2002年の発売から2年後の2004年,2番目ラインナップに追加されたオープンモデルとなり、日本国内ではミニクーパー、ミニクーパーSの2モデルのみの販売となる。カラーはホットオレンジとクールブルーが専用色として用意された。ハッチバックとの外観の違いはコンバーチブルになることでトランクの開閉方法が異なり、トランクリッド下部にヒンジが取付られる。また、リヤバンパーにはパークディスタンス（センサー）が標準装備されており、リヤシート後部にある高強度アルミ製ロールバーによる視界低下を補助している。ソフトトップ操作はすべて電動となり、約40cmほどはサンルーフ機能として使用することが可能。また、約15秒という開閉時間は信号待ちでも操作完了してしまうほどの速さ。さらにZ型に幌が折りたたむことによりトノカバーの必要がなく、限られたスペースに複雑ながらも考えられた構造となっている。リヤガラスは熱線入りガラスとなりビニール製とは比較にならないクリアな視界となる。また、幌クローズ時にはトランク内にあるレバーを操作し跳ね上げることで荷物の出し入れをスムーズにできるイージーロード機能が装備され、50対50分割可倒式リヤシートにより長尺の荷物も積み込みしやすい構造となる。下開きトランクリッドは最大80kgの重さに耐えられる構造となっているため、簡易ベンチとしても利用可能。コックピットクロノメーターをオプション選択すると、ハンドル正面にタコメーターとスピードメーターが設置され視認性が良く人気の高いオプションとなる。また、限定発売モデルのサイドウォークは専用カラーのレザーシートや17インチホイール等の人気オプションをパッケージにした1台となり、現在も人気が衰えない。