MINI BLOG

2010.03.23公開 / 2013.12.22更新

頑固モノ

ご新規のF様がオーバーヒートで入庫しました。

お話しを伺うと二ヶ月に一度のペースで故障しているそうで、先日もオーバーヒートで

修理工場のお世話になっているとか!?

 

シューシュー湯気を吐き出しているラジエターキャップを恐る恐る外してみると、

ラジエター内は既に空っぽで、試しに水を入れてみると、グツグツ、ゴーゴーと

音を立てて怒り狂っているかのように熱湯となって吹き返して来ます。

 

少し冷めた頃を見計らって再度給水したところ、なんとウォーターポンプから

そのまま地面にポタポタと・・・!?

 

ウォーターポンプ不良なのは間違いないのですが、絶対に他にも何か有るに違いない!

そんな風に思わずにはいられない雰囲気がエンジンルーム内にプンプン漂っているのです。

しかもサーモハウジング周辺に・・・

 

翌朝エンジンを調べ原動機本体に異常が無い事を確認しましたので、先ずはサーモスタットを

外してみようとサーモハウジングボルトの頭に工具をかけようとした時に違和感が??

 

1箇所だけ少しボルトの頭がサーモハウジングより浮いているのです!

 

取り敢えず緩めてみようとすると何か嫌な感触が・・・

そうです、折れているのです! 折れた状態で錆付いてハウジングと一体化しているのです。

 

そう言えば・・・F様から伺った話の中に

「以前修理工場で何かが折れそうで、そのままにしてあるから専門店で見てもらってと言われた」

というのがありまして、その時は何の事だかサッパリでしたが・・・今は違います! 

この事だったか!! という事は何?何々?? やりっぱなし??? 

という事は他の2本も折れちゃうという事!?

 

F様に最悪の場合シリンダーヘッドの修理が必要になる旨お伝えし、覚悟を決めて頂いた所で

気合一発 punch  ハイ ボルトの頭が折れてしました...sweat02

気合二発目 punch punch  またまた ボルトの頭が折れてしました...sweat02sweat02

 

ここからが腕の見せ所 ♪ 

 

催眠術に掛ってあたかも己がサーモハウジングやシリンダーヘッドに成りきっているようで、

何をやってもまるで歯が立ちません。

こうなったら最終手段! サーモハウジングごとぶっ壊す!!

 

 DSCF6567.JPGのサムネール画像

 

ぶっ壊しました! 粉々です!! 

 

 

 DSCF6559.JPGのサムネール画像のサムネール画像

 

シリンダーヘッドに残ったボルトの折れた部分も除去できて、見事!作戦成功♪

 

   

 

DSCF6562.JPGのサムネール画像

 

右が折れた頑固モノ、左が新しく付ける錆付き対策のステンレス製サーモハウジングボルト。

 

 

 

DSCF6560.JPG

 

左が新品のサーモスタット、右が長年サーモハウジングに閉じ込められてた見るからに悪そうな

不良サーモスタット。

 

 

 

DSCF6566.JPG

 

新しいサーモハウジングに交換し元通りになりました。

ウォーターポンプも新しくなり無事修理完了です♪