MINI BLOG

2017.09.15公開 / 2020.03.10更新

予算100万円以下でBMWミニが欲しいっ!失敗しないクルマ選びとは?!

 

突然ですが、輸入車&インポートパーツで楽しむドレスアップカー・マガジン”af・imp(オートファッションインプ)”。10月号の巻末特集『プロショップ直伝、中古輸入車購入ガイド、BMWMINI』にてiRが取材を受け、掲載していただきました!

 

 

そこで今回は”af・imp”さんの内容に絡めて、予算100万円以下でのBMWの失敗しない選び方ついて考察してみたいと思います。初めてBMWミニの購入やお乗り換えを考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

安いクルマには理由がある!?

 

 

「安くて良いクルマが欲しい!」そう思う人はきっと多いはずです。そして、中古車を探しているときに妙に安い車を見つけたことありませんか?「ラッキー!」とかつい思っちゃうところですが、ちゃんと理由があります。その理由を隠したりして販売するなんてこともあったりなかったり。様々な理由を購入する側が知っておくことをおすすめします。

 

安いクルマの主な理由はこんな感じ

1、修復歴車(事故車)

2、メーター交換、改ざん

3、災害車両(水害、雹害、火災)

4、レンタアップ(レンタカーとして使用していた車)

5、モデルごとに抱えるウィークポイント

 

私が今回お話したいのは、5番のモデルごとに抱えるウィークポイントになります。実は私も就職したばかりの頃に、「安くて良いクルマが欲しい!」そう思って失敗したことがあります。今だから笑って話せますが、当時は相当なショックでした…。

購入したクルマはイギリスの名車レンジローバー、SUVが好きだったことと、新車価格で1000万円クラスのクルマが150万円程で購入できるとあって、ほぼ勢いで決めてしまいました。結果、納車後約半年ほどで、足回りのエアーサスペンションが作動しなくなり、まともに乗れなくなってしまいました。

修理に出すとサスペンション1本で約40万円、合計100万円以上の修理費がかかるとのことで、新卒で就職したての私には払えるはずもなく、購入後1年もしないうちに手放すことに…。

 

輸入車のエンジン関連パーツやミッション、足回りなどの重要機構部品は、非常に修理費が高くなります。パワーウィンドウやパワーステアリングなどの電装系部品も、国産車に比べるとおおよそ1.5倍~2.5倍ほどの費用がかかります。当然ミニに関してもそれは決して例外ではありません。

 

 

予想以上に多い!100万円以下のBMWミニ

 

 

低価格帯のBMWミニや輸入車は少し注意が必要です

BMWミニは非常に人気の高いクルマです。発売当初から人気があり新車もかなりの台数が売れたので、中古市場でも大量に流通しています。中古車の購入を検討する時、100万円をひとつの目安に考える方も多いと思いますが、結論から言うと、低価格帯のBMWミニ、ないし輸入車は注意が少し必要です。特に第1世代と呼ばれる2001年から発売された初代のBMWミニは内部事情の不具合なども多く、プロの見極めが必要になります。

 

少し調べてみると、2017年9月15日時点でカーセンサーに登録されているBMWミニは全国に4098台でした。そのうち100万円以下のプライスが付いているのは1423台で約35%を占めています。年式は2001年~2012年式、走行距離は1.1万~19.2万kmでした。その中で初代(第1世代)の3ドアハッチバック(R50,R53系)は1153台で大多数を占めています。

 

カーセンサー掲載 iRの在庫ページはこちら

 

 

第1世代BMWミニ(R50、R52、R53)の定番トラブルと修理費

 

CVTミッション(無段変速機)の故障

第1世代BMWミニでの代表的なトラブルはONEやクーパーのAT車に採用されているCVTミッション(無段変速機)の故障です。CVTが故障してトランスミッションのアッセンブリー交換(丸ごと交換)になってしまうと、なんと!70~80万円近くの高額な修理代金がかかってしまう可能性があります!

※このような事例に伴い、iRでは第1世代BMWミニのCVTモデルは販売しておりません。

 

エアコントラブル

「暖房は効くけれど、除湿やクーラーが効かないor効きにくい」ということが第1世代のミニでちょこちょこと見受けられます。原因はエアコンのコンプレッサーの故障、もしくはエアコンガスが減っているかのどちらかです。エアコンガスの補充だけであれば簡単に直すことができますが、コンプレッサーの故障になると、アッセンブリー交換で約15~20万円ほどの費用がかかります。

 

パワーステアリングの故障

これも第1世代BMWミニの持病のひとつです。壊れたままだといわゆる「重ステ」状態になります。そうなると、体重をよいしょっ!とかけてやっと交差点が曲がれるレベルで、駐車や据え切りは非常にしんどいです。パワステポンプ本体で約13万円、パワステ周辺の関連パーツをすべて交換すると、合計で約25万円程の費用がかかります。

 

ラジエータファンの故障

ラジエータの電動ファンには低回転と高回転の2種類が搭載されていますが、低回転側のみが動かなくなってしまう現象が比較的よく起こります。交換になると、約10万円程の修理費用がかかります。

 

