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2021.01.09公開 / 2021.01.30更新

MINI高額査定のポイントをミニ専門店のプロが徹底解説!あなたのミニクーパーを高額で買取りしてもらうには?【3ドア、5ドアハッチバック・コンバーチブル編】

 

BMWミニの装備品やオプションでお車の査定価格が変わることをご存知ですか?

今回は第一段としてBMWミニの3ドア・5ドア・コンバーチブルの3タイプで査定金額UPする代表的な装備品をご紹介させていただきます。

更にミニワン・ミニクーパー・ミニクーパーS・ミニクーパーSD・JCW(ジョンクーパーワークス)などのグレードごとに装備可能なものと装備できないものがありますのでチェックしてみて下さい。

 

 

 

2021年中古車相場の傾向

 

 

 

 

 

昨年(2020年)はコロナ禍のなか、公共交通機関から自家用車へのシフトが進んだことによって中古車市場は空前の売り手市場となり、それに伴いオートオークションでの成約金額もそれ以前と比較して20%以上も値上がりしていた時期もありました。

年初め(2021年)、緊急事態宣言発令されたことで公共交通手段を避け、車での移動手段が更に多くなると思います。

中古車の流通量も増加してきていることから相場が不安定となっていますが、相変わらずMINIは人気のため特に第3世代と言われているBMWミニ(F系)の中古相場は全体的に高値で安定しています。

ミニは幅広いラインナップを誇り、輸入車の中でも人気モデルで、特に特別仕様車や限定モデルは高値傾向となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モデル・グレードについて

まずは各モデル&グレードの紹介からいきたいと思います。

 

第3世代・F56 4人乗りモデル「3ドアハッチバック」2014年4月販売~(2018年にマイナーチェンジ)

 

現行(新車で販売中)のモデルは現在中古車市場でもっとも数の多いのがこちら。

MINIで最もコンパクトで軽快なモデル(MTもアリ)ハッチバックになります。

昔からあるミニの伝統的なボディタイプでありながら、現在でも人気ナンバーワン、販売台数ナンバーワンを誇るモデルです。

全長3835mmとコンパクトでありながら、ホイールベース2495mm、そして低いシートポジション、パワフルなエンジンによって安定したゴーカートフィーリングを楽しむことが出来ます。

センターメーターだった部分に純正ナビゲーションが埋め込まれているのはこのモデルからの設定。

第2世代の「5ナンバー」サイズの横幅が170cmから172cmの「3ナンバー」サイズになり安定性と乗り心地も良くなりました。

 

  グレード ONE・クーパー・クーパーS・クーパーD・クーパーSD・JCW(ジョンクーパーワークス)

 

 

第3世代・F55 5人乗りモデル「5ドアハッチバック」2014年10月販売~(2018年にマイナーチェンジ)

 

3ドアの全長を165mm長くなった4000mmに後席ドアを追加した、利便性を高めた人気モデルが販売‼

ボディサイズも大きくなったことで、後部座席の乗り降りしやすく、荷室スペース容量は3ドアの211Lに対して278L、30%UPで67L拡大されシートを倒すと容量は941Lにもなりました。

ドアの追加と全長と高さ以外は、回転半径エンジンスペックやグレードなど基本的には大体3ドアと同じで全幅は同じで運転していて大きさの違いを感じることはほとんどありません。

 

後部座席が追加されたことによりフロントドアが102cm(3ドアは126cm)を短くなり、リアドアが81cm、横幅が狭い道路や駐車場でも開け閉めが便利になりファミリーカーとしての地位を確立しております。

5人乗りとは言え、後部座席には大人3人では窮屈で、子供3人がゆったり座れるシートスペースかもしれません。

 

  グレードONE・クーパー・クーパーS・クーパーD・クーパーSD

 

 

第3世代・F57 4人乗りモデル「2ドアオープン」2016年3月販売~(2018年にマイナーチェンジ)

 

現行モデルのコンバーチブルは、3ナンバーサイズとなり室内の広さもゆったりし、オープンルーフで快適に走行を体感出来るクルマです。

大きな特徴として、ソフトトップは時速30km以下で全体を電動開閉可能‼

前席の頭上部分は分割してスライディングルーフのように途中まで走行中100kmでも開閉可能です。

オープンカーならではの開放感を楽しむと同時に、外観からはお洒落デザインのユニオンジャック柄をソフトトップに選択出来る「MINI Yours ソフトトップ」オプションは全グレードで選択可能‼

