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2020.08.23公開 / 2020.08.23更新

MINI史上最速のJCW GPが早速入庫!ミニ専門店の目線でマニアックに解説してみます!

 

昨今のミニの話題の中でも特に注目を集めたニュースが、MINIジョンクーパーワークスGPの登場ではないでしょうか。コンセプトモデルの登場から2年も経ってからの市販化という事で、GPの登場を待ち望んでいたファンも多いと思います。

昨年に日本国内限定240台が受注開始となりましたが、抽選に通った運のいいオーナーのもとへ2020年の6月頃から納車が始まったようです。まだほとんど目にする機会のない特別なモデルだけに「街で出会えたらラッキーだな」「iRでも中古車として入ってこないかなぁ」なんて考えていた矢先・・・

 

 

なんと、自動車販売業者向けオークションで中古車市場に出現!!
iRで買い付けることができてしまいました!まさか240台限定モデルが、こんなにも早くiRへやってくるなんて!

早速ブログで紹介しようと思いますが、多数のメディアに試乗レポートや紹介記事が出ている中で、一般的なスペックの紹介をしても今さら感がぬぐえませんので、今回は普通のメディアでは取り上げないミニ専門店ならではのマニアックな目線でMINIジョンクーパーワークスGPの詳細をお伝えしたいと思います!

 

関連ブログ:MINI史上最速最強のF56JCW GPはここが進化した!

 

 

ジョンクーパーワークスGP(F56)の特徴

先ずは、GPを詳しく知らない方のために、モデルの概要から紹介したいと思います。

 

公道を走行可能な英国ブランド車として最速のモデル

ニュルブルクリンク北コースで先代モデルよりも約30秒早い8分以下のタイムを記録

モータースポーツの技術を広範に使用

最高出力306PS、最大トルク450Nmにより、0-100km/hは5.2秒を実現

全世界限定3,000台の限定生産、日本へは限定240台を導入

(BMW Group PressClub Japanより)

 

 

F56JCW GPの主な特別装備

  • 最高出力306PS (225kW)、最大トルク450Nmを発揮する高性能エンジン
  • トルセンLSD搭載の8速スポーツ・オートマチック・トランスミッション
  • 軽量鍛造18インチ ホイール及び、225/35スポーツタイヤ
  • 専用サスペンションとキャンバー角の最適設定化
  • スポーツ・ブレーキ・システム
  • ボディ・カラー「レーシング・グレー・メタリック」
  • カーボン製ホイール・アーチ・カバー
  • 専用リア・スポイラー
  • 専用デジタル・メーター・クラスター

 

 

【スペック表/ノーマルJCWとの比較】

 

ジョンクーパーワークスGP(F56)ジョンクーパーワークス(F56)
全長388cm387cm
全幅176cm172cm
全高142cm143cm
排気量1,998cc1,998cc
最高出力306ps231ps
最大トルク45.89kg-m32.63kg-m

※ボディサイズは車検証記載の数値

 

ベースモデルとなるJCWより最高出力を75PS(55kW)アップさせ最高出力306PS (225kW)、最大トルク450Nmを発生。2リッターエンジンとは思えないほどのパワーです。FFで300馬力以上のパワーを受け止めきれるのか!?と思ってしまいますが、トレッドの拡大やエアロパーツ、サスペンションやブレーキの強化、LSDの装着など、強大なパワーを受け止めるためトータルで専用のチューニングが施されています。

 

個人的に着目したいのはLSDの採用でしょうか。ノーマルJCWはどうしてもオープンデフとDTC(ダイナミックトラクションコントロール)の組み合わせなので、サーキットでインリフトするような限界領域では内側が掻いてしまうケースがあったのですが、LSDのおかげで更なるトラクションUPが期待できます!

完全にサーキット走行を視野に入れているあたり、GPは中途半端なパワーアップモデルとは訳が違いますね!

 

では、実車をみながら特徴を紹介してみたいと思います!

 

外装の特徴

威圧感あるフロント周り!

 

ボディカラーはGP専用となる『レーシンググレーメタリック』。カラーは全くの新色ですが、色合いは過去のGPモデルのイメージを踏襲しています。

写真の奥に見えるのが先代(R56)のジョンクーパーワークスGP。こちらのカラーは『サンダーグレー』。

見比べると新型のレーシンググレーが明るい色合いに見えるかと思いますが、見る角度によっても色合いが変化します。

 

 

チリレッドで塗られているフロントバンパーはかなり張り出しの強い形状。一見すると通常モデルのバンパーを赤くしただけに見えますが、内側の形状がスムージングされており、空力を考えられていることがわかります。

左右のスプリッターも、オプションのJCWエアロアップグレードキットに近い形状ですが、フェンダーに合わせて大型化されています。

 

グリル内側のバンパー部分も通常モデルではブラックの「つるん」とした形状ですが、GPではハニカム構造のメッシュが全面に広がったデザインになっています。

 

 

 

ボンネットダクトやエンブレムもブラックに変更され、通常モデルではメッキのフロントグリルやヘッドライトリングもGPではブラックで統一されています。

ボディカラーも近くで見るとメタリックの粒子が大きく、立体感を感じるほどに深みある色合いです。

 

 

バンパーの左側にはダクトが空いており、オイルクーラーが設置されています。

このオイルクーラー、通常グレードのJCWにも搭載されていたパーツですが、LIC(マイナーチェンジ)にあわせて廃止されていました。しかし、GPでは復活しておりパワーアップに合わせてクーリング性能も向上しています!

 

リア周りもエアロデバイス多数!

