MINI BLOG
2017.04.29公開 / 2020.03.10更新
もう人気が無いなんて言わせない!ミニクーパーペースマン(R61)の魅力について徹底解剖!
クロスオーバーをベースに、4人乗り2ドアクーペとしてデビューしたものの、使い勝手ではクロスオーバーに、ミニらしいコンパクトさでは3ドアハッチバックに軍配が上がり、双方の陰に隠れてしまっていた不遇のミニ。そのモデルの名前は「ペースマン」。
「先を行く者」という意味で付けられたこのネーミングのせいか、時代を先取りし過ぎた(!?)このモデルについて
この機会に徹底解剖しその魅力に迫ってみようと思います。
ペースマンとは
2013年、MINIのラインナップに7番目のモデルとしてデビューした4人乗り2ドアクーペ「MINI PACEMAN」。基本的なボディは、2011年にデビューしていたクロスオーバーをベースとし、後方にかけてスムーズに傾斜したルーフラインと、逆に後方にかけて上昇するショルダーラインが特徴。エレガントで美しいクーペラインが表現されています。
また、ミニ初となる横長の大型テールライトもミニペースマンの特徴のひとつ。クロスオーバーから設定された3ナンバーの普通車サイズのミニでありながら、室内空間を贅沢に使用した4人乗りのみの設定で、ラグジュアリー路線のミニという全く新しいコンセプトとしてデビューしました。
今考えてみると、2015年に発表された新型クラブマン(F54)は、ミニペースマン(R61)のコンセプトやデザインを継承したモデルなのかもしれません。
その洗練されたフォルム、デザイン、コンセプトは玄人好みとも言われており、第34回(2013-2014)日本カーオブザイヤーでは、栄えある10ベストカーに選出!実はミニの全モデルの中で日本カーオブザイヤーでベスト10入りしたのはペースマンだけ。すごいぞ、ペースマン!
クロスオーバーとの比較
やはり比較されてしまうのは兄弟?兄貴分?のミニクロスオーバー。
そもそもクロスオーバーが発表された2011年当初「3ナンバーのミニなんてミニじゃない」「大きすぎる」と大きくなりすぎたミニには賛否両論の意見が飛び交っていましたが、5ドアの使い勝手の良さや、ミニ初の5人乗りとして徐々に人気が出始めました。そんな時、2年遅れで発表されたのがペースマン。
5ドアのクロスオーバー人気が最高潮のタイミングで、2ドアのペースマン・・・。順番が逆ならもっと注目されていたのでしょうか???
デビューしたばかりのペースマンの車輌本体価格は、当時のクロスオーバーよりも約10万円程高い設定。とにかく贅沢でラグジュアリーなミニだった為、新車販売時にそのデザインや佇まいにビビッ!ときた方でないと、なかなか選ばれにくいモデルでもありました。
ボディサイズは
ミニクーパーペースマン
全長/4120mm
全幅/1785mm
全高/1530mm
ミニクーパークロスオーバー
全長/4105mm
全幅/1790mm
全高/1550mm
と然程、大きな違いは有りません。しかし注目すべきはドアのサイズ。
ほぼ同全長のボディでありながら、2ドアになった分、後部座席への乗り込みを考慮した大きなドアにより乗り込み口が大きく開口。クロスオーバーのフロントドア幅が約100cmになのに対し、ペースマンのドア幅は約135cm!
ゆったりとしたラウンジ空間へ、ゆとりある乗り降りが可能となっています。
また、ドアの枚数が減ったことでボディ剛性はクロスオーバーよりも強く、高速走行時の安定感がアップ。
オプションではスポーツサスペンション、スポーツシート、スポーツレザーステアリングを全グレードで標準装備。(クロスオーバーは追加オプション) 他にもJCW以外の純正19インチアルミホイールがペースマン専用オプションとして用意されているなど、デザインや室内空間だけでなく、走りにもこだわったモデルとなっています。
ペースマンのメリット
贅沢空間“ラウンジコンセプト”
ペースマン一番の特徴ともいえるがやはりリアシートの広々とした室内空間。
BMW初となるラウンジコンセプトの採用により、大人4人がゆったり座れる後部座席はまるで空港やホテルのラウンジを思わせるような、贅沢なくつろぎ空間が広がっています。ここでまた比較に出しますが、クロスオーバーは5人乗りではあるものの、170cm以上の大人が後部座席に3人座れば「ゆったり広々」とはとても言い難いものがあります。
クロスオーバーに4人で乗るって?ゆったり4人で乗るなら断然ペースマンですよ!
