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2022.04.14公開 / 2022.04.14更新

MINIを20年見続けた仕入れ担当者が教える、最新の業界動向と後悔しないミニ中古車の選び方

 

MINIの中古車専門店として全国トップレベルの販売台数と在庫数を誇るiRですが、今回は正規MINIディーラーでの仕入れ業務を経験したミニ歴20年の私が、【MINI専門のバイヤー】の視点で、コロナ禍やウクライナ問題の影響を大きく受けている自動車業界の最新動向や今後の見通し、そして『後悔しないミニ中古車の選び方』についてお伝えします。

 

少しプロの業者目線の話にはなりますが、ミニ中古車購入のご参考にしていただければ幸いです。

 

  

 

国内自動車業界の最新動向

コロナ禍やウクライナ問題において、人々の生活様式や消費動向には様々な影響がありましたが、とくに自動車産業はその影響が大きく出た業界の一つでした。

ここでは自動車業界の中でも、「新車」と「中古車」それぞれの最新動向をお伝えします。

 

国内新車マーケット販売動向

 

新車の販売台数は生産台数に直結し、この生産の部分で大きく影響したのがコロナパニックによる「半導体不足」です。

これに伴い新車生産遅延が発生し、2021年の国産車の年間新車生産台数は前年比3.3%減の444万8340台となり、450万台を下回る水準となりました。 

また、それに追い打ちをかけるように、ウクライナの戦争によって現地自動車部品サプライヤーによる部品供給が滞り、世界の主要自動車メーカーの新車生産にも大きな影響を与え、自動車業界全体が生産台数大幅減という深刻な状態に陥っています。

 

この状況は一般ユーザーにとっても他人事ではなく、 新車を注文する際も希望装備の仕様で注文できない、また注文しても納車時期が長期間化するといった問題が発生してます。

例えば乗り換えで検討していた方は、購入した新車の納期が未定のため現在乗っているクルマの車検が到来してしまい、あらためて車検を更新するか、価格が下落する前に売却し、新車が納車されるまでの間レンタカーを利用するケースなども見られます。

 

この状況が長引けば、国内自動車メーカーは生産の少なくなった新車を日本で売らず、利益の稼げるアメリカや中国などの地域に優先的に供給するようになることも考えられます。

そうなると国内の新車在庫の競争率は更に激化することでしょう。

 

国内中古車マーケット販売動向

コロナ禍において中古車市場は大きく影響を受け、需要面においては大幅増となりました。

理由はいくつかありますが、今までクルマを所有していなかった人々が、「できるだけ公共の交通機関を使用したくない」、「誰が使ったかわからないカーシェアやレンタカーを利用したくない」という理由から、マイカーの購入需要が増加したこと。

またリモートワークの普及により、通勤に捉われない働き方が増え、都心から郊外への引っ越しが可能になったことなど、ライススタイルの変化によりクルマが必要になる事例が増加したこと。

他にも、新車の「納期未定」を待ち切れず、少しでも早くクルマが欲しい方々が、希望の条件を揃えた中古車や、新車に近い高年式低走行の中古車に選択肢をシフトしたことなどがございます。

 

一方供給面においては厳しい状況が続いています。

一般的に新車を購入した際に発生する下取り車両や買取車両が中古車として市場で流通しますが、前項の通り新車の販売が厳しい状況になればなるほど乗換えや下取りの母数は減ります。

そこに追い討ちをかけた急激な需要増加により、慢性的な在庫不足と価格高騰に悩まされることになりました。

市場価格に関して今は随分と落ち着きましたが、一時期はコロナ前と比較して20~30%ほど中古車の価格が高騰した時期もありました。

 

仕入れ能力の乏しい中古車販売店や小規模店舗が淘汰されてきているのも中古車業界のトピックです。

大手中古車販売チェーンは都心部の小規模販売拠点を減らし、郊外の大規模拠点に集約する動きを見せています。

一方その空いたテナントを、勢いのある別の中古車販売チェーンが一斉に入居し・・・あなたの街の中古販売店の看板が、いつの間にか別の会社の看板に変わっていることに気が付きましたか?

