MINI BLOG

2021.04.08公開 / 2021.04.13更新

クルマの登録手続きガイド!必要な書類の準備と、購入から納車までの流れを徹底解説!

 

ミニに限らず新車でも中古車でも、クルマを購入した際には登録書類が必要です。

購入の際、営業マンから必要書類の説明を受けると思いますが、普段聞き慣れない名前の書類が多過ぎて、一回説明されただけではよく分からない・・・

さらに納車までの段取りや任意保険の加入手続きのタイミングなど、よほど頻繁にクルマを買い替えてる人じゃないと忘れちゃいますよね。

 

そこで、今回はクルマの購入時に必要な書類と購入から納車までの流れを解説したいと思います。

 

 

 

クルマを購入する時の必要書類

まず、クルマの購入時に必要な基本的な書類

◯印鑑証明書

◯委任状

◯車庫証明書

となります。

まずはそれぞれの解説から。

 

◯印鑑証明書

普通自動車は資産として定められており、クルマの名義変更には不動産同様に実印と印鑑証明書が必要となります。

印鑑証明書は住民登録している市区町村で実印登録をした後に発行可能。

手続きは簡単で、実印登録する印鑑を役所に持っていき、実印登録申請をすればその場で登録できます。

登録後はすぐに印鑑証明書も発行できます。その際、発行手数料が200円〜400円かかります。

 

◯委任状

陸運局に名義変更をする事を本人以外に依頼する際に必要になります。

 

◯車庫証明書

名義変更するにはクルマの保管場所を確保してからでないと名義変更が出来ません。(一部地域除く)

 

車庫証明書については以前ブログに書きましたので↓こちらをご覧ください!

 

ややこしい車庫証明申請時の必要書類。これを見れば一発解決!私に必要なのはどの書類?

 

 

登録パターンごとの必要書類と記入方法(購入車両)

ここからは登録パターン別に異なる必要書類と、その記入方法についてそれぞれご説明致します。

 

所有者が個人の場合

所有者と使用者が同一の場合の必要書類

 

・印鑑証明を1通(お住まいの市区町村の役所で取得。登録日の3ヶ月以内のもの。)

・委任状1通(印鑑証明書と同じお名前と住所を記入し実印を押印)

【車庫証明書】

所有者※使用者同一名義で申請

 

所有者が法人の場合

所有者、使用者共に法人名義の場合

・印鑑証明書を1通(法務局で取得。登録日の3ヶ月以内のもの。)

・委任状1通(印鑑明書と同じ法人名、代表者名と住所を記入し実印を押印)

【車庫証明書】

所有者※使用者同一名義で申請

 

所有者と使用者を分ける場合

法人が所有者、個人が使用者名義にする場合(親が所有者、未成年の子供が使用者となる場合など)

 

【所有者】

・所有者の印鑑証明書を1通(登録日の3ヶ月以内のもの)

・委任状1通(所有者の印鑑証明書と同じ名前と住所を記入し実印を押印)

【使用者】

・使用者の住所を証する書面のコピー1通(個人は印鑑証明書または住民票(マイナンバーが記載されていないもの)、法人は商業登記簿謄(抄)本などで登録日の3ヶ月以内のもの。)

・委任状1通(使用者の住所と使命を記入)※令和3年1月より印鑑は不要になりました。

 

【車庫証明書】

使用者名義で申請

 

所有者がローン会社や販売会社の場合

クルマをローンなどで購入すると、所有者はローン会社や販売会社の名義となる事があります。これを所有権留保と言います。この場合、購入者は使用者として登録されます。所有権留保にならなければ、所有者として登録されます。販売店にどちらになるのか確認が必要です。

 

未成年者が所有者としてクルマを購入する場合

未婚の未成年者が普通自動車を購入する場合に必要になるのが法定代理人の同意書になります。法定代理人とは、親権のある親です。また、ご両親が亡くなられている場合は家庭裁判所から選任された未成年後見人が法定代理人となります。実印は16歳から登録が可能となります。

例外として、結婚している未成年者は法定代理人の同意書は必要ありません。代わりに未成年者の戸籍謄本等で婚姻が確認できる書類が必要となります。

 

両親が親権者の場合

・所有者(未成年者)の印鑑証明1通(登録日の3ヶ月以内のもの。)

・委任状に所有者(未成年者)の印鑑証明書と同じ名前と住所を記入

 

・所有者(未成年者)の戸籍謄本または戸籍の全部事項証明書(親権者の確認が取れる書類)を1通

・親権者同意書に親権者全員の署名、実印を押印した同意書を1通

 

・親権者どちらかの印鑑証明書を1通(登録日の3ヶ月以内のもの。)

【車庫証明書】

所有者(未成年者)名義で申請

 