第2世代でセンターメーター埋込み型の純正ナビ!?
純正の埋め込み型ナビといえば、第3世代から設定されたナビゲーションパッケージが思い浮かびますが、実は第2世代のミニクロスオーバーとミニペースマンでも、純正埋め込み型ナビが存在しています。
これは既にメーカーオプションとして登場していたMINIビジュアルブーストを応用したもので、センターパネル位置にcarrozzeria製のナビゲーション画面を映し出すといったものになります。
ビジュアルブースト画面からナビ画面に切替後は、タッチパネルでの操作が可能な他、地デジのテレビ視聴も可能!
詳しくはこちらのブログにまとめてあるのでご覧下さい。
見た目は新型!?使い勝手はそれ以上!ミニクロスオーバー(R60)の最強オプション!
中古車の価格が落ち着いてきている!
発売当初はクロスオーバーより10万円高く、ミニの中で最も高額で最も贅沢なモデルでしたが
発売開始から4年たった今、最初の車検を迎える or 更新したペースマンが出てきており、価格もお求め安い価格に落ち着いてきました。
例えば、同じ2013年式でグレードがクーパー、A/T車で走行距離2万キロ以下の場合の、
第2世代3ドアハッチバック(R56)とペースマン(R61)、クロスオーバー(R60)を比較してみると
新車販売価格 | 中古車価格相場 | |
R56 | 2,329,000円 | 150~180万円 |
R61 | 3,250,000円 | 160~190万円 |
R60 | 3,120,000円 | 170~200万円 |
とこんな感じ!R56で検討されていた方は、同じ2ドアで4人乗りなら、ご予算をちょい足しして贅沢なペースマンに!なんてことも全然アリじゃないですか?
また、新車購入時に贅沢プライスがネックでペースマンを迷われていた方も、この価格なら・・・?
まさに今が狙い目ですよ。
こんな方にお勧め!
正直、ペースマンがiRに入庫して実車を確認するまでは「どんな人がこのクルマを選ぶのか」あまり想像できませんでしたが、今回を徹底分析してみたことで幅広いお客様のニーズに応えられるモデルであることが見えてきました。
例えば・・・
3ドアハッチバック(R56)を検討されている方
この価格差なら候補に入れても良いのでは?駐車場や道路のサイズに無理がなければ!
3ドアハッチバック(R56)、初代クラブマン(R55)から乗換えを検討されている方
もともと2ドアで乗られていた方なら不自由なく乗れるはず!むしろ乗り降りはスムーズに!
普段2ドアにお乗りで不便で無い方
ミニ以外の2ドアにお乗りの方も、普段2人でしか乗らないという方も!
ミニらしいスポーティーな走りを求めている方
スポーティーな装備が標準装備なので、ミニらしい走りを体感するならペースマンもオススメです!
人と違うミニに乗りたい方
せっかくミニに乗るんなら、人と被らない個性派ペースマン!
最後に
というわけで今回はミニの中の異端モデル、ペースマンにスポットを当ててみました。
新車販売が終了した今、「先を行く人」ペースマンのペースにやっと追いつけた気がします。
ミニの中で最も贅沢で、最も洗練されたデザインのミニ。
今あえてのペースマンがイチオシです。
iRは今後、魅力的な個性派モデルMINIペースマンを積極的に買取&販売していきます。
こんなペースマンが欲しい!というリクエストや、大切に乗られたペースマンの買取・査定も受付中なので
まずはお気軽にご連絡下さい!