ここ数年の中古車業界は、とにかく目まぐるしいのです。

 

オークション相場

 

中古車競売大手USSの発表によりますと、2021年12月時点での国産車輸入車含む全ての中古車において平均落札価格は前年同月比のプラス21%となっております。

また一部の高年式低走行車両では、新車価格以上の価格で取引されている車両も多く見かけます。

 

しかしここに来てウクライナ問題によるロシアへの経済制裁によって、最も中古車の輸出台数の多かったロシアへの輸出がストップしたことにより、一部の国産車の値崩れが始まっているようです。

 

ミニ業界の最新動向

 

国内ミニ新車動向

流通のストップ、ウクライナ問題による新車生産の遅延はMINIにおいても同じ状況で、新車MINI購入時に案内される現在の納期は、早くとも6か月から12か月後、もしくは未定といった状況。

また、MINIにおける半導体不足問題も深刻で、F系の現行モデルであっても一部ナビ非装備の車両や、ACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)非装備車両も生産されるという話も耳にします。

 

自動ブレーキは当たり前!?BMWミニのアクティブクルーズコントロールについて知っておきたい基礎知識と活用方法

 

例えばナビ非装備の車両を購入した場合は、納車後の車両にApple Car Playをインストールすることで、スマホを使ったGoogle MAPをナビに使用するなどして対応しているようですが、肝心のApple Car Playのシステム自体も国内に十分な数が確保できていない状況のようですので、現状では何かを我慢した上で新車のMINIに乗る状況はまだまだ続きそうです。

 

ミニ中古車動向

ここ数年、BMWとMINIにおいては登録済み未使用車があまり中古車市場に出回らなくました。

登録済み未使用車とは、読んで字の如く、登録は済んだけど未だ使用されていない状態の車。

以前は「新古車」などと言われてました。新車販売ディーラーがメーカーから課せられた目標台数をクリアするにあたり、(大人の事情で)そのディーラー名義でナンバー登録した車両のことです。

ディーラーの販売登録台数の実績として計上されていたので、表向きはメーカーからの目標台数をクリアできたことになるわけです。

そこで生まれた登録済み未使用車は、ディーラーの試乗車やサービス工場の代車に回されたり、それでも在庫が消化できない車輌や、登録後一定期間を過ぎた車両は中古車オークションなどで売買され、一般的にも流通し始めます。

 

【必見!】ほとんど新車のMINIが100万円以上安く買える方法とは!?

さすがにメーカーもこの現状をいつまでも良しとはせず、数年前から「登録済未使用車」を是正する施策がはじまり、中古車市場に登録済未使用車が流通しなくなりました。

 

これと同時にMINI正規ディーラー各社は、新車販売収益の頭打ちを見越して、収益確保のため中古車ビジネスを強化し始め、それまで自社下取り車をオークションで販売していたディーラーも小売へ転換を図り、自社内での車両と顧客の囲い込みを促進しています。

その影響で中古車市場では上流であるディーラーからの供給が減り、BMWとミニに係わる中古車販売店では在庫不足の状態が2020年頃から続いていた為、新型コロナや半導体不足による問題で、慢性的な在庫不足と価格高騰に拍車をかける状況に陥っています。

 

中古車オークションにおけるミニのトレンドとしては、新車検討層や登録済未使用車のようなクルマを探している層に向けた、年式が2年落ち以内の超高年式低走行車両は常々高騰。

他にもレザーシート・サンルーフ・人気限定車といった特徴のある車両には需要が集中しており、こちらも価格高騰。

 

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一方、上記で挙げたような特徴の無い車両や、傷・凹みなど程度が悪く、加修に金額がかかってしまう車両などは以前にも増して敬遠され、入札すらされない状況(ノーコール)も見受けられました。

 

実は3月頃から一旦は通常時に近いところまでオークションの平均落札価格が戻りつつありますが、流通台数自体は引き続き低い数値で推移しているため、また何かのタイミングで価格高騰期に入る可能性も十分あります。

 

今後の見通し

 

新たな課題として直面しているのがやはりウクライナ問題で、BMWは同地域の工場からのワイヤーハーネス等の部品の供給が滞り、ドイツ国内にある複数の工場と、イギリスオックスフォードのミニ生産工場が生産休止にまで追い込まれています。

新車納期がさらに遅延する状況に陥っているため、昨年から続くこの状況の解消の見通しは立たず、引き続き中古車在庫不足は続くものと予想されます。(2022年4月現在)

 

この状況でのMINIディーラーやMINI中古車販売店各社の明暗は分かれています。

高い仕入れノウハウを持っている販売会社は、下取りやオークション仕入れを強化し、仕入れする車両の範囲を広げる等で対応できていますが、資金力や販売力が乏しい販売店は満足に在庫を仕入れることができず、売り上げを大きく落としています。

在庫が枯渇した店舗は、出品台数の限られた中古車オークションの中で限られた仕入れ資金で、コンディションの悪い車を仕入れざるを得ない状況に落ちいることが多い為、ユーザーにとっては【お店選び】が今まで以上に大事になります。

 

