MINI BLOG

2020.03.09

エンブレムから紐解く歴史!実はほとんど知られていないあのメーカーのロゴの由来


 
突然ですが、ミニのエンブレムを何種類、見たことがありますか?
ミニの中古車販売店であるiRでは、クラシックミニからBMWミニまで様々なミニのエンブレムを見ることができます。
同じブランドでも歴史を刻む中で車の形だけでなく、エンブレムも時代時代のトレンドに合わせて変化しています。
 
そんななか先ごろミニを傘下に置くBMWから、23年ぶりに新しいエンブレムが発表されました。
こちらがその新しいエンブレム。
 

画像引用元:Car watch
以前に比べ、外縁の黒かった部分がクリアになり、シンプルでスタイリッシュになったように感じます。
その反面で、個人的には高級感が少しなくなってしまったかな?という印象を受けました。
みなさんの第一印象はいかがでしたか?
今までのエンブレムがお好きという方も多いのではないでしょうか?
 
なお、新たなエンブレムはSNSや公式ウェブサイトで使用されるようで、ディーラーの外内装や生産モデルの車体には使用の予定はないとされ、市販車には以前までのエンブレムデザインが採用されるとのこと。
 
冒頭にもお話をしましたが、改めて、この発表を見ても時代の変化に合わせてエンブレムも変化しているころが分かります。
今までなんとなく見ていた自動車メーカーのエンブレム。
原型のデザインや、どんな由来や意味を持っているんだろうと気になりませんか?
 
以前のブログでもご紹介をさせていただきましたが、
今回はもう少し深く、自動車メーカーのエンブレムについてお話させていただきます。
エンブレムの由来を知ることは歴史を知ることにもなります。
長年、愛され続けるメーカーにどんな歴史があるのか見ていきましょう。

メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)


画像引用元:logovaults
 
車に詳しくない方でも知ってる、言わずと知れた高級車メーカー。
でも、実は「メルセデス・ベンツ」は会社名ではなくはブランドネームってご存知でしたか?
「メルセデス・ベンツ」はドイツ・ダイムラー社の取り扱っているブランドなのです。
 
ダイムラー社は、1883年に創業されたとする、世界最古の自動車会社ベンツ&シー社と、1890年創業のダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト社が1926年に合併したのが始まりです。当時の社名はダイムラー・ベンツ。
 
そこから何十年と、合併や分離を繰り返し行うことで、当然ながら社名も変わっていきました。
その中、およそ80年以上の歴史の中で会社の変化に関わらず、残り続けているのが「メルセデス・ベンツ」というブランドネーム。
この認知度には、これだけの歴史があるからこそですね。
 
そのベンツのエンブレムに使われているのは「スリーポインテッド・スター」と言われるエンブレム。
はじめは、周囲の円はなく、三つの頂点を持つ星形のみでした。
これは、「三本の光芒は陸・海・空を指し、それぞれの世界でのモビリティーの発展を意味する」という
ダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト社の創業者、ゴットリープ・ダイムラーの思想が込められたものです。
 
1926年にベンツ&シー社との合併によって当時、ベンツ&シー社が自動車レース界で成し遂げた成功を意味していた月桂冠をあしらったロゴの円形を用いたことで誕生したのが現在の円形付きのエンブレム。
それから、時代とともに形を変え、現在のエンブレムとなりました。
 

フォルクス・ワーゲン(Volkswagen)


画像引用元:AXIS WebMagazine
 
フォルクス・ワーゲンも2019年にエンブレムの変更発表があり、無駄のないフラットな2Dデザインになりましたね。
VolksとWagenの頭文字を合わせた一見誰にでも思いつくようなデザイン。 そもそもフォルクス・ワーゲンとはどのような意味か分かりますか? また、フォルクス・ワーゲン起源にはあのアドルフ・ヒトラーが大きく関わっていたって知っていましたか? フォルクスワーゲンはアドルフ・ヒトラーがベルリンモーターショウで提唱したある計画に由来されます。 この計画は、ドイツのモータリゼーションを推進するために、国民で貯蓄を積立て、その資金を元に自動車開発を行おうとするものでした。 それに、参加・出資した国民には車が納品されたというのです。 国民が、国のために自動車開発を行い参加したものには車が配られるこの計画を「国民の車」という意味のある「フォルクス・ワーゲン」計画と名付けたことが由来となります。 エンブレムの原型を考えたのは、フランツ・クサーヴァー・ライムシュピースという人物で、社内公募によって選ばれたとのことでした。 原型のエンブレムはもっと複雑だったようですが、これならシンプルなエンブレムである理由が少し理解出来る気がします。
 

BMW(ビー・エム・ダブリュー)

冒頭でもお話したBMW。 マイナーチェンジは行われましたが、大きなエンブレムデザインに変化はありませんでした。
青と白が印象的なこのエンブレムにはどんな意味が込められているのでしょうか。
BMWに関してはいくつか噂があるので、紹介させていただきます。
 