トランクは一部の幌がトランクスペースに収納されてしまうため、狭さを感じてしまいますが、第2世代から更にスッキリと収納されたアクティブロールオーバーにより、より広い後方視界を確保することが出来ています。

 

  グレード

クーパー・クーパーS・JCW(ジョンクーパーワークス)

 

 

評価が高くなりやすい装備やオプションランキング BEST10‼

装備オプションの評価が高くなりやすいものをランキングにしてみました。

お車を査定しているときに重要視している装備がランキングに現れております。

これからBMWミニの新車・中古車をご検討されている方、装備されているオプションを確認してからご購入されてみてはいかがでしょうか?

 

 1位 ナビゲーションパッケージ

 2位 レザーシートとシートヒーター

 3位 LEDヘッドライト(アダプティブ)

 4位 リアビューカメラ

 5位 コンフォートアクセスシステム

 6位 ドライビングアシスト(アクティブ・クルーズ・コントロール)

 7位 自動防眩ルームミラー付きETC車載器

 8位 HiFiサウンドスピーカーシステム

 9位 ステアリングホイール(マルチファンクション)

10位 MINIドライビングモード

番外編 ヘッドアップディスプレイ

 

1位 ナビゲーションパッケージ

 

純正ナビゲーションは、第3世代から大型(8.8インチディスプレー)ワイドモニタを備え、道案内や音楽再生だけではなく

電話や携帯電話をBluetooth接続したり、車両に関する様々な設定を行うなど、MINIを使いこなすためにかかせないナビゲーションシステムです。

グレードではワン・クーパー以外、ほとんど全車装着されているものですが、後付けでディーラーオプションとしても装着出来ません。

購入時には必須アイテムとして選択し、オススメ一押しアイテムです。

 

またインターフェイスを追加することで地デジTVやDVD再生、リアビューモニターとして楽しむ事もできます。

 

モデルグレード金額(税込)
3ドア / 5ドア(F56・55) ワン・クーパー ・クーパーD178,000円
クーパーS ・ クーパーSD ・JCW標準装備
コンバーチブル(F57)  クーパー

224,000円

※リアビューカメラ付

クーパーS ・JCW

標準装備

※リアビューカメラ無

 

【非装着の場合 約20万円DOWN!!】

 

 


2位 レザーシートとシートヒーター

MINI YOURS レザーラウンジ カーボンブラック

 

 

 

柔らかく上質な革を用いたレザーを使用し、こだわり抜いた製法でつくられたシート。

レザーシートのフロントにはヒーターが付き、側面にユニオン・ジャック柄のボタンがさりげなくおしゃれ‼

2種類の素材でユニオン・ジャックをモチーフに縫い込んだヘッドレストは、英国生まれの落ち着いた空間を演出しています。

走行中、コーナーを走り抜けるときのスポーティーなサイド・サポートでドライバーが満足して最適な状態で座れると思います。

コンバーチブルでは、ルーフをオープンするとレザーシートで目立ち、ヘッドレスト裏のユニオン・ジャックがMINI Yoursの目印‼

コンバーチブル・クーパーSは、クロス/レザーシートのため、差額の192,000円で装着出来ます。

 

モデルグレード金額(税込)
3ドア / 5ドア(F56/55) ワンなし

クーパー ・クーパーD

384,000円

クーパーS ・ クーパーSD

337,000円
コンバーチブル(F57)  クーパー

384,000円

クーパーS

192,000円

 

【約15〜20万円UP‼】

 

 

 

 

 

 

3位 LEDヘッドライト

 

 

LEDヘッドライトとLEDフロントフォグランプはONE・クーパー・クーパーDがオプションとなります。

ヘッドライトのメッキリングはボンネットに付いていて、ライト回り上部はデイライト、下部はクリアレンズのウィンカーオレンジライトとなります。(デイライトは常時点灯するものですが、モデル年式によっては点灯しないものもあります。)

 

モデルグレード金額(税込)
3ドア / 5ドア(F56/55)ワン ・クーパー ・ クーパーD 103,000円
クーパーS ・ クーパーSD ・JCW標準装備
コンバーチブル(F57)全グレード標準装備

 

【非装着の場合 5万円DOWN!!】

 