 

  

 

デカいです。とにかくデカく、ひと際目を引くリアウィング。大きく左右へ張り出しており、かなりの威圧感です。

内側がチリレッドに塗り分けられているあたりは、専用品だけあってかなり凝った作りですね。写真だと分かりにくいですが、上側にはガーニーフラップまでついています。見た目のインパクト以上に、空力に考慮した形状となっていますね。

 

 

テールライトはLCI後のユニオンジャックデザイン。ですが、通常モデルと違いレンズ自体もブラック(スモーク)デザインに変わっています。

 

 

エキゾーストパイプも通常モデルとは形状が異なるステンレス製。デザイン自体はシンプルで、あえて斜めの切り上げやカーボン等の派手なフィニッシャーを付けず、ストレート形状のステンレスパイプとしているあたりはレーシングカーらしい無骨さを感じるデザインです。

リアバンパーもGPの専用形状。先代(R56)のGPではディフューザー(アップスイープ)が搭載されていましたが、F56のGPのバンパーを下から覗いてみると・・・、

 

 

フロアからつながるディフューザーは装備されていませんでした。F系になり大型化したマフラーのタイコ部分をかわすためでしょうか。先代(R56)GP用のディフューザーはノーマルモデルに後付けするケースが多かった人気パーツだけに、個人的にリアディフューザーの形状は気になっていたのですが、ここは少し残念です。

ただ、F56はR56に比べてアンダーパネルが多く配置されたフラットなフロア形成がされているので、空力特性自体はR56よりも向上してます。

 

カーボン製のフェンダーを装備!

 

GPで一番目を引くパーツはこの大きく張り出したフェンダーではないでしょうか。

カーボンファイバーを使用し、ハンドメイドで成型とのこと。繊維の形がそのまま見えるデザインですが、うっすらとグリルと同じハニカムデザインが入っています。

大きく書かれている「0316」という数字は個体ごとに割り振られたシリアルナンバー。316/3000という事で、こちらの車両は比較的若い個体だという事がわかります。

 

さて、この大型のフェンダーですが、スムージングされおらず上から被せたような形状をしています。中を覗いてみると・・・、

 

 

 

 

フェンダーの内側はフィンのような形状になっていました(実際に空気が通る穴が開いているわけではありません)。

この隙間を見て、ついつい「洗車するとき大変そうだなぁ」なんて考えてしまいました、笑

BMWのMモデルのようなブリスターフェンダーとせず、あえて上から張りつけたオーバーフェンダーとしたのはカーボンを生かした軽量化の意味合いが強いと思われます。

 

足回りもGP専用装備!

 

ホイールもGP専用の18インチ「JCW GPスポーク2トーン」。過去のGPモデルのデザインを踏襲しながらも、スポークはかなり薄く作られています。それもそのはず、こちらのホイールは軽量&高剛性な鍛造ホイール

タイヤはハンコック製のハイグリップタイヤを装着。拡大されたフェンダーアーチ分だけ幅広のタイヤを履いており、タイヤサイズは225/35R18。3ドアのボディサイズで225幅のタイヤは相当グリップしそうですね。ただ、ハイグリップのスポーツタイヤだけあって、溝は浅め。ストリートで使用すると直ぐに無くなりそうなタイヤですw

サスペンションはノーマルJCWから10mmダウン。先代のGPは純正で車高調が装備されていましたが、新型に車高調整機能はなく、アライメントの適正化が図られているとの事。

 

 

ブレーキキャリパーもノーマルのJCWより大型化されています。

ただ、ローターがプレーンなのは意外でした。てっきりJCW proブレーキシステムキットのドリルド&スリットローターが装備されると思っていましたが、パッドとのマッチングでしょうか?

 

内装の特徴

F56jcw GP レーシンググレー – Spherical Image – RICOH THETA

 

 

インテリアの雰囲気はベースモデルと大きく変わりませんが、やはり室内もGPの専用装備が多数!

 

 

 

 

GP専用デザインのダイナミカレザーコンビネーションスポーツシート(ビニール被せたままですみません)が装備されるほか、金属性シフトパドル、助手席周りのインテリア・トリム・ストリップなどの3Dプリンターによる成形で作られた専用パーツが特徴です。

トリム・ストリップにはフェンダーと同じシリアル・ナンバーが刻印されます。

 

 

そして一番目を引くのは、コックピット目の前に鎮座するデジタルメータークラスター

デジタルメーターは、マイナーチェンジ後のクロスオーバー(F60)や、日本未導入のクーパーSEにも搭載されますが、こちらは「GP」のロゴが入る特別仕様です!

センターメーターのイメージが強かったミニ。F系でセンターメーターが廃止され賛否ありましたが、ついにメーターもデジタル表示に。これだけでも室内空間がかなり先進的なイメージに変わります。

ちなみにこちらの車両の走行距離はわずか21㎞!オークションから中古車として仕入れていますが、実質は登録済み未使用車ですね。

 

 

 

メーターの中央にはデジタル表示のスピードメーターが見やすく表示されるほか、ナビゲーションの方向指示や半ドア時のワーニングも大きく表示してくれます。

 

 

ちなみにこのメーター、実車を見るまで表示はすべて液晶かと思っていましたが、よくよく見るとアナログメーターが内部に配置されており、針を光らせて表示させる作りになっていました。

 

トリップのリセットボタンが見当たらないなぁと思って探していたら、左上にボタンがありました。

 

 

シフトは8速ATを採用。残念ながらMTは採用されませんでした。DCTでもなくATが採用された理由は、強大なトルクにミッションがATじゃないと耐えられないから、との事。有り余るパワーを受け止め、耐久性にも考慮しているあたりはメーカーコンプリートカーならではですね。

 

エンジンマウント&ミッションマウントも変更されており、そのぶん変速ショックは大きめです。停止状態でシフトを試してみましたが、はっきりと音と振動が伝わってくるので、これだけでもスポーツマインドをかき立てられます!

 

 

最新のマシンですが、思わぬところにローバーミニとの共通点がありました。

驚いたことに、ドアにはサイドミラーの電動格納ボタンがありません。これだけ高額なモデルにもかかわらず、なんとミラーは手動です。ここも軽量化かな?

