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新ご当地ナンバーにまつわるエトセトラ
2014年11月17日より始まるご当地ナンバー第2弾。10地域のご当地ナンバーが追加され、東京都内では新たに『世田谷ナンバー』や『杉並ナンバー』が追加されます。2006年10月10日に導入されたご当地ナンバー第1弾から、8年ぶりの一斉追加となります。
しかし、誰でも希望のご当地ナンバーを取り付けられるわけではありません。ご当地ナンバーを取得するには、それぞれ該当となる市区町村に『使用の本拠の位置』を置く自動車(及び排気量126cc以上の自動二輪車)が対象となります。
※使用の本拠の位置とは、実際に居住している住所であったり、法人名義の場合はその車輌を使用する事業所等の活動実態がある住所となります。
今回追加される10地域のご当地ナンバーと対象地域をまとめてみました。
そもそも、なじみのある地域名を付ける事で地域振興や観光振興として盛り上げていきましょう♪というのが国土交通省のねらい。岩手県の『平泉』は、平安時代末期、奥州藤原氏が栄えた時代の寺院や遺跡群が多く残る庭園及び考古学的遺跡群として、2011年6月にユネスコの世界文化遺産として登録された為、平泉ナンバーの交付に伴った広告効果が期待できます。
他にもナンバープレートの組み合わせ数が増えるので、『…1』や『77-77』といった抽選選考となる希望番号が交付されやすくなるといったメリットもありそうです。
しかし、新ご当地ナンバー交付に反対する意見も・・・こちらは全国のご当地ナンバー人気ランキング。
1位 品川 12.4%
2位 湘南 8.6%
3位 富士山 5.0%
4位 横浜 3.4%
5位 なにわ 2.0%
※マイナビニュース調べ
反対の意見を申し立てているのは、人気ランキング1位の品川ナンバーからの変更となる世田谷ナンバーの方々。港区・千代田区・渋谷区を含む品川ナンバーは、日本一【お金持ち】のイメージのあるナンバー。そんなブランド的ナンバーに愛着を持っている世田谷住民が反対するのも納得がいきます。また【お金持ち→品川ナンバー】【お洒落なビーチタウン→湘南ナンバー】【日本一の山→富士山ナンバー】のようにプラスなイメージだけでなく、全国には「○○ナンバーは運転が荒い。」など特定のナンバーにマイナスのイメージを持っている方も少なくないはず。
しかしどれも結局はイメージなので、新しく交付された地域の方は、これを機に地域のイメージアップや運転マナーの向上に努めることで、その地域にも自分のクルマにもより親しみが持てるようになるのではないでしょうか。それぞれのナンバーが今後どのようなイメージで世間に浸透していくのか気になるところです。