1番有名なのが、プロペラ説。
元々、航空機メーカーとして名を馳せていたBMW。

そこから、プロペラの回転をモチーフに青は空、白は雲を用いられたエンブレム。
なぜ、これが1番有名なのかというとBMWの公式で発表されているからです。
 
しかし、これを否定する説があるのです。 実はこの公式の発表されたのは、ロゴマークを商標登録してから12年後の1929年です。
なぜ、ここまでの長い期間公式発表されなかったのか? なぜ、初飛行を成功させた時に公表しなかったのか? という疑問に着目し、もう一つの説が浮上してきました。

 

BMWの前身の会社が、RMW(Rapp Motoren Werke)という会社でした。
 
その会社のロゴがこちら

画像引用元:Rdesing

 
そして、本拠地としていたバイエルン州の州旗が青と白。 これを掛け合わせたものが、現在のBMWのロゴになるわけです。 これだとあまりにも単純すぎるので広報担当の方がPRの一環として公表し、プロペラ説が有名になったということでした。 1929年の時代にPRによって世界的に認知される由来になるということは単純にすごいことですよね。尊敬します。(笑)
 

MINI(ミニ)

このブログを読んでいただいてるということはみなさまご存知ですよね? でもこれから、ミニの歴史を勉強したいという方へ向けてご紹介いたします。 ミニの歴史もとっても古く1959年にまで遡ります。 当時世界最大の自動車メーカーであるブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)の傘下にあった オースチン社とモーリス社がそれぞれ「オースチン・セブン」と「モーリス・ミニ・マイナー」販売していました。 その頃はまだミニとは呼ばれておらず、その頃はMk-1(マークワン)と呼ばれていました。 その後、1961年にスポーツモデルの「ミニ・クーパー」が誕生しました。 今ではよく耳にする「ミニ・クーパー」これは人の名前から取ったものなのです。 ミニを家庭向けに開発した技術者のアレック・イシゴニス氏でしたが 俊敏なハンドリングとキビキビとした走りで、後に「ゴーカートフィーリング」というフレーズにもなるこの魅力気付いたのが、ジョン・クーパー氏。 イシゴニス氏への度重なる説得の末、カーレース仕様にチューンナップをし、1961年に本格的に取り組みをスタート。 1964年のモンテカルロラリーへミニでの初優勝を皮切りに、数々のレースで結果を残しました。 もちろん、初優勝のドライバーが、ジョン・クーパー氏。 偉大なドライバーの名前がそのまま使用され、現在でも最上級のグレードのJCW(John Cooper Works)として生き続けているのです。 ミニクーパー誕生の翌年、1962年にミニの名前が親しみやすいとのことから、 「オースチンセブン」から 「オースチンミニ」へ名前を変更。 クルマ自体も年を重ねるにつれて、Mk-2、Mk-3へと移行されました。 そして、馴染み深い、この″MINI″というロゴが使用されるようになったのは1969年から。 親会社がBLMC(ブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーション)と名前を変更し、  今までのオースティン・ミニとモーリス・ミニ・マイナーというバッジはなくなり、単純に「MINI」のみとなりました。

 
当時のロゴがこちら。

 
●オースチン

画像引用元:MOBY

 

画像引用元:MOBY

 
●モーリス


画像引用元:MOBY

 
1982年に製造メーカーがBLMCからオースチン・ローバーに変更され、日本正規ディーラも誕生。 1989年にはオースチン・ローバーからローバーへ社名を変更。 ローバーのロゴもたくさんありますので、代表的なものをいくつかご紹介します。
 

97年以前にはモデルによって、ロゴが異なり、 クーパーにはこちらのロゴが使用されていました。 周りには月桂樹をあしらったイメージでシンプルなロゴ。
 

また、ケンジントンやメイフェアにはこちらのロゴが使用されておりました。 ちなみにこちらのロゴには、バイキング船が描かれています。なぜ、バイキング船なのか? 元々、「ROVER」とは走りまわるというROVEを動詞にしたものから由来しています。 大航海時代に何千マイルもの海を渡っていた、究極のローバー(彷徨者)であるバイキング船をエンブレムに掲げました。
 

画像引用元:logovaults

そして、97年以降は見覚えのあるこちらのロゴへ統一されました。 現在のBMWミニにも採用されている「MINI」の両側に翼をレイアウトしたこのエンブレムがミニのフロント&リアバッジに採用されました。

 

画像引用元:Ts&CO.,Ltd

 
2000年にはローバーミニの生産が惜しまれながら終了。 2001年からはBMWがミニを生産することになり、ローバーミニのエンブレムを踏襲したBMW MINIエンブレムが誕生しました。

 

画像引用元:logovaults

 
初代ロゴは立体的なデザインでしたが、2018年には当時流行していたフラットデザインに変わり現在(2020年3月現在)のものになりました。

 

 
フォルクスワーゲン、ミニに続き、BMWもフラットデザインを採用し、よりシンプルなデザインが最近のトレンドのようですが、これから変更する各メーカーの動向もチェックしていきたいですね。 今回は自動車メーカーロゴの由来や歴史について紹介しましたが、いくつ知っていましたか? 世界にはたくさんのメーカーがあるので、調べてみるとたくさんの発見があるかも知れません。 是非、みなさまも調べてみてくださいね!

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