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MINIpedia - Rover/ミニペディア - ローバー構造

FF・・フロントシップエンジン+フロントドライブの略。エンジンが前にあり、前輪で駆動する方式の車両。FRのようにプロペラシャフトがない為、室内空間を広く取れる。縦置きエンジンだと前輪駆動が配置的に無理だが、横置きエンジンだと前輪駆動が可能となる。クラッシックミニの産みの親であるイシゴニスは、横置きエンジンの下にミッションを乗せるというイシゴニス式FFを考案。それにより非常にコンパクトな設計が可能となり、あのミニの小さいスペースに収まるエンジンとミッションになっている。FWDは、フロントホイールドライブの略で同じ意味。

インチツール[ 構造 ]

長さや幅を表す単位として、日本ではメートル法を使うのが通例だが、英国ではヤード法が一般的である。クルマのボルトやナットのサイズについても、日本のミリメートル(mm)に対し、英国ではインチ(inch:1inch=25.4mm)の歴史が長い。最近のモデルにはミリサイズのパーツがいくつか使われてはいるが、ミニのパーツは基本的に昔ながらのインチサイズ。従って、メンテナンスを行うにあたっては、インチサイズの工具が欠かせない。近い数字であっても、ミリ工具を使用すればパーツが傷むだけである。

カムシャフト[ 構造 ]

クランクシャフトと連動して回転し、1回転する間に各気筒の吸・排気バルブを、規定の順序、タイミングで開閉する長円状の突起(カム)を備えた棒状パーツ。ミニのようなOHVエンジンの場合、カムの運動はプッシュロッド、ロッカーアームを介してバルブの開閉運動として伝達される。4サイクルエンジンのカムシャフトは、クランクシャフトが2回転(シリンダー部の吸入と圧縮で1回転、爆発と排気で1回転)する間にタイミングベルトによって1回転(各気筒の吸・排気バルブが1回ずつ開く)する。ちなみに、ミニのエンジンは4気筒で各気筒に吸・排気バルブが1個ずつの8バルブ方式であるため、カムシャフト上のカムも8個備えられている。

サーモスタット[ 構造 ]

エンジン内部の冷却水温の変化に応じて、ラジエータとエンジン本体間の開閉を自動的に行う水温調節用のバルブ装置。通常、高燃焼効率の得られる水温域は70~80℃とされ、多くのクルマのサーモスタット開弁温度はこのあたりに設定されている。しかし、ミニは日本よりはるかに緯度の高い英国育ちであるため、標準仕様のサーモスタットは88℃開弁タイプ。そこで、日本の夏場を乗り切るには、オプションの74℃開弁タイプに交換するか、サーモスタット自体を取り外してしまうのが効果的といわれる。

ジャッキングポイント[ 構造 ]

専用ジャッキを備えるミニは、専用ジャッキングポイントも備えている。左右1箇所ずつ、ドアの中央下、アンダープレート付近にあるソケット穴がそれだ。このポイントでジャッキアップすれば、前後2本のタイヤが持ち上がる。ただ、この周辺には排水口も設けられているので、間違えないようにしなければならない。

ディスクブレーキ[ 構造 ]

車輪と同様に回転している円盤型のディスクを、摩擦力の高いブレーキパッドで両側から挟み込むように締めつけて制動力を得るブレーキシステム。ブレーキペダルを踏むことで生じる油圧の力で、ブレーキキャリパーに内蔵されたピストンがパッドをディスク側に押し付ける構造になっている。ディスクブレーキはディスク自体が空気中に露出しているため放熱性が高く、また、ドラムブレーキと比べて高温に強い。ミニの前輪に初めてディスクブレーキが採用されたのは、1961年10月にデビューしたミニ・クーパー(997cc)。自動車用ブレーキメーカーの大手であるロッキード社が開発したもので、10インチホイールの裏側にセットできる当時最小のシステムであった。その後も、ディスクブレーキが装備されるのは高性能版のミニ・クーパー/クーパーSシリーズに限られたが、84年、1000シリーズの12インチホイール化と同時に前輪ディスクブレーキが全車標準装備となった。

雨どい[ 構造 ]

ミニのボディ外板には、溶接箇所をうまく生かした雨どいが設けられている。ルーフの周囲や、フロントパネルとサイドパネルとの間、リヤパネルとサイドパネルの間がそれだ。ルーフ周囲の雨どいの四隅には、雨水の流出孔があけられている(現在のモデルはモールに隠れて見えない。)ところが、この雨どいが腐食の要注意箇所。ワックスがけなどのメンテナンスは欠かせない。