そういえば、過去に一度だけ海外仕様(左ハンドル)の5ドアハッチバック(F55)を仕入れたことがありましたが、その車もミラーは手動でした。狭い日本と違い、海外ではミラーをたたむ必要がないのかもしれませんね。

 

 

こちらはセンターディスプレイのメインメニュー。これを見て違いに気が付いた方はMINIオーナーか相当コアなファンだと思いますが、メニューのデザインが少し変更されていました。

ナビの機能自体は既存のタッチパネル対応ナビと共通ですが、どうやらLCI後のクロスオーバーと同一のデザインのようです。クロスオーバーもデジタルメーターが搭載されるので、ナビのソフトウェアが共通なのだと思われます。

 

 

AppleCarPlayにも対応しています。アームレストの中でスマホのワイヤレス充電も可能です。

さらにこちらの車両は追加オプションのリアビューカメラもついていました。

 

後部座席はありません!GPのトランクルーム

 

 

後部座席は無く、フロントのみの2シーターとなるのもGPの特徴。赤いシートベルトやクロスバー(タワーバー)も歴代モデルから踏襲しています。クロスバーは先代モデルと比べてかなり太いサイズになりました。これだけで剛性はかなり上がっていそうです。物干し竿みたいと言われていたこちらのパーツですが、これだけ太いとハンガーは掛けられそうにありませんね、笑

取り付け部分もリアスピーカーに一体化されたデザインになっており「取って付けた感」は一切ないとても洗練された印象です。

 

また、先代ではラゲッジスペース下部に小さい収納スペースがありましたが、こちらは新型では廃止されています。ラゲッジスペースのサイドには「GP」のロゴが内張りのシボをなくすことで描かれています。ディテールにもこだわっていますね!

 

エンジンルーム

 

最高出力306PSを発生するGPのエンジン!

吸排気のチューニングだけにとどまらず、なんとクランクシャフトやベアリング、ピスント、コンロッドなど、エンジンの内部まで手が入っています!

プーリーも軽量化され、オイルパンはコーナリング時のオイル偏りを防止する形状へ変更されるなど、完全にサーキット走行を意識しています。

 

 

エンジンは今時のクルマらしくカバーで覆われており、その姿を直接見ることはできません。ですが、カバー自体もGPの専用デザインが施されており、特別なモデルであることは一目みて伝わると思います。

 

 

派手なエンジンカバーについつい目が行ってしまいますが、エアインテークダクトも専用形状となっています。ノーマルモデルより立体的な形状となっており、内部を広げて吸入空気量が増えるように設計されているようです。

 

 

エアクリーナーボックスも大型化されており、ノーマルのJCWと比べてかなり膨らんだ形状をしています。

エアクリーナーむき出しタイプではなく、ボックス形状のままで吸気効率を高めているあたりは、流石メーカー直系のチューニングマシンといった感じでしょうか。

 

 

先代と同じく、ボディ剛性を上げるフロントストラットのタワーバーも取り付けられています。デザインは先代よりもかなりシンプルになりましたね。一見するとクラブマン(F54)やクロスオーバー(F60)に装着されている四角いタワーバーの流用かと思いましたが、よく見たらオーバル(楕円)形状になっており、GP専用品であることがわかります。

 

先代のR56ジョンクーパーワークスGPと比較してみる

日本国内の割り当て台数も限られており、かなりの希少モデルと言えるGPですが、ここで先代のR56JCWGPとの共通点や違いを見てみたいと思います。

 

R56JCW GP (2013年)

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先代のGPは、2013年に世界2000台限定で販売されました。その内日本への割り当ては200台。カタログモデルのJCWをベースに専用チューニングが施され、最高出力は218PSにまで高められています。

フロント周りはチリレッドの配色や専用ステッカーこそ追加されますが、ノーマルJCWから大きな違いはありません。しかし、リアに装備されるドライカーボン製大型リアスポイラーやディフューザーなど、専用のエアロパーツで武装され、内装もリアシートが廃されタワーバーが装備されているため、2シーターとなり乗車定員は2名しか乗れません。

 

【歴代GPモデルの共通点】

  • ツーシーター化
  • 専用エアロパーツ
  • エンジンのパワーアップ
  • サスペンションの変更
  • ブレーキの大型化

 

 

【新型F56GPと先代R56GPの違い】

 

F56JCW GPR56JCW GP

販売台数(日本)

240台200台
全長388cm(+1)377cm(+6)
全幅176cm(+4)168cm(±0)
全高142cm(-1)142cm(-1)
排気量1,998cc1,598cc
最高出力306ps218ps
トルク45.89kg-m26.5kg-m

※()内はノーマルJCW比/ボディサイズは車検証数値

 

コンセプトはどちらもサーキット走行を前提としたスポーツモデルのGPですが、新型はパワーアップの度合いが圧倒的です。ベースモデルに比べて+75ps!ここまで大幅なパワーアップされたのは今回が初めてです。まさか300psを超えてしまうとは!

 

また、新型GPでは、ボディサイズまで変更されることも大きいポイントですね。全長はリアディフューザーが装備される先代もベースモデルから大きくなっていますが、新型ではパワーを受け止めるためにオーバーフェンダーを装着してトレッドを拡大。更に225/35サイズのタイヤを装着。

 

更に駆動系にもチューニングが入り、LSDとスポーツATが組み合わされ、エンジンマウントやミッションマウントまで硬度がUPした専用品に交換されます。通常、乗り心地が悪化するパーツをメーカーが標準装着するケースは少ないので、ここまで過激なチューニングをしたマシンが市販車として買えるのはジョンクーパーワークスGPだけだと思います。

また、これだけのマシンがMINI正規ディーラーで点検を受けられる安心感も大きいですね!

 

ただいまiRでは合計3台のJCW GPを同時に在庫中!

現在iRでは、2代目(R56)GPを2台、新型(F56)GPを1台在庫中です。

恐らくこれだけのGPを同時に見れる機会はもう無いと思います!!

