MINI BLOG#白化

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2019.04.12公開 / 2021.02.03更新

ミニの白化も、人間の白髪もなんとかなる!

 

最近のクルマには未塗装の樹脂パーツが多く使われるようになってきました。

BMWミニも比較的多くの部分に樹脂パーツが使われており、時間と共に黒かった樹脂が白くなっていきます。

まるで白髪が生えてきたかのようにいつの間にか老け込んでいますよね。これって「白化」って言うらしいです。

 

ご挨拶が遅れました。

ここ数年、ずーっと白髪染めを使っていた阿部です!

 

ある著名人が白髪染めをやめて、若さにしがみ付かない決意をされたそうです。

その記事を見た時に、影響を受けやすい私は、

これだっ!!

なぜか私も白髪染めやめようと思い、白髪放置中です。

 

しかし、車の樹脂パーツが白くなってくると話は別です。

見た目が古くなってしまうというか、見すぼらしいというか、あまり良い気分ではないです。

今回のブログは白化してしまった樹脂のメンテナンス方法をお伝えします!

 

 

白化の原因

まずは、白くなる原因を知りましょう!

 

原因は、直射日光や温度変化です。それに、濡れたり乾いたりを繰り返すことで起きる経年変化(経年劣化)でもあります。

未塗装ということは、表面を保護するものがなく、紫外線や温度変化などの影響で劣化の進みが早いんです。劣化が進むと表面が白くなり、ひどい場合には白く粉を吹いたようになることも少なくありません。

メカニズム的なお話をすると、分子やら原子やらの話が出てきますので、ここはザックリで終わらせてください!

 

ミニで樹脂が使われている部分はどこ?

フロントバンパー

 

リヤバンパー

パッと見、表面積は少ないのでそんなに目立つ部分ではありませんが、気になっちゃいますね。

 

フェンダーアーチ (フロント)

 

フェンダーアーチ (リヤ)

おそらく、目に入る部分で一番面積が大きく、目立つ部分だと思います!

 

サイドステップ

サイドステップもフェンダーアーチ同様、結構目立つ部分です!

 

トップカウル (ボンネットとフロントガラスの間)

ここは、あまり凝視しない部分ですが、面積が広いため一度見てしまったら、脳裏から離れないかも?!

 

サイドミラー付け根

サイドミラーの付け根も白化するので、見落とし注意!

 

樹脂部分のメンテナンス方法

樹脂部分の白化を未然に防ぐのは難しいようです。新車の状態からこまめにメンテナンスしていれば白化のスピードは遅いようですが、完全には防ぎきれないようです。

だったら、白髪染めのようにメンテナンスで黒くしていきましょう!

 

手順1 洗車

まずは表面に付いている汚れや埃を取り払ってください。

 

手順2 下地処理

いつもは決まった作業工程しかしないのですが、このブログ作成にあたり、いくつか試してみました。

写真のように3分割し、それぞれ別の方法で下地処理をしていきます。

途中、失敗した部分もありますが、全てそのままお伝えします!

 

まずは、左側!いつも通りのメラニンスポンジ!(と、アルコールスプレー)

メラニンスポンジは、100円ショップで販売されているもので十分です。

アルコールスプレーは、水を扱えない状況では役に立ちます!

 

樹脂部分とメラニンスポンジを水(またはアルコールスプレー)で十分に濡らし、ゴシゴシを擦っていきます。

そう!汚れを落とすように。

 

<Before>

 

<After>

実際にはもう少し白化部分の落ち具合がハッキリ確認出来ます!

 

 

次に中央!コンパウンド!(3M 超微粒子ダーク)

ボディの傷を目立ちにくくするコンパウンドで、白化部分を削ぎ落とす作戦です!

今回はブログ用に色々試そうと思い使ってみましたが、まさかあんな事になるとは、この時は思ってもみなかった訳で・・・。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

綺麗な布にコンパウンドを少量取り、懸命に擦ります!

 

擦ります!

 

さらに擦ります!

 

 

 

!?

事件です!

