MINI BLOG
2016.04.22公開 / 2020.03.10更新
自然の脅威!ミニは風速何メートルで飛ばされる!?
今週18日月曜日に東日本から北日本にかけて猛威を振るった強風・暴風。皆様のご自宅やおクルマ、生活に影響は有りませんでしたか?新潟県佐渡市では風速37.4m/s、千葉県千葉市では風速36.3m/s、群馬県嬬恋村では風速32.5m/sを記録。都内でも江戸川区では風速30.5m/sを記録した他、多摩市では9階建てのビルを覆っていたパネルが剥がれ落ちるといった大きな被害も出ています。気象庁によると、大気の状態が非常に不安定になっており、今後も注意が必要とのこと。
そういわれましても。「注意する」って…何を? 風が強いって言っても、車の中にいれば平気でしょ?
とんでもありません!看板や瓦が飛んできてクルマに当たると大変危険!更に、強風の場合クルマだって飛ぶんです!
よくニュースなんかで「風速〇〇メートルの激しい強風」なんて言葉を耳にしますが、それって実際どれくらいの感覚なの?どれくらいから注意が必要なの?じゃあ実際にクルマが飛ぶのは風速何メートル?って、意外と分からないですよね。ということで、風速ごとの被害状況を調べて、風害についてまとめてみました。風の強さによって、和名、洋名が付けられていることもわかったので、こちらも合わせてご紹介いたします。
5m/s
和名:軟風(なんぷう)
洋名:Gentle breeze
木の葉や小枝が揺れる。海に白波が立ち始める。
10m/s
和名:疾風(しっぷう)
洋名:Fresh breeze
樹木が激しく揺れ、電線などがぴゅうぴゅうと鳴る。
雨傘が壊される。
15m/s
和名:強風(きょうふう)
洋名:High wind・Moderate gale・Near gale
取り付けの悪い看板が飛ぶことがある。
小枝が折れる
速さの目安は一般道路の自動車と同じくらい
20m/s
和名:疾強風(しっきょうふう)
洋名:Fresh gale
身体を60度くらいに傾けないと立っていられない。
高速道路では横風に流される感覚が大きくなり、通常の速度で運転するのが困難となる。
子供は飛ばされそうになる。
このあたりから、なるべく外出や運転は避けたいですね。
25m/s
和名:大強風(だいきょうふう)
洋名:Strong gale
風に向かって歩けなくなる。
屋根瓦が飛ばされる。樹木が折れる。煙突が倒れる。
こんなのがフロントガラスに飛んできたら大変です。。。
30m/s
和名:暴風(ぼうふう)
洋名:violent storm
雨戸または屋根が飛ばされることがある。しっかりしていない家が倒れる。
電柱が倒れることがある。
速さの目安は高速道路の自動車と同じくらい。
35m/s
和名:颱風(たいふう)・颶風(ぐふう)
洋名:hurricane
※これ以上は全てこの名称
自動車や列車の客車が倒れることがある。
40m/s
速さの目安は特急列車ぐらい。
身体を45度に傾けていないと倒れる。
50m/s
たいていの木造家屋が倒れる。樹木は根こそぎ引き抜かれる。
大人が飛ぶ。
60m/s
鉄塔が曲がることがある。
看板、ソーラーパネルが飛ぶ。
軽い車が飛ぶ。
牛が飛ぶ。 ※ちなみに牛の平均体重は600~750kg
ローバーミニの車重が740kg~760kg・・・はい、飛びますね。
ちなみに実際にクルマが飛ばされる動画がこちら。
この飛ばされた白いクルマ以外にも、駐車してあるクルマはどれも風で流されて移動しているのがわかります。
70m/s
列車が転倒。
重い車が飛ぶ。
※画像は全てイメージです
日本で風速60m/s以上になることは稀ですが、昭和41年(1966年)沖縄県の宮古島では過去最高の85.3m/sの最大瞬間風速を記録。また風速70m/sを超える観測は過去7回も記録されてるので油断は禁物。
「風吹きに遠出するな」とは言いますが、風の脅威がわかった皆様は、T.M.Revolutionさんのように強風の中で歌ったり踊ったりは控えましょうね。
以上。現場からお伝えいたしました。
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