では、どういった販売店で購入するのがいいのか?それは常に在庫車両が回転している販売店です。

全車納車前定期点検整備付
6ヶ月間の無料保証(iRロイヤルワランティ)付帯
※支払総額には購入の際に必要な費用(納車前点検整備費用、保証費用、法定費用、自賠責保険料、車庫証明手続代行費用、リサイクル料金など)が全て含まれています。※掲載月現在、在庫店舗での登録(届出)、店頭納車での価格となります。※お客さまのご要望に基づくオプションなどの費用は別途申し受けます。

 

ミニ正規ディーラーとミニ専門店と中古車量販店の違い

ミニの中古車の購入検討の際、どこで買うべきか悩む方が多いのではないでしょうか。

MINIの中古車を取り扱うお店には大きく3業態があります。

1)MINI正規ディーラー

2)ミニ専門店

3)中古車量販店

ここではキャラクターの異なる3業態の違いについてお話し致します。

 

MINI正規ディーラー

 

【在庫基準】

・おおよそ初年度登録から5年以内の自社下取り車がメイン

・認定中古車の基準に合致するように商品化及び納車前整備をする必要があり、その価格を転嫁するため小売価格が高くなりがち

・車高調サスペンションやスポーツマフラー等、社外品取付け車両は基本的にNG

 

◯ミニ正規ディーラーで購入するメリット

1.ディーラー保証付きで安心して乗り始められる

2.新車購入時同等のアフターサービスを受けられる

3.車両状態に基準があり、一定以上のクオリティが担保されている

 

☓ミニ正規ディーラーで購入するデメリット

1.高年式がメインのため一般的に車両価格が高く、低価格帯の品揃えが少ない

2.細かなオーダーに対応できない

3.中古車に力を入れてないディーラーが多く、知識の浅い営業マンも・・・

 

認定中古車という基準を満たしたものは安心感がある反面、年式や走行距離、車両コンディション等いろいろな面で新車基準での条件や、考え方が強いディーラーが多く、柔軟な仕入れが難しく画一的なラインアップになる傾向です。

 

ディーラーの仕入れを担当していた時代には、素晴らしい車両に出会えたとしても、基準を満たしていないことで在庫仕入れ出来ないというジレンマに悩まされることもしばしば・・・

それもこれも、ディーラーの名の下で納車後の充実した保証を約束する為。

厳しい基準で車両を仕上げてもらえるのは、やっぱり安心ですね。

 

ミニ専門店

 

【在庫基準】

・クラシックカーや並行輸入車等お店のコンセプトやお客様のご要望に応じて仕入れ車両の選定は自由

・その時々の需要に合わせて人気車に絞って在庫をラインアップすることも可能、幅広いニーズに応えやすい

・幅広い価格帯の車両を在庫することができるので予算に応じた選択がしやすい

・車高調サスペンションやスポーツマフラーの取り付けやチューニングカー等の販売も可能

 

◯ミニ専門店で購入するメリット

1.価格レンジに幅があり、希望予算で購入できるミニを探せる

2.MINIを知り尽くしたスペシャリストに相談しながら購入できる

3.自社工場がある専門店は社外パーツの取り付けやカスタムなどの相談にも柔軟に対応してくれる

 

☓ミニ専門店で購入するデメリット

1.保証範囲がディーラー保証と比較して狭いケースがある

2.車両にかける加修範囲がショップによってバラツキがあり、コンディションが一定でない

3.ショップの個性が強すぎることもあるので自分にマッチしたお店選びを慎重にする必要がある

 

店舗規模や在庫車両の種類やコンディション、価格帯等はショップにより千差万別。

それがショップの個性になっていることもありますので、自分の好みに合うお店かどうかを見極められれば、幅広く提案してもらったり、条件を伝えリクエストで探してもらうことも可能。

 

価格はディーラーに比べ低予算に設定されているものが多いです。

購入後も社外パーツなどのカスタム相談にも柔軟に対応してくれる他、売却時の買取・下取も高額買取が期待できるのも魅力の一つ。

 

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中古車量販店

いわゆる大手中古車買取販売チェーン(ガ◯バー、ビッ◯モーター、ネクス◯ージなど)

時代の流行やニーズに合わせて様々な車種を取り扱い、バランスを取りながら生き延びることができるため中古車業界では永きに渡り名を轟かせる大手。

商品車両の大半が自社買取車両であることも特徴。

 

【在庫基準】

・事故修復歴などに対しての基準はあるが、基本的にどんな車両も一定期間商品化

 

◯中古車量販店で購入するメリット

1.大手中古車販売チェーンの場合は全国の在庫から取り寄せが可能

2.低価格帯から幅広く探すことができる

3.近所にあるお店で購入できる

 

☓中古車量販店で購入するデメリット

1.MINIに特化していないため、専門的なアドバイスや相談という面では劣る

2.個々の車両情報が少なく、一般的な整備しかできずコンディションにバラツキが・・・

3.車両本体価格以外の、諸費用(各種手数料、有料保証、ローン金利)が高額で最終金額がビックリする金額に・・・

 

最近では輸入車専門店、SUV専門店など、同グループ内の特化型ショップも増えてきてはいるものの、基本的には多くのメーカーや車種を扱う量販店なので、MINIに関しての知識や専門性は広く浅くなりがち。

「何でもいいからなにかクルマを買いたい」という方ならいいけど、MINIに絞って探すなら・・・

 

あなたに合っているのはディーラー?ミニ専門店?

