MINI ブログ
意外と大変!BMWミニのバッテリー交換
冬場によくあるトラブルに「バッテリー上がり」があります。一度上がってしまったバッテリーは性能がガクンと落ちてしまうので通常は交換をオススメしてます。しかしMINIのバッテリーは交換するのも結構な手間がかかるので、作業工賃も高くディーラーに依頼するとパーツ代と併せて5万円コースなんて事も。。。
そんなMINIのバッテリー交換ですが、実際にその様子を手順を交えてご紹介致します。自分でバッテリー交換をしようと思っている方は参考にしてみて下さい。
上の写真は第2世代(R56系)のエンジンルーム。フロントガラスの直ぐ前にバッテリーが納まっていますのでカバーを外します。ちなみにカバーの爪はとっても割れやすいのでご注意ください。
カバーを開けるとバッテリーが見えます。ただご覧頂ければ分かるように、開口部よりバッテリーが大きいので、このままでは端子を外してもバッテリーを取り出せません。なので周りを囲っている樹脂パーツを取り外す必要があるのです(工賃が高いのもこの為です)
それでは、実際に外していきましょう!
まず、ゴム製のモールを外します。隙間に刺さって留めているだけなので、引っ張れば簡単に外れます。
次に、黄色い丸の部分のボルト2本を外します。サイズは10mmです。そして青い丸の部分にウォッシャーパイプが挟んであるのでこれも外します。コレで樹脂パーツを固定している物は全て取れましたので、樹脂パーツ自体をボディから剥がしていきます。
手前側は簡単に浮きますが、奥側は窓枠にギッチリとはまっているので結構力が必要です。この辺りに手を入れて、裏側から上方向に押すように浮かします(※写真は素手ですが、作業用グローブの着用を推奨)
ここで無理に引っ張ると割れてしまう事もあるのでご注意下さい。また、ボディからパーツが外れても、ワイパーとボンネットが邪魔してすんなりと摘出できません。少しずつ位置を調整しながら外してください。
なお、ワイパーを外した方が作業性は上がりますが、大抵ワイパーが固着して外せないので、そのままで作業しています。
外した樹脂パーツがコチラ。裏側を横から見るとこんな形状してます。この薄い部分がピッタリと窓枠部分に差し込まれているので、ちょっとやそっとじゃ外れてくれません(><)。。
さて、これでやっとバッテリーが露出できました。
黄色い丸の部分にバッテリー本体を固定しているステーのボルトがあるので緩めて外します。サイズは10mmです。
青い丸の部分にはガス抜きホースが繋がっているので抜いておきます。
そしてバッテリーの端子を外します。端子を取外す手順は、マイナス(黒)→プラス(赤)です。
端子を外したらバッテリーを持ち上げて降ろすのですが、バッテリーはメッチャ重い上に踏ん張りにくい位置にあるので、降ろす際は誰かに手伝ってもらって下さい。無理に一人で作業すると腰を痛めてしまうことも・・・
何とかバッテリーを降ろせました。ちなみに、上の写真でプラス端子とマイナス端子が黒いコードで繋がっていますが、コレが作業するのに結構邪魔になります。バッテリーを外す時も乗せる時も引っ掛かり、最悪切れてしまう事もあるのでご注意ください。外した端子は脇に避けて、一時的にテープなどで仮留めしておくと作業しやすくなりますよ。
外すのと逆の手順でバッテリーを取り付けていきます。端子の取付けの手順は、プラス(赤)→マイナス(黒)です。ガス抜きホースも忘れずに取り付けてください。
端子を取り付けまで済んだら、この段階でエンジンを掛けて正しく動作するか確認します。全部のパーツを取り付けてから「あれ、エンジンが掛からない・・・」なんて事になると、取り付けたパーツをもう一度外さないといけないので、必ずこの段階で確認するようにしています。
樹脂パーツも逆の手順で取り付けます。窓枠部分はAピラー側から少しずつはめ込んでいくのがコツです。なお、フロントガラスと接しているゴム部分が浮いていると言うことはちゃんとはまってないと言うことですのでガラスと隙間ができない様にきちんとはめ込みます。
後はカバーで蓋をして作業完了です。以上、バッテリーの交換手順でした。
今回は写真を撮りながらだったので40分程度かかりましたが、通常なら20分程度で交換できると思います。
いかがでしたか?ネットなら15,000円程度で買えるバッテリー。ディーラーで5万円程度かかる事を考えたら自分でやってみるのも良いのではないでしょうか。浮いたお金で、ボンネットストライプやミラーカバーの装着なんてのもアリですね♪
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