アダプティブヘッドライトは、ヘッドライト点灯中、車の進行方向に合わせてライト照射を自動調整してくれる装備です。

イメージとしては、ハンドルを左右に回転すると同時にライト照らしてくれるものでライトの内側が黒くなっているのが特徴です。

夜間走行や天候が悪いときなど、即反応し照らしてくれるので進行方向が明るいまま安全運転できます。

 

アダプティブ LEDヘッドライト

モデルグレード金額(税込)
3ドア / 5ドア(F56・55)ワン ・クーパー ・ クーパーD なし
クーパーS ・ クーパーSD ・ JCW27,000円
コンバーチブル(F57)クーパーなし
クーパーS ・JCW27,000円

 

【評価変わらず!!】

※現在アダプティブヘッドライト装備されている事でプラス査定評価繋がる事例がありませんが、使用用途でお付けすることをおすすめいたします。

 

4位 リアビューカメラ

 

リアビューカメラは便利なものではなく、あって当たり前ものとなってきました。

リアビューカメラとPDC(パークディスタンスコントロール)を装備すると、

センターディスプレイに後方の映像と車幅、進路のラインに加えて検知した障害物のマーカーが表示されます。

目と耳で確認が出来るので車を障害物にぶつけずに済むのでおすすめ装備です。

 

リアビューカメラ

モデルグレード金額(税込)
3ドア/5ドア(F56・55)全グレード全グレード

46,000円

ナビゲーション必要

 

リアビューカメラ+PDC(R)

モデルグレード金額(税込)
3ドア/5ドア(F56・55)全グレード93,000円
ナビゲーションが必要
コンバーチブルクーパー224,000円
ナビゲーションに含まれています
クーパーS

46,000円

 

【リアビューカメラ 約2~3万円UP!!】

【PDC(リア)付 約4~5万円UP‼】

 

5位 コンフォートアクセスシステム

 

ポケットやバックの中にキーを入れ、ドアハンドルに付いた黒いボタンを押すことでドアロックの開閉が出来ます。

そして、そのまま車内のSTARTボタンを押すだけでエンジン始動がOK!

わざわざキーを準備しなくて良い快適装備品です。

 

モデルグレード価格(税込)
3ドア/5ドア(F56・55)

ワン

※ワン以外はペッパーパッケージに含まれる

45,000円
コンバーチブル

クーパー/クーパーS
※ペッパーパッケージに含まれる

 92,000円
ペッパーパッケージの料金

 

【約3万円UP‼】

 

6位 ドライビングアシスト

ドライビングアシストは安全機能を備えています。

「衝突回避・被害軽減ブレーキアシスト」

常に前方をカメラで車間距離をモニターし、衝突が不可避と判断した場合にシステムが自動的にブレーキをかけて、前の車との衝突回避・被害軽減してくれます。

 

「前車接近警告機能(歩行者検知機能付)」

前方車両に接近しすぎたり衝突の危険が高まる警告し、歩行者検知機能はカメラが認識できる約10~60km/h時、歩行者との衝突の危険を警告し、衝突の手前でブレーキを作動させてくれます。

 

「アクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」

前方車両が遅く、車間距離が詰まってしまう場合、前方車両の速度に合わせ自動的に速度を調節します。

F55・F56・F57モデルのアクティブクルーズコントロールは時速30km以下になると自動的キャンセルされ、その機能は停止します。

時速30km以上でこの機能を設定すれば、アクセルもブレーキも踏まずに前の車に勝手についていきます。

万が一のことを考え、常にアクセル・ブレーキを踏める状態にしておきましょう。

 

グレード金額(税込)
3ドア / 5ドア(F56/55)※全グレード114,000円
コンバーチブル(F57)※全グレード114,000円

 

【約10万円UP‼】

 

 

 

ナビゲーションパッケージの追加オプションとして「VICS光/ITSスポット対応車載器(ETC機能付き)自動防眩ルームミラー」が用意されています。ナビゲーションパッケージ非装備車の場合は、同じ価格で「ETC車載器内蔵 自動防眩ルームミラー」となります。

 

モデルグレード金額(税込)
3ドア / 5ドア(F56・55)ワン・クーパー・クーパーD 69,000円
クーパーS・クーパーSD・JCW標準装備
コンバーチブル(F57)クーパー 69,000円
クーパーS・JCW 標準装備 

 

【2万円DOWN!!】

※ナビ連動式となる装備のため、非装着の場合のみマイナスとなります。

 