片親が親権者の場合

・所有者(未成年者)の印鑑証明1通(登録日の3ヶ月以内のもの。)

・委任状に所有者(未成年者)の印鑑証明書と同じ名前と住所を記入

・所有者(未成年者)の戸籍謄本または戸籍の全部事項証明書(親権者が1人である事の確認が取れる書類)を1通

・親権者同意書に親権者の署名、実印を押印した同意書を1通

・親権者の印鑑証明書を1通(登録日の3ヶ月以内のもの。)

【車庫証明書】

所有者(未成年者)名義で申請

 

 

下取り車両がある場合

クルマを購入と同時に、今乗っている車を売却することも多いと思います。売却する際にも書類を揃える必要があります。

売却時に必要な基本的な書類

◯印鑑証明書

◯委任状

◯譲渡書

となります。

印鑑証明書と譲渡書は、クルマの購入時の名義変更に必要なものと同じです。

 

◯譲渡書

譲渡書はクルマを売却したり、友人に譲ったりして所有者が変更になった場合、誰から誰に譲渡されたかを証明する書類となります。

 

登録パターンごとの必要書類と記入方法(売却車両)

ここからは登録パターン別に異なる必要書類と、その記入方法についてそれぞれご説明致します。

 

車検証上の所有者の住所、氏名が現在と同じ場合

・所有者の印鑑証明書1通(取得から1ヶ月以内のもの。)

・譲渡書1通(印鑑証明書と同じ住所、氏名を記入し実印を押印)

・委任状1通(印鑑証明書と同じ住所、氏名を記入し実印を押印)

 

車検証に記載された所有者の住所から引っ越している場合

車検証の住所から住民票を移している場合、車検証上の住所から現住所までの転居の履歴を公的書類にて繋げなければなりません。また委任状、譲渡書に記入する住所は現住所(印鑑証明書の住所)となります。車検証の住所を記入しないように注意してください。

 

・所有者の印鑑証明書1通(取得から1ヶ月以内のもの。)

・所有者の転居履歴が車検証の住所まで繋げられる公的書類(住民票、戸籍の附票等)

・譲渡書1通(印鑑証明書と同じ住所、氏名を記入し実印を押印)

・委任状1通(印鑑証明書と同じ住所、氏名を記入し実印を押印)

 

婚姻などで車検証上の所有者の名前と現在の名前が違う場合

クルマを購入した後に婚姻などで苗字が変わった場合、それを証明する公的書類が必要になります。

 

・所有者の印鑑証明書1通

・所有者の苗字が変更になった事を証明する公的書類(戸籍抄本等)

・譲渡書1通(印鑑証明書と同じ住所、氏名を記入し実印を押印)

・委任状1通(印鑑証明書と同じ住所、氏名を記入し実印を押印)

 

所有者がローン会社や販売会社の場合

クルマをローンなどで購入すると、所有者はローン会社や販売会社の名義となる事があります。この場合は所有権先(所有者)によって、必要な書類が異なるので下取りに出す販売店に確認して下さい。

 

名義変更

 

 

印鑑証明書、委任状、車庫証明書が揃ったら販売店に郵送します。販売店に到着したら名義変更となります。名義変更は直接陸運局までクルマを走らせて登録する方法と、行政書士に書類とナンバーを渡して登録する方法があります。行政書士に名義変更を依頼すると3日〜1週間程で名義変更が完了します。

 

車検証が出来上がったら

車検証が出来上がったら車検証のデータをもらいましょう。任意保険の加入手続きに必要となる事が多いです。販売店に車検証を保険会社さんにFAXしてもらう事も可能です。良く「いつまでに加入手続きをすれば良いですか?」と聞かれますが、保険会社さんによって締め切り日が異なりますので、加入する保険会社さんに「納車日の何日前までに加入手続きをする必要があるか」を確認することをお勧めいたします。また、任意保険の開始日は納車日に設定します。

 

納車

 

 

待ちに待った納車日。自分の車となるミニとご対面。この時が私達スタッフも1番笑顔になれる時なんです。書類の説明と車両の操作説明でおおよそ40分〜1時間程お時間を頂戴しております。ミニはエンジンスイッチやパワーウィンドウのボタンの位置が一般的な国産車とは違ったりするので、しっかりと説明させて頂いております。素敵なミニライフを送ってください!

 

ちなみに操作方法を動画にまとめたコンテンツも配信中。現在はミニクラブマン(F54)だけですが、別モデルの動画も現製作中です。

【YouTubeで観るミニのトリセツ】ミニクラブマン(F54)完全操作ガイド!あなたの知らない機能があるかも!?

 

必要書類データ/ダウンロードはこちらから!

 

委任状

譲渡証明書

同意書