 

2020y F56JCW GP レーシンググレー A/T 21km

 

2013y R56JCW GP サンダーグレー M/T 22,000km

 

2013y R56JCW GP サンダーグレー M/T 7,000km

 

2代目モデルは5ナンバーサイズのコンパクトボディと、6MTの組み合わせ。自在に操る楽しさを味わうのであればMTモデルもアリですね!

新型GPは7月にオープンしたiR yokohamaにて絶賛展示&販売中です!

希少モデルですので、是非この機会をお見逃しなく!!

 

 

第3世代(F56)の在庫一覧はこちら

 

第2世代(R56)の在庫一覧はこちら

 

 

【関連ブログ】

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2019.11.22公開 / 2020.03.10更新

MINI史上最速最強のF56JCW GPはここが進化した!

 

2019年11月20日水曜日。この日、MINIからある特別な限定車が公式発表されました。

皆さんお待ちかね。そうです、MINI John Cooper Works GPです!

2017年9月にコンセプトビジュアルが発表されてから2年間。(・・・にねんかん!?)

こんなに心待ちにしたのは久しぶりです。

 

 

公道を走行可能な英国ブランド車として最速のモデル

ニュルブルクリンク北コースで先代モデルよりも約30秒早い8分以下のタイムを記録

モータースポーツの技術を広範に使用

最高出力306PS、最大トルク450Nmにより、0-100km/hは5.2秒を実現

全世界限定3,000台の限定生産、日本へは限定240台を導入

(BMW Group PressClub Japanより

 

ついに最高出力は300PS超え・・・今までのミニとは一線を画すモデルであることに間違いなさそうです。

今回は、公式発表されたばかりのMINI John Cooper Works GP(以下 F56JCW GP)について掘り下げてみましょう。

 

 

最新のGPギャラリー

 

まずはF56JCW GPの唯一無二ともいえるフォルムとディテールデザインををじっくりと堪能していきましょう。

 

 

ボディカラーは、今回新たに専用開発された「レーシンググレー」を採用。見る角度によりライトグレーからブルーバイオレットへと移り変わることで、力強さと深みを感じさせます。ルーフとミラーキャップにはF54クラブマンや一部の限定車に設定されていたメルティングシルバーをセレクト。ミニ特有の2トーンデザインを用いつつ、ホワイトルーフのポップさや、ブラックルーフのダークな印象とは異なる、シャープな印象に仕上がっています。

 

 

 

ボディサイドに装備された前後のホイールアーチカバーは、軽量素材であるカーボンファイバーを使用し、ハンドメイドで成型。

あえて繊維の編込みが見えるラフなデザインにすることで無骨さが強調されています。

 

 

ホイールは歴代GPに設定されていたGP専用ホイールのデザインを踏襲しつつ、軽量化されたことが一目でわかるほど軽やかで合理的なデザインに進化しています。

 

 

 

 

 

今回のF56JCW GPで最大の特徴とも言えるのが大型のリアスポイラー。フロントスタイルから見えるほど大きく張り出したスポーティなスポイラーは、全体のスタイリングを形成しつつ、最大限のエアロ・ダイナミクスを実現。

インナーに施されたレッドの差し色が個性的なフォルムを更に際立たせています。

 

 

コンセプトビジュアルから大きく変更になったのがフロントグリル。

コンセプトモデルはハニカム構造のメッシュグリルを部分的に赤くペイントしたようなデザインでしたが、

こちらの方が直線的なデザインが攻撃的な印象となり、結果的に今回のF56JCW GPにしっくりハマっているように見えます。

 

 

 

 

 

内装は、JCW GPの名に相応しく、レーシングスタイルを採用する為、先代モデル同様リアシートを取っ払い、クロスバーのみを装着することで、本格的なレースの雰囲気を演出。ダーク・カラーで統一された内装に、所々アクセントとして装備されているハイクオリティなパーツや、エクステリアに合わせたレッドをシートベルトやクロスバーに置くことで、スポーティさと上質さを融合させた贅沢な空間となっている。

 

 

F56JCW GPに搭載される2リッター4気筒エンジンは、F56JCWに搭載のエンジンをベースに改良を加え、サーキット走行において最高のパフォーマンを発揮する最新のMINIツインパワーターボエンジンへと進化しました。エンジンに、クランクシャフトやベアリング、ピスント、コネクティング・ロッド、バイブレーション・ダンパーを最適化。さらに、オイル供給やクーリング・システムを最適化することにより、最高出力を75PS(55kW)高め、最高出力306PS (225kW)、450Nmの最大トルクを1,750rmpで発揮。

 

大型リアディフューザーの中央から目を引くように配置されたクラシックなステンレス製ダブルテールパイプ。

情熱的な力強いサウンドを奏でる、スポーツ・エギゾースト・システムを搭載。

 

F56JCW GPの主な特別装備

 

 

最高出力306PS (225kW)、最大トルク450Nmを発揮する高性能エンジン

トルセンLSD搭載の8速スポーツ・オートマチック・トランスミッション

軽量鍛造18インチ ホイール及び、225/35スポーツタイヤ

専用サスペンションとキャンバー角の最適設定化

スポーツ・ブレーキ・システム

ボディ・カラー「レーシング・グレー・メタリック」

カーボン製ホイール・アーチ・カバー

専用リア・スポイラー

専用デジタル・メーター・クラスター

 

歴代GPまとめ

ここで、これまでに発表された【GP】の名のつく特別なモデルをおさらいしていきましょう。

 

R53JCW GP kit (2006年)

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BMWミニで初めてJCWの名前がついた限定モデルが「JCW GPキット」。キットという名前が示すとおり、第一世代では最高グレードだったミニクーパーSに専用チューニングを施こす形で登場しました。最高出力218psを発揮するメーカー系コンプリートカーと言える存在です。またエンジン出力UPだけでなく、軽量化の為にリヤシートも取り外され、ドアミラーは手動になっていることも特徴です。世界で2000台が販売され日本には160台が導入されました。

 

R56JCW GP (2013年)

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2013年に世界2000台限定で販売されたのが「ジョン・クーパー・ワークスGP」です。カタログモデルのJCWをベースに専用チューニングが施され、最高出力は218PSにまで高められています。