正規ディーラーでは中古車販売にあたりメーカー指定の整備基準を満たした車両を販売しなければならないため、その基準に合致させるためには初年度登録5年以上経過した車両や純正パーツ以外が取り付けられる車両は仕入れ時には敬遠されがちです。

そのためラインアップは初年度登録1~3年経過車両が中心となり、高価格帯のレンジになってしまいます。

メーカー指定基準を満たすため同じ仕様の車両でも対ミニ専門店比較で数万円から数十万円高い価格になる場合もありますが、その分新車の状態に近い万全の状態の車がお客様に提供されます。

 

対してミニ専門店ではお店のコンセプトやお客様のご要望に応じて初年度登録から10年以上経過した車両や並行輸入車でも仕入れ可能で、幅広い在庫ラインアップが可能となります。

ディーラーには在庫していない低価格帯のミニも在庫しています。

お客様に対しても納車前整備や保証等ご予算やご要望に応じて、必要な分のみ付帯して購入することができるのも今の時代にマッチした販売形態です。

どのような状態の車両がラインアップされているかは、仕入れ担当の目利きとセンスによる部分が大きいので、ミニ専門店でミニを購入する際は、お店選びも重要になります。

 

イールが大切にしていること

コンディションに徹底的に拘った仕入れ

 

仕入れの際に最も重視しているのは車両コンディションです。

特にオークションに出品されている車は有象無象の車が混ざっていますので、オークション会場での車両の状態確認には細心の注意を払っています。

 

業者間のオートオークションもすべてインターネットで参加できるようになり、出品表と数枚の画像で車両状態をチェックして全国どこからでも応札できるようになりました。

最近では正規ディーラーやミニ専門店でも直接会場に来て下見をしている業者は少なくなってきており、多くの業者はインターネット上での情報のみで応札することが多くなりました。

しかしオークション会場での査定にも限界があり、事故や瑕疵、故障の見落としなども多く、申告された状態とは程遠い状態で店舗に届くことが多いのが現状です。

また大手出品店からの出品車両の場合は意図的に評価点が高くなる傾向もあり、やはり実車を自分たちの目で見ないと良い車両に巡り会えないことは確実です。

 

iRでは関東圏で開催されるオークションは直接オークション会場に行き、事前にピックアップした車両を早朝から1台1台下見して車両コンディションや事故歴などチェックをしてから応札することで程度の悪いミニや怪しい車両の仕入を未然に防いでいます。

 

ピックアップする車両は、その時々の人気車や希少なグレードや装備のミニをセレクトするように心がけていますが、現車を確認すると出品表に書かれていないネガティブポイントも多く、状態の良くない車両だったということはよくあります。

たとえ希少な限定車であっても、エンジンの調子の悪そうな車両やあまり手入れや整備をしていなそうな車両、事故や修復歴の「疑い」のある車両には手を出さない(仕入れしない)ことでiRの商品のクオリティを保ってます。

 

 

お客様にフィットしたミニの提案

 

BMWミニは2002年のデビュー以来、今に至るまで非常に豊富なカラーバリエーションやオプションを用意しているファッション感覚で乗れるブランドです。

そこがミニの人気の秘訣のひとつなのですが、中には一年で廃盤になったボディカラーやオプションもあり、中古車検討の方にとりましては、お好みの一台を探すのも一苦労かと思います。

 

iRのミニ在庫数は常時180台以上を取り揃え、全国でも最大級の在庫台数を持ってます。

クラッシックミニ(ローバーミニ)から最新のNewミニまで、価格帯も100万円前後の車両から幅広くラインアップしておりますので、iRにお越しいただければ、きっとお気に入りの一台が見つかること請け合いです。

 

さらに創業以来クラシックミニの整備を続けている点もiRが大事にしているアイデンティティーです。

その豊富なノウハウを駆使して安心してお乗りいただけるミニに仕上げております。

 

仕入れ面でも他店ではお店に並べないような珍しい仕様のミニを積極的に仕入れ、ミニからミニに乗り継ぐお客様や真のミニ好きの方にも満足いただけるようなラインアップを心掛けています。