8位 HiFi ラウンドスピーカーシステム

 

 

 

harman/kardon(ハーマン・カードン)製オーディオシステム。デジタルマルチチャンネルアンプと合計10個の高性能スピーカーが追加され、位相特性を補正イコライジングするサラウンドモードによって、全てのシートに臨場感あふれるサウンドを実現。

スピーカー構成は、ツイーター5個、ミッドレンジウーファー5個、フロントシート下にセントラルバスウーファー2個となる。(最大出力は480W)音域が広がり、さらに車内を覆い囲むように配置されたスピーカーから極上のサウンドが響き渡ります。

 

グレード金額(税込)
3ドア(F56) / 5ドア(F55)※全グレード共通123,000円
コンバーチブル(F57)※全グレード共通 123,000円

 

【約6万円UP‼】

 

9位 ステアリングホイール

 

 

各モデルの標準装備は、クーパーとクーパーSは3本スポークのスポーツレザーステアリング。

ワンの標準装備はウレタン製2本スポークステアリング。

ジョンクーパーワークス(JCW)には、JCWレザーステアリング(マルチファンクションとクルーズコントロールとパドルシフト付き)となっています。

 

スポーツレザーステアリング

モデルグレード金額(税込)
3ドア / 5ドア(F56/55)ワン34,000円
 クーパー、クーパーD、クーパーS、クーパーSD標準
JCW標準
コンバーチブル(F57)クーパー、クーパーS標準
JCW標準

 

マルチファンクションステアリング(クルーズコントロール含む)

モデルグレード金額(税込)
3ドア / 5ドア(F56/55)全グレード(JCW除く)48,000円
コンバーチブル(F57)全グレード(JCW除く)48,000円

 

JCWレザーステアリング(スポーツオートマチック含む)

モデルグレード金額(税込)
3ドア / 5ドア(F56/55)ワン、クーパー、クーパーDなし

クーパーS、クーパーSD

75,000円
JCW標準

 

MINI YOURS スポーツレザーステアリング

モデルグレード金額(税込)
3ドア / 5ドア(F56/55)全グレード(ワン/JCW除く)60,000円

コンバーチブル(F57)

全グレード(JCW除く)60,000円

 

【それぞれ1~3万円UP‼】

 

10位 ドライビングモード(DM)

 

第3世代から設定されたドライビングモードは、3パターンのSPORT(スポーツ)、MID(ミッド)、GREEN(グリーン)があります。

標準MIDからSPORTとGREENに走行中でも切り替えができ、状況に合わせたドライブ体感を楽しめることでしょう。

 

モデルグレード金額(税込)
3ドア / 5ドア(F56/55)ワン、クーパー、クーパーD29,000円
クーパーS、クーパーSD44,000円
JCW 標準装備
コンバーチブル(F57)クーパー 29,000円
クーパーS  44,000円
JCW  標準装備

                                     

【約2万円UP‼】

 

ヘッドアップディスプレイ

ヘッドアップディスプレイ(HUD)は、運転席前のダッシュボードから上下してスピードメーターやナビゲーション、オーディオなど情報を表示するクリアディスプレイ。

運転手の正面視界に表示されるスピードメーターは見やすくなり、ナビは目的地設定すると矢印でアナウンス表示されます。

マルチファンクション・ステアリングスイッチでオーディオ選曲や音量も目移りせず運転することができます。

 

モデルグレード金額(税込)
3ドア / 5ドア(F56/55)ワン、クーパー、クーパーS58,000円
JCW標準装備
コンバーチブル(F57)クーパー、クーパーS58,000円
JCW  標準装備

 

【約2万円UP!!】

 

 

 

オプション選びのコツ

予算との兼ね合いで、装着するかしないかで悩むオプションがあります。

そういった場合は、そのオプションが納車後に後付け出来るか出来ないかで、判断することをお勧めします。

後付け可能なオプションならば、オーダー時に無理に付ける必要はありません。

納車後に、本当に必要と感じたら装着すればよいと思います。

後付け可能かどうかは、契約前にディーラーで確認しておきましょう。

注意しておきたいのは、後付けは「パーツ代+取付け工賃」がかかることで後付けができても、工賃を含めると大幅に割高になってしまう場合があるので、その点を含めて検討していきたいですね。

 

愛車の装備品を使いこなす価値あり

各種、オプションパーツには金額価値のあるものあるものばかり!

