MINI ブログ
”ポールスミスブルー”の誕生に隠された粋なエピソード
1998年にMiniとPaulSmithとのコラボレーションで一世を風靡した、限定車”ポールスミスミニ”。
ボディカラーの選別はポール氏自らミーティングに参加し”ブラック”、”オールドイングリッシュホワイト”、”ポールスミスブルー”の3色に決定しました。
この内の、”ブラック”と”オールドイングリッシュホワイト”の2色は元々ローバーミニの純正カラーに設定があったので、すんなりと意見が通りましたが、問題だったのはこのミニで新色となる”ポールスミスブルー”。
青?それとも紫?何とも言葉では言い表せないこのカラー。ポール氏は細かいニュアンスがなかなかスタッフに伝わらずに困っていたそうです。そこでポール氏は何とも大胆な行動に出ます。
なんと、自ら着用していたブルーのシャツの裾をハサミで切り取りスタッフに『このブルーにしたいんだ!』と伝えたと言うのです(*゚0゚)その裾を切り出したシャツがこちら。
さすがは世界的なファッションデザイナーというべきでしょうか。ポール氏のローバーミニに対する熱い気持ち、作るなら妥協のない納得のいくモノを作りたいという意気込みがひしひしと伝わってくるエピソードです。
ちなみにポール氏のこだわり(遊び心)はこのボディカラーだけではなく、ボンネットエンブレムや、エンジンヘッドカバー、メーターデザインなどの内外装の至る所に散りばめられています。
製造が終了してから約15年。現代のクルマにはない温かみのあるローバーミニの魅力は色褪せるどころか、ますます輝きを増しているように感じます。
かつてはマドンナやエリック・クラプトン、ビートルズのメンバーなどの多くの著名人から愛されたミニ。ポール氏も例外ではなく、その証拠に現在もロンドンのオフィスまでミニで通っているといいます。今でも続いているミニとポールスミスの関係。なんだかステキですね♪
ちなみに、このポール氏が最後までこだわった”ポールスミスブルー”のミニ、iRでもストックしていますよ♪