MINIに携わって20年以上経ちますが、いまだに初めて目にするような仕様も見かけます。

そういった意味でも本当にミニは奥が深くて楽しいクルマです。

 

 

仕入れ担当からのアドバイス

中古車探しの肝は、どこまでいっても『コンディション重視』です。

せっかく愛するMINIが見つかってもまともに乗れないようでは意味がありません。

そして自分が探し求めていたミニを目の前にするとテンションが上がってしまって大事な部分を見落としてしまいがちですが、深呼吸して冷静になってしっかりチェックしましょう。

 

そして中古車購入にはタイミングと決断力も大切です。

上記の通り慎重に品定めができた運命の一台であれば善は急げです。

私のセールス時代の経験談ですが、希望条件にぴったり合う車がある日突然お客様の心の準備ができていないうちに目の前に現れてしまうことがあります。

お客様がすぐに購入の決断をできずに迷っている数日の間に、他のお客様がそのミニを買ってしまい売り切れに。

その後、希望条件に合うミニは出てこなかった・・・ということが度々ありました。

 

ミニに限らず、中古車の場合は希望条件にピッタリとハマる車がいつ出てくるかは運による部分が大きいのですが、運よく希望の車が出てきましたら冷静にしっかりチェックしたうえで運命を信じましょう

 

なんかMINIいいかも」それ以外は何も決まっていない方も、iRでは車種選びからご予算や購入タイミングまでご相談に乗らせていただき、お客様にピッタリの1台をご提案いたしますので、迷ったらまずはお気軽にお越しください。

 

全車納車前定期点検整備付
6ヶ月間の無料保証(iRロイヤルワランティ)付帯
※支払総額には購入の際に必要な費用(納車前点検整備費用、保証費用、法定費用、自賠責保険料、車庫証明手続代行費用、リサイクル料金など)が全て含まれています。※掲載月現在、在庫店舗での登録(届出)、店頭納車での価格となります。※お客さまのご要望に基づくオプションなどの費用は別途申し受けます。

 

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2019.06.15公開 / 2021.07.30更新

神:「あなたが本当に欲しいミニはこのオプションの付いたミニですか?それとも何もついていないミニですか?」BMWミニに安全快適に乗るための必須装備教えちゃいます!

 

先日こんなお客様がいらっしゃいました。

 

「BMWミニの中古車が欲しいんだけど、ネットで見ててもどのミニも同じに見えるんです。iR(イール)さんなら良いミニが見つかるかと思って・・・。とりあえず白か赤だったらいいので紹介してもらえますか?」

 

もちろん色でミニを選ぶことが間違っている訳では決してありません。 でも同じように見えても、実は大きな違いがあったりします。

確かに普段たくさんのミニを見慣れている私達ならまだしも、初めてミニを検討する方にはどれも似たように見えてしまうのも当然かと思います。 

 

ネットで見ててもどのミニが良いミニなのかわからない

 

パッと見で、年式、距離、ボディカラー以外で何が違うの?

 

同じ値段だったらどれも一緒なの?”

 

誰でもせっかく買うのだったら間違いないミニ選びをしたいですよね?

 

そこで今回は、BMWミニの間違いない選び方、お買い得なミニの見つけ方iR流ミニの仕入れ方、までど〜んと教えちゃいます!

是非ミニ選びの参考にしてみてくださいね。

 

 

ミニは売れっ子輸入車

ミニは日本で売れっ子の輸入車です。豊富なボディバリエーションにお洒落なデザインは、幅広い年齢層やライフスタイルの方に人気があります。走りの方もBMW製エンジンで駆け抜ける喜びもありますし、まさに死角なし!といったところでしょうか。

 

それではそれを裏付けるデータをご覧ください。

 

■2018年輸入車ブランド別販売台数ベスト10
1位:メルセデス・ベンツ  67,531台(99.0%)
2位:フォルクスワーゲン   51,958台(106.0%)
3位:BMW        50,982台(97.1%)
4位:アウディ       26,473台(93.4%)
5位:MINI        25,984台(102.2%)
6位:ボルボ       17,392台(110.3%)
7位:ジープ       11,438台(113.2%)
8位:プジョー       9,881台(119.9%)
9位:ルノー        7,252台(101.9%)
10位:ポルシェ       7,166台(103.5%)

※( )内は対前年比

 

■2018年外国メーカー車モデル別新車登録台数ベスト10

1位:MINI                      2万5983台(102.2%)
2位:VWゴルフ                  2万1316台(93.3%)
3位:メルセデスベンツCクラス 1万8321台(110.6%)
4位:VWポロ                    1万1079台(117.7%)
5位:メルセデスベンツEクラス  1万0454台(78.8%)
6位:ボルボ40シリーズ              8440台(125.7%)
7位:BMW3シリーズ                7997台(70.7%)
8位:BMW5シリーズ                7474台(99.1%)
9位:BMW2シリーズ                7399台(86.1%)
10位:BMW X1                     7249台(95.2%)

※( )内は対前年比

 

輸入車ブランド別ランキング第5位、さらに外国メーカーモデル別ランキングでは3年連続の堂々の第1位となってます!

