MINI BLOG
2016.12.09公開 / 2021.07.30更新
【安くて簡単!】中古車につきものの小キズをタッチアップで補修してみました!
ボンネットやバンパーへの飛び石や壁にミラーを擦ってしまったりした時、皆さんならどうしますか?少し気になりつつ、そのままにしている方も多いと思います。でもその傷を見るたびに心の古傷が・・・という方も結構いるのではないでしょうか。板金修理に出したら修理代も高いし・・・。
そんなモヤモヤを抱えている方の為に、今回はご自身でも簡単に出来るクルマの傷の補修方法についてご紹介したいと思います。
Contents
タッチアップペイントの補修のコツ
簡易補修と聞いて、一番最初に思い浮かぶのはタッチアップペイント(以下、タッチペン)ではないでしょうか。でも、タッチペンって簡単そうに見えて案外塗るのが難しいんです。実際にタッチペン補修をやったことのある方なら分かると思いますが、塗った箇所が逆に不自然に目立ってしまったり・・・。
と言う訳で、どうすればうまく塗れるかを実践してみたいと思います。
必要な道具
- ・コンパウンド入りのワックス
- ・タッチアップペイント(ディーラーにて購入できます)
- ・細めの筆、もしくは爪楊枝
- ・シリコンオフ(脱脂剤)
- ・うすめ液(ホームセンター等で購入できます)
補修箇所の下準備
と言っても、いきなりタッチペンで塗るのはNGです。まず、傷の状態をよく確認してみてください。もしかしたら、その傷は取れる傷かもしれません。うすい傷であればコンパウンド入りのワックスを掛ければ取れることがあります。
こちらはサイドミラーについてしまった傷の写真。ある程度の線キズは、ワックスだけで落とす事ができました。タッチアップの前に出来るだけ傷や汚れを落として、塗る範囲を少なくする事が大切です。
また、ワックスの油分や汚れがあると塗料が上手く乗らないので、シリコンオフ等を使って脱脂をして下さい。
タッチペンで塗る
では、ワックスでは落としきれなかった深めの傷をタッチペンで補修していきましょう!
タッチペンはよく振ってから開封します。特にメタリック色は、色の粒子が偏っている事があるので、しっかり振ってください。
開封するとふたの内側に筆が付属しています。大抵の方はこのまま付属の筆で塗るかと思いますが、傷より筆が大きいと必要以上に塗ってしまい、補修箇所が目立って見えてしまいます。そんな細い傷にはプラモデル用の筆か爪楊枝が有効です。
今回は、大きいキズにはタッチペン付属の筆を、細いキズには細い筆を使いました。
タッチアップ補修でよく聞く失敗は「塗料の垂れ」「気泡」「凸凹」が原因です。なので、1回で終わらせようとせず、色を置いていく感じで、少しずつ塗っていきます。これにより、垂れることも、気泡が入ることも防げます。少し面倒でも全部一気に塗ったりせず、丁寧に塗っていきましょう。
また、飛び石などの欠けて穴があいているような状態の場合には、何回か重ねて元の塗装面より少しだけ盛り上がるくらいまで塗ります。
最後に仕上げ
大抵の方はタッチペンで塗って終わりかと思いますが、綺麗に仕上げる為に重要なのが仕上げの工程です。
時間置いて完全に乾燥してから、キッチンペーパー等にうすめ液をつけて、盛り上がっている部分をやさしくこすり、溶かしながら段差をなくしていきます。ティッシュペーパーだと毛羽立って塗装にゴミがついてしまうので、キッチンペーパーがオススメです。なお、塗る段階で盛り上がるくらい塗っておかないと逆に取れて元に戻ってしまうのでご注意ください。この最後のひと手間で仕上がりが大きく変わります。
3m位はなれて、気にならない程度であれば完成です!いかがでしょうか?最初よりぜんぜん目立たないですよね?
もし気に入らない場合は、うすめ液で一度取って再度チャレンジも可能です。簡易補修と考え割り切れれば十分だと思いませんか?ボディの小キズでお悩みの方は是非チャレンジしてみてください!
アルミホイールの簡易補修の方法
さて、ボディの傷以上にクルマに付きやすい傷と言えば『ホイールのガリ傷』だと思います。実際にお客様から頂くお問合せでも、ホイールの状態についての質問は多く頂きます。
中古車の場合、残念ながらホイールにガリ傷があるものが大半です。ホイールの傷も板金工場にお願いすれば綺麗に直してもらう事が出来ますが、修理費用がバカになりません。それに、せっかく高いお金を掛けて直しても、ミニのホイールはブレーキダストで汚れやすいので、多少の傷であればそのままにして乗るオーナーさんも多いと思います。ですが、ボディ同様に傷があるまま乗るのは気分がよくありませんよね。ホイールの傷もタッチペンを使って簡易補修が可能ですので、補修方法をご紹介したいと思います。
必要な道具
- ・タッチアップペイント(シルバー、ブラックなど代表的なカラーはカー用品店で購入できます)
- ・細めの筆、もしくは爪楊枝
- ・うすめ液(ホームセンター等で購入できます)
- ・シリコンオフ(脱脂剤)
- ・カッターナイフ、棒ヤスリ
ガリ傷補修の下準備
ガリ傷が目立ってしまう原因は「段差」と「色」によるものです。色はタッチペンで塗れば何とかなりますが、段差を滑らかに整えないと綺麗には仕上がりません。
そこで、傷の表面のササクレをカッターやヤスリで削って落とします(※エグれる程深い傷はパテを盛る必要がありますので、専門業者に相談してください)。ホイールは案外簡単に削れますし、このひと手間で随分と仕上がりに差が出ます。
タッチペンで塗る
では、削った傷をタッチペンで塗っていきます。ボディと同様にシリコンオフで脱脂をしてから、塗ってください。ホイール傷はボディほど慎重にならなくても大丈夫です。今回は傷の幅が大きかったので付属の筆でそのまま塗りました。
最後に仕上げ
ホイールの傷ははタッチペンで塗っただけでもかなり目立たなくなりますが、折角なのでより綺麗に仕上げたいと思います。
上の写真のように、筆で塗るとどうしても傷からはみ出してしまう部分が出てきます。このはみ出した部分を綺麗にならします。
時間を置いて乾燥させてから、薄め液ではみ出した部分を溶かし落としていきます。色の境目が波打っていると目立ってしまうので、なだらかになるよう拭いていきます。拭き上げるコツは、リムにそって平行に動かす事です。
補修箇所の境目が滑らかになれば完成です。力を入れすぎると傷が露出してしまうので気をつけてくださいね。
離れて見ればほとんど分からないレベルに仕上がりました。ホイールはボディと違って、少し走ればブレーキダストで全体的に汚れがつくので、今回補修した箇所も分からなくなると思います。
いかがでしたでしょうか。中古車は新車と違い多かれ少なかれ傷はあります。それでも板金修理するほどの傷では無くても、やっぱり傷は目立たないほうが気分よくドライブ出来ますよね。少し手間を掛けてあげるだけでかなり綺麗に仕上がりますので、気が向いた方は実践してみてはいかがでしょう♪
※このブログは2012年8月29日公開の「小さな傷を目立たなくする補修のコツ」を再編集(一部追記)して公開しました。
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