MINI BLOG
2023.05.12公開 / 2023.05.10更新
MINIの駐車場問題はこれで解決。カタログに載っていない細かすぎる寸法を独自公開!
みなさんは、自分の車の大きさを把握していますか?
車体サイズは、全長・全幅・全高が車検証に記載されており、もう少し詳しい情報でホイールベースなどがカタログに記載されていたりします。
しかし、実生活に必要なサイズは?というと、なかなか調べることが難しかったりします。
例えば、車検証やカタログに記載されている全幅は、ミラーを含んでいるのか。
聞かれると、「うーん・・・。」となる事ってありますよね!
そんなBMWミニ(F系)の細かいサイズを解体新書として作成するべく、私が重い腰を持ち上げました!
iRが店舗を構えています世田谷や横浜は、いろいろな事情で車庫の大きさに悩まれているお客様がご来店されます。
家の車庫に入るのか・・・。
家の前の道路が狭いからすれ違いできるのか・・・。
マンションにお住まいの方は、立体駐車場のパレット形状にホイールを擦ってしまうかもしれない・・・。
戸建にお住まいの方は、「自転車を置いている」「奥に物置がある」など、車庫を有効活用していてミニが停められるか分からない。
そんな時に色々調べると、「オーバーハング」や「F値・R値」という名称に辿り着くことがありますが、本当に知りたい寸法は他にあったりします。
そんな車庫の大きさに悩まれている方々へ、独自に計測したミニの細かすぎる寸法を特別に大公開しますので最後まで読んで下さい!!
Contents
一般的に知られているボディサイズは
先述した通り、車検証には全長・全幅・全高が記載されており、カタログなどには、ホイールベースまで記載されていますが、車庫問題でサイズを気にされている方は、知りたいのはそこじゃないんだよ!と感じているでしょう。
まずは、基本的なボディサイズから見てみましょう。
全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース | |
3ドアハッチバック(F56) | 3835 (3860) 『3875』 | 1725 | 1430 |
2495 |
5ドアハッチバック(F55) | 4000 (4015) | 1725 | 1445 | 2565 |
コンバーチブル(F57) | 3835 (3860) 『3875』 |
1725 |
1415 |
2495 |
クラブマン(F54) | 4270 | 1800 | 1470 | 2670 |
クロスオーバー(F60) | 4315 | 1820 | 1595 | 2670 |
*()内はクーパーS・SD
*『』内はジョンクーパーワークス
*()『』が無いサイズは全グレード同じサイズ
*単位はmm
細かすぎるボディサイズはこちら!
表にしてみると一目瞭然ですが、全長以外は変わらないです。
全長は、グレードによりバンパー形状が異なるため最大40mmの開きがあります。
ここからは、カタログに記載されていない細かすぎるボディサイズを調べたので、該当する部分を参考にしてください。
ちなみに、先ほど出ましたオーバーハングですが、フロントオーバーハングは写真で「B」の部分に該当し、リアオーバーハングは「F」に該当します。
F値は「B+D」で、R値は「F」となります。
3ドアハッチバック(F56)のボディサイズ
まずは、MINIといえばコレ!
MINIの人気を支えていると言っても過言ではない、3ドアハッチバック!
MINIの走りを表現した「ゴーカートフィーリング」を楽しむなら1番最適なMINIです。
*Aは、フロントバンパー最前部からフロントタイヤ最前部まで
*Gは、リアバンパー最後部からリアタイヤ最後部まで
*Hは、リアバンパー最後部からテールゲートオープン時の最後部まで
*Iは、フロントバンパー最前部からクローズ時の運転席ドアエッジまで
*Jは、ミラーを閉じている状態
*Kは、ミラーを開いている状態
*Mは、運転席ドアを全開に開いている状態
*タイヤ地面接地部分で測定
単位:mm
A | B | C | D | E | F | G |
442 | 750 | 308 | 2495 | 308 | 590 | 282 |
単位:mm
H | I | J | K | L | M | N |
300 | 2495 | 1885 | 1975 | 45 | 1070 | 1710 |
今回測定した3ドアハッチバックは
・2017年式
・F56クーパー
・タイヤサイズ205/45R17 (タイヤ外径616mmで算出)
・単位はmm
【3ドア(F56)のストック一覧】
5ドアハッチバック(F55)のボディサイズ
第三世代から登場した5ドアハッチバックは、MINIの雰囲気をそのままに、3ドアより全長を約16cm伸ばして後席用のドアが追加され、乗り降りが楽になりました。
最近は5ドアを選ぶファミリー層が増え、iRでの2021年・2022年の3ドアと5ドアの成約数を比べると5ドアハッチバックの方が多くご成約いただいております。
*Aは、フロントバンパー最前部からフロントタイヤ最前部まで
*Gは、リアバンパー最後部からリアタイヤ最後部まで
*Hは、リアバンパー最後部からテールゲートオープン時の最後部まで
*Iは、フロントバンパー最前部からクローズ時の運転席ドアエッジまで
*Jは、ミラーを閉じている状態
*Kは、ミラーを開いている状態
*Mは、運転席ドアを全開に開いている状態
*Nは、後席ドアを全開に開いている状態
*タイヤ地面接地部分で測定
単位:mm
A | B | C | D | E | F | G |
493 | 803 | 310 | 2565 | 310 | 647 | 337 |
単位:mm
H | I | J | K | L | M | N | O |
270 | 2380 | 1809 | 1919 | 55 | 820 | 645 | 1710 |
今回測定した5ドアハッチバックは
・2015年式
・F55クーパーS
・タイヤサイズ195/55R16 (タイヤ外径620mmで算出)
・単位はmm
【5ドア(F55)のストック一覧】
コンバーチブル(F57)のボディサイズ
憧れのオープンカー!