第1世代の「ジョン・クーパー・ワークスGPキット」に近いコンセプトで開発されており、特徴はなんと言ってもドライカーボン製大型リアスポイラーとディフューザー、そして専用デザインのホイール。一目でGPだと分かるデザインが採用されています。リアシートを取っ払ってタワーバーが装備されているため、2シーターとなり乗車定員は2名しか乗れません。日本では200台が販売されました。

 

F56JCW GP (2019年)

そして今回発表された最新のF56JCW GPです。

 

比較してみると、その違いは歴然。

今回のGPは特にノーマルモデルに無い専用のエクステリアを多く装備しているので、特別感が一層増しています。

これ、市販していいんですかね?笑

 

歴代3ドアハッチバックのGPとJCWのスペック比較表

 

 

F56JCW GPF56JCWR56JCW GPR56JCWR53JCW GPkit

限定販売台数(日本)

240台200台160台
全長(mm)3,8743,7753,7153,655
全幅(mm)1,7271,6851,6851,690
全高(mm)1,4141,4201,4301,455
排気量1,998cc1,998cc1,598cc1,598cc1,598cc
最高出力306ps231ps218ps 211ps218ps
トルク45.89kg-m32.63kg-m26.5kg-m26.5kg-m25.5kg-m
新車価格5,760,000円3,980,000円4,600,000円3,630,000円3,950,000円

 

F56JCW GPに搭載される直列4気筒MINIツインパワー・ターボ・エンジンは、ベースモデルとなるF56JCWより最高出力を75PS(55kW)アップさせ最高出力306PS (225kW)、最大トルク450Nmを発揮。さらに、ドライビングダイナミクスを最適化することにより、0-100km/hは、僅か5.2秒を実現しています。

 

過去に新車販売されたR53JCW GPkitとR56JCW GPは、どちらも正式発表前に予約段階で売り切れたとか・・・日本での販売台数はR56JCW GPに比べ40台増と多少余裕が出たようにも見えますが、すでに受注枠は埋まっている可能性も!?

 

iRではR56JCW GPを2台在庫中!

現在iRでは、2代目GPこと、R56JCW GPを2台在庫中です。

実はR56JCW GPをはじめてiRで在庫したのは2019年の2月。そこから本日まで合計5人のお客様へR56JCW GPを販売させて頂きました。どれも在庫車両として公開してからは、数週間で売り切れになるほどの人気。

また、現在在庫中のR56JCW GPはどちらも走行距離4桁の低走行車両!

ミニらしいコンパクトなサイズ感と、キビキビとしたヤンチャな走りがお好きな方には2代目R56JCW GPがオススメですよ!

 

2013y R56JCW GP サンダーグレー M/T 8,000km

 

2013y R56JCW GP サンダーグレー M/T 7,000km

 

第3世代(F56)の在庫一覧はこちら

 

第2世代(R56)の在庫一覧はこちら

 

「通常のミニに飽きてしまった」「普通のJCWじゃ物足りない」「乗るなら最強モデルに」とお考えの方。

この機会に【GP】の名のつく特別なモデルに乗ってみませんか?


【関連記事】

 

【保存版】ミニクーパーの最上級グレード「ジョン・クーパー・ワークス(JCW)」の歴代モデルを徹底比較!

 

【ジョン・クーパー生誕95周年祭開催中!?】希少な最高グレードモデル『ジョン・クーパー・ワークス』

 


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2018.09.22公開 / 2020.02.22更新

【ジョン・クーパー生誕95周年祭開催中!?】希少な最高グレードモデル『ジョン・クーパー・ワークス』を大量入庫中!

shimodaira

 

BMWミニの最高グレード『ジョン・クーパー・ワークス(以下、JCW)』。過去のブログでも紹介していますが、ミニ”クーパー”の由来となった、ジョン・クーパー氏の名前を冠したMINIの最高グレードがJCWです。今年はジョン・クーパー氏の生誕95周年ということもあって、JCWのテレビCMが沢山放映されていたりと、一段と注目を集めています。

JCWは中古車市場でも数が限られており、希少性の高さや高価な専用装備を備えるなど普通のミニとは一線を隔す特別な存在といえます。そんな特別なJCWですが、只今iRでは仕入れを大幅に強化中です。そんな訳で今日はJCWの走りの特性や魅力について取り上げてみたいと思います。

 

 

 

そもそもジョンクーパーワークス(JCW)とは

F1をはじめとしたモータースポーツの世界で活躍した名チューナー『ジョンクーパー』。ミニの開発者アレック・イシゴニスとも親交が深く、ジョンクーパーが手掛けたミニは1960年代のレース界を席巻しました。

 

 

ジョンクーパーが手掛けたクルマの中でも、特に有名なのが『ミニ・クーパー』。厳冬のチェリニ峠を駆け抜けるモンテカルロ・ラリーでは3回も勝利(実際は4回ですが、不可解なレギュレーション違反で1回失格)を飾っています。この活躍はあまりに鮮烈なイメージを残し、日本では未だに「ミニ=ミニクーパー」と認識されているほど。

 

そんなジョンクーパーのレーシングマインドは、BMWミニとして生まれ変わってからも引き継がれており、グレード名に「クーパー」、「クーパーS」と使われている事からも良く分かります。

そして今から10年前、ジョンクーパーの生誕85周年にあたる2008年に『JOHN COOPER WORKS(JCW)』がグレードに追加されました。メーカーとして走りを追求する為のチューニングを施した、BMWミニの中でも特別といえるモデルがJCWです。

 

関連記事:ミニなの?ミニクーパーなの!?

 

主な装備や仕様

JCWはスポーツモデルのクーパーSの更に上位モデルとして存在しており、特に走りに特化したモディファイがされている事が特徴です。

エンジンは吸排気系がスポーツタイプに交換され専用コンピューターでチューニング。ターボチャージャーも大型化されており、エンジン出力はクーパーSに比べて大幅にUPしています!