それまではVWゴルフの天下だった日本のマーケットですが、ここ数年は日本で最も売れてる輸入車モデルがミニという事です。

 

ネットでのBMWミニの中古車探しはけっこう大変

そんな人気のミニですから、2019年6月13日現在、カーセンサーnetに掲載されているBMWミニは全国でなんと4,758台!

現在iRで一番人気のミニクロスオーバーだけでも841台が掲載されています。

 

 

ネットでのクルマ探しの検索方法でやりがちなのが、車体価格を安い順に並び替えて安い方から順に見ていく方法です。

ただここで気をつけなければいけないのは、中古車というのは「一物一価」の商品であり、「安いには安いなりの理由がある」という事です。

中古車は修復歴の有無、機関系の不具合、災害車輌、アフターフォローや納車前整備の内容、など様々な要因で価格は変わってきます。

また、見せかけの価格だけ激安にして付帯するサービスや諸費用がメチャクチャ高いなんてこともよくある手口です。

 

ただ現代はインターネットという大変便利なツールがあり、そういったユーザーを欺くような販売店は必ずあぶり出される世の中ですので、もし欲しいクルマがあってその販売店での購入を考えられるときは、Googleのストアレビューでその販売店の口コミや評価を確認してから購入することをオススメします。

 

 

気になるミニが見つかったら、見るべきポイントはオプション装備!

年式、走行距離、ボディカラー、価格などは、誰でもパッと目がいくところですし、他のミニとの比較検討がしやすい項目だと思います。ですが、その中で同じようなミニが何台もある場合はあなたならどうしますか? 価格?それともお店の場所?

 

ズバリ!見るべきポイントはオプション装備です!

 

 

オプションとは、新車注文時に標準装備に加えて有料で追加ができる装備品のことです。

新車購入時だと高くつくオプション装備も、中古車ならすでに装着されているオプション込みでとってもお得に購入出来ちゃいます。どうせ買うならお得だと思えるミニに乗り換えましょう!

 

 

絶対おすすめ!iRが選ぶBMWミニ純正オプション神8

 

純正レザーシート(シートヒーター付き)

(参考新車時オプション価格 ¥316,000〜¥437,000)

 

まずはこれ! BMWミニにはメーカーオプション(新車製造時)として様々なカラーのレザーシートが選べるようになっています。レザーシートが装着されているだけで、車内は贅沢でワンランク上の空間に生まれ変わります。ホールド性に優れたスポーツシートで、ミニのレザーシートは腰痛持ちの人には一番!と言われるほど。「外観にお金をかけるならまずはシートにお金をかけた方がいい」と言う方も多いほどです。

レザーシートとセットでシートヒーターが装着されているのも嬉しいポイントですね♪ 

 

 

純正メーカーナビゲーション

(参考新車時オプション価格 ¥178,000〜)

 

純正ナビは「ナビゲーションパッケージ」のセットオプションになります。第3世代F系ミニから、今までのBMWミニの特徴であったセンターメーターが廃止され、センターパネルにすっきりとインストールされました。高額オプションではありますが、その実用性とエンターテイメント性に加え、ナビをインパネにスマートに収められるメリットが大きいため、とても人気のオプションです。

ちなみに、F系のミニはワンとクーパーはオプション装備となり、それ以外のグレードは標準装備となります。

 

 

ちなみに純正オプションではないですが、第2世代R系ミニだとこんな感じ

(参考価格 ¥167,400)※ナビ+バックカメラ(工賃込み)

 

過去のブログでも何度か紹介していますが、R系BMWミニはナビの装着が取付け場所などの問題で少々困難なところがあります。特にバックカメラを連動させる為には7型以上のモニターを設置しないといけないのですが、これがまたスペースの問題で難しい・・・。

後から装着することは当然可能ではあるのですが、パーツ代や取付け工数の関係で工賃はやや割高になります。

ですので、初めからナビゲーションとバックカメラが装着済みのミニはとってもお買い得です!