春や夏に売れているイメージが強いコンバーチブルは、実は1年を通してコンスタントにご成約いただいています。
オープンクローズは電動で、時速30km/h以下であれば走行中でも最大18秒で開閉完了でき、停車中であればキーレスからもリモコン操作可能です。
スライディングルーフ機能は幌の前方部分を40cm開けることができ、フロントシートの頭上が完全にオープンになるため、幌をフルオープンにしなくても十分な開放感を味わえます!
*Aは、フロントバンパー最前部からフロントタイヤ最前部まで
*Gは、リアバンパー最後部からリアタイヤ最後部まで
*Hは、リアバンパー最後部からテールゲートオープン時の最後部まで
*Iは、フロントバンパー最前部からクローズ時の運転席ドアエッジまで
*Jは、ミラーを閉じている状態
*Kは、ミラーを開いている状態
*運転席ドアを全開に開いている状態
*幌オープン/クローズ時の最高到達地点
*タイヤ地面接地部分で測定
単位:mm
A | B | C | D | E | F | G |
455 | 765 | 310 | 2495 | 310 | 600 | 290 |
単位:mm
H | I | J | K | L | M | N | O |
300 | 2560 | 1835 | 1965 | 65 | 1060 | 1750 | 1690 |
今回測定したコンバーチブルは
・2021年式
・F57クーパーS
・タイヤサイズ205/40R18 (タイヤ外径620mmで算出)
・単位はmm
【コンバーチブル(F57)のストック一覧】
クラブマン(F54)のボディサイズ
クラブマンは、2007年にラインアップに追加されたステーションワゴンタイプで、観音開きのテールゲートは、他のミニでは味わえないユニークなドア構成です。
2015年の秋にフルモデルチェンジした2代目クラブマンは、観音開きをそのままにサイズアップし、全席の足元スペースやトランクが広くなり、日常の使いやすさが向上しました。
*Aは、フロントバンパー最前部からフロントタイヤ最前部まで
*Gは、リアバンパー最後部からリアタイヤ最後部まで
*リアバンパー最後部からテールゲートオープン時の最後部まで
*Iは、フロントバンパー最前部からクローズ時の運転席ドアエッジまで
*Jは、ミラーを閉じている状態
*Kは、ミラーを開いている状態
*運転席ドアを全開に開いている状態
*後席ドアを全開に開いている状態
*タイヤ地面接地部分で測定
単位:mm
A | B | C | D | E | F | G |
498 | 815 | 317 | 2670 | 317 | 785 | 468 |
単位:mm
H | I | J | K | L | M | N | O |
運転席側470 助手席側505 | 2520 | 1930 | 2030 | 50 | 885 | 865 | 1800 |
今回測定したクラブマンは
・2016年式
・F54クーパーS
・タイヤサイズ225/45R17 (タイヤ外径634mmで算出)
・単位はmm
【クラブマン(F54)のストック一覧】
クロスオーバー(F60)のボディサイズ
MINIの現行モデルラインナップで最大サイズとなるクロスオーバーは、2017年にフルモデルチェンジし先代よりも1回り大きくなり、最低地上高も大きくなったためアウトドアに1番最適なMINIと言えるでしょう!
さらに、MINIで初となるプラグインハイブリッド(PHV)もクロスオーバーにラインナップしています。
*Aは、フロントバンパー最前部からフロントタイヤ最前部まで
*Gは、リアバンパー最後部からリアタイヤ最後部まで
*Hは、リアバンパー最後部からテールゲートオープン時の最後部まで
*Iは、フロントバンパー最前部からクローズ時の運転席ドアエッジまで
*Jは、ミラーを閉じている状態
*Kは、ミラーを開いている状態
*Mは、運転席ドアを全開に開いている状態
*Nは、後席ドアを全開に開いている状態
*タイヤ地面接地部分で測定
単位:mm
A | B | C | D | E | F | G |
514 | 855 | 341 | 2670 | 341 | 790 | 449 |
単位:mm
H | I | J | K | L | M | N | O |
350 | 2490 | 1920 | 2040 | 60 | 870 | 865 | 1815 |
今回測定したクロスオーバーは
・2018年式
・F60クーパーD
・タイヤサイズ225/50R18 (タイヤ外径682mmで算出)
・単位はmm
【クロスオーバー(F60)のストック一覧】
まとめ
今回の細かすぎるボディサイズを調べたのは冒頭に書いた通りで、引っ越しや生活スタイルが変わり車庫の大きさ問題に悩まれている方が多かったからです。
記憶に新しいお客様のお悩みは、ご主人が新たな趣味としてバイクに乗るようになり、車庫の隙間がかなり狭くなったため、サイズダウンを考えミニに乗り換えれば余裕ができるのではないかと考えていらっしゃったそうです。
きっと同じような悩みを抱えている方がいると信じ、調べることになりました。
なるべく正確に計測できるようL字定規を使用したり、針を糸に通して垂直に落としたりしましたが、5mm〜10mmズレがあるかもしれませんので、こちらは予めご容赦ください。
ちなみに自動車の全幅とは「車体から左右に張り出しているドアミラーを除いた幅」になるので、ドアミラーを除いて一番広いところを全幅と呼んでいます。