何となくあったらいいなっと思ったものでも、1つ1つのパーツを理解していれば必要に応じて使いこなしているうちに運転して楽しいと思います。更に自分自身のお車の価値観を認知しておれば、今後のお乗り換えのときに役に立ち、査定金額にも納得行く交渉ができることになるでしょう。

 

さぁ、愛車MINIを乗ってカーライフをenjoyしましょう‼


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2017.04.29公開 / 2020.03.10更新

もう人気が無いなんて言わせない!ミニクーパーペースマン(R61)の魅力について徹底解剖!

武藤ヘッダー

 

クロスオーバーをベースに、4人乗り2ドアクーペとしてデビューしたものの、使い勝手ではクロスオーバーに、ミニらしいコンパクトさでは3ドアハッチバックに軍配が上がり、双方の陰に隠れてしまっていた不遇のミニ。そのモデルの名前は「ペースマン」。

 

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「先を行く者」という意味で付けられたこのネーミングのせいか、時代を先取りし過ぎた(!?)このモデルについて

この機会に徹底解剖しその魅力に迫ってみようと思います。

 

ペースマンとは

 

2013年、MINIのラインナップに7番目のモデルとしてデビューした4人乗り2ドアクーペ「MINI PACEMAN」。基本的なボディは、2011年にデビューしていたクロスオーバーをベースとし、後方にかけてスムーズに傾斜したルーフラインと、逆に後方にかけて上昇するショルダーラインが特徴。エレガントで美しいクーペラインが表現されています。

 

 

 

また、ミニ初となる横長の大型テールライトもミニペースマンの特徴のひとつ。クロスオーバーから設定された3ナンバーの普通車サイズのミニでありながら、室内空間を贅沢に使用した4人乗りのみの設定で、ラグジュアリー路線のミニという全く新しいコンセプトとしてデビューしました。

今考えてみると、2015年に発表された新型クラブマン(F54)は、ミニペースマン(R61)のコンセプトやデザインを継承したモデルなのかもしれません。

その洗練されたフォルム、デザイン、コンセプトは玄人好みとも言われており、第34回(2013-2014)日本カーオブザイヤーでは、栄えある10ベストカーに選出!実はミニの全モデルの中で日本カーオブザイヤーでベスト10入りしたのはペースマンだけ。すごいぞ、ペースマン!

 

クロスオーバーとの比較

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やはり比較されてしまうのは兄弟?兄貴分?のミニクロスオーバー。

 

そもそもクロスオーバーが発表された2011年当初「3ナンバーのミニなんてミニじゃない」「大きすぎる」と大きくなりすぎたミニには賛否両論の意見が飛び交っていましたが、5ドアの使い勝手の良さや、ミニ初の5人乗りとして徐々に人気が出始めました。そんな時、2年遅れで発表されたのがペースマン。

5ドアのクロスオーバー人気が最高潮のタイミングで、2ドアのペースマン・・・。順番が逆ならもっと注目されていたのでしょうか???

デビューしたばかりのペースマンの車輌本体価格は、当時のクロスオーバーよりも約10万円程高い設定。とにかく贅沢でラグジュアリーなミニだった為、新車販売時にそのデザインや佇まいにビビッ!ときた方でないと、なかなか選ばれにくいモデルでもありました。

 

P90154961_highRes_the-new-mini-country

 

ボディサイズは

ミニクーパーペースマン

全長/4120mm

全幅/1785mm

全高/1530mm

 

ミニクーパークロスオーバー

全長/4105mm

全幅/1790mm

全高/1550mm

 

と然程、大きな違いは有りません。しかし注目すべきはドアのサイズ。

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ほぼ同全長のボディでありながら、2ドアになった分、後部座席への乗り込みを考慮した大きなドアにより乗り込み口が大きく開口。クロスオーバーのフロントドア幅が約100cmになのに対し、ペースマンのドア幅は約135cm!

