MINI ブログ
あのあこがれのメーカーエンブレムの由来は!?
各自動車メーカーが何らかの意味や歴史を持たせてデザインされたエンブレム。
「あのメーカーのエンブレムってどんな由来があるのだろう?」と一度は疑問を抱いたこともあるのではないでしょうか?今日は、そんなエンブレムの由来についていくつか調べてみました♪
●アウディ(Audi)
円が4つ重なったオリンピックみたいなマーク。この円一つ一つにもちゃんとした意味があります。このアウディのエンブレム、「フォー・シルバー・リングス」は元はアウトユニオンというアウディの前身のメーカーで、設立に参加した4社のメーカーを表しています。
ちなみに左から””アウディ”、”DKW”、”ホルヒ”、”ヴァンダラー”を指すものとされています。それぞれの得意分野と専門技術で手を結んだ共同体が現在のアウディなのです。
●メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)
この「スリー・ポインテッド・スター」と呼ばれるエンブレムは、元はダイムラー社のエンブレム。ダイムラーとベンツが1926年の合併したことによって今のエンブレムになりました。周囲の円はベンツ社のエンブレムに施されていた月桂樹。中心から3本伸びた線は、”陸”、”海”、”空”のあらゆる交通機関に自社製作のエンジンが搭載されることを夢見て表現したもの。(下記、エンブレムはベンツ社とダイムラー社のもの)
●ビー・エム・ダブリュー(BMW)
設立当時のBMWは飛行機のエンジンを作っていました。この十字架は”プロペラの形”を意味しています。そして、この白と青はBMWの生誕の地であるバイエルン州の州旗が由来。「青い空」と「白い雲」を意味する色で表されているところから、エンブレムの色は青と白で構成されています。
ちなみに、BMWは「Bayerische Motoren Werke」の頭文字をとったもので、「バイエルン地方のエンジン工場」と言う意味。
●フォルクス・ワーゲン(Volkswagen)
フォルクスワーゲンとはドイツ語で「国民車」という意味。広く愛される乗用車を目指して1937年に誕生しました。
本国ではケイファー(カブトムシ)、アメリカではバグ(虫)、メキシコではボッチョ(虫)、タイではタオ(亀)という様々な愛称で呼ばれていて、フォルクスワーゲンが広く世界の人から愛されているのが分かります。
●ポルシェ(PORSCHE)
本社のあるシュトゥットガルト市の紋章と、バーデン=ヴュルテンベルク州の紋章を組み合わせたもの 。真ん中の跳ね馬はシュトゥットガルトのもの。
エンブレムの左上と右下に施されているものは、バーデン=ヴュルテンベルクの紋章に描かれた鹿(左)の角。
ちなみに、エンブレム中央の「STUTTGART」はシュツットが「馬」でガルトが「庭(ガーデン)」で”馬の園”という意味。
●ローバー(ROVER)
ミニと言えばこのメーカーも外せません。大航海時代に大海原を何千マイルも力強く行きかったバイキング船をモチーフにしたデザイン。”ROVER”とは、”ROVE”(=走り回る)という動詞が由来。
ちなみにランド・ローバーは「大地(LAND)を走り回る(ROVE)」の意味で、エンブレムのベースには大地を表わすグリーンが施されている。
●ローバー・ミニ(ROVER MINI)
ローバーミニはオースティンミニやモーリスミニマイナーなど様々なエンブレムが存在しましたが、今回ご紹介するのはこのエンブレム。この″MINI″というロゴが使用されるようになったのは親会社がBLMC(ブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーションと名前が変わった1969年から。その後ローバーへ移り、ロゴに”翼”がつくようになりました。この”翼”は、ミニの活力のシンボルとして用いられたものとされています。
●ビー・エム・ダブリュー・ミニ(BMW MINI)
2000年にローバーミニの生産が終わり、2001年から親会社がBMW Groupへと移りました。ローバーミニのエンブレムを踏襲しデザインされたのが、今のBMW MINIのエンブレムとなっています。
調べてみるとまだまだ多くのメーカーがありますが、全てをご紹介すると大変なことになるので今回はこの辺でやめておきますw
いかがでしたか?国産車の多くはメーカー名の頭文字がそのままデザインされたものが多い中、欧州車は様々な由来があることが分かって頂けたかと思います。
街中で見かけて気になったエンブレムを調べてみると、意外な発見があるかもしれませんよ♪