 

 

リアビューカメラ+PDC(パークディスタンスコントロール)

(参考新車時オプション価格 ¥93,000)

 

リアビューカメラとPDC(パークディスタンスコントロール)を装着すると、センターディスプレイに後方の映像と車幅、予想進路のラインに加え、検知した障害物のマーカーが表示されます。

近年ミニもボディサイズの拡大化が進み、F系クラブマン(F54)やクロスオーバー(F60)には、なくてはならない必須の装備と言えます!

iRショールームにはぎっちりミニが展示してあるので、クルマの移動もスタッフ同士声を掛け合いながら四苦八苦。そんな時、この「リアビューカメラ&PDC」装着車を運転している時の安心感は半端ありませんw

 

 

LEDヘッドライト

(参考新車時オプション価格 ¥103,000〜¥148,000)

 

第3世代F系ミニでフロントフェイスのキーポイントになっているのがLEDヘッドライトです。中央のライトを取り囲むようにリング型のデイライトと下部にウインカーが配置されています。LEDヘッドライトのウインカーレンズはクリアなホワイト仕様です。ミニの丸い目をより強調させる特徴的なLEDライトは、F系ミニの数あるオプションの中でかなりの人気を誇っています。だって見てください!オシャレで可愛くないですか?!

 

※標準ハロゲンヘッドライト

 

クーパーとワンは標準でハロゲンのヘッドライトになります。ハロゲンとLEDヘッドライトはデザインも大幅に異なるため、ミニのフロントフェイスの雰囲気がかなり変わます。ハロゲンヘッドライトの顔つきはどちらかというと先代のR系ミニに近い感じがしますね。LEDはモダンなミニ、ハロゲンはクラシカルなミニになる印象ですね。

 

 

コンフォートアクセスシステム

MINI クラブマン F54 イージーオープナー

 

キーをポケットやバックの中に入れていれば、ドアハンドルに付いた黒い小さなボタンを押すことでドアロックの開閉が可能になります。そして、そのまま車内に乗り込みSTARTボタンを押すだけでエンジン始動がOK! 一度慣れてしまうと手放せない快適装備です。

F系ミニクラブマンなら、半径1.5m以内でイグニッションキーを持っていれば、リアバンパーの下に足をかざすだけで自動的にドアを開くことができる「イージーオープナー機能」も備わっています。両手が荷物でふさがっているときなどにとっても便利!

 

 

MINIドライビングモード

(参考新車時オプション価格 ¥29,000〜¥44,000 )

 

MINIドライビングモードは、走りのセッティングをSPORT(スポーツ)、MID(ミッド)、GREEN(グリーン)の3パターンから選ぶことができる機能です。MIDは標準モードとなるため、実際にはSPORTとGREENの2モードがMINIドライビングモードによって追加されることになります。

シフトレバーにモードを切り替えるためのリング状のロータリースイッチが設置され、選んだモードによってアクセルレスポンスやステアリングの重さ、エンジン出力、ATのシフトスケジュールなどが変化します。

クーパーSやジョンクーパーワークスでSPORTモードを体感すれば、きっとあなたはミニの走りの虜になるはず。
 
 

ドライビングアシスト

(参考新車時オプション価格 ¥94,000 )

 

第3世代F系ミニから採用された装備です。アクティブクルーズコントロール(全車追従式のクルーズコントロール)、前車接近警告(歩行者検知機能付き)、衝突回避・被害軽減ブレーキ機能の3機能がセットになったオプション機能で、近年ニュースなどで度々報道されているせいもあり、とても注目度の高いオプション装備になります。

ですが、あくまで万が一の際に衝突しにくい状態にする安全装置なので、絶対にクルマ任せにはせずに安全運転でお願いしますね。

 

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マルチファンクションステアリング(クルーズコントロール付き)

(参考新車時オプション価格 ¥45,000 )※写真は第3世代F系ミニ

 

マルチファンクションステアリング(クルーズコントロール付き)は実は初代BMWミニから設定されているオプション装備になります。希望の速度を設定すると、アクセルを踏まずに設定した速度のまま走り続けることが出来ます。速度はハンドルスイッチで調整が出来るので、首都高など以外で交通量の少ない高速道路でのロングドライブではとても重宝します。

 

アクセルもブレーキも踏まずにクルマが進んで行くので慣れるまではちょっと不思議な感覚ですが、一旦慣れてしまうとその楽チンさが忘れられないほど。でもいくら楽だからといっても居眠り運転には要注意!

