英国王室の宮殿があるロンドンの高級住宅街「ケンジントン」。その街の上品なイメージをモチーフに生産されたのがケンジントン。

ボディとルーフ、ドアミラーはメイフェアと同様に同色である。ボディサイドにはピンストライプ、グリルには2灯フォグランプが標準装備されている。ホイールはクーパーと同じ形状の12インチ8本スポークアルミが採用され、センターキャップには「MINI」のマークが施されている。（※クーパーには「MINI COOPER」のロゴが入る。）

内装のシート、内張りにはベージュカラーの本皮を使用し、シートは英国高級車が伝統的に用いてきたバーティカル・フルーティング（縦溝）で贅沢に仕立てられている。このベージュカラーで統一された気品のある室内はケンジントンのみに与えられたもの。インストゥルメントパネル、サイドドアモールにはウォールナット（くるみ）がふんだんに用いられておりケンジントンならではのラグジュアリーな仕立ては英国の高級車を彷彿させる佇まいとなっている。

クーパー、メイフェア共にAT/MTの設定があるが、ケンジントンだけはATのみの設定というのも最大の特徴である。