ゆったりとしたラウンジ空間へ、ゆとりある乗り降りが可能となっています。

 

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また、ドアの枚数が減ったことでボディ剛性はクロスオーバーよりも強く、高速走行時の安定感がアップ。

 

IMG_0258 (750x500)

 

オプションではスポーツサスペンション、スポーツシート、スポーツレザーステアリングを全グレードで標準装備。(クロスオーバーは追加オプション) 他にもJCW以外の純正19インチアルミホイールがペースマン専用オプションとして用意されているなど、デザインや室内空間だけでなく、走りにもこだわったモデルとなっています。

 

ペースマンのメリット

贅沢空間“ラウンジコンセプト”

MINI Paceman

 

R61茶 – Spherical Image – RICOH THETA

 

ペースマン一番の特徴ともいえるがやはりリアシートの広々とした室内空間。

BMW初となるラウンジコンセプトの採用により、大人4人がゆったり座れる後部座席はまるで空港やホテルのラウンジを思わせるような、贅沢なくつろぎ空間が広がっています。ここでまた比較に出しますが、クロスオーバーは5人乗りではあるものの、170cm以上の大人が後部座席に3人座れば「ゆったり広々」とはとても言い難いものがあります。

クロスオーバーに4人で乗るって?ゆったり4人で乗るなら断然ペースマンですよ!

 

第2世代でセンターメーター埋込み型の純正ナビ!?

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純正の埋め込み型ナビといえば、第3世代から設定されたナビゲーションパッケージが思い浮かびますが、実は第2世代のミニクロスオーバーとミニペースマンでも、純正埋め込み型ナビが存在しています。

これは既にメーカーオプションとして登場していたMINIビジュアルブーストを応用したもので、センターパネル位置にcarrozzeria製のナビゲーション画面を映し出すといったものになります。

ビジュアルブースト画面からナビ画面に切替後は、タッチパネルでの操作が可能な他、地デジのテレビ視聴も可能!

詳しくはこちらのブログにまとめてあるのでご覧下さい。

 

見た目は新型!?使い勝手はそれ以上!ミニクロスオーバー(R60)の最強オプション!

 

 

中古車の価格が落ち着いてきている!

 

発売当初はクロスオーバーより10万円高く、ミニの中で最も高額で最も贅沢なモデルでしたが

発売開始から4年たった今、最初の車検を迎える or 更新したペースマンが出てきており、価格もお求め安い価格に落ち着いてきました。

例えば、同じ2013年式でグレードがクーパー、A/T車で走行距離2万キロ以下の場合の、

第2世代3ドアハッチバック(R56)ペースマン(R61)クロスオーバー(R60)を比較してみると

 

 新車販売価格中古車価格相場
R562,329,000円150~180万円
R613,250,000円160~190万円
R603,120,000円170~200万円

 

とこんな感じ!R56で検討されていた方は、同じ2ドアで4人乗りなら、ご予算をちょい足しして贅沢なペースマンに!なんてことも全然アリじゃないですか?

また、新車購入時に贅沢プライスがネックでペースマンを迷われていた方も、この価格なら・・・?

 

まさに今が狙い目ですよ。

 

 

こんな方にお勧め!

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正直、ペースマンがiRに入庫して実車を確認するまでは「どんな人がこのクルマを選ぶのか」あまり想像できませんでしたが、今回を徹底分析してみたことで幅広いお客様のニーズに応えられるモデルであることが見えてきました。

例えば・・・

 

3ドアハッチバック(R56)を検討されている方

この価格差なら候補に入れても良いのでは?駐車場や道路のサイズに無理がなければ!

 

3ドアハッチバック(R56)、初代クラブマン(R55)から乗換えを検討されている方

もともと2ドアで乗られていた方なら不自由なく乗れるはず!むしろ乗り降りはスムーズに!

 

普段2ドアにお乗りで不便で無い方

ミニ以外の2ドアにお乗りの方も、普段2人でしか乗らないという方も!

 

ミニらしいスポーティーな走りを求めている方

スポーティーな装備が標準装備なので、ミニらしい走りを体感するならペースマンもオススメです!

 

人と違うミニに乗りたい方

せっかくミニに乗るんなら、人と被らない個性派ペースマン!

 

 

最後に

 

というわけで今回はミニの中の異端モデル、ペースマンにスポットを当ててみました。

 

新車販売が終了した今、「先を行く人」ペースマンのペースにやっと追いつけた気がします。

ミニの中で最も贅沢で、最も洗練されたデザインのミニ。

今あえてのペースマンがイチオシです。

 

iRは今後、魅力的な個性派モデルMINIペースマンを積極的に買取&販売していきます。

こんなペースマンが欲しい!というリクエストや、大切に乗られたペースマンの買取・査定も受付中なので

まずはお気軽にご連絡下さい!