 

 

BMWミニの仕入れ方法をご紹介

iRでは、主に以下の4つの方法でミニを仕入れています。

1)自社サイト内のお買取りフォームやポータルサイトなどからお問い合わせを頂いたお客様からの直接お買取り

2)iRでミニをご購入頂いたお客様からの下取り

3)提携先のMINI正規ディーラーからの業販仕入れ

4)全国のオートオークションでの落札

 

「オートオークション 会場数」の画像検索結果

 

今回お話したいのは在庫車の半数以上を占める「オートオークション」からの仕入れ方法です。

仕入れ担当者が全国のオークション会場の出品車を精査し、iRらしいミニを厳選してオークションに参加します。北は北海道から南は九州まで、会場数はなんと全国約150ヶ所以上! 実際に全国を行き来するのは中々難しいので、オークション自体はインターネットを使用したオンラインでの参加が主となります。

 

 

iR流!最高なミニの選び方

これはオークション会場の検査員が査定をし作成した出品票になります。このような数枚の写真と車輌データーを見て落札したいミニを選んでいくのですが。 何か気づきませんか? そう! オプション装備が全くわからないんです! セールスポイント欄に「スペアキー」とひとつ記入があるだけ・・・。

 

車輌状態は検査員が記入をするのですが、セールスポイントを含む車輌データーは出品店側が出品票に記入をします。装備されているオプション品などのセールスポイントを記入するしないは出品店の判断になります。なぜわざわざ記入をしないかというと、オプション装備を出品票に記入するしないで落札される金額は変わらないからです!

なので、中古車業者は実際にどんなオプション装備かわからない車をオークションで落札をしていくことになります。

 

 

そんな場合でもiRでは問題ありません!

実際に装着されているオプション装備がわからない場合でもiRなら大丈夫! 当社は”BMWクオリティパートナー認定ショップ”なので、車体番号さえ分かれば、BMWのデータベースから新車時の車輌の仕様やメーカーオプションまで検索することができます。だからお客様が求めている本当に欲しいミニが仕入れられるんです!

 

 

出品票に記載なしでも、こんなにたくさんのオプションが!

●20011年式/ミニコンバーチブル クーパーS/ホワイトシルバー/12,000km/

 

★主な装備、オプションなど

・JCWチューニングキット

 スポーツマフラー

 JCWテールパイプトリム

 エア・フィルター

 JCWバッヂ(フロント/リア)

 専用エンジンプログラミング

・JCWスポーツブレーキ(フロント/リア・アクスル用キット)

・JCWストラット・ブレース

・クロス/レザーレイシート

・シートヒーター

・スポーツボタン

・バイキセノンヘッドライト

・レインセンサー

・オールウェイズオープンタイマー

・17インチアロイホイール コニカルスポーク

・クロムラインエクステリア

・HDDナビゲーション 地デジフルセグ DVD再生

・リアビューカメラ

・PDC

・ETC

 

ズラズラ〜っと! オークション出品票にセールスポイントの記載がなくても実際にはこんなにたくさんのオプション装備が装着されていました! なんとオプション総額は約130万円にもなります! もちろん事前にしっかりと下調べをした上でオークションにて落札をしていますよ。

 

その他にもこんなミニが・・・

こちらもセールスポイント欄にはオプション記載が一切ありません。これだけの情報ですと装備が乏しく魅力がない車のように見えますね。しかし、調べてみると実際には下記の豪華オプションが付いていることがわかりました。

 

●20016年式/ミニクラブマン クーパーD/ブリティッシュレーシンググリーン/24,000km/

 

【ペッパーパッケージ】

 純正メーカーナビゲーション

 コンフォートアクセスシステム

 MINIエキサイトメントパッケージ

 マルチファンクションステアリング

 クルーズコントロール

 スルーローディングシステム

 ITSスポット対応ETC車載器システム内蔵自動防眩ルームミラー

【カメラパッケージ】

 リアビューカメラ

 PDC(パークディスタンスコントロール)

・17インチアロイホイール ネットスポーク ブラック

・LEDヘッドライト&フォグランプ

・クロームラインインテリア

・ドアバイザー

 

iRおすすめオプションの、ナビゲーション、コンフォートアクセス、マルチファンクション、リアビューカメラ&PDCが装備され、追加オプション総額は約40万円ほど! お買い得ですね!

 

 

まとめ

一般の中古車販売店ではオプションの有り無し関係なく、車種、年式、距離などだけで売値を決めているケースが多いということ。

装備がしっかり付いているものも、装備がないものも同じ価格であれば、当然オプションが盛りだくさんの方がお買い得ですよね!

iRのWebサイトではミニ専門店ならではの装着オプションアイコンもあるので、どんな装備が装着されているかがひと目で分かります。

 

 

iRではオプションではお客様が必要とされている装備、本当におすすめできるミニを厳選して今後も仕入れを行なっていきます。

ミニ選びに迷ったらぜひお気軽にiRまでお問い合わせください。ミニのスペシャリストがお客様一人一人に合ったクルマをご紹介いたします。

 

それでは!次回のブログでまたお会いしましょう!