンシング
各メーカーで主力のラインナップで比較してみようと思います。
車両サイズ
まずはサイズ感を見てみましょう。
クロスオーバーは国産のSUVと比べても大きいイメージを持たれている方が結構いらっしゃいます。都内の道は狭くクロスオーバーだと大きすぎると思われがちですが、実際は!?!?
ミニ クロスオーバー クーパーD |
トヨタ C-HR G-T |
日産 ジューク 16GT パーソナライゼーション |
BMW X1 sDrive18i xライン |
ホンダ ヴェゼル RS・ホンダセンシング |
|
全長 | 4.105mm | 4.360mm | 4.135mm | 4.455mm | 4.305mm |
全幅 | 1.790mm | 1.795mm | 1.765mm | 1.820mm | 1.790mm |
全高 | 1.550mm | 1.565mm | 1.565mm | 1.610mm | 1.605mm |
乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 | 5名 | 5名 |
最小回転半径 | 5.8m | 5.2m | 5.3m | 5.4m | 5.5m |
過給機 | ターボ | ターボ | ターボ | ターボ | – |
燃料 | 軽油 | レギュラー | ハイオク | ハイオク | レギュラー |
車両の大きさ
今回は全長と全幅で順位を決めてます。
1位・・・BMW X1
2位・・・トヨタ C-HR
3位・・・ホンダ ヴェゼル
BMW X1は納得の順位ですね。逆にトヨタ C-HRは意外と大きいんですね。私の印象ではヴェゼルが2位だと思っていたのでびっくりです。クロスオーバーはこの中では1番小さいんですよ。クロスオーバーはいつも小さいミニ達に囲まれているので大きく感じますが数字にして比べてみると印象と違うことがわかりますね。
最小回転半径(小回りが利く方からの順位)
車の大きさのイメージが持てましたので、次に最小回転半径を見てみましょう。
最小回転半径とは、所謂小回りが良いかを数字で表しています。最小回転半径が小さいほど小回りが利くと言う事です。Uターンの時や車庫入れの時など、最小回転半径が小さいほど切り返しも少なく済みます。
1位…トヨタ C-HR
2位…日産 ジューク
3位…BMW X1
なんとトヨタ C-HRがナント1位!ここで分かるのは『車が大きいと小回りが効かないと言う事ではない』です。トヨタ C-HRやBMW X1はボディサイズが大きめですが小回りもしやすいように設計されているのですね。スバラシイ!
しかーし!小回りが利くから運転しやすいと言う訳ではないんです。確かに小回りが利くと切り返さずにUターン出来たりしますが、それに加えて視認性が大事になってきます。窓が小さかったり、ピラーが大きかったりすると死角が生まれ『運転しづらいなぁ』と感じる事もあるんです。なので最小回転半径も見つつ、運転席からの後方の視認性も確認してくださいね!
過去にミニの最小回転半径についてのブログがあるので是非チェックしてみてください。
税金 自動車税と重量税
車を所有すると環境性能割(旧自動車取得税)や自動車税、重量税と言った税金を納めなければなりません。中古車の場合の環境性能割の計算式は課税標準基準価格×残価率=取得価格(1,000縁未満切捨て)で計算され取得額が50万円以下の場合は課税されません。
ここでは、自動車税と重量税に絞って見てみましょう。
自動車税
ゴールデンウィークに旅行などで非日常を味わい、家についてやっぱり家が1番落ち着くわ〜なんて家族と思い出話に花が咲く。そんな矢先に届くのが自動車納税通知書。一気に現実に引き戻されます。これ、私だけでしょうか。。。?