 

 

 第3世代/F56系第2世代/R56系第2世代/R60系
クーパーSJCWクーパーSJCWクーパーSJCW
最高出力 (ps)192ps231ps184ps211ps184ps218ps
最大トルク (Nm)280Nm320Nm240Nm260Nm240Nm280Nm
重量 (kg)124012301210120013901460

 

 

エクステリアはJCW専用のエアロパーツが装着され、ヘッドライトのリフレクターもブラックタイプに交換された迫力ある見た目が特徴です。また、専用の『JOHN COOPER WORKS』オーナメントがボディの随所に備わり特別なモデルであることを主張します。

エアロパーツは見た目だけでなく、空力的にもダウンフォースの向上が図られており、サーキット走行まで意識した作りとなっています。

 

また、第3世代(F系)のJCWからはフロントバンパーのフォグライトが廃止され、エアダクトの中にオイルクーラーが備わり、冷却性能も向上しています。

 

 

強大なエンジンパワーを受け止める足元も特別仕様。専用設計のスポーツサスペンションのほか、赤いブレンボブレーキキャリパーが一際目を引きます。更に大型ブレーキを収める為のJCW専用ホイールが奢られています。

 

  

インテリアは、メーターパネルやヘッドライナー(天井の内張り)はブラックへ変更されており、シートやステアリングもブラックを基調にレッドステッチで飾られているのが特徴です。

ドライビングモード(R系ではスポーツボタン)や、DTC(ダイナミック・トラクション・コントロール)などの電子制御も装備され、より本格的なスポーツドライビングが楽しめる装備となっています。

 

 

 

その希少性はMINIファン垂涎の的!

プレミアムコンパクトカーのMINIの中でも最上級グレードとなるJCW。新車車両価格はかなり高く、モデルによっては550万円オーバーも!更に高価なオプション装備をつけている車両もごく一部に存在します。

中古車市場全体を見てみると、全国で販売されている3ドアハッチバック(F56)の中古車は約1000台。その内JCWは61台しかありません。僅か6%しか存在しないということになります。更にMTとなると全国に11台のみ、なんと全体の1%しか存在しない超希少モデルと言う事になります!

更にクロスオーバーにいたっては、全国で約750台販売されている内、JCWのMTモデルはこのブログ執筆時点では1台も販売されていません!

(※2018年9月21日時点、カーセンサー調べ)

 

iRではJCWを多数在庫中!!

とまぁ、そんな超~希少なJCWですが、iRではなんと9台も同時に在庫中です!

しかも9台のうち4台はまだ在庫掲載されていない新着車輌!

 

◆2015年/ミニ3drハッチバックJCW(F56)AT/10,000km/

 

◆2013年/ミニロードスターJCW(R59)MT/37,000km

 

 

◆2013年/ミニクロスオーバーJCW(R60)MT/19,000km

 

◆2013年/ミニクロスオーバーJCW(R60)MT/11,000km

 

既にHP掲載中のJCWはこちら!

 

BMWミニの在庫一覧はこちらから

 

ATモデルはもちろん、走りを存分に楽しめるMTモデルも多数!しかも、他では売っていないクロスオーバーJCWのMTも2台あり!!

全国的にもこれだけJCWを在庫しているのはiRだけ!MINIの専門店だからこそ出来るラインナップ!まさにJCW祭り状態!さぁ、皆さんでジョンクーパー氏の生誕95周年をお祝いしましょう!

 

在庫車の中でも特に希少性の高いJCW!

そのままでも十分スゴイJCWの中のでも、特に希少性の高い車輌をiRで在庫しています!折角なので少しだけご紹介させて頂きます!

 

MINI3ドアハッチバック(F56)/ホワイトシルバー/2016年式/22,000km/車検H31年7月

 

前項でもふれた希少なF56のMTモデル!市場全体の1%しか存在しない激レア車輌ですが、更にこちらはオプションのダイナミックダンパーを装備。ドライビングモードと連動で乗り心地を変化させる事が可能です!

 

 

更にスゴイのが内装のオプション装備!レザーラウンジシートやharman/kardon製スピーカーといった高価オプションが盛り沢山で、オプション総額は100万円オーバー!これはお買い得!!

さらに電動サンルーフも付いているので、これからの季節に開放感溢れる気持ちいいドライビングが楽しめますよ!

 

◆MINIロードスター(R59)/ミッドナイトブラック/2013年式/37,000km/車検H32年6月

 

人気のミッドナイトブラック&JCWエアロパーツに加え、オプションのJCW18インチホイール、カーボン製エアダクト、リヤバンパーにはGP用リヤディフューザーまで付いています!

 

 

室内もレザーラウンジシートに希少オプションのビジュアルブースト、カラーラインはスエードに張替えられているなど、とにかく装備がすご過ぎ!!

本日(2018年9月21日)現在で日本国内でで2台しか販売されていない内の一台です(※)。ここまで豪華装備の車両はほとんど見つからないと思いますので、購入できるこのチャンスをお見逃しなく!

(※カーセンサー調べ)

 

最後に

ここまで語ってきたJCWの希少性が疑わしくなるぐらい沢山のJCWが同時に在庫中です!(笑)

入庫後直ぐに売れてしまうケースも多々(実際に記事の公開前にクロスオーバーJCWが一台売れてしまいました、Y様ご成約ありがとうございます)ありますので、もし気になった車輌がある方は、是非一度お早めにお問い合わせ下さい!