思いっきり擦り続けたところ、樹脂が溶けました。

やりすぎに注意しましょう。

 

<Before>

 

<After>

超微粒子コンパウンドの結果は、疲れる割にはあまり見た目が変わりませんでした。

 

 

・最後に、右側!コンパウンド!(3M 細目)

この細目のコンパウンドは、先ほどの超微粒子よりも粒子が大きく、触ってみるとザラついているのが分かります。粒子が大きいと、その分楽に傷を目立ちにくく出来たり、汚れを落とす事が出来ます!

 

先ほどの失敗を注意してあまり強く擦らないようにします!

同じように布にコンパウンドを少々。

そして、擦る!!

粒子が大きい分、あまり強く擦らなくても威力は発揮できます!

 

<Before>

 

<After>

コンパウンドの粒子が入り込んだせい(勝手に都合付けています)なのか、実際の見た目も、写真も、下地処理前より白身が増しています!

あまり良くないな・・・。

 

下地処理の最後は、水かアルコールで綺麗に拭き上げます。

 

手順3 コーティング

下地処理が終わったら、いよいよコーティングです。

今回、コーティングはいつも使用しているコーティング剤を使用しますが、他のコーティング剤も使ってみましたので、ご覧ください。

 

・いつものスーパーハード(WAKO`S)

 

 

 

容量が多い分、お高いです。そして、なかなか使い終わらないです。

 

・付属のスポンジにコート剤を染み込ませ・・・

 

・うっすらと塗ります。

ボディに垂れないように塗りましょう♪

 

・最後に布で表面を馴らすように拭き上げて終了!

 

スーパーハードは硬質性のガラス被膜を形成し白化した樹脂パーツを黒く回復してくれます。

耐久性、耐候性に優れ、6~12ヶ月間に渡り光沢が持続します!

 

 

・Holtsの樹脂パーツコーティング剤

 

容量が少なく、スポンジも1個だけなので、使いきりと考えればお得?かもしれません。

こちらもコーティング効果は6~12ヶ月となっています。

 

別の車両で試してみましたが、仕上がりはWAKO`Sのスーパーハードとほとんど変わりません。

3年以上乗り続け、そして半年ごとに施工するのであれば、WAKO`Sを選んだ方がお得で、他の樹脂にも使えます!

 

 

・シリコーンスプレー(今回はKUREで試しました)

 

 

今回試した中では、コストは1番お手軽です!

しかし、ギラ付いている感じが1番出ていて、個人的にはあまり仕上がりが好きでないのと、スプレーなので施工時に霧状のシリコンがある程度飛び散ります。

私は布に多めにスプレーして染み込ませるように塗り付けましたが、あまり塗布出来ず、直接スプレーして布で馴らすように塗り広げました。

コストが良いだけで、効果の持続はあまり期待出来なさそうでした。

 

 

結果

今回は下地処理を3種類試し、全てにWAKO`Sのスーパーハードで施工した結果です。

おさらいしますと、

左側が、メラニンスポンジ

中央左側が、3M 超微粒子ダークのコンパウンド(☓部分が失敗)

右側が、3M 細目コンパウンド

 

・メラミンスポンジ

 

・3M 超微粒子ダークのコンパウンド

 

・3M 細目コンパウンド

 

最終的な仕上がりは・・・、なんと一番ダメそうだった細目コンパウンドが綺麗な黒光を放つ結果となりました!

細目のコンパウンドで表面のザラつきを落としたのが良かったのでしょうか?不思議です。

 

ブログをきっかけに色々試しましたが、月とスッポンほどの差は生まれませんでした。

そこで、どれだけ「楽に低コストで綺麗に仕上げられるか」を重視して生まれた私のオススメ白化対策は、

 

メラニンスポンジで下地処理して、スーパーハードでコーティング!

 

まとめ

樹脂パーツと白化は切れない関係です。

白化をしてしまうと車が古く見えてしまいます。

洗車をしても、なんかパッとしない感じがすれば、もしかしたら樹脂の白化のせいかもしれません。

今回のブログを作成するにあたり、色々な方のブログを拝見しました。

樹脂を黒に塗装する方法や、カッティングシートでラッピングなどもありました。

一度施工すれば白化が目立つ事は無いと思いますが、余程良い仕上がりでないと、ご売却の際に査定が少し下がってしまうかもしれません。それは勿体無い話です。

 

そのままの素材を活かすのが、私の性には合っています。