そして外車は自動車税が高いと思われがちです。確かに一昔前はその傾向にあったかと思います。自動車税は排気量や用途によって税額が定められていて、近年では燃費向上思考が高まり排気量を小さくする傾向にあります。
納税義務者は毎年4月1日時点での車検証上の所有者に課税されます。
余談ですが、2019年10月以降に新車登録をした自動車の自動車税の税率引き下げられました。今回は2016年の車両を対象としてお話しているのですが、2019年以降の車両をご検討中の方は是非チェックしてみてください。
重量税
車を所有していると2年に1度やってくるの車検。大切に乗りたい、長く乗っていたいと思うと車検の時の交換部品代に驚愕する事もあります。特に外車は国産車に比べて部品などが高かったりで車検代が嵩んだりしますよね。
車検の時にかかる重量税は車両の重量に対して課税される国税となり、車検の際に陸運局で印紙を購入して納めます。ご自身で陸運局に向かわないと中々実際の重量税支払いは実感できません。
※ここではご紹介しておりませんが車検の時は自賠責保険(強制保険料)もかかります。
※車検年で計算
ミニ クロスオーバー クーパーD |
トヨタ C-HR G-T |
日産 ジューク 16GT パーソナライゼーション |
BMW X1 sDrive 18i xライン |
ホンダ ヴェゼル RS・ホンダセンシング |
|
排気量 | 2.000cc | 1.200cc | 1.600cc | 1.500cc | 1.500cc |
自動車税年額 | 39.500円 | 34.500円 | 39.500円 | 3.4500円 | 34.500円 |
2年間での支払額 | 79,000円 | 69,000円 | 79,000円 | 69,000円 | 69,000円 |
車両重量 | 1.410kg | 1.470kg | 1.300kg | 1.360kg | 1.210kg |
重量税 | 24.600円 | 24.600円 | 24.600円 | 24.600円 | 24.600円 |
合計 | 103,600円 | 93,600円 | 103,600円 | 93,600円 | 93,600円 |
ここでは、2年間保有し1回車検を取得すると高くて103,600円、安くて93,600円で差額は10,000円となります。2年に1回10,000円の差額なら自動車税と重量税で乗る車種を絞らなくても良いかなと思ったり思わなかったり。
ランニングコスト
メンテナス費用は、使用頻度や使用環境、使用方法によってかなり違いが出てきます。急発進、急ブレーキを繰り返すとタイヤやブレーキパッドの消耗は早くなります。またガソリンの減りも早くなります。
特にタイヤの交換はタイヤサイズによってはかなり高額になります。なるべく消耗しないような運転を心がけたいですね。しかしタイヤもゴムですから年数が経つとゴムが硬くなったりして危険です。一般的には製造年から10年、使用開始から4〜5年が交換目安となっているので溝があるからと安心せずに、使用期間も気にしてみてください。
ミニ クロスオーバー クーパーD |
トヨタ C-HR G-T |
日産 ジューク 16GT パーソナライゼーション |
BMW X1 sDrive 18i xライン |
ホンダ ヴェゼル RS・ホンダセンシング |
|
JC08モード燃費/ 燃料代 |
16.3km/l 軽油3.110円 |
15.4km/l レギュラー3.935円 |
14.2km/l レギュラー4.305円 |
15.6km/l ハイオク4.320円 |
19.8km/l レギュラー3.075円 |
タイヤサイズ |
205/60R16 4本約54,000円 |
225/50R18 4本約92,000円 |
215/55R17 4本約78,000円 |
225/50R18 4本約92,000円 |
225/50R18 4本約92,000円 |
ハイオク135円、レギュラー123円、軽油102円で500km走った時の料金で計算、タイヤはネットで同じ店舗、同じメーカー、同じグレードのタイヤでおおよその金額を算出しました。
燃費と燃料で経済的な車両は???
1位・・・ホンダ ヴェゼル
2位・・・ミニ クロスオーバー
3位・・・トヨタ C-HR
レギュラーで燃費も良いヴェゼルは500km走って驚異の3.075円。これはありがたい金額。続いて2位にクロスオーバーが来ました。燃費も良く燃料も軽油なので走行距離の走る方にはおすすめです。残りの3台は500km走った時の金額の差は300円程度でした。私は結構走行距離を走る方なので軽油の燃料コストはかなり有難いと思います。
タイヤはタイヤサイズ、メーカー、グレードによって金額の差がでます。今回は同じお店の同じメーカー、同じグレードで金額を産出しているので16インチのクロスオーバーはお財布に優しいことが分かります。また、上記の表でも分かるようにインチサイズが大きいほど、見た目はかっこいいけど価格は高くなってきます。外見も大事だけどお財布の中身も大事。悩ましいところです。
プライス&リセールバリュー
流通相場は2020/8月現在の平均的な価格で算出
ミニ クロスオーバー クーパーD |
トヨタ C-HR G-T |
日産 ジューク 16GT パーソナライゼーション |
BMW X1 sDrive 18i xライン |
ホンダ ヴェゼル RS・ホンダセンシング |
|
新車価格 | 3,410,000円 | 2,775,600円 | 2,496,960円 | 4,250,000円 | 2,390,000円 |
オークション相場 | 約1,800,000円 | 約1,800,000円 | 約1,200,000円 | 約2,200,000円 | 約1,500,000円 |
残存率 | 52.7% | 64.9% | 48.1% | 51.8% | 62.3% |
※残存価格は数字が大きければ大きいほど、リセールバリューが高いことを意味します。
1位・・・ホンダ C-HR
2位・・・トヨタ ヴェゼル
3位・・・ミニ クロスオーバー
C-HR、ヴェゼルは残存価格がかなり高めです。C-HRは輸出に強いですからね。ここで来ました!クロスオーバーが3位入賞です!笑。ここでの指標は需要と供給に影響する部分ですが、クロスオーバーは需要があるのでリセールバリューも良いと言う事なんです。
まとめ
今回は他メーカーのSUVと比べてみましたが、クロスオーバー クーパーDは燃料コストが抑えられ、またリセールバリューも良い事が分かりました。
人気の秘密は、大容量コンパクトなボディサイズ、唯一無二な見た目と走り。ドライビングシートに座ったらどこにでも連れて行ってもらえそうなインテリア。ミニクロスオーバーでしか味わえない楽しみや爽快感。
今回比較した項目以外にも、プライスレスなことを体感出来る車だからなんだと改めて分かりました。
やっぱりミニが好き。クロスオーバーが好き。是非、一度お店に遊びに来てください。その魅力にハマってください!