 

MINI BLOG

2016.10.14公開 / 2020.05.28更新

【保存版】ミニクーパーの最上級グレード「ジョン・クーパー・ワークス(JCW)」の歴代モデルを徹底比較!

shimodaira

 

クラシックミニから続くMINIの歴史を語る上で、絶対に避けては通れない人物が『ジョン・クーパー』です。以前のブログでも紹介していますが、ご存知の通り皆さんがよく言う「ミニ”クーパー”」の「”クーパー”」はこの人物の名前です。

ミニの生産がローバーからBMWに移った現在も、ジョン・クーパーの名を冠した「John Cooper Works」(以下、JCW)モデルが多数登場していますが、今まで各JCWモデルの詳細について詳しくご紹介する機会がありませんでした。そこで今回は、JCWの名を冠したモデルについてまとめてみました。

また、歴代3ドアハッチバックのジョン・クーパー・ワークスモデルのスペック比較(M/T)も表にまとめてみましたので、見た目と共に進化していくパワー、そして価格にも注目してご覧下さい。

 

 

歴代JCWモデルまとめ

R53JCW GP kit(2006年)

P0024376

BMWミニで初めてJCWの名前がついた限定モデルが「JCW GPキット」。キットという名前が示すとおり、第一世代では最高グレードだったミニクーパーSに専用チューニングを施こす形で登場しました。最高出力218psを発揮するメーカー系コンプリートカーと言える存在です。またエンジン出力UPだけでなく、軽量化の為にリヤシートも取り外され、ドアミラーは手動になっていることも特徴です。世界で2000台が販売され日本には160台が導入されました。

 

R56JCW(2008年)

jcw56

2007年にフルモデルチェンジを果たし、第二世代(R56)となったBMWミニ。その約1年後の2008年に登場したのがMINI JCW。第一世代では限定発売となった「JCW kit」とは違い、ミニクーパーSの上位グレードとしてカタログモデルに採用されました。給排気系やコンピューター、ブレーキを専用パーツでチューニング。当時のミニクーパーSの175psに対し、211psまでエンジンパワーは高められています。

 

R56JCW ワールドチャンピオン・シップ50(2010年)

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ジョン・クーパーのF1タイトル獲得50周年を記念し、2009年に登場した限定モデルが「ワールドチャンピオン・シップ50」です。カタログモデルのJCWをベースに、ジョン・クーパーの息子マイク・クーパーが監修して製作されています。ボディカラーにはかつてのF1マシンカラー「コンナットグリーン」を採用。内外装にカーボンパーツを多用するなどカタログモデルとは異なる専用パーツを多数備えるほか、ジョン・クーパー氏のサインが入ったカーボン・フェイシアや、シリアルナンバー付きのマイク・クーパー氏署名の証書もついてきました。2010年に日本にも導入されましたが、日本にはたった10台しか割り当てられていない超激レアな限定モデルです。

 

R60JCW(2012年)

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2012年に発表されたミニクロスオーバーJCW。ハッチバックよりも出力を高めた218psのMINI最高出力のエンジン(当時)を搭載しています。クロスオーバーの大型化されたボディは賛否両論がありましたが、4輪駆動(ALL4)を武器にF1と並ぶラリーの世界最高峰「WRC」に参戦したのはかなりの話題となりました。また世界的に有名なダカールラリーでは2012年~2015年の4年連続でタイトルを獲得しています!

 

R56JCW GP(2013年)

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2013年に世界2000台限定で販売されたのが「ジョン・クーパー・ワークスGP」です。カタログモデルのJCWをベースに専用チューニングが施され、最高出力は218PSにまで高められています。

第1世代の「ジョン・クーパー・ワークスGPキット」に近いコンセプトで開発されており、特徴はなんと言ってもドライカーボン製大型リアスポイラーとディフューザー、そして専用デザインのホイール。一目でGPだと分かるデザインが採用されています。リアシートを取っ払ってタワーバーが装備されているため、2シーターとなり乗車定員は2名しか乗れません。日本では200台が販売されているちょっと過激なモデルです。

 

F56JCW(2015年)

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現行MINIの最高グレードとして2015年に登場したF56系JCW。フルモデルチェンジを受け2リッター化されたターボエンジンは、MINI史上最上の231psを発揮します。バンパーのエアインテークにはオイルクーラーを備えているほか、大型ブレーキを収める為に外側へコンケーブ(湾曲)したホイールが採用されるなど、パワーアップに対応する専用装備が与えられています。

(しかしボンネットダクトが飾りなのはちょっと残念・・・)

 

 

■歴代3ドアハッチバックJCWスペック比較表

 

R53JCW GPkit

R56JCW

R56JCW WCS

R56JCW GP

F56JCW

限定販売台数(日本)

160台

10台

200台

全長(mm)3,6553,7153,715

3,775

 3,874
全幅(mm)1,6901,6851,6851,685 1,727
全高(mm)1,4551,4301,4301,420 1,414
排気量1,598cc1,598cc1,598cc1,598cc 1,998cc
最高出力

218ps

211ps

211ps218ps 231ps
トルク25.5kg-m

26.5kg-m

26.5kg-m

26.5kg-m32.63kg-m
新車価格3,950,000円

3,630,000円

5,000,000円4,600,000円 3,980,000円

 

BMWミニにはじめてJCWの名前が登場したのは2005年。R50,53用の「JCWチューニングキット」がそのはじまりです。以後、ミニの最上級グレードとして君臨し続けたJCW。限定車の登場やフルモデルチェンジによるスペックや価格の移り変わりを見ているだけで、JCWの歴史を感じることができますね。

 

 

F54JCW(2016年)

そして、先日のパリモーターショー2016で発表されたBMWミニ新型クラブマン(F54)の最上級グレード「JCW(ジョンクーパーワークス)」。日本での販売時期や価格は今のところ未定ですが、新型クラブマンの高級感とスポーティーなJCWテイストのミックスに一目惚れしたミニファンも多いのでは?