電動格納ミラーの故障

サイドミラーの格納ができなくなるトラブルです。ドア回りのトラブルも第1世代のBMWミニではよく聞きます。これはサイドミラー内部に設置されたモーターが働かなくなるのが原因ですが、ミラー片側の交換で約4~5万円の修理費になります。左右同時に壊れることは基本ないのが救いですね。

 

パワーウィンドウの故障

これもよく聞くトラブルです。パワーウインドウは電気モーターとレギュレターの連動により作動しています。モーターが故障することもありますが、ワイヤーの巻き取り装置(レギュレター)が壊れることも多いです。パワーウインドウの修理はモーターが壊れているのか、レギュレターが壊れているのかによって違いますが部品代、工賃込で約3~5万円になります。左右は独立しているので、これも同時に壊れることはほぼありません。

 

ドアロックの故障

ドアロックがリモコンで開閉しないというトラブルも稀にあります。このトラブルの原因はドアロックアクチュエーターというドアロックのON/OFFを機能させるモーターが壊れることです。左右それぞれのドアにモーターがついており、ドアロックアクチュエーターの修理は片側で部品代、工賃込で約3~5万円です。

 

 

後々の修理費用を考えると、多少なりともリスクがあるということ

 

これはBMWミニに限ったことではありません!私の過去の体験談の通り、輸入車全般にも同じことが言えます。目先の費用を重要視しすぎて購入後の維持費や修理費を考えないと、私のようにせっかく買った愛車を手放すことになってしまうかもしれません。それでも、私は輸入車が大好きです!(汗)

 

 

そうは言っても魅力的なBMWミニ、購入に踏み切る場合は整備記録の確認を忘れずに

 

こうして見ると100万以下のBMWミニは全体で1423台、うち第1世代のBMWミニ(R50、R53)は1153台と、70%以上という高い比率となっています。では、これほど多く存在している100万以下のBMWミニは買って良いのか、悪いのか。

費用のことだけ考えれば、しっかり見極めをしたいというのが本音です。もし買っても良いとすれば、これまでの整備履歴がしっかりとしているクルマないし、信頼できるショップで購入するべきでしょう。

 

BMWミニや輸入車は国産車に比べて、小まめにメンテナンスしたほうが、そのブランドらしい走りは持続できます。輸入車を購入するというのはそのブランドらしさが発揮できるクルマを手に入れるということですから、ただ走れば良いクルマ選びとは違ってくるはずです。

 

したがって、年式が古く、走行距離が多いなどのBMWミニの場合、これまでの整備記録やクルマの中身をしっかりチェックしてください。見た目が綺麗なだけではコンディションは判断できませんよ!

 

 

ちなみに現在(2017年9月15日)、iRで在庫している車両価格100万円以下のBMWミニは1台だけ!下記の通り整備状況もバッチリです!お問合せ殺到中につき、気になる方お早めにどうぞ。

 

<整備状況>

・平成21年01月…正規ディーラー納車前点検整備
・平成22年01月…正規ディーラー12ヶ月点検整備(4,789km)
・平成23年01月…正規ディーラー12ヶ月点検整備(11,377km)

・平成24年01月…正規ディーラー24ヶ月点検整備(16,869km)

・平成25年01月…正規ディーラー12ヶ月点検整備(23,763km)

・平成26年01月…正規ディーラー24ヶ月点検整備(31,929km)

・平成27年01月…正規ディーラー12ヶ月点検整備(36,689km)

・平成28年01月…正規ディーラー24ヶ月点検整備(43,842km)

・平成29年01月…正規ディーラー12ヶ月点検整備(49,515km)

 

ミニクーパークラブマン(第2世代)

 

2009年式 53,000km

地デジ付きHDDナビゲーション/キセノンヘッドライト/ホワイトインジゲーターライト

/クロームライン・エクステリア/スポーツ・レザー・ステアリング/パドルスイッチ付/ETC

 

 

まとめ

あまり予算だけにこだわりすぎると後々後悔することになるかも

 

その整備記録の記入者が正規ディーラーや信頼できるミニやBMWの専門店ならば、その中古車はまずは安心して購入することができるでしょう。しかし、信頼できるショップから購入したとはいえ、納車後のメンテンス費用がかかることはある程度覚悟しなければなりません。

 

見方を少し変えると、購入後のメンテナンス費用などを考えるぐらいならば、購入時の予算を上げてよりコンディションの良い高年式のBMWミニを手に入れるほうが、楽しいカーライフを送ることができるかもしれません。安い中古車には修復歴やモデルごとのウィークポイントなど、先ほど話したようの理由があって、なぜ安いのかその理由がキチンとわからないのならば、そもそもそのような販売店はパスしたほうが良いと思います。

 

せっかく、これから一緒に人生をともに歩むパートナーです。ボディカラーや装備など予算の都合で妥協してしまうと、そのクルマに乗っている間ずっと、心のどこかでひっかかったままになります。ならば、少しでも購入予算を上げて、自分の好みにピッタリのクルマを手に入れたほうが充実した生活を送れるのではないでしょうか。ぜひ後悔のないクルマ選びをしてくださいね。

 

 

 

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