 

 

 

5日間のJCWオーナー体験

と、まだまだ新型クラブマンJCWの興奮が冷めやらぬ状態ですが、また新たにJCWの話題が飛び込んできました。

先日、ミニの公式HPから、ミニJCW特設サイトが公開されました。ページを開くとJCWのパワフルなマフラーサウンドと共にムービーがスタート。

 

(※限定公開動画なので特設サイト終了後は閲覧不可となります)

今回開設されたミニJCW特設サイト内では、モータースポーツ界伝説のエンジニア ジョン・クーパー氏や、彼が開発に携わったオースチン/モーリスのミニクーパー・ミニクーパーSのこと、そしてBMWミニ最上級グレードJCWについての歴史や写真を見ることができます。

 

驚きなのは同時にスタートしたキャンペーン内容。

なんと抽選で3名に、ミニJCWが5日間モニター試乗できるというもの。試乗できる期間は2017年の1月~2月の期間で、当選者の都合に合わせて最大5日間貸し出しされるそうです。対象となるのは新型ミニ3ドアハッチバック(F56)、新型ミニコンバーチブル(F57)、ミニクロスオーバー(R60)、ミニペースマン(R61)。ボディタイプやボディカラーこそ選べないものの、最上級グレードJCWを5日間も乗り回せる機会はなかなかありません。しかも無料で。

この走りにハマッちゃったら、5日目の返却の際「もう、これください!」ってなりそうなので気をつけて下さい。

もちろん私も応募しました。当選したら1月に5日間有給下さい。

 

 

関連記事——————–

 

【パリモーターショー’16】新型ミニJCWクラブマンの現地最新画像と全世界待望の新オプションとは!?

早くもJCW登場!新型MINIクロスオーバーのスパイショット!

JCW!JCW!JCW!

 

 

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MINI BLOG

2016.04.15公開 / 2020.03.10更新

限定65台の新型ミニ5ドアのJCWリミテッドパッケージとは?

 

武藤サムネ画像

 

ちょっと後出しになってしまったので、すでにご存知の方も多いのでは!?先日、新型ミニクーパーS 5ドア(F55)専用にJCWリミテッドパッケージが発表されました。販売台数は全国で65台限定。なかなかレアなパッケージですが何が装備されているのでしょうか?

 

 

 

P90214847_highRes_mini-cooper-s-5-door

 

実は以前、iRではJCWパッケージ付き新型ミニクーパーS 5ドアハッチバックを在庫しておりました。

こちらは、以前から新車購入時のオプションとしてミニクーパー、ミニクーパーSどちらにも設定が可能で、限定数もありません。

 

1

 (写真は以前在庫していたJCWパッケージ付き新型ミニクーパーS 5ドアハッチバック)

せっかくなので、「JCWリミテッドパッケージ」と「JCWパッケージ」の違いについて、比較しながらご紹介いたします。

 

【JCWリミテッドパッケージ】new!

¥522,000(税込) ミニクーパーS専用 限定65台

  • 18インチ アロイ・ホイールJCWカップ・スポーク 2トーン
  • John Cooper Worksエアロ・ダイナミック・キット
  • リア・スポイラー
    • チリ・レッド外装色
    • ブラック・ルーフ&ブラック・ミラー・キャップ
    • John Cooper Works レザー・ステアリング(3本スポーク)

マルチファンクション・ステアリング

ヘッドライナー・アンスラサイト

  • スポーツ・サスペンション
  • MINIドライビング・モード
  • スポーツ・オートマチック・トランスミッション(パドル・シフト付)
  • カラー・ライン グローイング・レッド
  • ライト・パッケージ
  • MINIエキサイトメント・パッケージ
  • ストレージ・コンパートメント・パッケージ
  • レイン・センサー(自動ドライビング・ライト付き)
  • ランフラット・タイヤ

 

 

【JCWパッケージ】

ミニクーパーS:¥368,000(税込) / ミニクーパー:¥450,000(税込)

  • 17インチ アロイ・ホイール・トラック・スポーク
  • John Cooper Worksエアロ・ダイナミック・キット
  • リア・スポイラー
  • チリ・レッド外装色
  • ブラック・ルーフ&ブラック・ミラー・キャップ
  • John Cooper Works レザー・ステアリング(3本スポーク)
  • マルチファンクション・ステアリング
  • ヘッドライナー・アンスラサイト
  • スポーツ・サスペンション
  • MINIドライビング・モード
  • スポーツ・オートマチック・トランスミッション(パドル・シフト付)

 

※クーパーには下記オプションも追加装備

ホワイトターン・シグナルライト

クロス・ダブルストライプ・カーボンブラック・スポーツシート

パフォーマンス・コントロール

 

1417

 

JCWリミテッドパッケージの赤字で記載した部分が、JCWパッケージから追加・変更されたオプションになります。

比較してみると外装で大きな違いが出るのは18インチのJCWカップ・スポーク・アルミホイール。歴代のJCWに見られるスポーティーさと力強さを兼ね備えたインパクトのあるデザインのホイールです。見た目だけでなく、純正の後付オプションであるJCW Pro スポーツブレーキセットの大型ブレーキキャリパーにも対応している為、スポーツ仕様への更なる進化を考えている方にはマストアイテムとなります。

 

また、内装の雰囲気がガラリと変わる、インテリア・カラーラインがグローイングレッドに設定されている他、車内灯やドアオープン時のエントランスライトなどを追加した「ライトパッケージ」「エキサイトメント・パッケージ」、ラゲッジルームをはじめとした車内の収納がより便利で使いやすくなるストレージ・コンパートメント・パッケージ」等が追加されています。

 

もし仮にJCWパッケージを装備した上で、更に赤字の装備をそれぞれ単品で追加した場合、約¥385,000が必要となります。2つのパッケージ価格の差額は¥154,000なので約¥231,000もお得!金額だけ見ると確かにはじめからJCWリミテッドパッケージを選んだ方が断然お得ですが、15万円の差額は決して安くはないので、何処まで求めるかによってこの2つのパッケージをチョイスできそうです。

JCWのエアロ、ステアリングが装着され外観さえカッコよければOK!なあなたはJCWパッケージを。

いやいや!ホイールにもこだわって、使い勝手抜群な装備がたくさん付いていて、更に限定65台という希少価値も相まって!という方はJCWリミテッドパッケージを!お得にゲットするなら早い者勝ちです。4/23よりMINI正規ディーラーにて販売開始。

 

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